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2023.06.29 八幡平
ショウジョウバカマ(猩々袴)シュロソウ科

今まで見たことがあるのは、淡紅色か白に近い花色でしたが、ここでは赤色で、正に猩々の毛色顔色と言う風情でした。どちらかと言えば、幻獣としての猩々よりもお能の装束をつけた猩々のイメージでしょうか。それで袴(根生葉)も履いているのですかね。

昨年この花後の状態を尾瀬で見て、何処かで見たことがあるのだけれど、その背丈の高さからピンと来なかったのでした。今はもうちゃんと認識出来たので、ショウジョウバカマの花後で、残った萼片が花の様に見えるけれど中に果実(柱頭の下に3つの刮ハ)が出来ていることが分かります。
新潟出身の祖母は、ショウジョウバカマのことも「雪割草」と呼んでいました。雪解けの下から咲き出す春の女神を見つけた時の雪国の人の嬉しさは、一体どれ程なのでしょう。長い冬を乗り越えた人にしか味わえない、特別な喜びなのでしょうね。
そう言えば、秋田出身の主人は、軒のつらら(秋田弁で「たろんぺ」)が溶け出してポタポタ雫が落ちる音を聞くと、春になったなぁと思うと良く言っていました。そして「どじょっこふなっこ」の歌を
♪は〜るになれば、しがこもとげで〜
と、普段は訛らないのに戯けて嬉しそうに歌っていましたっけ・・・。

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私もこんな赤い花のショウジョウバカマは初めて見ました。若しかしたら何か違う名前が付いているかも?と思いましたが、今のところ未だみつかっていません。
お庭に生えているのなら、葉っぱの先の地面に触れているところから子株が生えてくる所をご覧になったことがありますか? 見てみたいなぁ
葉っぱから子株が生える様子、普通に見られるのですね。羨ましい!