スノードロップ: ヒガンバナ科
和名「待雪草」「雪の花」など
東京に初雪が積もった明くる朝、淡雪はすっかり溶けて土を黒く
潤し、雪の雫を存分に吸い上げて眠っていた春の妖精が目を覚まし
ました。
在来種だ自生種だと日頃うるさいことを言っている私ですが、遠い
異国から遥々春を報せにやって渡って来た、白い妖精の愛らしさの
前にはただ黙って跪き、飽くることなく眺めるばかりです。
雪どけを集めて白き待雪草 山桜
過去のスノードロップ関連記事:「立春大吉」 「雪の雫・Snowdrop」
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ラベル:スノードロップ
何時までも 見惚れてしまいます。
綺麗な写真をありがとうございます。
白き花 心も無心 雪の花
私も、こんな健気な人でありたいです〜
っと、ここで一句。
と続けません(大泣)
花白く雪のすべてを受け止めて春待つ人の心慰さむ 幽黙
雪がおはなになったって
このことなのね♪♪
あんまりうまくできないけれど
みにやどす しろきこころの あらわれて
はるのあわゆき いまさきにけり
我が家には同じヒガンバナ科の「スノーフレーク」と言うのがあります。
http://iwasironokuni.cocolog-nifty.com/photos/suisennnohana/img_1430.html
和名は「鈴蘭水仙」と言うように鈴蘭と水仙の中間でスノードロップのような開花の仕方をします。
まだまだ、こちらでは咲きませんけどね
頭垂れつつひたぶるに咲く 丹人
今日の東京にはまた雪が降って、待雪草も雪の中に埋れて
しまいましたが、さすがは雪の精、どことなく嬉しそうです。
雪とけて 花ふくらみて またの雪
何を語りて 夜ぞ更ける 山桜
落葉樹の下で春の木漏れ日を浴びて咲くような可憐な花が
好きで、あちこちに植え込んでいますので、葉のない時期は
うっかり掘り起こさないように気を使います。
これから次々と春の妖精たちが目覚めてくるのが楽しみです♪
積もった雪からしんしんとした寒さが伝わってくる夜です。
雪しずく 白き花より 零れ落ち
友の心に 春を呼ぶらむ 山桜
素敵なお歌だよ〜 ひらがながまた良いね〜
みにやどす こころのきよさ あらわれて
をとめのみうた いまさきにけり やまさくら
我が家のスノーフレークはまだ芽が数センチ出たばかり、
咲くのはチューリップなどと同じ頃でしたでしょうか…
その頃はもうすっかり春ですね〜
玉井人さんのお花の図鑑、とても充実しているのですね〜
水仙だけでも沢山の種類が集められていて、うっとり拝見
させて戴きました。 ありがとうございます♪
殿、素敵な下の句を賜りありがとうございます♪
ともつどひ かわすうたうた あたたかく
あわゆきとかし はるをよぶらん やまさくら
「雪割草」と呼ばれる花は幾つかありますが、父の故郷(新潟)の
家の山にも、その中の一種、オオミスミ草http://park18.wakwak.com/~asian_travel_3/Spring/sub13_02.htm
という花色も花形も豊富な可愛らしい花が沢山自生していましたが…
白・桃・紫、その濃淡や混色、一重・八重・丁字咲など天然で
変化が非常に豊富なので、好事家のコレクションの的となり、
あっという間に姿を消してしまいました。 近年、県花となって
手厚く保護育成されるようになったようで安心しましたが、一方では
近縁の洲浜草や外来種らと掛け合わされたりして、訳の分らない
ハイブリッド種が沢山作り出されているのが気になっています。
スノードロップって、アダムとイブが楽園を追われた時に降っていた雪がこの花になったとか、色の無かった雪に色を分けてあげた、とかいう言い伝えを聞いたことがありますが、そう思わせたくなるような何かがあるのでしょうね。
他の花が未だ目を覚まさない早春にひっそり可憐に佇む
スノードロップを見ていると、本当にそのような伝説が
生れるのも自然と思われますね〜^^
それにしても雪に分けてくれたのが白いスノードロップの
花で良かった…もしも赤やピンクの薔薇色だったら!