2007年08月25日

布の優しさ

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 使い捨ての紙おむつ全盛時代に、毎日山盛りの布おむつを洗い、干し、畳んで使っている人達がいます。 どんなに使い心地が良くなったと言われても、紙おむつを当てている不快感は女性なら概ね察しがつくでしょう。

 私はごく自然に娘を布おむつで育てました。 妊娠初期から母からも祖母からもおむつ用のの生地が届きましたし、お腹が大きくならない内におむつを縫って用意する、そういうものだと思っておりました。 

 紙おむつは病院を退院する際に戴いたものを外出時にだけ用いていましたが、使い切らぬうちに新生児用サイズは小さくて使えなくなりました。 布おむつはこんなことにはなりません。 畳み方、枚数、当て方で成長、体調に相応しい使い方が工夫できます。

 おむつを洗い上げてお日様の下、満艦飾にはためかせて干す爽快感、そして一枚一枚、柔らかな可愛いお尻に当たった時痛くないようにと、皺を寄せずに伸ばしたり畳んだり組み合わせたりするひと時に、母になった喜びをしみじみと感じたものでした。

 上の写真のおむつの山は、ある療育院のもので、ボランティアの方々の手によって、日々丁寧に畳まれています。 私達の団でも微力ですが、お手伝いさせて戴いております。 少女達も最初は戸惑うこともありますが、特に嫌がりもせず、多くの人に「ありがとう」と言われ微笑まれ、人の役に立つことの喜びを感じてくれているようです。

 「おむつ」の語源は他にもあるのでしょうが、私は睦ましい情を結ぶ「お睦」であって欲しいと願っています。


<<追記 2007-09-14>>
  あやめさんから耳寄り情報が寄せられました!

  あやめさんのお母様、お祖母様のお話によると、
  「一反の生地から丁度6枚作れるので『お六(むつ)』と呼ばれた」
  のではないかと言うことです。

  オムツの語源に、目から鱗の新たな一説が加わりましたね!
  割り切れて丁度いい按配の大きさになるオムツのようにスッキリです!



posted by 山桜 at 00:00| Comment(26) | TrackBack(0) | 青少年活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も当然布おむつ。布オムツって洗えば洗うほど柔らかくなるんですよね。おしまいには、ふわふわになって本当に柔肌になります。毎日、お日様に当てて、たたみました。そんなに苦にした記憶もありません。子育ては、あんまり楽しんでやったという記憶はないんですけど・・・自分の時は楽しんでいる余裕はないってみなさんおっしゃいます。今日、たまたま畳替えして、ついでに整理していたら、幼なかった息子達が幸せそうにアルバムの中で笑ってる。こんなに可愛いかったんやなあ。それに、こんな顔して笑ってくれてるんやから育児下手な母親でも、怒ってないんやなあって、一人、思ったものでした。
Posted by 山口ももり at 2007年09月11日 17:21
自分のした事を喜んでくれる人が居ること。
これほど気持ちの良いことは有りませんね!

最近ではおむつが干してあって
この家には赤ちゃんがいるんだ!って分かる。
そんな事も無くなってしまいましたね。
Posted by ネットの中のお父さん at 2007年09月11日 17:56
お睦、、いいですね〜。
私も子供のころ陽の当たるリビングで弟の布オムツをせっせと畳んでいた記憶が、
なんか懐かしくも微笑ましい記憶だなぁ。
Posted by ☆そら☆彡 at 2007年09月11日 18:50
お晩にござる
久方なるを深謝申し上げ候

さても
布おむつなる哉

姫が記事を読みすすめれば
両目ぼやけて読むを中断したること数回
いと胸に迫る素晴らしき記事なり

「おむつを洗い上げてお日様の下、満艦飾にはためかせて干す爽快感、そして一枚一枚、柔らかな可愛いお尻に当たった時痛くないようにと、皺を寄せずに伸ばしたり畳んだり組み合わせたりするひと時に、母になった喜びをしみじみと感じたものでした。」
特にこの一節に 予も万感のおもひを重ねたる
そのかみ子の布おむつをたためれば
布にほの残る陽の温み掌に感じつつ
父となりし喜びを味はひぬ
其 きのふの事が如く
まざまざと思い出だして
胸つまるなつかしさに満ち満ちてをり

