2005年08月06日

「夕暮れ観察会・あなたが知らない夕暮れのドラマ」

焼き鳥の煙と週末の喧騒の中、待合せのボート乗り場へと急ぐ。

 「ボートに一緒に乗ったカップルは別れる伝説」で有名な井の頭公園の池の畔。

今日は、お気に入りリンク先の観察人Tこと田中さん主催による「カラスウリとコウモリの夕暮れ観察会」である。

 田中さん、ひらりん、山桜、のカラスウリ3狂人の意気込みはちょっと浮いていたかも。 他の参加者のみなさん、カラスウリオタな私達をお許しあれ・・・。

集合時には未だ新体操の棍棒の様に固かった蕾は、日暮れと共にパクリと五つに分かれ、やがてゆるりと妖艶な糸を解きほぐし出した。繊細なレース織の一本一本の糸の先まで全く絡まることも無く、闇夜に咲く☆星々☆はぼうっと輝きだした。

池のほとりの植え込みに絡まったカラスウリの群落は、水面に無数の蔓を枝垂れさせそこに散りばめられた白い星々は、まるでカラスウリの花の滝のようだった。

一番星が輝きだす頃、油コウモリ達の夕餉が始まった。 田中さんお手製の超音波を我々が聞こえる音に変えてくれる装置「バットディテクター」でコウモリの出す音を聞いた。餌の虫を探している時、発見し捕獲に向かう時、捕獲して飛び去る時、音のサイクルが変わり、コウモリの息吹が伝わるようだった。

観察会の詳細を知りたい方は、どうぞリンク先の田中さんのサイト「自然観察の部屋」へ飛んでみて下さい。

それにしても、違うデンパをやたらにキャッチしていた私達・・・神田明神へ続く御茶ノ水の水源神社の黒鳥居大黒様に興奮。 ご近所の皆様、夜分お騒がせして申し訳ございませんでしたm(_ _)m


[訂正] 上記「バッドディテクター」は2種類あり、一方(緑色)は英国製の既製品、他方は田中さんではない個人の方のお手製とのことです。 訂正してお詫び申し上げます。
(2005-08-08 追記)



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posted by 山桜 at 23:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日は朝から井の頭付近で漫画のお仕事でした。
帰ってきたのは午後11時回ってました。
帰りに外灯下の咲かないメスのカラスウリを観察してきました。
咲けないので蕾のまま項垂れていましたよ。かわいそうに。
大黒様のほうは時間が時間なのでまた今度です。
Posted by ひらりん at 2005年08月09日 00:13
ひらりん、お仕事お疲れ様でした。

大黒様のいらした黒鳥居は地元では「黒門」と呼ばれていて、
こちらが表参道なのに、駅側ばかり賑やかなことに、
「黒門千社札」で有名な当地の棟梁はいささかご立腹らしいよ。

棟梁は貴重な門松・注連縄の技の伝承者とか。
是非、お会いしてみたいな。 技の見学会、企画しようかな・・・。
Posted by 山桜 at 2005年08月09日 09:17
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