2022年10月05日

見たことの無いツユクサ・・・?(マルバツユクサ)



 最近、ハイキングで、
 「ヨモギって、どれですか?」
 「ブタクサって、どんな草ですか?」
 との質問にあいました。

 ヨモギは高尾山で聞かれ探しても見つからず、ブタクサは飯能で、如何にもありそうな場所を探してもみつからず、何処にでもありそうな植物でも、見ようと思うとみつからないもので、参加者の方のご要望に応えられず申し訳なく、ションボリでした。

 それで今日は雨が降る前にと、近くのセイタカアワダチソウやヨモギが生い茂っている場所に出掛けて、草の根分けてでもの気持でブタクサを探していた時のことです。

 「えっ、これ何? ツユクサ・・・似てるけど、変!?」

PA051358マルバツユクサ.JPG

花色は見慣れたツユクサより薄い水色、何だか横広がりに潰れて・・・る?

マルバツユクサ ツユクサ科 
2022.10.05 狭山丘陵
PA051342 (2)マルバツユクサ.JPG

ややや、葉先がすっと尖って無く、丸っぽくてフリル付き! 

PA051346 (3)マルバツユクサ.JPG

そして、全体に毛が生えている・・・

PA051347マルバツユクサs.JPG PA051343マルバツユクサ.JPG

ツユクサの花は、半月型の苞に挟まれるように咲いていますが、これはひょっこり苞から首を伸ばして咲いています。そしてその苞にもびっしり毛が生えていました。ごめんなさい、見慣れないせいで、う〜ん、ちょっと気持ち悪い。

帰宅して調べると、マルバツユクサと分りました。外来種?と思ったのですが、主に西日本の海岸に生える在来種とのこと。最近、人為的栽培もあって、じわじわと北上しているらしいです。

地を這うように広がり、地中にも閉鎖花を着け結実するという逞しい繁殖力があり、今後は関東でも広がっていくのかもしれません。

毎日のように歩いている道なのに、今まで気付かずにいたなんて、私の目も節穴です。ブタクサを探していて、思いがけず初めて見る植物に遭遇出来ました。

そしてブタクサは見つからず。やはり「秋の花粉症」の原因として駆除されたからでしょうか。反対に無罪とされたセイタカアワダチソウは黄色い花が綺麗なので見逃されているようでした。


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posted by 山桜 at 22:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ヨモギは、我が家の周りの休耕地にものすごい数で生えていますが、高尾山周辺は生えていない地域だとの記載がありました。
Posted by 玉ヰひろた at 2022年10月06日 20:56
◆玉ヰひろたさんへ
 当地でもヨモギは猛烈に増えていて、アスファルトの隙間からでも生えて来るので、抜きづらくて大変です。草餅に出来そうな綺麗な場所へは入れないですし・・・。

 高尾山域は、ヨモギが生えない地域なのですか!? 長年通っていて、ちっとも気付きませんでした。今後、気を付けて観察してみます。情報、ありがとうございました。
Posted by 山桜 at 2022年10月07日 13:36
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