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2023.06.29 八幡平
キヌガサソウ(衣笠草)シュロソウ科

花径8p程のとても大きな花。花弁に見える白い大きな外花被片(萼片)とその内側に白い細紐状の内花被片があります。
この白い大きな外花被片には葉脈も残っていて、花びらは葉が変化したもの、に納得してしまいます。

大きな葉が丸く広がる様子、又は同様に広がる花の様子を、古の貴人に背後からかざす絹を張った長柄の傘=衣笠に見立てたのが名前の由来です。
こちらは、花の大きさはぐっと小さい(1.5ー2.3cm)のですが、似た雰囲気の白い花なのに科は異なります。
コツマトリソウ(褄取草)サクラソウ科

残念ながら丸い葉先は写っていませんが、湿原に生えていたので、ツマトリソウではなくコツマトリソウとしました。「褄取り」とは花弁の先にしばしば赤い縁取りが出る様子に依ると思われますが、何に擬えているかは図鑑によってマチマチで何が正解なのか分かりません。
・着物の褄取りに例えた
・鎧の威色目の一つである褄取りに例えた
・花弁ではなく、葉先がぼかしたように濃くなるさまを着物の褄取りに例えた
個人的には、褄取りする時、着物の裾回しの色が控えめに見える感じを例えたのではと思うのですが、どうでしょう? 和服文化が生活から遠ざかると、こういうことが実感できなくなり寂しいですね。

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