まだまだ猛暑の最中とは言え、暦は「立秋」を迎えた。
これより先は、どんなに酷い暑さでも「残暑」と呼ばれ、
盛りを過ぎた夏への一抹の寂しさを感じる。
七夕、お盆、秋祭・・・ 秋の行事も次々巡り出す。
そして、春・夏と勢い盛んだった天の斑駒に変わり、秋・冬は左男鹿が盛りになる。
これは祝詞の最後を修飾する言葉で、今では一年中同じ言葉で終わらせていることが
多いが、嘗ては季節ごとにきちんと変えて奉唱していたことを、鎌倉とんぼさんに
教えて戴いた。
秋・冬「左男鹿(さをしか)の八(や)つの耳振り立てて・・・」
春・夏「天(あめ)の斑駒(ふちこま)の耳振り立てて・・・」
季節の移ろいに心を寄せてきた先人の心のままに、祝詞も季節に応じて奉唱してみてはいかがだろうか?
2005年08月07日
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