川から天然?のメダカとヌマエビを掬って来た。メダカは売られているヒメダカと違って黒っぽいのだか、何となく色の黄色いものもいる。誰かが放流したものが増えたのかもしれない。在来のメダカは同じ様に見えても遺伝子で4つの種にわけられ、地域により又小さい群に分けられる。貴重な在来種の生息地が安易な放流で脅かされていると聞く。私もメダカが増えたら川へ戻そうと思っていたが、これではダメそうだ。
自由な川から掬われて限られた空間で暮らす運命となったメダカ達の為に、一番大きな水槽を用意した。小石を敷きマツモとオオカナダモを植え、ホテイアオイを浮かせた。隠れ家となる小さな植木鉢も沈めた。
最初、新しい環境に慣れないメダカ・ヌマエビ達は上を下への大騒ぎ。
直にメダカは落ち着いて餌も食べる様になったが、ヌマエビ達のうろたえ様は気の毒なばかりだった。足の後ろに付いている沢山の小さなヒレをフル回転させ、水槽の壁から壁に大突進していく。そうかと思うと水面と水底を一心不乱に行ったり来たり・・・
その様子が可笑しくて可笑しくて・・・(エビ等よゴメン!)
「落ち着いて! 大丈夫だよ〜」
などとこの状況を生み出した張本人が、無責任にも飽くことなく眺め続けていた。
明くる朝、メダカは全員元気いっぱい。しかし、エビの姿が見えない・・・そこへゆら〜
っと白い幽霊の様な浮遊物が横切った。あ、死んじゃったのかな・・・でも中身が、無い?
ナント、大胆不敵にも引越し当日に脱皮をした模様。その上お召し換えが済んだ
エビ等は、2cm径程の小さなジョウロ型植木鉢の穴の縁に足を掛け、
頭を並べて勢揃いしていた。まるで五右衛門風呂に仲良く浸かっている様で
そのカワイイこと!
(ホントのお風呂だったら美味しく茹で上がっちゃいますが)
あれ?壷から手と頭だけ出しているエビの図はどこかで見たことある・・・ヤドカリだ!
ヤドカリの先祖は案外こんな臆病なエビの類だったのかもしれない。
2005年09月27日
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あぁ私もみてみたいです。
いつか自分で連れてきて、大切な家族の一員に
したいです。小さなあわぁい感じのえび達が
頭並べて勢揃いなんて。可愛い〜 *^^*
楽しい絵本を読んでいるみたいな気分になりま
した。ありがとうございます♪
結構身近にメダカもヌマエビも住んでいると思うので、春になったら
川辺や池端などでしゃがんで暫く目を凝らしてみて下さい。
あんまり日向より半木陰で藻が揺らめいている様な所が狙い目です。
本当はエビが3匹くらい並んで顔出している写真を撮りたかったのですが、
なかなかチャンスが無くて^^;