2024年01月06日

’24年1月 高尾山 日影沢コース



2024年1月6日(土)

 新年最初の高尾山グリーンクリーン作戦は、ず〜っと日陰の寒い寒い日影沢コース。予報ではお昼頃には3月の陽気で13℃まで上がると聞いていたので薄着の方も多く震えました〜

ヤブコウジ         クロモジ 冬芽
PC273094 ヤブコウジs.jpg PC273098 クロモジ 冬芽s.jpg

ミヤマフユイチゴ      ジャノヒゲ
PC273095 ミヤマフユイチゴ 果実s.jpg PC273097 ジャノヒゲ 果実s.jpg

コクサギ(ミカン科コクサギ属) マツカゼソウ (ミカン科マツカゼソウ属)
コクサギの実 (002)s 飯塚.jpg マツカゼソウの実1 (002) 飯塚s.jpg
コクサギとマツカゼソウの果実は、大きさの差はあれど、4つの室に分かれた形がよく似ています。木本と草本ではありますが、共にミカン科の異端児?同志、こんな所が似ているのが面白いですね。
(写真はスタッフのI氏撮影資料からトリミング)

もみじ台からの富士山1
DSC_1269 (002) 富士山 もみじ台から.jpg

もみじ台からの富士山2
PC273100 富士山m.jpg

サルトリイバラ
PC273115 サルトリイバラm.jpg

サルトリイバラの赤い実の中の種子 ヤクシソウ
PC273102 サルトリイバラ 種子s.jpg PC273103 ヤクシソウs.jpg

ノササゲ
PC273105 ノササゲm.jpg
綺麗な紫色の鞘は、枯れた風景の中で目を惹きます。

ツルグミ 花         ナラガシワ
PC273107 ツルグミs.jpg PC273108 ナラガシワs.jpg
萼筒が細長いのでツルグミとしましたが、葉裏の色を見ておらず・・・葉裏が赤茶ならツルグミ、葉縁が波打ち銀白ならナワシログミ、その二つの雑種の裏銀ツルグミ(マルバツルグミ)もあるのでややこしいです。
ナラガシワは、カシノナガキクイムシにやられて伐採されましたが、ひこばえが沢山出てカシワのように枯葉が枝に残っており、復活を期待しています。

アジサイ
PC273110 アジサイm.jpg
ここのアジサイだけ黄葉した葉が残り、花にも薄い青色が残っていて絶妙な色合い。

ボダイジュの枝にびっしりと付いていた小さな繭?
PC273111 繭?ボダイジュ.jpg
サムライコバチ系の成虫が出た後の繭に見えるが、果たして何か??

薬王院
DSC_1270 (002) 薬王院m.jpg
元日から災難続きの今年の幕開け、どうか平穏な世を・・・と、祈って来ました。

四天王門
PC273112 薬王院 四天王門m.jpg

杉苗奉納者の新しい札    新旧貼り替え準備中
PC273113 杉苗奉納社札.jpg PC273114 奉納者名札付け替え中s.jpg

ミヤマシキミ        コボタンヅル
PC272554 ミヤマシキミs.jpg PC272559 コボタンヅルs.jpg 

ヤドリギ
PC272569 ヤドリギm.jpg
すっかり落葉した欅の高い梢に沢山の宿り木が姿を現わしていました。

サイカチとヘクソカズラを詠んだ和歌(万葉集)
P1063136 サイカチとヘクソカズラの和歌 万葉集m.jpg
これは、FITに入会後、直ぐにグリーンクリーン作戦のスタッフに応募、今までサポートとして修行?を重ね、今回班長デビューを飾ったN嬢が、いろいろ工夫して準備した資料の一部です。参加者からも、身につまされて一番印象に残ったとの感想がありました。和歌を採用とは、お正月らしくて流石、拍手!

さうけふに はいおほとれる くそかずら
              たゆることなく 宮仕えせむ
(元の万葉仮名表記)
菎莢爾 延於保登礼流 糞(屎)葛 絶事無 宮将為

さうけふ(p莢・ソウキュウ)は、サイカチ説とジャケツイバラ説があるそうですが、どちらも鋭いトゲがあります。

サイカチの古名カワラフジが=藤原一族・宮廷を連想させますね。

一方、ジャケツイバラの蛇のように絡みついて高くのびあがっていく様も、正に藤原氏絡みの権力争いを連想・・・何だか大河ドラマ「光る君へ」のドロドロ場面も思い浮かびます。

そして、万葉の時代から「糞葛」と呼ばれていたとは・・・今も昔のあの臭いに変わりなしなんですねぇ 折角の雅な雰囲気を最後に臭くしてごめんなさい(。。;)




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posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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