十三夜のいわれを調べている内に、西洋では良くないことの起きる数字とされている
「13」が日本では縁起が良い数字とされていることが分かった。
十三詣、十三参り: 十二支が一巡りした次の歳=元の干支に戻った歳で、
新しい始まりとなり縁起が良い。
十三月: 十二月の次の年=正月・一月のこと。
十二月が一巡りして新しい年が始まり縁起が良い。
十(とお)三(み)=とみ(富)で縁起が良い。
十三仏: 初七日〜七七日、百か日、一周忌、三・七・十三・三十三回忌まで
十三の年忌があり、それぞれに導いて下さる十三の仏様がいらっしゃる。
十三番目の仏・虚空蔵菩薩は智慧と福徳の仏様。
また、縁起が悪い数字、九(苦)と四(死)を合わせて縁起の良い十三に
変えてしまおうと言う、次のような洒落?も見られる。
九里(栗)四里(より)うまい十三里(半):焼き芋のキャッチコピー。
元は十三里だったのに更に「半」上積みした。
櫛(苦死)屋 → 十三屋
道理で人の名前、地名、会社名などに十三がつくことが結構ある訳だ。納得。
(例えば、伊丹十三、十三湖、十三銀行など)
十三夜が縁起がいいとされる理由の一つもここにあるのかもしれない。
2005年10月15日
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