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沖縄 読谷 ニライビーチの夕焼け(Kさん撮影)
今朝の「あんぱん」で耳にした美しい歌詞の余韻に浸っています。昨日、沖縄滞在中のKさんが送ってくれた上の夕焼けの海の写真とも重なりました。
「椰子の実」は、当市で子供達に帰宅を促すメロディに使われていたのですが、歌詞の2番というのか「旧の木は・・・」以降を知らなくて、思わず聞き入り、歌の世界へ引込まれてしまいました。
「あんぱん」の豪ちゃんの戦地は中国ですが、後に南洋に赴いた兵隊さん方は、ふるさとを思い口ずさんだかもしれません。
「椰子(やし)の実」
作詞: 島崎藤村 作曲: 大中寅二
名も知らぬ 遠き島より
流れ寄る 椰子の実一つ
故郷(ふるさと)の岸を 離れて
汝(なれ)はそも 波に幾月(いくつき)
旧(もと)の木は 生いや茂れる
枝はなお 影をやなせる
われもまた 渚(なぎさ)を枕
孤身(ひとりみ)の 浮寝(うきね)の旅ぞ
実をとりて 胸にあつれば
新(あらた)なり 流離(りゅうり)の憂(うれい)
海の日の 沈むを見れば
激(たぎ)り落つ 異郷の涙
思いやる 八重の汐々(しおじお)
いずれの日にか 国に帰らん
愛知の伊良湖岬に一ヶ月半ほど滞在していた柳田国男が、浜辺に流れ着いた椰子の実を見て語った話を元に、当時親友だった島崎藤村が作詞したのだそうです。なるほど、浪漫ティックにして哀愁を含んだ美しい歌詞な訳です。
今の子供達は、学校でどんな歌を習っているのでしょう。ずっと歌い継がれてきた、子どもからお年寄りまで一緒に唱える歌も教えてくれるといいのになぁ
因みに、1988年から毎年6月、海流を考えて「遠き島」を石垣島と仮定し標識プレートを付けたヤシの実を流していて、2024年6月までに3,831個の椰子の実が流され、鹿児島〜山形の間に156個、そのうち渥美半島には4個が漂着したものの伊良湖岬には未だ流れ着いていないとのこと。皆の願いを叶えに、気の利いたウミガメかイルカが助けてくれないですかね。

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主人公とやがて妻になる二階堂ふみさんが、2人で海岸にいるシーンが渥美半島の伊良湖岬へと続く伊古部海岸だったのです。
海岸でヤシの実を探したのですが・・・
「エール」のあのシーン、伊良湖岬の海岸だったとは知りませんでした。
30年以上毎年流しても漂着しないとは、海流が変わったのでしょうか・・・