2022年06月25日

ネムノキ(合歓木)

 今日は暑かったですね〜 それでも高尾山の森の木陰、沢沿いでは涼しい風が吹き抜けて、下界にいるよりはずっと過ごしやすかったです。
 
 高尾山から戻り少しでも涼しいようにと公園の中を歩いていたら、夕暮れの光の中にネムの大きな木にピンクの花がふわふわと浮かんでいるのが見えました。

ネムノキ(合歓木)マメ科 2022.06.25
ネムノキP6259479.JPG

思わず近寄ってもう1枚、もう薄暗くてピントが合わず・・・
ネムノキP6259478.JPG

更に近づいてみました。
ネムノキP6259473.JPG
葉っぱは既に畳まれ眠っています。

頬紅様のブラシのよう
ネムノキP6259474.JPG

更に寄ってよく観ると、細い刷毛の束になっています。
ネムノキP6259484.JPG ネムノキP6259477.JPG

萼は小さく目立たず、
その上に伸びている黄緑色で先が5つに裂けているのが花冠(筒状になっている花)、
そこから長く伸び出しているピンクで葯が着いているのがおしべ、
白くて目立たないめしべが数本あるはずです。
この上の写真だと、ピンクの雄しべの中に白いめしべが見えています。
雄しべが役目を終えて萎れてくるとめしべの存在がもっと分かってくるようです。

未だ小さかった蕾 2022.06.09
ネムノキP6098853.JPG

この状態から花が咲くまで、2週間程掛かったのですね。


人気ブログランキング 
posted by 山桜 at 23:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
パッチリ見開いた睫毛のような蕊を持つ合歓の花。
見ているだけで、あの水蜜桃のような、沈丁花のような
芳しい香りが漂ってくるようです^^♪
夕方はそれ程匂わないのに、夜が深まるにつれその花の
香りの質が定まってきますね。
合歓の花は遠くで夢のように儚げに咲いている様を眺める
だけでしたのに、この花に芳醇な香りがあることを教えて
くれたのは、開高健氏「ベトナム戦記」の冒頭の文でした。
    それからというもの・・・・・です^^;
Posted by メダカの目 at 2022年06月28日 22:53
◆メダカの目さんへ

 わぁ、嬉しい! 合歓の木がメダカの目さんまで呼んで来てくれたのですね〜♪

 梅雨が明けてしまって、今日は合歓の木も何だかパサパサとしていて気の毒でした。

 夕闇の中でこの香りがしても、合歓の木の香りだと気付く人は少ないかもしれませんね。この時期には、香りの強いクチナシも咲きますし・・・。
Posted by 山桜 at 2022年06月29日 22:56
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック