2023年02月03日
節分考察、竈門炭治郎の故郷は?
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今日は節分、鬼遣らいの日に因み「鬼滅の刃」の主人公の竈門炭治郎くんの故郷に思いを馳せてみます。原作未読の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。
竈門炭治郎の故郷は、公式ファンブックに「雲取山」とあります。雲取山には何度か登ったことがありますが、麓には炭治郎が炭を売りに行ったような、通りの両側に商家が立ち並ぶような村はありませんでした。(大正時代のことですから奥多摩湖が出来る前。その頃には湖に沈んだ村がありましたが、今は残念ながらしのぶことが出来ません。)
鴨沢からの途中に薬草(マルミノヤマゴボウ)等が植えられていて、人が住んでいたような痕跡が見られますので、この辺りという可能性もありやと思っていました。(「鬼滅の刃」は、架空の話ではありますが、空想を楽しみます。)
処が、昨年何度か訪ねた雲取山の埼玉県側からの登山口に「三峯神社」があり、その三峯とは「妙法ヶ岳」「白岩山」「雲取山」の三つの峯の総称です。ですので、この辺りも「雲取山」山域と言えなくもないかなと。三峯神社の参道傍の登山口の近くには、三峯神社に関係する務めをする人々が住まわれていた「神領民家」が保存されています。
(今はムササビが住んでいるようです^^ 中には入れません。くれぐれも踏み荒らす等しないようにお願いします。)
三峯神社「神領民家」
これを見た時、「鬼滅の刃」ファンの私は、思わず目を見張りました。炭治郎一家の住んでいた家にそっくりjではないですか!? 少なくともアニメの方の作画の参考にされたのでは・・・と思ってしまいます。
何より、竈門家は代々炭焼きを生業にしていましたが、始まりの呼吸の剣士「継国 縁壱(つぎくに よりいち)」の「日の呼吸」を伝える「ヒノカミ神楽」の伝承の家系、神社にお神楽を奉納していた筈。ぴったりの環境です。
上の登山道から見ても、今にも炭治郎たちが姿を現わしそうな風情。
そして、三峯神社奥の院「妙法ヶ岳」の先、霧藻ヶ峰へ向かう途中には、「炭焼平」という場所に「竈門跡」もありました。先の「神領民家」から歩いてそう遠くない場所です。
炭焼平
竈門跡
また、三峯一帯は霧が出ることが多く、野口雨情がこんな歌も遺しています。
「朝にゃ朝霧、夕にゃ狭霧、秩父三峰霧の中」
「狭霧」! 炭治郎が修行をした鱗滝さんの住む山は「狭霧山」でしたよね。
「霧藻ヶ峰」という、秩父宮殿下が名付けられた山も、霧深い山に生える「サルオガセ=霧藻」に因んでいます。
日本武尊も崇拝された「両神山」も間近
「両神」とは、伊弉諾(いざなぎ)尊・伊弉冉(いざなみ)尊、「日の神」である「天照大御神」の御親神様方です。(同時に、月読尊・つくよみのみこと、素戔嗚尊・すさのおのみこと、合せて「三貴神」を誕生させました。)
酸素が薄い狭霧山、炭治郎が修行を積んだ山もこの辺りなのかなぁ等と思うと、思わず息苦しく・・・なるどころか、足取りも軽くなってしまいます。
こんなことを考えて、にこにこワクワクしていたら、鬼も逃げていくでしょう!
「鬼は〜外!」
「優しい鬼は〜内!」
明日はいよいよ立春、春が来ますねぇ🎵
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この記事へのトラックバック
似てますよね、特にアニメ版の方がもっと似ていると思います。
三峯神社には神楽殿もありました。どんなお神楽が奉納されているのか見てみたいです。
昨年は途中まででしたが、今度は三峯神社登山口から雲取山へ登りたいのです。