今日は旧暦の文月(ふみづき)朔日(ついたち/さくび)。
「朔=新月●」のことで「望=満月○」の逆さの状態のこと。
地球から見て、月が太陽と同じ方向にあり日の当たらない暗い面を地球に
向けている為、月の姿を見られない状態を言う。
(朔と逆の字の共通の部分は、人が頭を下に大の字になっている形で「さかさ」の意)
朔●を新月と呼ぶことにはずっと違和感を持っていた。真っ暗で見えない月を
真ッ更な新しいもの好きな日本人が「新月」と呼ぶとはどうしても納得出来なかった。
しかし、昨年色々調べてみたら、朔=新月というのは外来の考え方で、日本では
朔の次に現れるその月最初の晩に見える細い月を新月とも呼んでいたと知り、
やっと自分の感覚とご先祖様の感覚にズレが無かったことが分かり、嬉しく共感できた。
明後日の7日は「立秋」、猛暑の中にもそこはかとなく「秋」の気配が忍び寄る。
また11日は旧暦7月7日で「七夕」。七夕は、本来は秋の節句である。
このところ色々思い巡らせていた「七夕」考については、その旧暦七夕の11日に
詳しく書きたいと思う。
2005年08月05日
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