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大日山から少し荒れた林道を経て、下里・青山板碑制作遺跡へと向かいました。
2014年(平成26年) 国の史跡に指定された、鎌倉時代から室町時代にかけての板碑製作遺跡。
13世紀頃から関東では仏教信仰が高まり、寺院建立と共に緑泥石片岩製の石塔「板碑」が盛んに作られました。
小川町では、採掘の可能性がある地点が、割谷(わりや)地区、西坂下前A地区、内寒沢(うちかんざわ)地区など19箇所確認され、生産された板碑の量は膨大で、武蔵国における板碑の中心的な生産地であったと考えられています。
割谷地区では、緑泥石片岩の露頭や、大小のズリによって形成された平場がみられ、遺跡の発掘により採掘から板碑形へ加工するまでの工程が明らかになりました。
緑泥石片岩の露頭
山の至る所が緑泥片岩 岩屑の山
至る所から青石が出ることから「青山」の地名となったのでしょうか?
未加工の石材の平積み 水場に鳥居
小川町は豊かな水の恩恵を受けて豊かになった町ですね。和紙も酒造も染色なども豊かな水あればこそ。
板碑群
槻川
山を下り、のんびりと静かな里をそぞろ歩く
(つづく)
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