柊の葉とくっついたカラスウリ 瓢箪
今年も花炭作り・里山散歩・野外料理の楽しいひと時を堪能致しました。 去年は大きなドラム缶で火の調節が難しかったのか、燃えすぎたり半生だったり爆ぜて崩れてしまったりと失敗が多かったのですが、今年はとてもいい按配で美しい照りのある花炭が焼き上がりました。
同じ仕組みで作っても、表面に艶が出たのは私たちのチームだけだったようで、これも火の神様のなせる技、蓋をあけるまで分らないところがまた面白いのです。
火を入れる前の花炭の材料を隙間なくどんどん燃やして…籠に入れて缶の中に重ねて入れます。
焼きあがった花炭
炭を焼き上がるのを待つ間に、冬の里山散歩&野外料理に舌鼓♪
香草ディルとチップの香り漂う鱒の燻製、最高でした〜!
こちらは竹輪とイカの燻製…ビールが欲しかったのは云うまでも無し!
里山散歩では先ず、積み上げられた太い伐採赤松の山を見ながら、松枯病の恐ろしさを伺いました。
松枯病を引き起こすマツノザイセンチュウを媒介するマツノマダラカミキリムシ*などが幹に
そして感染した松の中に産み付けられた卵から羽化した幼虫にまた線虫が寄生し、忌まわしい伝染の輪が廻り始めます。 この線虫は外国から昭和初期に入ってきたものですが、近年また猛威をふるうようになった理由の一つは例によって温暖化の影響が考えられそうです。
私達が生れる前から根を下ろし、私達が彼岸に旅立った後も千年の翠を保つ筈だった美しい日本の松が、次々と立ち枯れていく姿はあまりに哀しい…。 丁度原油高でもありますし、できる限り燃料を消費しない生活を心掛けたいです。
一方火に焼かれても、傷つけられてもその傷口を地道に表皮で包み込んで再生していくという木の逞しさも教えて戴きました。 ですから剪定する際は、できるだけ木が傷口をカバーしやすいように切ってやることが大事で、中途半端な部分で切れば、カバーできる部分より先は枯れてしまいます。 何だか人間の心身の傷とも似ていますね。
*マツノマダラカミキリ(松の斑カミキリ)
以前はこちらやゾウムシなど、目に見えて松に喰いつく虫を 「松喰い虫」と呼んでたが、現在は真犯人のマツノザイセンチュウ(松の材線虫)の方を「松喰い虫」と呼ぶ。
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つややかな花炭ですね。きれい。
銀色の炭。
それから一枚目のお写真、まるで掛け軸のようでした。
わたしはイカの燻製が食べたいです(ヨダレ)。
昨日は時間があったので張り切って、書きたくて書けずに
いた日記を書いたのに、Seesaaブログの障害で全く更新されず
残念でした。 コメント戴いても反映されず、ご迷惑をお掛け
してしまった方々に、この場を借りてお詫び申し上げます。<( _ _ )>
どんどん周りから燃すと中にガスが充満してボン!といく
瞬間があるのですが、いつも見逃してしまうんですよ〜
今回も蓋の上の石が跳ね上がるほどだったそうです。見たい!
花炭の墨絵に賛があれば、もっとね〜^^
ももりさんや丹人さんのように、さらさらっとそういうの
書けてしまう人に憧れます。
熱々のイカの燻製にレモンをジュっと絞って…
うう、私も思い出しヨダレが(笑)
寒い一日だっただろうけれど、そういうのも
吹き飛んじゃう楽しさだね♪♪
ちくわとかも美味しそう☆☆
炭のツヤはお見事!!だねえ〜
焼き上がった花炭の見事なこと
わたしもやってみたいですね〜!
この辺では30年程前に松食い虫
(当時はそう言ってました)で
松の木は全滅してしまいました
しかしそれから芽を出した松が
大分大きくなりました
知り合いの若い庭師は言いました
下手に切ると木が痛がる
痛くないように切ってあげないといけない
きっとそういうことなのでしょう
なんて艶やかな
まさに漆黒のようで
油煙墨のごとき黒のようで
それでいて烏の濡れ羽色の如く
緑の黒髪のようで
ふと茄子紺色が見えてしまう
不思議な色の美しさです
私なんかこの写真をアテに、ビールを飲んでいますよ!
そういうすすけたもみじ状態のアカマツ林の中に、部分的に美しい緑と赤い樹肌のアカマツ林を見かけることがあります
手入れが行き届いているからこそなのでしょうね
経済効率第一主義ではとうてい解決できないことだと思いますが、里山復活めざして、前から注目している「まつたけ十字軍」というのを参考までにご紹介しておきます・・
http://blog.goo.ne.jp/npoiroem
そうなのよ〜この日はとっても寒くって、特に火の勢いが
落ちてきた頃からは、手が悴んで字も上手く書けないほど!
