


昨年4月、入間川沿いハイキングで初めて見たシャクチリソバ、末は入間川に注ぐ高麗川(高麗川→越辺川→入間川)の巾着田近辺でまた出会いました。
シャクチリソバ 赤地利蕎麦 タデ科ソバ属
ソバの花にそっくり。5弁の花びらに見える部分は萼片で花びらはありません。
4月に初めて見たときは花も蕾もなく、葉だけ見て葉の形はランヨウアオイに似てるけど、生え方は全く違うしナンダロウ?? と迷いましたが、今回は茎も伸び上がっており葉の着き方、花から見てもタデ科でソバの仲間と分かる風情でした。
葉っぱだけ茂っていると、やはり分かりづらい。
ヒマラヤ、中国南西部原産の外来種。宿根草で冬期に地上部は枯れるが、年々根が太り叢生していく。原産地は乾燥地なのに、川沿いに広がっているのは何故だろう。乾燥地でも生きられる、というだけで実は湿地が好きだったのか。ということは、ヒマラヤが嘗ては湿地で、その頃からの生き残りなのだろうか。
一時ルチンが多いと人気の出たダッタンソバの近縁ながら、果実は苦みが強すぎて食用にならず、若葉の頃の茎葉は茹でて晒すなどすれば食用になり「野菜蕎麦」と呼ばれ利用する地域もあるとのこと。
ダッタンソバも苦みが特徴だけれど、それ以上のエグさとは・・・どれだけ生き残る為に頑張って生き延びて来たのかと、川辺でそよぐ柔らかな草姿からは想像できない壮絶な?歩みに思いを馳せてしまう。

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