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2025.04.10 飯能 埼玉森林インストラクタ−会
埼玉森林インストラクター会の自然観察会で、飯能界隈〜多峯主(とうのす)山を歩きました。飯能には何度となく来ていましたが、通りを1本奥に入ると、趣のある旧い建物が残っているのを見学することが出来、ハイキングの前にとても興味深い時を過ごしました。
それというのも、今日の幹事さんは飯能市のボランティアガイドをされていて、とても詳しい方だったからです。ただ歩くだけでなく、この地域のことを知る良い機会に恵まれました。
ムーミンのお出迎え 旧い石の柱
入間馬車鉄道停車場跡
入間馬車鉄道と看板建築
入間馬車鉄道 は、明治三十四年(一九〇一)に入間川駅(現狭山市駅)と飯能駅を結ぶ鉄道 として開通しました。飯能から入間川駅まで約十キロを一時間十五分かけて走り、乗車賃は十五銭でした。駅は、現在の銀座通りと飯能駅前通りが交差する少し西側に置かれましたが、大正四年(一九一五)の武蔵野鉄道 開通によりその役割を終え、大正六年十二月営業を廃止します。
飯能町の商店は、江戸時代には縄市が開かれた高麗横丁周辺を中心に営まれますが、馬車鉄道や武蔵野鉄道の開通により店を営む場所が東へと拡大していきました。
この建物は、もともと五軒長屋の木造二階建てとして、明治期に建てられました。当初は通りに面して下屋(げや)がのびた切妻屋根で、屋根は杉皮葺きであったと考えられます。現在屋根はトタンが被せてありますが、一部に当時の杉皮を見ることができます。横の路地からは、木造の建物部分を観察することができます。
西洋文化が広まってくると、商人は店に洋風の雰囲気を求めました。そこで元の木造建築の前面にお面を被せるように新たな外壁をつくり、通りから旧来の建物が見えないようにした「看板建築」が建てられます。その外壁は西洋の石積みを模し、洋風の雰囲気を醸しだしました。
平成二十一年三月
飯能市教育委員会
焼杉の板壁 織物協会洋館
織物協会洋館
歯医者さん
オシャレなモルタル絵?
(つづく)

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ラベル:飯能
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