

玉原のペンション近くで観た葉脈が赤くなった葉、確かコマガタケスグリ?の赤斑と伺ったような記憶があり(メモがみつからず・・・)、昨年尾瀬で観察したコマガタケスグリを探してきました。
コマガタケスグリ 駒ヶ岳酸塊 スグリ科スグリ属
2023.06.07 尾瀬

葉だけをみればカエデかと思ってしまいますが、葉の着き方は互生(カエデの仲間は対生)です。写真では見づらいですが、現場では互い違いに付いてるのを確認しました。
花序(花の着いた茎や枝のこと)

花は5弁花の両性花。(カエデの仲間は雌雄異花)
花のアップ

赤みがかった黄緑色の萼片の方が大きいので花びらに見えますが、その間の小さく白い方が花弁です。
雄しべは5本、雌しべの先は二つに分かれています。
スグリとは酸っぱい果実の意味と思いますが、秋田の義母はアカフサスグリを「サグリ」と言っていました(単に訛っていただけ?)。
学名のRibesも酸っぱいという意味です。英語ではカラント、フランス語ではカシスと呼ばれる仲間でジャムや料理のソースなどに利用されます。

尾瀬で見た葉(左)と玉原で見た葉(右)です。玉原の方は朝露に濡れているので艶があるように見えますが、葉形や葉脈が凹んでシボがあるような特徴は同じに見えます。

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