有難し 有難し

頓首 再拝
Posted by Akahito〜友部丹人 at 2007年09月11日 19:49
物干し竿ではためく洗い立てのおむつは、「私は誇りを持って母親をしているのよ〜!」
と言う女性の誇りの証だったんですね。ん〜納得。
Posted by 天狗 at 2007年09月11日 20:01
今、全く布オムツを干しているところを見なくなりました。
若い方はみな紙オムツなんですね。
わたしも子供たちは布オムツで育てました。
紙オムツを使うときはなんだか罪悪感…。
それよりも介護用オムツの方が今は多いのでは?
このような活動もあるのですね。
最近そのことをよく考えるのでタイムリーな記事でした。
ありがとうございました。
Posted by 宗恵 at 2007年09月11日 21:06
 私の世代の人は、7〜8割方布おむつで育てていた様に思います。
なのに、友人の息子や娘達は、9割方紙おむつだそうです。我が家はまだ
そういう状況にすら居ませんが、結婚し子供が生まれたら、時代に逆行し、
布おむつを使ってくれるかしら?と、チョッと気になってしまいました。
 介護用はほとんど紙おむつですね。私の実家も、最初は布おむつを
使っていましたが、母の負担は大変なもので、若い人とは違い高齢なので、
状況によっては、致し方ないのかなぁって思います。
Posted by 飛翔 at 2007年09月11日 21:46
家人も“おしめ(布おむつ)”で育てくれました。
いろいろありましたが、あの頃が懐かしく思い出されます。
孫の顔を見るのはいつになるのでしょうか・・・
Posted by 酒徒善人 at 2007年09月11日 22:17
襁褓ですねぇ
睦む
掬ぶ
いいですねぇ
小生も
浴衣生地のおしめ姿の
写真が…(^m^;;;
Posted by 幽黙 at 2007年09月11日 22:49
私も布おむつで育てましたよ。
子供のおむつって、うんちが付いていても
平気なんですよね^^
それどころか、おむつが健康のバロメーターになっていましたわ(皆さん、そうですよね)

便利な世の中、紙おむつを全て否定する訳ではないけど、
この写真のたくさんの数を見て
様々な状況を見て考える事も必要だと思います。

しかし、山桜さんは何の使命を持ってこの世に
生を受けた方なのでしょう。
私には、天使にしか見えません。
こんな綺麗な心の方とお話させていただいて、
自分が恥ずかしくなります。
が、とても幸せでもあります^^
Posted by さかもっちゃん at 2007年09月11日 22:55
語源かあ〜o(⌒▽⌒)o考えたこともなかったよ〜♪♪
学生時代に、恩師から布オムツのよさを
教えて頂いたから、同じ部員はやはり布オムツで
子どもを育てたんだよね☆私は・・・
自信ないけれど。。。できれば布で育てたいなって
思ってま〜すo(⌒▽⌒)oえへへ♪♪

オムツたたみ、大変そう。。。
みなさま、お疲れさまですm(_ _)m
Posted by やゆよ at 2007年09月12日 00:29
沢山の「お睦」ですね。壮観です。
これで、赤ちゃんが大きく育ったのかと、
思うと、ほのぼのとしてきますよね(笑)
Posted by 青い流れ星 at 2007年09月12日 21:31
◆ももりさん、こんにちは!
>洗えば洗うほど柔らかくなるんですよね。 

 おむつの中に着古された浴衣の柄を見るのも楽しみでした。
私の頃はワッフル織の生地や真四角のおむつなどもありました。
肌触りと吸水性はワッフル織の勝ちかもしれませんが、速乾性
それに祖母や母の温もりの良さは、断然浴衣の勝ちですね。

 私はかなり歳がいってからやっと子が授かったので、それはもう
子育て出来るのが嬉しくて、このままずっと大きくならないで!
とさえ思っていました…あぁ思い出すと泣けてきます(゜―Å)
Posted by 山桜 at 2007年09月13日 09:51
◆ネットの中のお父さん、こんにちは!
 年少部門が最初に取り組む課題は、「こっそり気付かれ
ないようにでお母さんのお手伝いをする」なんですよ♪ 
それで年少部門には「人に知られずに良いことをする妖精」の
名前がついています。 例え直接褒められたりお礼を言われ
なくても、喜ぶ人の笑顔を見る喜びってありますよね^^

