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昨日のNHK大河ドラマ「べらぼう」、誰袖花魁と田沼意次の嫡男 田沼意知(花雲助)の悲恋が描かれました。
西行の和歌
願わくば花の下にて春死なん その如月の望月の頃
それを踏まえて雲助が扇子にしたため花魁に贈った歌は、
西行は花の下にて死なんとか 雲助袖の下にて死にたし
技巧もなく実に直球勝負、それだけに花魁の心を射貫いたことでしょう。それまで手を触れずに居た花魁の膝枕を借り、そこから仰いだ誰袖の顔が「満月のようだ」と言っていた意知。その時が、正に人生の頂点(望月)だったのかのようで・・・合掌
田沼家追い落としの謀略に巻き込まれ、友情をも感じていた意知に裏切られたと思い込み「覚えがあろう」と三度も悲痛な声で問いただし斬りかかった政事も哀れでした。切腹、お家は改易となりながらも世直し大明神と祀り上げられる時勢の不思議さ。栃木の佐野も田沼も、私にとっては縁のある所ですので、複雑な気持です。
さて、そんな切ない話を観ていて、今年初めて出会ったこの花を思い出しました。
タガソデソウ 誰袖草 ナデシコ科ミミナグサ属
2025.05.29 清里
この名前の由来を、牧野富太郎先生は、古今和歌集の
色よりも香こそあはれと思ほゆれ 誰が袖ふれし宿の梅ぞも
(詠人知らず)
に因んだものと書かれています。和歌の心を読み解くとすれば、
梅の花は、その色・形よりも香りこそが心に沁み趣がある。
宿に咲く梅に触れた誰かの袖に移って香るのであろうか・・・
このタガソデソウも、白く小さな目立たない花よりも香りに惹かれると言う所なのかもしれませんが、残念ながら、またしても香りを確かめていませんでした。次はいつ会えることやら。花は虫たちの気持になって、香りも要確認!
また、私には、白い花が振り袖にも、また、匂い袋の別名「誰袖」にも似ているように思えます。
この白い花こそが私の目に留まってみつけることが出来、香りには気づかなかったのですから、香りの方が勝るとは言えないのではないかなぁ?

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花の美しさ印象は、香りがあって初めて完成される気がします
その名がまた良いですね
次に見かけたら忘れずに香りを確かめたいです。本当に誰袖草の名前を付けた人にありがとうです。