小さな刷毛(一つの花)が集まった大きな刷毛の塊のままでポトポトと落ちます。手に取って香りを確かめると、あの夕闇に漂っていたのと同じ香りでした。(厳密に言えば、空気中を漂っていた香りとは少し違います。そこが香りの不思議です。)
そうそう、早速、良く分からなかっためしべを探してみましょう。
全体にピンク色ばかりに見えていましたが、よく観ると、そこから飛び出して少し長い白いしべが見えますね。
更に一つの花をとって見てみると、先端までピンクで先に花粉の入った葯がある雄しべの中に、一本だけ白一色の長いしべ、これがめしべですね。「数本のめしべがある」という記述もどこかで見たのですが、「一つの花には一本のめしべ」でした。何でも書いてあることを鵜呑みにしてはいけませんね。
緑色の萼のように見える部分が筒状の花冠で先が五つに分かれています。その下に境目が見づらいですが萼が見えます。
筒状の花冠を開いて見ました。開ける所までが花冠、その下が萼でしょう。
萼の中に収まっているだろう子房を見たかったのですが、この小さな部分を剃刀で切るには時間が・・・もう出掛ける準備をしなくては。それは又の機会に!

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♪ねんねの ねむの木 眠りの木・・・
子守歌が聞こえて来ますよね。確か上皇后陛下美智子様の作詞だったかと。