>おむつが干してあってこの家には赤ちゃんがいるんだ!って分かる。

 そうそう、これも幸せのお裾分けでしたよね〜!
おむつを見かけた人から思わぬプレゼントを貰えたりも…☆
Posted by 山桜 at 2007年09月13日 09:59
◆そらっち、こんにちは!
 あ〜私も下の弟は歳が離れていたので、母親代わりに
おむつの世話をしたり、背負って子守したり…懐かしいな!

 家族皆でおむつを畳みながら、赤ちゃんの顔を見て笑う…
そんな団欒も嬉しいものだよね〜忙しさを助ける紙おむつ
だけど、便利の一方で失ってしまったものもあるね。
Posted by 山桜 at 2007年09月13日 10:03
◆友部丹人さん、こんにちは!
 殿、私は殿のコメントを読みながら画面が霞んで参りました。
父の愛…胸に迫ります。 私は祖父の代から待ち望まれた
女の子でしたので、祖父の分まで父に溺愛されて、門限も
何もかも厳しくて鬱陶しいと思う日も多々ありましたけれど、
今は全てが思い返すだけでも号泣してしまいそうな思い出です。

 親子が一緒にいられる年月はあっという間で、過ぎてみれば
なんと愛おしい日々なのでしょう。 今、娘といられる時を
大切にしたいです。
Posted by 山桜 at 2007年09月13日 10:14
◆天狗さん、こんにちは!
 不安もいっぱい失敗もいっぱいで、誇りに胸はって〜
なんて自信などないのですが、そのひと時、青空にはためく
おむつを干し上げて、あ〜私ってお母さんになったんだ〜!
と叫びたいような晴れ晴れとした気持かな〜^^;
不妊治療も受けてやっと授かった子なので、喜びも一入でした。
Posted by 山桜 at 2007年09月13日 10:19
◆宗恵さん、こんにちは!
>紙オムツを使うときはなんだか罪悪感…。

 わかります〜私もそうでした。 ゴミとして捨てるのも罪悪感。
ゴミ箱が公園にあった頃はそこへ捨ててしまう人結構いましたっけ〜、
ナント言おうか、スゴイなぁ…

 子供の数よりペットの数が多いという現在、確かに介護用おむつ
の方が多くなっているのかもしれませんね…高齢者介護を担われて
いらっしゃる方々には、紙おむつは大きな助けと思います。 

 介護される方にしても、外におむつを干されることは屈辱と感じ
られるかもしれませんし…分らないと思っていてもどこか正気に
戻られてている所もありますから。

 せめて自分は誰にも下のお世話にならぬよう、足腰丈夫でいたい
と思います。
Posted by 山桜 at 2007年09月13日 10:41
◆飛翔さん、こんにちは!
 私の頃はもう8割がた紙おむつだったと思います。
先ず産婦人科で使っていて、退院の時粉ミルクと一緒に渡され
るのですから、アレ〜?でしたけれど、業者との提携もあって
仕方ないのでしょうね。 先生は母乳推進派でしたから、
私もその紹介で桶谷式母乳法をやっていました。

 お嫁さんのお母さまからのプッシュでもないとなかなか
今は布おむつで〜とお姑さんが言うのは難しいかもしれない
ですね。 さて、私は娘にちゃんと言えるかしら〜?
おむつは弟の子が生まれた時にあげちゃったけれど、未だ
とってあるかな? それより、ちゃんと結婚して孫を抱かせてくれる
のだろうか…若しかして、私が育てることになったり…( ̄口 ̄;)
Posted by 山桜 at 2007年09月13日 10:52
◆酒徒善人さん、こんにちは!
 素晴らしい、こちらに来て下さる方々は皆さん布おむつ派!
嬉しいな〜って、年齢層的なことですかしら〜^^;

