2025年10月19日

ゴキヅル に会えた!

自然観察ランキング
ご訪問ありがとうございます

ずっとずっと
「実物を見てみたい!」
と思っていた ゴキヅル に、遂に出会えました。
それもなんと、思いがけず2箇所で! 
ご縁がある時には続くのですよね〜♪

お化け提灯がパカッと割れたような姿の実を図鑑や図絵で見て、この奇妙で神秘的な植物に子供の頃から憧れていたのです。

ゴキヅル 御器蔓/合器蔓 ウリ科
2025.10.02 石神井公園
PA024407 ゴキヅルm.JPG
写真の様に湿地に生えるアシ(ヨシ)、オギ、マコモなどに絡まって生育することが多いので、葦原が一斉に刈られると姿を消してしまいます。

手の届かない柵の中、他の植物が茂る中、小さな植物にピントを合せるのは難しい・・・あ、左下の方に未だ花が残った小さな実がぶら下がっていますね。

PA024408 ゴキヅルm.JPG
細長目で基部が左右に張り出した変形ハート型の葉、蔓と巻きひげ、細い花弁の白い花、中央やや下に若い実が見えます。

果実の部拡大拡大
PA024408 ゴキヅルs.JPG

いつかもっと近くで見たいなぁ・・・と思っていたら、なんと6日後にチャンスはやって来ました。

ゴキヅル 2025.10.08 渡良瀬遊水池
PA084583 ゴキヅルml.JPG
蔓性の茎には稜が有り、下向きの毛で絡み、
葉腋から巻きひげを伸ばしてしっかり依り代を掴む。
カラスウリの花を小さくしてレースを無くしたような
白い西洋星型に似た花。
花序の上部に雄花、下部に雌花が着く。
花裂片と萼片の色・長さが同じなので花弁が10枚に見える。
縦2cm程の楕円球の蓋果(がいか)の
上半分(基部・下部)にはボツボツの突起があり
下半分(先部・上部)はスベスベで先が尖る。
これがパカッと上下に割れ、
中には種子が向かい合わせに2つ並ぶ。

この果実が、やんごとなき方々が使われる蓋付きの御器に似ているので「御器蔓」の名を貰っています。

図鑑に依っては「合器蔓」とも書かれていますが、「合器」という言葉は見慣れないし何か品がないというか見たままの漢字で味気なく感じます。

そして、皆さんも薄々感じておられるように、あのGの語源も「御器」に通じています。但しこちらの「御器」は、中世以降の用例で修行僧が携帯している食事用の器の意味と思われます。 

修行僧の旅枕、食後は湯で漱ぎ香の物などで拭っただけの御器(多少残臭が・・・?)にかぶりつくことから「ごきかぶり」→「ゴキブリ」となったのでしょう。

あの子も家の中にさえ入ってこなければ、これほど嫌われないものを・・・古代より生き長らえてきた知恵の賜物でしょうけれど。

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posted by 山桜 at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 山野草木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私もゴキヅルに会ってみたいです!


Posted by 瓜亀仙人 at 2025年10月21日 13:08
◆瓜亀仙人さんへ

 ウリ科雑草メロンの研究家瓜亀仙人さんには、ゴキヅルも是非お目にかかりたいと思っていることでしょう!
Posted by 山桜 at 2025年10月21日 18:11

えっ〜ゴキブリの語源はそうなのですか?
ちょっと見方が変わったかな〜!?
Posted by きえ at 2025年10月24日 19:01
◆きえさん、こんばんは。

ゴキカブリだったらフンコロガシみたいな可愛らしさも感じられたでしょうか。ふふふ…
Posted by 山桜 at 2025年10月24日 20:40
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