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石尊山から小川町方面に下る途中の右手に急な細い長い階段が見えてきました。これが北向不動のようです。折角来て未だ余力もあったので、頑張って登ることにしました。北向きなので薄暗く神秘的な雰囲気が漂っています。
北向不動 長い急階段
北向不動尊のお堂 下りの方が要注意
北向きの仏尊は一際霊験あらたかと伝わっているそうで、北向地蔵尊なども時折見かけますね。
不動の滝 三十六童子供養塔
お不動さんと滝、またしてもありましたが、ここの滝は修験の水行をするような大きな滝ではありません。
高尾山でも三十六童子はお不動さまに仕えているとされますが「供養塔」というのが気になって調べてみると、どうも昔小作人を大事にして年貢を取り立てずにお不動さまの山からの利益で立て替えていた荘屋さんが、遂に支えきれなくなり村を去る事になった時、三十六戸あった小作を童子に見立て、共に営んできた村の足跡として建立したものと伝わっているそうです。
巳待供養塔・二十二夜供養塔・庚申塔
登山口前のトイレ ビワ
登山道を下りて車道とぶつかるT字路を右手にゆくと綺麗な公衆トイレがあります。このハイキング・コースは木の香りの新しいトイレが設置されていて気持が良いです。
花の少ないこの季節、ビワが随所で花を咲かせていました。ここでは既に終わっていましたが、やがてビワの実になる片鱗が見えます。
見逃しやすい道標 ここに出る(振り返って)
川(水路)を右に渡る道標は、うっかりしていると見逃しやすいので要注意です。グーグルマップを見返さなかったら通り過ぎてしまうところでした。その先はまた山道になっていて、そこを抜けて振り返った処が右の写真です。
異形となったケヤキの巨木
その先も道標はポツポツとあるのですが、どうも方向を失うような道で小川町方面へ出るのに迷いがちでした。小川町方面から歩く人用の道標は、逆から見ると見づらいのです。観光案内に携わる方に、一度見直して頂きたいものです。
立派な門
郷社八幡神社
八幡さまや弁天さまの境内で遊んで育ったので、八幡さまと弁天さまは、素通りできません。丁寧にお参りさせて頂きました。
狛犬(手前の新しめの一対)
狛犬(拝殿前の古めの一対)
向かって右手の狛犬の方が、更に古そうで何とも愛らしい表情です。
八幡さまのご眷属「鳩」 拝殿の扁額
八幡さまの参道の桜並木は開花時にはさぞ見事なことでしょう。他にも長福寺、古墳や、名跡等いろいろあり、ゆっくり見て回りたかったのですが、何処でお蕎麦を頂くかの方にも気がいってしまい、次回のお楽しみとしました。
図書館 酒造
「和紙の里」「武蔵の小京都」とも呼ばれる歴史ある小川町の風景に合う素敵な図書館。見学や試飲もできる酒造が幾つかあって次の機会の訪問が楽しみです。今回は相棒が車で帰る予定なので、残念ながらパスでした。
お稲荷さん 武州めんの天ぷら蕎麦
お蕎麦屋さんの前に「名物 いなり寿司」に誘われてお土産に購入。相棒のケロが検索して決めた駅の先の武州めんに落ち着きました。うどんの有名店で蕎麦を頼んだ相棒の写真です。お芋の天ぷらがとろけるほど柔らかで甘くて最高でした。私は素直にうどんを頼んだのですが、これがまたアゴが外れるほど固いうどんで参りました。いくらなんでも固すぎない?地元の人にはこれが普通なの? お昼すぎにも関わらず大賑わいで、座敷に上がらないと座れない程でした。
小川町は歴史と文化の町、まだまだ興味のある場所が沢山あります。外秩父七峰と共に引き続き探ってみます。
(おわり)
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