そこであっつ熱の豚汁が登場☆お野菜もお味噌も自家製と
いう元気モリモリ湧いてくるような美味しい豚汁だったよ^^
正確にはもっと低温で長時間燻すいわゆる「スモークトラウト」ではなく、
燻し焼き鱒という所ですが、これが超美味し〜い♪
何と言っても調理して下さったのが、アウトドア料理の達人
蜂須賀公人さんなのですから当然ですね! 釣りキチさん製
燻製もさぞ美味しいのでしょうね〜男の料理っていいですね^^
松茸が普通に食べられるような豊かな里山が戻ってくる
ように、少しでも私に出来ることはしたいです。
お父さんなら、その気になれば直ぐに挑戦できると思います。
手頃な缶とその中に納まるカゴを幾つか作ればOKです!
後は野火を焚くのが可能かどうかですが、そちらは許可申請が
必要ですか? 煙がかなり出ますので消防に通知されないように
ご近所には断った方が良さそうです(^^;
お父さんのコメントを拝見して、「松くい虫」と「松枯れ病」
をもう一度調べ直して、日記の一部を訂正・更新しました。
私も「松くい虫」が何か、きちんと把握していなかったので
情報が整理できて助かりました。 ありがとうございます!
松の新しい木が元気に育っていると伺い、とても嬉しいです。
希望を失ってはいけませんね、自然の力は偉大ですもの!
「木が痛がる」って分ります。 「木が気付かない位
素早く綺麗に適所を切る」これを心掛けています。
「黒」には驚く程様々な色合いがありますね〜
蓋を開けたら、カラー写真からモノクロ写真になったような
一種の静寂を呼ぶような不思議な感動がありました。
重なったもの同士がくっついて面白い造形になっていたり
元の素材の持ち味で、陶器の釉薬の違いのような変化が
あったり…火の神様の成せる技ですね〜
ビールは…本当に残念ながら無いのですよ〜・゚・(つД`)・゚・
色々制約があるでしょうし、仕方がないです。
私は例の如く、団の子と一緒ですので勤務中ということで
若しそこにあっても飲めないですから、寧ろ良かったかと〜
「松茸十字軍」の活動を拝見して、思わず我が里の皆さん?
かと思ってしまいました。 今は各地の里山で元気な壮年組
ボランティアが大活躍ですね。 丁度幼少の頃、里山の恩恵を
いっぱい受けて育たれた年代で、思い入れも一層なのでしょう。
私も幼稚園頃まで住んでいた小金井の雑木林で父と虫捕り
などをした記憶が、美しい映画の1シーンのように思い出され
ます(記憶は美化される^^)。 今こうして自然に囲まれて
住んでいるのも、その懐かしい記憶の所為かもしれません。
枯れてしまいます。何だか人間の心身の傷とも似ていますね。
似ていますね。手遅れにならない前におもいきって
正確に手当てすること。今の日本によく似ていますね(笑)
どこで切り取って手当てすべきか、この判断は経験がものを
云います。 日本はアメリカの傘の下に保護されて経済優先
している内に、今までの長い体験の積み重ねの大事なバトンを
後世に渡し損ねてしまったのではないでしょうか。
落とした場所に探しに戻るのか、新しいバトンを繋ぐのか
どちらも大切なことと思います。
真っ黒なカラスウリも素敵(*´∀`)
カラスウリの語源説はいろいろあるけれど、カラスの
濡れ羽色に輝くこの姿なら間違いなく「烏瓜」だね。
千成瓢箪、収穫後どうした? 私は干しっぱなしのまま…
何にしようかな〜♪
今年は益々キレイな花炭が出来ましたね♪
飾ったらきれいそうです。
見てると自分でも作れそうに見えるのですが、いろいろコツがいるんでしょうね。
花炭を作るにはやっぱりこの季節がいいのでしょうか?
そうなんです、去年よりちょっと腕が上がったような??
な〜んて、火の勢いはお天気や湿度や薪の材等で変わりますし、
その時の運任せですね〜 火の神様のお気のままにです^^
ガスが溜まってボン!といった後、徐々に冷ましていき、
決して慌てて開けないことが大事です。 火事の時同様で、
急に酸素が入ると、鎮まりかけた火が一気に燃え上がり、
折角の炭が忽ち灰になってしまいます。
夏はなんと言っても暑いですし、窓を開けいるお宅も多い
でしょうし、湿度が高く炭の材も薪も水気が多いのでやはり
秋〜冬が適期と思います。