
2022年8月27日(土)
9月3日本番の「高尾山グリーンクリーン作戦」下見で訪れた高尾山域は、すっかり秋の気配になっていました。
【小仏城山コース】
小仏BS下車、宝珠寺前で開会式後、小仏峠〜小仏城山〜一丁平(昼食)〜高尾山山頂〜薬王院〜十一丁目茶屋〜清滝〜小公園
イヌホオズキ コアカソ
町中ではアメリカイヌホオズキに押されていますが、高尾山では未だ未だ沢山見られます。無毛で葉に鋸歯がありません。
コアカソは木本、クサコアカソは草本、根元が木質化してるかどうか覗いてみましょう。
ボタンヅル(牡丹蔓)
ボタンヅル センニンソウ(仙人草)
ボタンヅルとセンニンソウは似ていますが、ボタンヅルは雄しべが花弁より長く目立って咲き始めからクリーム色、センニンソウは真っ白な花弁が目立ちます。 葉の形も本来は全く違うのですが、センニンソウは変化が大きくて時にボタンヅルのように鋸歯があるものも出て、紛らわしいことも。
タマアジサイ(玉紫陽花)
ピンポン球のような丸い蕾が割れて、中から紫の小花があふれ出します。
フジウツギ(藤空木) ヤナギタデ(柳蓼)
花は藤ににて木は空木に似て・・・という名ですが、フジウツギ科です。
蓼酢を作れるのは、このヤナギタデで本蓼とも。一方辛味がないのはボントク蓼。
ジャコウソウ(麝香草) オトコエシ
麝香のような良い香り?未だはっきり確認できていません。
黄色い花のオミナエシに対して、白い花のオトコエシです。
フジカンゾウ(藤甘草) 小仏峠石仏
ヤマトウバナ(山塔花) ハバヤマボクチ
ヤマトウバナは普通、花序が天辺に一つだけ。花は白でイヌトウバナよりやや大きめ。
ハバヤマボクチは、高尾山では数少ない株です。オヤマボクチのハート型の葉と随分形が違いますね。
ミヤマタニワタシ カノツメソウ(鹿爪草)
フタバハギ(南天萩)と似ていますが、茎の上部がジグザグで花柄が長くありません。
カノツメソウは、葉っぱが鹿の爪に似ていますかね?
シシウド
タムラソウ アキノタムラソウ
薊の花に似たタムラソウとシソ科のアキノタムラソウは、似ても似つかないのに、名前だけが似ているという不思議な関係。
ヤマノイモ(雌花)
雄花は白い小花が連なり、上向きに2対となって咲きます。
ツタウルシ クズ
ツタウルシは地を這っている時の葉と木に這い上って年月を経た葉の様子が余りにも違うので、同じ植物とは思えないかもしれません。被れるので要注意、どんな姿になっても覚えておかねばならない植物です。
クズは、毛むくじゃらの葉や蔓に似合わず、甘い香りの派手な花を咲かせます。実はまた毛むくじゃらの豆が入っていない枝豆のよう。
ゴンズイ
ツリガネニンジン
オオバウマノスズクサ
花もサクソフォンのような面白い形ですが、実の方もスターフルーツのような稜があって目を惹きます。今年は鈴生りです。
ウド クラマゴケ
ヤマホトトギス ハシカグサ アカネ科
ゲンノショウコ(赤花) イヌトウバナ
関東では白〜ほんのりピンク色の花が多く、赤花は関西に多いのですが、何処から運ばれてきたのか高尾山でも赤花が見られます。
イヌトウバナは、ヤマトウバナと異なり、葉腋から花序を沢山伸ばします。花は小さめで色はややピンクがかっているものが多いかな。

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タムラソウはアザミによく似ているし、ゲンノショウコはムラサキカタバミにそっくりだし、素人には少しずつ覚えていくほかないです。
写真や図鑑だけでは、なかなか分りづらいですよね。実際に見て歩くのが一番ですし、あねささんなら種から育てるのも楽しんで頂けそうです。
ゲンノショウコは、この辺りなら白花ばかりで、葉っぱは紫カタバミとは違うので、実物を見れば直ぐに分ると思います。ゲンノショウコの実は面白い形に弾けて面白いですよ。
明日、またまた自然探しの旅に出る予定です!!
私は「どうしてその名前になったのかな?」を考えると、何となく覚えられるようです。
しかし、似たものの識別をするのは、やはりなかなか難物です。分ってくれば面白いのですが・・・。
この所、自然観察の旅が続いていて、ブログ更新の時間が持てません。写真はいっぱい溜まってます〜
一昨日まで福島、今日は飯能、明日は奥多摩です。