 「過ぎてしまえば皆美しい」思い出ですね。
孫か〜可愛いでしょうね〜そして若しかしたら、お爺ちゃん、
お婆ちゃんになったというよりも、自分もまた若返ったような
気持になるのかもしれませんね〜♪
Posted by 山桜 at 2007年09月13日 10:58
◆幽黙さん、こんにちは!
 襁褓(むつき)って難しい文字ですよね〜
舛添さんの著書のタイトルにもなってましたが、この漢字の
それぞれの意味ってなんなのでしょうね〜? 強く保つ衣?
これに「お」が付いて「おむつ」説が一般的ですけれど…

 このおむつの山の中にも時々、浴衣地の柄物が混じっていて
子供達の人気の的なんですよ〜 探して掘り返してしまう子も
いるぐらいです。 コレコレ〜 へ(@@;)
Posted by 山桜 at 2007年09月13日 11:08
◆さかもっちゃんさん、こんにちは!
 おおっ、布おむつ率高し! (*´∀`)人(´∀`*)仲間!

 あれほど「ウンチ」と真正面から向き合い、つぶさに観察
した時って無いですね。 悪玉菌が繁殖していない赤ちゃんの
ウンチは臭くないですしね〜♪

 この療育院でのおむつ畳みは、少しでも我が子のおむつ
かぶれ、床ズレの苦しみを軽くしてやりたいという親心への
お手伝いですね。 毎日沢山のボランティアの方々がおみえ
になっています。 この日も周りに座りきれないほどでした。
畳んでいく内に向かい側の子が私の顔が見えた!と嬉しそうに
言ってくれました。 目に見える達成感が心地よかったようです。

 あ・・・え〜っと(。。;) そのような誤った妄想を抱かれては
最早お会いできなくなってしまうので〜私の中の悪魔をば、今度、
是非に、、、はっはっは〜ふっふっふっ(((▼ー▼)))
Posted by 山桜 at 2007年09月13日 12:06
◆やゆよん、こんにちは!
 お師匠さまはそのようなことまで教えて下さったのね〜
布おむつはね、トイレで主要部分を落としてサッと洗って
おけば、後は泡立てた石鹸水と酸素系漂白剤つけ置き洗いでOKよん。
それに布だとおむつ離れも早いから、一年半くらいで終わるかな〜
オネショも1回、お漏らしも一回だけだったよ☆⌒(*^∇゜)v
アンマリ書くと怒る人が約1名いるから、その時が来たらまた
詳しくね〜

 おむつたたみは尻取りなんかしながら結構楽しいんよ。
奥様方はご家庭の色々など井戸端会議しながらで…
そっちも聞きたかったけど、尻取りが忙しくて残念〜!
Posted by 山桜 at 2007年09月13日 12:19
◆青い流れ星さん、こんにちは!
 「お睦」が洗って干されるだけの赤ちゃんとお母さんたちの
睦み合い、触れ合いがあったということですものね〜
本当に微笑ましい光景です〜♪
 
 ただこちらのおむつは赤ちゃん用だけではないのです。
病気の為おむつが必要な青少年までの子供達が入院しています。

 赤ちゃんは自分が何を当てられているかまで分りませんが、
大きな子供達は・・・、そしてまたご家族の方々の思いは…。

 私達は少しでも快適に過ごして戴けたらと、末端で
お手伝いをほんの少しさせて頂いているだけなのです。
Posted by 山桜 at 2007年09月13日 12:35
「襁褓」という言葉の元々は
「襁」「褓」が別のもので
「襁」というのはいわゆる子守で子供をおんぶする紐
「褓」というのが今の「おしめ・おむつ」となる布
を意味している言葉だったのですが
それがいつのまにか二文字で後者だけを
意味するようになっちゃったようです
Posted by 幽黙 at 2007年09月14日 22:24
◆幽黙さん、こんばんは!
 わ〜っ自分で調べずに安易に聞いてしまい、すみません!
でもちゃんと答えて下さって、やっぱり幽黙さんは優しいな〜♪
ありがとうございます!!

ところでそれぞれの文字は単独では何と読むのですか?
家の字典にはこんな字は載ってなくて。。。^^;
Posted by 山桜 at 2007年09月14日 23:27
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