2005年07月06日

梅雨時の花たち

昔から日本に自然に生えていた梅雨時に咲く花たちは、さすがに雨対策が万全だ。

【うつむいて咲き、雨をやり過ごす花たち】
  ホタルブクロ、ギボウシ、コケモモ、釣鐘人参、ソバナ、ネジバナ、榊、山百合、鬼百合、車百合、笹百合、鹿の子百合・・・

  こうして数えあげてみて、つくづく日本は百合の宝庫と嬉しく思う。


【雨に立ち向かって咲きつつ、
 花びらの隙間から雨の雫を零してしまう花たち】


  紫陽花、透かし百合、姫百合、河原撫子(大和撫子)、オトギリ草の仲間・・・ 


【小花を密集させて咲き、水を弾いたりリスクを分散する花たち】
  オカトラノオ、芹、ミソハギ、ドクダミ(真ん中に花穂・十字の花弁に見えるのは白い総ほう片)、半夏生(ハンゲショウ)、ショウマの仲間、シモツケソウ・・・

 一方、近年輸入された外来種やむやみに(大きく、長期間咲く様に等)改良された園芸種は、雨を避ける手立ても無く首を垂れて打たれ続け、気の毒な限りである。

 自然(あめつち)の理(ことわり)に手を触れる、人間の愚かさの犠牲の様だ…。

  

  
posted by 山桜 at 20:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
知らないお花の名前がいっぱいだ〜o(⌒▽⌒)o
百合の花っていうだけで種類がわかんないけれど
こちらでよく咲いていたよ。
(九州はやっぱりちょっと開花が早いね)

さくらんはどうやってお花の名前を覚えたの?
凄くよく知ってるなあ。。。
Posted by やゆよ at 2005年07月07日 20:48
好きな人のことは色々知りたくなるでしょ?
そんな感じでのめり込みました・笑

九州の百合はどんなものが多いのかな。
最近台湾から渡ってきた種で簡単に増える「高砂百合」と
いう、少し赤みを帯びた鉄砲百合の様な百合が各地で
繁殖しているのが、ちょっと気になってます・・・。
Posted by 山桜 at 2005年07月08日 10:38
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック