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「あ、(虎に翼の)涼子様!」
と、お姿をみつけて見始めた、NHKドラマ10
「しあわせは食べて寝て待て」
NHK公式サイトより:
麦巻さとこ(桜井ユキ)週4日のパートで質素に暮らす38歳独身。
「一生つきあわなくてはならない」病気
(膠原病シェーングレン症候群)にかかったことから生活が一変。
会社を辞め、新しい住まい探しを余儀なくされる。
見つけたのは築45年、家賃5万円の団地。
隣に住む大家さん(加賀まりこ)と、訳あり料理番(宮沢氷魚)
を通じて、旬の食材を取り入れた食事で体調を整える
【薬膳】と出会う。
地味だけど身体においしそうな薬膳ご飯とたおやかな団地の
人間関係を通して、心身を取り戻していくさとこは、
身近にあった自分次第のしあわせに気づいていく。
お粥のように、おなかの底からじんわりと温かくなる物語
なんと、見逃し配信NHKプラスで大河ドラマを除く、歴代視聴数ナンバーワンとなっているそうです。それだけ心を病み疲れ、ドラマに共感し癒やされる人が多いのかな。何も知らずに見始めた私も、毎回癒やされたり気づかされたりしている、その内の一人。
そして今回、「虎に翼」の「よねさん(土居志央梨)」まで登場され、うわ〜!です。土居さん演じる高麗さん、好きな絵で暮らせているイラストレーターさんでも、同期との差に悔しさやストレスがあるようで「人と比べないって、決めたでしょ・・・」と呟いてしまう。好きな服を着て自由に軽やかに生きているような姿に憧れてしまうけれど、前向きに好きなように生きていこうとすればするほど悩みも多そう。
一方さとこは、勤めているデザイン事務所に仕事の依頼に来る編集者 青葉乙女(田畑)に「とろろ定食」同行を誘われほっこり。この季節(ドラマでは秋)、長芋、きのこ、白胡麻、蓮根など、白いものが身体に良いらしい。うちとけて話す内、うっかりミスが多く落ち込むことが多いと言う乙女から、さとこは、
「ネガティブ・ケイパビリティ。
40を超えて先が見えてきた人間には、できない自分を認める能力の方が必要な気がする」
という言葉を伝えられる・・・
「ネガティブ・ケイパビリティ」」
初めて聞く言葉でしたが、僅か25歳で亡くなった19世紀初めのイギリス人詩人ジョン・キーツが生み出した言葉・概念なのですね。日本語訳は定まっておらず、
「消極的受容力」
「容易に答えの出ない事態に耐えうる能力」
「不確実性や不快感、疑問、矛盾、そして答えのない状況に耐え、受け入れる能力のこと。 明確な答えや解決策がない状況に直面したときに、焦燥感や不安に駆られることなく、落ち着いて状況を観察し、思考を深め、新たな視点を得ることを可能にする重要な能力」
などなど・・・
「結論を急がず曖昧さを許して生きる」なんて、元々日本人のが得意技だったのに、様々な欧米化で、何でも白黒付けて明確にしていくのが進歩的となり、心の余裕が失われて来たのかな。一生懸命に捨ててきたことを、また外国から教えられては世話ないなぁ
丁度、次々に情報を仕入れ処理し素早く結果を出していく様なスピード感に疲れを感じ、違う場所を求めていた私には、久し振りに腑に落ちた言葉でした。もう結果を求め時間に追われ先を急ぐような生き方は、年齢的にも体力的にもシンドくなってしまったようです。
まぁ、かと言って、
「明確に解決方法が分かっていることを面倒臭がってやらない」
とは違いますよね。
そういう事態を放っておく能力は十二分にあるのですが・・・。
「ネガティブ・ケイパビリティ」については、本や講話など、探すと結構出ているのですね。Kさんが逝ってしまってから、哀しい寂しい現実を認めたくなくて突っ走って来ましたが、そろそろ立ち止まり、この先の人生を考える時が来たのかな。そんなことを考えている内に、お迎えが来るかもしれないけれどね。

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昨夜は、朝ドラで同じ学校で法律を学んだよねさんまで登場させて、NHKなかなかやるなぁ〜〜〜って思いました。
https://urikame2007.hatenablog.com/
おお、ご覧でしたか! 話が合って嬉しいです♪
「しあわせは食べて寝て待て」の今後のキャスティングにも期待してしまいますね〜
慣れ親しんだブログからのお引っ越し、大変ですね。ここSeeSaaブログも経営が変わって、この先どうなっていくのやら・・・