2023年04月30日

'23年4月 倉見山 (4)クマガイソウ


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【写真・キャプション協力】
 (S)印=S.アキラさん撮影 いつもありがとうございます

木漏れ日の中を下る (S)
1685771344106 (002)  木漏れ日の登山道を下るm.jpg

なだらかに続く下りの中腹ほど、見晴らしの良い堂尾山公園に到着。

クロモジの花 (S)       フデリンドウ
1686291922707 (002) クロモジs.jpg P4204546 (2) フデリンドウs.jpg 

堂尾山公園に立つ二つの石碑
蠶影(こかげ)大神        高尾神社
P4204547 (2) 蚕影大神s.jpg P4204548 (2) 高尾神社 石碑s.jpg
蠶影(こかげ)大神:蠶=蚕の旧字で、お蚕さまを祀る神社。養蚕が農家の副業だった江戸期に、筑波の「蚕影(こかげ)神社」から関東各地に広く分祀されたとのこと、また「蚕=コ=子」に通じ、子宝・子孫繁栄への願いも込められていることなど、山笑(やまにこ)会常連のMさんより教えて頂きました。養蚕で財を成し倉が建った様子を眺められるので「倉見山」と呼ばれたという話もあります。

高尾神社:元は高龗(たかおかみ)でしたが、省略化され「高尾」「高男」などと書かれるようになったようです。龗=雨と龍の真ん中に口が三つで、一般的には、雨乞いの神、また、水害忌避の神様のようです。高龗神(たかおかみのかみ)と闇龗神(くらおかみのかみ)は同神異名であるとされていますが、調べると謎の深まる神様で、また宿題が増えました。

堂尾山公園からの富士山 (S)
1685771344266 (002) 堂尾山公園十字路からの富士山m 鈴木さん.jpg

この公園の外側の斜面の下にクマガイソウが群生しています。自然群生なのか植えたものなのかは分かりませんが、柵などもなく間近に見ることが出来ます。

クマガイソウ         同じ株の蕾の頃
P4275014 (3) クマガイソウs.jpg sP4204551 (2) クマガイソウ 蕾.jpg

堂尾山公園十字路の道標 (S)   杉林の中の道を下る (S)
1686292970269 (002) 堂尾山公園十字路 道標s.jpg 1685771344362 (002) 杉林の中の登山道を行くs.jpg

チゴユリ (S)          マツカゼソウ (S)
1685771344408 (002) チゴユリs.jpg 1685771546340 (002) マツカゼソウs.jpg

クマガイソウ群生地へ道標(S)   フデリンドウ
1686293058055 (002) 道標 クマガイソウ群生地s.jpg P4204545 フデリンドウs.jpg 

コロナ禍前には、川を渡って群生地に行ける近道があったのですが、橋の老朽化で通行不可になっており、もうひと頑張りの遠回りになっています。

三つ峠山 木無山、開運山、御巣鷹山 (S)
1685771546705 (002) 三つ峠山 木無山、開運山、御巣鷹山m.jpg
数年前に山笑(やまにこ)会で何度か上った三つ峠が直ぐそこに見えました。また違う季節にも登りたいなぁ

キランソウ (S)         レンリソウ          
1685771546772 (002) キランソウs.jpg P4275015 (2) レンリソウs.jpg
キランソウは、地を覆って広がる姿から、また薬効により死を免れることから「地獄の釜のふた」の名もあります。
レンリソウは二枚ずつの葉を「連理の翼」に例えたもので、スイートピーに似た花が咲きます。生息地が減少しつつある絶滅危惧種で、ひょこり出会えて驚き、思わず興奮してしまいました。(ピンク色に見えているのは、姫オドリコソウです。)

カキドオシ(S)         ホタルカズラ(S)
1685771546637 (002) カキドオシs.jpg 1686291988358 (002) ホタルカズラs.jpg

ホタルカズラ
P4275037 (2) ホタルカズラm.jpg
青い花弁の中に白い星模様を、青い蛍の光に擬えています。

クマガイソウ群生地入口にある看板
P4204563 クマガイソウ群生地入口s.jpg
ここを曲がり高速道路を潜った先を更に右に結構な距離を登って行きます。大分歩いた後ですから、ちょっとシンドイのですが、頑張ったご褒美がその先に待っていました!

クマガイソウの大群落
P4275018 (2) クマガイソウm.jpg
右も左も手前も奥もクマガイソウ・・・「熊が居そう」ではなく
「熊谷草」ですよ〜(笑)

(S)
1685771546956 (002) クマガイソウm.jpg
素晴らしい晴天に続き幸運は重なるもので、丁度この日から群生地の公開が始まり、下見では入れなかった柵の中に入ることが出来ました!

P4275024 クマガイソウm.jpg

珍しい双子のクマガイソウ
P4275021 (4) 双子のクマガイソウm.jpg

横顔
P4275020 (2) クマガイソウ 横顔m.jpg

トリオのクマガイソウ (S)
1685771706239 (002) クマガイソウm.jpg
まるでラインダンスの踊り子さんのようですね。
開き始め
P4204557 (2) クマガイソウm.jpg

蕾             後ろ姿
P4275041 (3) クマガイソウ 蕾s.jpg P4275027 (2) クマガイソウ 後ろ姿s.jpg

クマガイソウの他にも、色々な山野草の花が・・・電車までの時間に余裕がありましたので、ゆっくりと堪能することが出来ました。

エビネ
P4275040 エビネm.jpg

イカリソウ
mP4275038 (2) イカリソウ.jpg

ホウチャクソウ
P4275019 ホウチャクソウm.jpg

ユキザサ
P4204562 ユキザサm.jpg

シロバナエンレイソウ(ミヤマエンレイソウ)
P4204559 (2) シロバナエンレイソウm.jpg

下山後の道路から見る倉見山 (S)
1685771547022 (002) 下山後の道路から見る倉見山m.jpg

桂川
P4204566 桂川m.jpg

P4204568 (2) 桂川m.jpg

菜の花とレンゲソウ
P4275042 (2) 菜の花 レンゲソウm.jpg
ピンクのレンゲソウが黄色の菜の花と一緒で、懐かしい春の景色

三つ峠駅に到着 (S)
1685771547077 (002) 三つ峠駅に到着m.jpg

先着した班の皆さんは駅のフォームの待合で乾杯をされていたようですが、山桜班はビールより花で、
「もう次の電車でもいいから、ゆっくり花を見たい」
ということでのんびりしましたが、それでも休憩時間をとっても未だ待ち時間の余裕ありで駅に到着できました。

大月で途中下車された皆さんは、今度は「庄屋」で本番の乾杯!
DSC_0388 倉見山 庄屋乾杯2s.jpg
お通しの鶏手羽と大根の炊き合わせも柔らかで美味しかった〜🎵

願ってもないような素晴らしい晴天に恵まれ、春の花々で沢山出会え、柔らかな木々の新緑に包み込まれ、クマガイソウ自生地の公開日にもぴったりで、本当に思い出に残る最高の一日となりました。久し振りに山桜と同行してくださった山笑(やまにこ)会の皆さま、ありがとうございました。


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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