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2025.03.28 森のお山歩くらぶ
【コース】西武球場前駅〜狭山湖畔霊園〜菩提樹池〜湿地
菩提樹たんぼ〜中峯・みつこの一本桜〜アルペン
ロード〜見晴の丘(仮称)〜トトロの森(狢入の森)看板
〜ふじの森〜西武園遊園地駅〜多摩湖遊歩道〜
都立狭山公園〜氷川神社〜多摩湖駅
狭山湖畔霊園のフェンス沿いにつづくハイキング・コースは狭いけれど、両側それぞれに見所多く逐一観察していれば殆ど前に進めない程。
ヒメカンスゲ 姫寒菅 カヤツリグサ科
春先の花のない頃、先っぽに咲く薄黄色の雄花がとても目立ちます。その下に控えめに雌花が段々に着くのですが、その段毎に黒っぽく色づくので、白黒の線路模様に見えるのが特徴。
センボンヤリ(ムラサキタンポポ) キク科
つぼんでいる状態だと紫色が目立ち、別名のムラサキタンポポの片鱗が見えます。別の地域では開花しても紫色の個体もありました。タチツボスミレとのコラボもカワイイ♪
ウグイスカグラの若い果実
早咲きの花は早くも実を結んでいました。
クチナシグサ観察中の皆さん

クチナシグサ 梔子草 ハマウツボ科
「この辺にはクチナシグサが生えていたんだけれど・・・」
などと話しながら下見していた時、これがクチナシグサの芽生えとは思いませんでした。写真に撮って調べてみてそうだと分かり、驚き、
「やった〜また出会えた〜!」
と一人大喜びでした。皆さんにも珍しい姿を観て頂けてラッキー!
クチナシグサは、半寄生植物で環境に左右されやすく、絶滅危惧種になっている地域も多いのですが、未だ狭山丘陵ではこの様に時々観ることが出来ます。但し、今年観られても来年も同じ場所にでてくるとは限らず、なかなかみつけるのが難しくなっています。
(参考)クチナシグサの花と果実


果実の形がクチナシの果実に似ていることが名前の由来です。
イロハカエデの芽吹き
ハンノキ 03.18 下見時
ハンノキ 03.28 本番
下見時には芽吹き前だったハンノキも10日後にはこの通り。後に見えるには「陽光」という品種の桜。
ハンノキの雄花と雌花
折れた枝が落ちていて、雄花(長い尾状)と雌花(球状)を観察できました。
サクラ「陽光」アマギヨシノ×カンヒザクラ
濃い目の桜色はカンヒザクラの、大きな花型はアマギヨシノ(エドヒガン×オオシマザクラ=ソメイヨシノ系列なので花の大きさはオオシマザクラの性質)を受け継いでいます。早咲きで花持ちが良く、濃いピンクの大型の花が人気です。
キランソウ ジゴクノカマノフタ シソ科
小さな花ですが、沢山咲いて青い絨毯のように広がっていると見事。
薬効が高く「イシャイラズ」の別名もある。また、薬効で救われる人が増えるので「地獄の釜の蓋」とも。
(つづく)

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ラベル:狭山丘陵 トトロの森 スゲ カヤツリグサ科 センボンヤリ キク科 クチナシグサ ハマウツボ科 芽吹き カエデ ハンノキ サクラ シソ科 白い花 青い花 ピンクの花 薬草 3月の花 バラ科 サクラ属
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「クチナシグサ」初めて知りました。
今頃の「山辺の道」歩きも素晴らしいでしょうね〜ケロと歩いたのはもう10年以上前でしょうか・・・懐かしいです。
「クチナシグサ」は、余り知られていない地味な植物で、私も芽生えの姿を初めて発見、まるで多肉植物に毛が生えているような姿に驚きました。