2022年11月26日
その時 ほしくてやまない言葉
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どうしてそんなに「鬼滅の刃」に惹かれるのだろうか、その一つの理由が物語の中で語られている言葉通り、そこに私が「その時、ほしくてやまない言葉」が書かれているからと気付いた。
作者の吾峠呼世春(ごとうげ こよはる)さんは、未だ30代前半の女性と言われるが、そのように私の心をつかみ取る言葉で物語を紡ぎ出せるとは、どのような人生を送ってこられたのか、その歩まれた人生と才能に感謝しかない。
「鬼殺隊」当主のお館さまは、一族から鬼を出したことにより短命の呪いを受け、重い病に蝕まれながら、
「人の心を優しく包み込む特殊な声」と、
「勘、未来を見通せる先見の明」を持たれ、
「その時人が欲しくてやまない言葉」をかけてくださるお方だ。
「鬼滅の刃」は、そのお館さまに絶望の淵から心を救われた剣士たちが、これ以上、自分たちのように苦しむ人々を出さない為に、鬼の絶滅を願い戦い続ける物語だ。
私も先が見えず、藻掻いて苦しんでどうしようもなかった時、欲しくてやまなかった言葉を得て、その一言でトンネルの先に光が見え、暗闇から這い出せたことがある。
反対に言って欲しくなかった言葉で、ノコギリの刃のようにギザギザに切り込まれ、いつまでも心の傷が直らず苛まれたこともある。
ほんの小さな一言であっても、「言葉」すなわち「言霊」には、人を動かす大きな力がある。
どの言葉を用いるかで人の気持に与える影響はとてつもなく大きい。
口にする言葉、文字にする言葉、大切にしたい。
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たしかに、言葉をかけるのは難しいことです。
相手が、どう受け止めるかも分からない、予想外のことが起こる時もあります。
今、保田与重郎「萬葉集の精神」を読んでいます。
>保田与重郎「萬葉集の精神」
優しい気持になれそうな本ですね。読んでみたいです。
しかし、そう思って買った本がどんどん溜まっていきます。疲れない目が欲しい・・・。
保田与重郎は、我が郷土・奈良県桜井市が生んだ評論家です。
日本浪漫派で活躍された人だとか。
私は、その方の名前は聞いたことがあったのですが、書籍を読んだことがなかったので、この4月、全集32冊を購入して読み続けているのです。
目はもうクタクタ・・・
漢字は昔の漢字で難しいし・・・
>保田与重郎は、我が郷土・奈良県桜井市が生んだ評論家です。
>漢字は昔の漢字で難しいし・・・
そ、そうなのですね・・・それは、私には敷居が高そうです。