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2023.06.23
FIT(Forest Instructor Tokyo)の月例会員交流の場「低山はいかい」、6月は戸倉城山〜光厳寺〜広徳寺と歩いて来ました。
戸倉城山には、嘗て、北条氏康の次男・北条氏照を養子に迎え家督を譲った大石定久が隠居した城がありました。北条氏照の滝山城と甲州方面の抑えの要・檜原城の中継地だったようです。1590年(天正18年)豊臣秀吉の「小田原征伐」により八王子城が落城すると共に、戸倉城も廃城に。城址には堀、土塁、井戸などの遺構。麓の光厳寺に居城があったと伝わっています。
西戸倉登城口から入ります。
山口神明社 鳥居 コンテリクラマゴケ


神明社(明治維新前は「神明宮」は、天照大御神をご主神として祀る神社で、嘉禎2年(1236)に小宮氏が勧請、天文年間(1532-1555)に戸倉城主大石門久が、城の鬼門除けとして再営したと伝わります。
薄暗い道では、コンテリクラマゴケの青白さが目立ちます。
戸倉城址案内

トチバニンジン

条件が良いのか、艶々の葉に綺麗に実った赤い実の整った姿でした。
道標 オカタツナミ


戸倉城山への登城口としては、西戸倉からが穏当です。光厳寺からの登りは、後に分かりますが困難を極めるのではと・・・。
オカタツナミは、上方の葉が大きく下すぼまりな姿が特徴。
ササクサ 城跡の石垣


笹だとばかり思っていたら「ササクサ」という草とのこと。今は大人しくしていますが、花序が長く伸び実ると厄介なくっつき虫となります。去年柏木山でつきまとわれたのが恐らくササクサの実ではないかと・・・。葉脈をよく観ると「あみだくじ」模様になっているのが面白い。
戸倉城山山頂(434m)からの展望



ヤマウルシ

早くも色づいていました。
ヤマウルシ ウルシ科 タカノツメ ウコギ科


ウルシ科、ウコギ科、それぞれの特徴を見せる実りの姿が面白い。
タカノツメ

タカノツメは、芽吹きの頃の葉が「鷹の爪」に似ていることから。三小葉で一つの葉です。
ナツハゼ ツツジ科スノキ属

青くはなりませんが近い仲間なので「日本のブルーベリー」とも呼ばれますが、それ程甘くは無く、酢の木属の名の通り酸っぱいです。
ツクバネ ビャクダン科ツクバネ属

名の通り、羽子板で衝く羽にそっくりです。
バイカツツジ


葉の下に咲くので、散り落ちて気づくことが多いのですが、樹高が低い木が多かったので目の高さで沢山見ることが出来ました。
トチバニンジン

またしても立派な個体! 余程トチバニンジンに適した地のよう。
コンテリクラマゴケ イワヒバ科(シダ)

こちら側にもコンテリクラマゴケが綺麗に生えそろっていました。中国原産のシダですが、青味を帯びた葉が美しく、お寺などで栽培されていたものが逸出しているのでしょう。
(つづく)

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なんでやろう・・・
家康よりも秀吉に惹かれてしまうんわ???
家康は家臣に恵まれすぎたから?
秀吉は滅びの美学?
北朝より南朝?
源頼朝よりも義経?
伊勢の神宮の内宮の中心に在る天照大神を祀る神明神社、こんな大鳥居があるのはこちらでは珍しいというより見ないです。
誰を主人公にするかで、イメージが変わりますよね。今回は家康が主人公なので仕方ないですけど、あの秀吉は憎たらしすぎ・・・ムロツヨシまで嫌いになりそう(役者冥利でしょうね)!
東京で秀吉が嫌われるのは、小田原攻めで八王子の北条氏までやられたからかな。東京の城址廻りをすれば、大体「秀吉」が敵役で出てきます。
何でも勝った方の歴史に塗り替えられているので、公平な目で見ないといけないですね。私は秀吉が嫌いではないし、家康の狸爺が好きという訳でもないけれど、徳川の世の平安の礎が無ければ、今の日本はないかな・・・とは思います。
やはり「麒麟」は家康だったのでしょうか。
本当にひろたさんのお庭には何でも生えていて、まるで「玉ヰ人植物園」、羨ましいです。
地図に「神明宮」となっていたので、参拝もせずに書いてしまい、コメントを拝見して調べ直しましたが、今は名前が少し変えられていて「神明社」でした。
仰るように、神明鳥居は伊勢神宮に代表されるように直線で構成され、貫が柱の外に出ず、装飾の無い鳥居なので、こちらとは違いますね。元々祀られていた神様が異なるのかも?