2025年06月04日

皇居 東御苑 ハナショウブ(1)

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2025.06.04 皇居 東御苑 花木くらぶ

6月の花木くらぶ観察会で、皇居東御苑に行って参りました。先ずは盛りのハナショウブ! こちらは二の丸庭園の中、風景の一部として植栽されているのが、他のハナショウブ園とは趣が異なる点です。また、全ての下部に名札がつけられているおり、株はが少なめですが細部まで手入れが行き届いています。

P6042263  東御苑 ハナショウブ と庭m.JPG

五節の舞(ごせちのまい) 浪乗舟(なみのりぶね)
P6042255 東御苑 ハナショウブ 五節の舞 浪乗舟m.JPG
五節の舞:江戸古花 六英 薄青紫地に紫の脈 芯紫 平咲 中輪
波乗舟:江戸古花 山英 薄藤水色に白い線 中輪

五月晴(さつきばれ)
P6042257 東御苑 ハナショウブ 五月晴m.JPG
江戸古花 六英 白地に底薄紅ぼかし 紅の極細脈 中輪

鏡台山(きょうだいさん) 下2枚とも
P6042262 東御苑 ハナショウブ 鏡台山m.JPG
江戸古花 六英 薄青藤紫の砂子地に白筋 中輪
P6042258 東御苑 ハナショウブ 鏡台山m.JPG
鏡台山とは歌川広重が「更科田毎月鏡台山(さらしな たごとのつき きょうだいさん)」で描いた山で、月を鏡、山を鏡を載せる台と見立てた命名とのこと。なるほど、月が灯ったような花に見えて来ます。見たまま「田毎の月」と言わずに「鏡台山」としたところがなかなか・・・。現代人には難しいですが、当時の人々には常識だったのでしょうか。

湖水の色(こすいのいろ)
P6042260  東御苑 ハナショウブ 湖水野色m.JPG
江戸古花 六英 白地に極薄水色ぼかし 段々白く褪色

熊奮迅(くまふんじん)
P6042264東御苑 ハナショウブ 熊奮迅m.JPG
江戸古花 六英〜半八重 濃ビロード紫 時に半八重化
随分荒々しい名前ですが、由来は不明。熊の毛並みのような色合いと、乱れがちな花型からでしょうか。 花菖蒲の名前の由来が気になって仕方ない。

錦の褥(にしきのしとね)
P6042265東御苑 ハナショウブ 錦の褥m.JPG
江戸古花 三英 薄い藤色地に白色の筋( 吹っ掛け絞り)
これまた何だか艶っぽい名前・・・と思う私が考えすぎ?「褥」という言葉も使わなくなりましたね。

(つづく)

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posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山野草木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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