山頂で一緒になったご夫妻が、登ってきた道をまた下りられると伺い、ルート選択に些か疲労していたので、間違いのない道をお供させて頂くお願いをしました。
富士見の丘 14:12

暫くフェンス沿いに下るだけで迷いはなかったのですが、途中の道標からフェンス沿いの道と、その下を流れる沢沿いの道が段々と離れて行くではありませんか。私はフェンス沿いの尾根道よりも沢沿いの方が植物が多そうなので、ここでお別れをして沢の道へと下りていくことにしました。
道標 14:22
すると、早速、沢沿いでマルバネコノメソウが出迎えてくれました。一面埋め尽くすほどの、かなりの群落でした。
マルバネコノメソウ 14:33
道標 14:35
次の道標辺りから木漏れ日が明るくなってきて、ヤマルリソウの青い花が引き立ち、ジロボウエンゴサクがさわさわと風に揺れていました。やはり沢沿いは植生豊かで歩いていて心躍ります。
ヤマルリソウ 14;38
ジロボウエンゴサク 14:40
やがて森が終わり、明るい広場が見えてきました。
茜台自然広場 14:43
広場の看板 その手前の沢沿いのツルカノコソウ
広場の崖下にあるモリアオガエルの産卵場
綿飴のような卵塊を探しましたが、時遅しでみつからず・・・水の中には沢山のオタマジャクシが泳いでいました。
東屋では楽器の練習中・・・「コンドルは飛んでいく」(多分・・・記憶は曖昧)が流れる中、来し方を振り返りました。今日の佳き日をありがとうございます。飯能の山々に心の中で手を合せました。
広場を出て、舗装路をぐるりと回って下りた処にある登山口の道標 14:48
舗装路沿いに咲きそろったクサノオウの黄色い花を眺めていた時点でほぼ15時、行きたかった「櫟庵」の閉店時間、次の機会に持ち越しです。
春の龍崖山〜柏木山、一人のんびりと素朴な山里の春を満喫できた一日でした。さて、ここから企画の立て直しです。皆さんに秋の佳き日を楽しんで頂けるように練り直しますね。どうぞお楽しみに!
途中にあったこの案内板をいま見返すと、沢に下りずに行く上の道は「ジャンダルム尾根」(大袈裟な・・・^^;)と呼ばれていて、最後にそちらへ行かれたご夫妻のご主人様が、舗装路を下りていく私に「ヤッホー!」と声を掛けてくださった高い地点が「茜台展望台」だったのですね。成程、そちらも面白そう! ただ、あそこから広場へ下りる道は急勾配でしょうから、今の私には下の道が正解でした。
そして、もう一本地図上ではその下(真ん中の沢を挟んで反対側の「百年ナラ尾根」)のルートもあったのですね。う〜ん、低山の地図にないルート網、おそるべし。
(おわり)

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その気持ち、よ〜く分かります!
写真を選ぶのも楽しみの一つなのですが、
撮りすぎて、上手く選びきれない時の方が多いのです。
昔のカメラでは、絶対なかったことですよね。
今はデジタルだから・・・
あらら、昨晩書いたはずのコメントは何処へ・・・??
寝惚けて送信しなかったようですね、すみません(。。;)
デジカメになってから、無駄に枚数を撮りがちですよね。後で選べばいいやと取り敢えず枚数撮って置くと、本当に後が大変!でも現地でチェックすると電池が・・・。