FIT仲間の会「低山はいかい」で、多摩川と秋川の南、東西に長く連なる加住丘陵にある都立滝山公園、高月町周辺の川沿い等をはいかい、春の自然を楽しんで来ました。また、北条氏照が八王子城を築城する以前の居城であった滝山城跡にて戦国時代の名残を見学、その歴史を偲びました。
【コース】JR昭島駅(バス)〜田中団地西〜拝島橋〜滝山城跡入口〜古峯が原園地〜滝山城跡中之丸(昼食)〜高月〜福生南公園解散
拝島橋を渡る途中、多摩川河川敷に生えていた大きな木々
?ヤナギ(?柳) シンジュ(神樹、ニワウルシ)ニガキ科
何柳か先輩の解説に耳を澄ましたのですが、橋の上の騒音でかき消され、後で確認も忘れてしまいました。ヤナギの仲間は勉強不足で良く分かりません。課題の一つです。
多摩川 拝島橋 地層
川の氾濫で古い地層が露出したそうです。
多摩川 拝島橋 木の化石?
地面に見える黒く丸い盛り上がりは木の根元の化石?
アミガサタケ(編笠茸)
土手に沢山出ていました。日本では殆ど食用にされませんが、フランスではモリーユ、英語圏ではモレルと呼ばれ、乾し椎茸のように乾燥したものを戻して使われることが多く、良い出汁が出る「高級食材」です。日本では他に美味しいキノコが多いので食べないのでしょうか?
クチナシグサ(梔草)ハマウツボ科
数年前、狭山丘陵の池の縁で初めて出会ったクチナシグサ。その時は名前も分からず最寄りのビジターセンターの方に写真を見せて教えて頂きました。今回は、クチナシグサの由来となった実も見られたので、別途掲載します。
ヤマツツジ(山躑躅)ツツジ科
ツツジ科の植物は有毒なものが多いのですが、このヤマツツジの花は食べられるとのことで、皆で少しずつ分けて試食・・・酸っぱくて渇いた喉を潤すのにぴったりの爽やかな味でした。但し、余り沢山食べるとお腹が緩くなるようですのでご注意ください。
ノジスミレ(野路菫) ツリバナ(吊り花)ニシキギ科
現地ではスミレだと思っていたのですが、帰宅してよくみたら、どうもノジスミレの花ような・・・。葉柄などをちゃんと見ていなかった事を反省。ツリバナは名前通りつり下がった花がゆらゆらと揺れてピントが合いづらいのですが、何とか撮れていました。
ナツハゼ(夏櫨)ツツジ科スノキ属
この後赤味を帯びた黄緑色の花が咲き、実は黒く熟します。秋の紅葉も見事です。
ギンラン(銀蘭)ラン科
キンランに比べると背も低く、ちょっと地味ですけれど、愛らしさでは負けていません。
オケラ(朮)
「山で旨いはオケラにトトキ」と、かつては山菜に出来る程採れたようですが、今ではみつけるのに苦労するほど減ってしまいました。葉の形に特徴があります。健胃薬やカビ除けにも重宝されていました。姿を覚えても採らないで、また群生してくれる日を祈りましょう。
キンラン(金蘭)ラン科
毎度笑顔が眩しいキンランの花!
曳橋(引橋) ヤマムグラ(山葎)アカネ科
何の気なしに渡った木の橋は、どうやら嘗ては曳橋(引橋)だった処に掛けられた橋らしく、大河ドラマ「天地人」のロケにも使われたとか。
ウマノアシガタ(馬の足形)キンポウゲ科
キンポウゲ科の黄色い花は光を受けるとキラキラ光ります。
ジュウニヒトエ(十二単)シソ科
「アジュガ」と呼ばれる花色の濃いガッチリとした西洋ジュウニヒトエの方が良く見られるようですが、在来種はより上品な花色と姿です。
キンラン(金蘭)ラン科
キンランは落葉樹の根につく菌根菌にも栄養を貰っていますので、根に沿って並んでいるように生えています。

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我が家にもありますが、ピント合わせは至難の業です
ツリバナとは良く言ったもので、本当にプラプラぶら下がって風に揺れているので、自分の息も止めて待ってやっと撮れました(^^;)