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先日、「ハチク、120年に一度の開花」について書きましたところ、ブログ友の瓜亀仙人さんより、開高健著「パニック」の紹介を頂きました。
120年ぶりに実った笹の実を食べて異常繁殖したネズミが村を襲い農作物から人的被害まで広がりパニック状態に・・・以前よりそのことを危惧していた若手職員の言葉は無視され、行政の対応は後手後手となり・・・という実話に基づいた小説とのこと。
このお話を伺って調べてみると、竹は竹原一帯殆ど同根なので自家不和合(自分の花粉では結実しずらい)により結実率が極めて低いのですが、笹は救荒植物として利用されたほど生り年には沢山実り、利用されてきた歴史があるようです。
読んだ範囲では、笹の実は「栄養価が高い」という記述は共通していましたが、味は「アクが強くて不味い」「食べられないことはない」「何とも言えず美味しい」などと評価はまちまちでした。
飢饉の時には、お腹が空いていて美味しく感じたのか、まずくても味より栄養でその恵みを頂いていたのでしょうか。
もし、笹の実を本当に味わったことがある方、その話を聞いたことがある方がいらしたら、是非、ご教示頂けると幸いです。
自分でも経験がありそうな古老に伺ってみますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
検索した中で一番詳しかった記事は、
笹の実を味わう!笹の実の歴史や食べ紹介紹介
*本サイトは、一般財団法人 蓼科笹類植物園からご提供いただいた情報をもとにコンテンツを制作しています。
蓼科笹類植物園HPには、その辺りの情報は掲載されていませんでしたが、また見学に行ってみたい場所が増えました。

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竹と笹の区別は、日常それほど厳密には(植物分類学ほど)無いと思うのですが・・・
今日の観察会で「笹の実を食べたことがある」方のお話を聞けました。
「一粒はお米より少し大きく、美味しいと言うほどではないけれど、不味くも無く食べられ、アクは特に感じなかった。」
と言うことでした。アクが抜かれていたのか、詳しい事までは伺えませんでしたが・・・。
竹と笹は仰る通り、名前も混在していて日常では余り厳密に区別されないことが多いですよね。
ただ、結実するかどうかという点では、竹林よりも笹原の方が遺伝子の多様性が高く、結実率が良いように思いますが、どうでしょう・・・。
実が成って落ちて増えるかどうかで遺伝子の多様性も増すので、竹は結実率が低いまま、ますます単一化が進んでいるということ?
竹林が本当に枯れて消えるかどうかも、この機会に経過観察していきたいです。私が生きている内に観察出来る機会はもう二度と巡って来ないでしょうし・・・。