2024.07.22
昨年は共に白山に上った元ワンゲル・チームと今年は薬師岳に。
金沢市内の友人宅から、朝4:00起床、車で出発し2時間程のドライブ。有峰の里の沈んだ有峰湖を過ぎトンネルを抜けると折立の駐車場。既に車は満杯というか、未だ入山した人が下りて来ていない時間なので仕方が無い。
駐車場 登山口へ向かう 7:15
辛うじて空いていた端っこに車を止め、最近、熊が出たとのことで車中で朝食を摂り、手早く支度を調えて登山口へ。トイレは2箇所あり、手前のトイレの中にはベンチがあり身支度や荷物置きに助かる。
オオミズアオ 大水青 ヤママユガ科ヤママユガ亜科
そのトイレの前に止まっていた「月の女神」とも言われる美しい蛾のオオミズアオ(触角の色などからオナガミズアオではないかなと)
一般車両通行止めゲート 薬師岳登山口 7:25
車両通行止めゲートの手前右が登山口
北アルプス鳥獣保護地区図 7:26
「太郎山を経て薬師に至る」7:27 十三重(とみえ)之塔 7:28
十三重之塔は、薬師岳遭難者(昭和38年の豪雪・猛吹雪の中で遭難の愛知大学山岳部員13名)の慰霊塔。手を合せ山行の無事を祈り、出発。
ツルアリドオシ 蔓蟻通 アカネ科ツルアリドオシ属
アリドオシには蟻を突き刺すような鋭く長い棘があるが、ツルアリドオシには無く、穏やかな風情。
今まで赤い果実しか見たことが無かったのに、今年は青梅で初めて花を見て、薬師岳でもまた会えた。花とのご縁も面白い。
タケシマラン果実 竹縞蘭 ユリ科タケシマラン属
タケシマランは既に赤い果実。この後、オオバタケシマランの花にも遭遇。
ギンリョウソウ果実 銀龍草 ツルリンドウ 蕾
青い目のギンリョウソウは果実に、ツルリンドウは蕾がほころびそう。
モウセンゴケ 蕾 毛氈苔
モウセンゴケというと湿原の植物のイメージなので、こんな所に生えているとは思いもせず、熱心に写真を撮っていたお父さんと男の子に教えて貰って気がつく。この素敵な親子さんとは、この後も度々出会う。
ツルリンドウ ツルアリドオシ
蔓性コンビのそろい踏みが微笑ましく・・・
ジンバイソウ? ラン科ツレサギソウ属
ツレサギソウの仲間では花形が一番近く思う。ジンバイソウの特徴を示す葉を撮っておらず残念。
ミヤマホツツジ 深山穂躑躅 ツツジ科ホツツジ属
ホツツジに比べて葉は小さく倒卵形で鈍頭
ギンリョウソウ 銀龍草 ツツジ科ギンリョウソウ属
樹間から展望開ける 8:15
アカモノ 果実 ツツジ科シラタマノキ属
シラタマノキ属のアカモノってねぇ(^^)
ツキノワグマが上っていた虫食いの木 8:27
下山して来る方々が口々に、
「熊がいるから注意して!」
と教えてくださり、恐る恐る登って行くとガサガサっと音がして熊が木から下りて逃げていった。木の中に巣くっていた虫を食べていたのかな? 逃げていってくれて本当に良かったけれど、暫く獣の臭いに敏感になり緊張。
(つづく)
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