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ヒメウラナミジャノメ 姫裏波蛇目 2024.10.13
タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科 花はミゾソバ
近縁種のウラナミジャノメは絶滅危惧種ですが、こちらは未だ近辺でも普通に見られます。幼虫の食草であるチヂミザサもススキも沢山生えているので安泰のようです。
「裏浪」といえば、葛飾北斎の大きな波が振りかぶる波裏からの富士山の雄大な浮世絵が思い浮かびますが、名前は後翅裏のさざ波模様からでしょうね。
後翅裏(翅を閉じたときに見えている側)の蛇の目模様が普通は5コ。6〜8コの個体も(この個体も良く見ると6コ)。
学名 Ypthima argusのアルガスは100の目を持つ巨人アルゴスに因んでいるそうです。この小さな蝶に、常にどの目かが覚めていて死角のない巨人の名前とは・・・孔雀の羽の目玉模様も同様に「アルゴスの目」と呼ばれています。人にも動物にも大きな沢山の目の威嚇力は大きそうです。
ウラナミジャノメ(近年、生息地である湿地の消滅や生息地の孤立化及び生息地のブッシュ化、森林化により急激に減少し、本州産亜種が環境省レッドリストの絶滅危惧II類に指定されている)
幼虫の食草は、イネ科ササクサなど、カヤツリグサ科。
後翅裏の蛇の目模様は3コ。
山野草を見ていると、そこへやってくる虫や鳥たちにも目が留まります。元々虫も鳥も好きでしたが、植物ほどのめり込んで来なかったので、今更ながら少し足を踏み込んでみようかなと・・・。願っても叶わないような昆虫や鳥の師匠が身近にいてくださるのに勿体ない! この期を逃さず追いかけたいです。
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2024年11月01日
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