コロナ禍以前は、武蔵野自然塾の「きのこ研修(長野県川上村)」に参加していましたが、この所開催が見送られており、森林インストラクター埼玉会(FIS)主催の「きのこ研修(埼玉県民の森・埼玉県横瀬町)」に参加させて頂きました。しかも、最寄りの芦ヶ久保駅から歩けば結構な距離と標高差(以前、丸山ハイキングで歩きました)があるところ、飯能駅でなんと研修部会長にピックアップして頂けるという幸運に恵まれました!
この研修は、県民の森きのこ調査の一環としてデータ共有もなされる条件で採集・観察の許可を得ています。
きのこ採集の心得
(1)生えている状態、環境も分かるように写真を撮る。
(2)地面に生えている茸は、出来るだけ地中の付随物と一緒に大きく深く丁寧に掘りあげる。
(3)樹木等生えている茸は、出来るだけ状態を保ち採集。
(4)新聞紙で一つずつふっくらキャンディ状に包む。
(5)夢中になってはぐれないように3人ひと組で行動する。
さて、茸も好きだけど山野草も大好きな山桜、集合前に早速脱線…
2024.09.07
ソバナ キキョウ科
オトコエシ スイカズラ科オミナエシ属
ノハラアザミ キク科アザミ属 タイアザミ キク科アザミ属
わ、第一きのこ発見!
タマゴタケ 卵茸 テングタケ科 食用美味
白くて楕円、本物の卵のような幼菌の外皮膜を破って伸びあがる赤い傘に明瞭な条線(もう少し開くとはっきり分かる)。柄は黄色にオレンジ色のだんだら模様。
傘裏のヒダは淡黄色で放射状、柄から離性。
毒茸が多いテングタケ科の中で珍しい食茸。
柄の上部にオレンジ色のツバ有り。
幼菌の外皮膜はコップ状に残る。
傘の条線が目立つ。
皆が採集したタマゴタケたち。美しく、特徴がハッキリしていて同定しやすく、美味しく食べられる人気No.1のきのこですが、質が脆く傷みやすいので、殆ど流通はせず、地元で利用されています。
山桜は、過去の研修ではバターソテー、自宅では強い旨味を生かして、お澄ましで味わいました。この綺麗な赤色が熱を通すと失われてしまうのが惜しいところです。
*似たテングタケの仲間には毒茸が多いので、茸に詳しい人が同定したもの以外、決して食べないでください。
(つづく)
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