2024.07.10
清楚な一重咲き好きな私には、苦手な花の一つでしたが、蕾も八重咲きなのでボリュームあり、葉巾も広いので若芽もふっくらと大きく、また性質も丈夫のよう(私が見た限り、圧倒的にヤブカンゾウの個体数が多いので)なので、「山菜としての価値」は上位だと思われます。
圧倒的に多いのも「美味しく沢山食べられる」ので栽培が広がったのかもしれないですね。
ヤブカンゾウ 藪萱草
雄しべが花弁化して八重になるので、葯や雄しべの名残が見えます。
「忘れっぽくなる」と言われるミョウガ(茗荷)も一緒に生えていました。春は萱草の仲間、夏は茗荷で憂いを忘れてスッキリですね。
ヤブカンゾウ Hemerocallis fulva var. Kwanso
ワスレグサ科ワスレグサ属
藪萱草 別名: オニカンゾウ
分布: 北海道、本州、四国、九州 (有史以前に中国より渡来)
花期: 7〜8月 花被片: 多数(八重咲) 花径: 約8cm
花茎 :0.8〜1m 花筒: 2cm
葉巾: 2.5〜4cm 葉身: 40〜60cm
・ホンカンゾウ(シナカンゾウ)の変種とされる。
ホンカンゾウ Hemerocallis fulva var. fulva
ワスレグサ科ワスレグサ属
漢名:萱草 別名:シナカンゾウ、忘憂草
英名:(Orange) Daylily
分布:中国南部、ネパール、タイ
(山菜、生薬として日本でも栽培)
花被片: 6枚(一重咲) 花筒: 2〜2.5cm(ノカンゾウより短い)
葉巾: 2〜3cm(ノカンゾウより広い)
・蕾=金針菜(タンパク質、ミネラル、VB、VC、カロテン、
アミノ酸のアスパラギン酸、鉄分はホウレンソウの20倍)、
アスパラガスの様な味がすると聞き、俄然、試してみたくなりました。
若芽 クセ、苦みなくシャキシャキ感
・金針菜(蕾を乾燥させたものは通年利用可能。食用、薬用)
・萱草根(生薬: 利尿、消炎、止血、膀胱炎、不眠症)
ワスレグサの名前の由来は「一日で枯れてしまうから」と書かれていることが多いようですが、
・ 憂いを忘れる程の「美しさ」
・ 憂いを忘れるほどの「美味しさ」
・ 消炎作用、不眠症解消などの「憂いをとる薬効」
この中でも私は、特に「忘憂草」という名もある程の薬効が大きいように思います。
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ラベル:ヤブカンゾウ オニカンゾウ ノカンゾウ ベニカンゾウ ホンカンゾウ シナカンゾウ ワスレグサ科 ワスレグサ属 一重咲き 八重咲き 山菜 食用 薬用 薬効 金針菜 萱草根 忘憂草 ミョウガ オレンジ色の花
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