今も続くその土地その土地のお盆の習わしがあると思う。
いつかそういう話を聞き集めに日本中を歩いてみたい。
また、このブログを目に留め、くしこさんの様にご自分の土地の習わしを
教えてくださる方がいらっしゃると、本当にブログを開いたことが良かったと
思えて嬉しい。
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私の家のお盆の慣わしは、父方の祖父母の故郷新潟のものなのか、
それとも新し物好きな祖母が東京式を取り入れたのか定かではないが・・・
お盆の入りの日の朝一番で墓参し、ご先祖様を背負って家へお連れする。
夕暮れ時、お盆提灯に灯をともし、その火で家の角でオガラ(麻の茎)を焚く。
(ご先祖様が迷わず家に戻れるようにと祖母が言っていたので、若しかしたら
墓参の前日だったのかもしれない。)
お供えは、マコモで編んだ菰の上に、
ホオズキ、桃、梨、ブドウ、瓜、枝豆、栗などの・・・旬の作物
(一番新しいものという意味なのか、ミニチュアセットの様な
未だ小さい作物を選んで盆盛りにしてあった)
菊の花の形などをした落雁。白桃緑黄色などの色付きのもの
茄子・胡瓜に4本足を付けて、牛・馬に模したもの
小鉢に蓮の葉を敷いた上に茄子・胡瓜を細かく刻んだもの
水鉢とミソハギを葉巻程の太さに束ねたもの
お参りをする時に、水鉢の水にミソハギの束を浸し、その水を茄子・胡瓜にかける。
(先程検索したサイトではお米も混ぜるとあった。喉が細り食べ物が通り難い餓鬼を
救う為細かにし水で柔らかにする為とも、又、食物を無限に増やす為とも・・・)
また、お盆の間は家のものと同じ食事をご先祖様にも用意する。
16日に家の角で送り火を焚いてお見送りする。負ぶってお墓まで連れて帰る。
皆様の土地では、いつどんな慣わしでお盆を迎えられるのだろうか?
2005年08月15日
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ただ、お店にはこの組み合わせのものはおいていません。一般的な風習じゃないからでしょうね。
こちらでは、蓮の葉は八百屋さんではなくて、花屋さんで求めます。
でもやはり無い時は里芋の葉を蓮の葉の型に切って使います。
あ・・・上新粉のお団子も祖母は供えてました。
落雁もお団子もあまり好きじゃなかったなぁ・・・
里芋はお月見の時に衣かつぎにしてお供えに。
栗もお月見の方との勘違いかもしれません。