2022年09月15日

クルマバナ と イヌトウバナ



 秋になると、シソ科の花が目白押し、どれも花が小さく似通っています。最近は画像検索で調べる方も多くて悩みも減ったかもしれませんが、自分の目でよく観察して図鑑等で調べないと、その場限り分っても直ぐに忘れてしまいがちではないでしょうか。

 トウバナ属の中でも、クルマバナは数も少なく特徴的なので、他のトウバナ属(トウバナ、イヌトウバナ、ヤマトウバナ、ミヤマトウバナ)と見分けやすいと思います。

クルマバナ(車花)シソ科トウバナ属
2022.08.28 玉原
P8280384 クルマバナm.JPG

はっきりピンクの花が、数段輪生して(茎に車状に固まって)咲いています。輪生した塊の間が空いています。これは、トウバナ属ではクルマバナだけの特徴です。

イヌトウバナ(犬塔花)シソ科トウバナ属
2022.08.27 高尾山
P8270383 イヌトウバナm.JPG

白〜淡紫色の花が、塔のような形の花序になって咲いています。段になっているようにも見えますが、輪生はしていません。よく観ると萼に開出した長い毛が生えています。透かすと葉に腺点が見えます。

イヌトウバナが尤も普通に見られるので、先ずはこれを覚えてしまい、その他は、これとは違う点を順次覚えていきましょう。また他のトウバナ属をみつけたら写真を撮って続きを書きたいと思います。(自分も何度も調べて分った積りになっても、直ぐに忘れるので・・・)


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posted by 山桜 at 12:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
我が家では、シソもそうですが、今年は「じゅうねん(エゴマ)」の花が見られそうです。
Posted by 玉ヰひろた at 2022年09月16日 08:14
◆玉ヰひろたさんへ
 エゴマのことを御地では「じゅうねん」と呼んでいらっしゃるのですね。こういう話題が大好物なので早速調べると、

 常用していれば「寿命が十年延びるから」とありました。

 最近の流行ではなく、ずっと長い年月「エゴマ(じゅうねん)油」を利用されていたことも知りました。私はちょっと魚臭いような香りが出るのが苦手で常用に至りませんでしたが、酸化予防に冷蔵庫に保管で再挑戦してみます。
Posted by 山桜 at 2022年09月17日 09:56
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