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「おさらばぇ・・・」
胸に溢れる思いを抑えるように深く静かな、美しい一言でした。
小芝風花ちゃんを見初めたのは、いつだったでしょう。
なにか妖怪の小娘のような役をちょっとみかけただけでしたが、その瞳の輝きに可愛いらしいだけではない芯の強さ、原石の輝きを見て密かに推しを始めておりました。
再び出会ったのは、NHK時代劇「あきない世傳 金と銀」での、呉服屋 五十鈴屋の女中として奉公に上がった少女「幸(さち)」役。商いの素質を見いだされ、番頭さんやお家さん(先代の御寮さん)に、商いの神髄は「買うての幸い、売っての幸せ」と教えられ育てられ、遂にご寮さんとなり、様々な困難を乗り越え家を支えていくという姿を見ていて、もうすっかりファンになってしまいました。
なんと三人の跡継ぎ息子と結婚(次々に去って行くので家を守る為やむなく)、三代のご寮さんを引き受けることになるとは想像も出来ない境遇、その都度激しく揺れ動く心を表現した風花ちゃん、圧巻でした。
あの「幸」を見ていたので、大河ドラマ「べらぼう」の花魁役も心配はしていませんでしたが、まさかここまで光輝く存在になるとは!
「脱皮女優」「竹の子女優」とでも言うのでしょうか、どんどん磨かれぐんぐん成長していく花の井(後の五代目瀬川)の一挙手一投足から目が離せず、うっとりと魅了され続けました。
花魁道中の外八文字の歩みの完璧な美しさ、さすがフィギュアスケートで鍛えた体幹(地面に残った足運びの跡が正にフィギュアスケートの氷の上の軌跡の様でしたね!)、そして厳しい訓練を乗り越えていく精神の強さが生かされいました。本当は小柄なのに、その圧倒的存在感で、とても大きく見えたことにも驚きでした。
今までの所、主役は蔦重よりも瀬川のようでしたし、美味しいところは源内さんにさらわれ続けでしたが、この先、心に瀬川を抱きながらの蔦重のさらなる活躍で、今の日本の元気が復活することに期待しています。
それにつけても、鶴屋喜右衛門(風間俊介)の憎たらしさよ。いつもの良い人を封印してますなぁ

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