2008年05月22日

続・初夏の白い花

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   上から「山法師(ヤマボウシ)」 ミズキ科
       「水木(ミズキ)」     ミズキ科
       「野茨(ノイバラ)」    バラ科
       「二股一華(フタマタイチゲ)」
        アネモネ・カナデンシス キンポウゲ科
       「雪ノ下」         ユキノシタ科 

 ワシントンに送った桜(染井吉野)のお礼に贈られてきた花水木は、
葉より先に花が沢山ついて目立ち、色も白だけでなくピンクや赤などが
あってすっかり有名になってしまいましたが、最初は「アメリカ山法師」
と呼ばれていました。 その日本に最初から生えていた「山法師」が
こちら(写真一番上)です。

 花弁に見える総苞片の先がすっと伸びたその爪に緑が差して、なんと
上品な花でしょう。 鮮やかさではアメリカ産に負けたとしても、その
凛とした芯のある気品では日本産に軍配が上がるのではないでしょうか。 

 同じ水木科の総本山が、ミズキ(写真2葉目)です。 小さな花ながら
その集合美は素晴らしく、名残の淡雪でも降り積もったかのようです。

 こんなに小さい野茨(写真3葉目)でも、間違いなく薔薇の香りがして、
居場所を教えてくれます。 この野茨や照葉野茨がヨーロッパに渡り、
房咲きのバラ(フロリバンダ)の親となりました。 根が丈夫で、現代
でも園芸バラの台木として活躍しています。

 去年白花蛇苺の苗に紛れて我が家へ根を下ろした二輪草はあっという
間に地下茎を伸ばし、思いもかけない所へも顔を出して可愛い花を咲か
せています。 キンポウゲ科では珍しく山菜として食べることが出来、
今年は沢山増えたので葉を摘んで天ぷらで戴きました。 タラの芽より
もコシアブラよりも美味しいと我が家では一番人気でした。
(猛毒のトリカブトの葉に似ているので、花が咲く前は要注意です)

 その名も涼しげな雪ノ下(写真一番下)がチラチラと咲き始めると、
気温も上がり、緑陰や水辺が恋しくなってきます。 雪ノ下の葉も
天ぷらにして、そろそろ蕎麦ではなくて素麺と一緒に戴きましょうか…。 

 頬を撫でてそよぐ風が爽やかな季節から、太陽が眩しい季節へと
時は留まることを知りません。

 吹硝子の江戸風鈴を吊るしました。 


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(22) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 
 山法師に軍配★・・・山桜さんと同じレンズを持っているみたい*^0^*
いつも心地良い風を送って下さって感謝です。まるで栴檀の木陰に居るよう♪

 ところで質問です。今日、ナニワノイバラという根付きの薔薇を頂きました。
今植えるスペースが無いのと、初めての種類なので、どんなもんでしょう?
鉢植えでも大丈夫でしょうか?ご免なさい、調べる前にお尋ねしてしまって。
Posted by 翔子 at 2008年05月23日 16:17
◆翔子さん、こんにちは
 ナニワイバラの真っ白で大きくてきりりとした一重の花が
溢れんばかりに咲き零れている様子を見ると、毎年欲しいな〜
と思う気持と、うちの庭に植えたら大変なことになる…と言う気持が
せめぎ合い、結局今までずっと入手を見送ってきました。

 私が見た範囲では、蔓をぐんぐん伸ばして物凄い成長ぶりです。
トゲも立派であちこちに絡み付いて誘引管理は難儀そう。
広いお庭で伸び伸び育てられるのなら、その特性も生きて
素晴らしいと思いますが、限られたスペースであれば、やはり
鉢植えが無難ではないかと思います。

 ただ、鉢植えになった姿を見たことがないのですが、
イメージでは鉢も壊してバーンと成長しそうな勢いが…
大丈夫です!と言い切れない一抹の不安が…???
Posted by 山桜 at 2008年05月23日 16:51
 早速の丁寧なお返事、有難うございます。解り易いコメントのお陰で、
一応、家にある大きい鉢に植えておくことにします。逞しいのですね^^
>鉢も壊してバーンと・・・
<オオ。。! ナニワのおばさんパワーを想像してしまいました!@@!

 柿の葉が柔らかい時期、天婦羅で楽しみましたが、手頃なのやはり雪ノ下☆
大文字の様な繊細な花が揺れると、急に涼やかな風にかわるような・・・
さっき日記を読んで、私も南部鉄(ふぐ)の風鈴を出して吊るしました♪
気温が上がってくるにつれ、涼を取り入れる楽しみが増えますね-☆
Posted by 翔子 at 2008年05月23日 17:42
ゆきのした は家にも咲いてるよ〜♪

やまぼうし。。。。(⌒0⌒)ほぅ
きれいね〜♪♪

この季節、しろって最高だねっ(⌒▽⌒)
Posted by やゆよ at 2008年05月23日 18:48
うちの庭のドクダミが白い花を咲さかせ始めました。
これも天ぷらにして頂きます^^

二輪草の葉っぱはそんなに美味しいのですね(メモメモ^^;)

ヨーロッパの園芸品種は日本の植物から作ったものがいろいろあるのですね。
ハマナスからもバラの園芸品種があると聞いたことが・・・私の記憶は曖昧なので自信がないのですけれど。。。
Posted by キミ at 2008年05月23日 20:22
「コゴメウツギ(小米空木)」の白い花も咲き出していたのを今朝気が付きました
Posted by 玉井人 at 2008年05月23日 21:01
こんばんはー
そちらはもう風鈴の時期ですか・・・
こちらはまだ日向ぼっこを楽しんでいるところです。

この時期の庭の白花は・・白山吹、ミヤマオダマキ、日本スズラン、ヤマシャクヤク、ドウダンツツジですね。半月から1ヶ月づれていますね。
Posted by kagaan at 2008年05月23日 21:56
山法師でも
こう白にならずに
もっと緑の小さなものに
なっているのがありますよね?
あれは違う種類なのかなぁ
愚生は個人的には
あの緑の小さなものが
好きなのですが…
あれがもう少し大きく白くなるのかな(^ ^;
Posted by 幽黙 at 2008年05月23日 22:50
◆翔子さん、こんばんは
 よく調べもしないで記憶でお返事してしまってすみません…
とりあえず鉢植えで様子を見て、追々扱いを決めていくのが
良いかと思います。 今日、咲いていた辺りを通ってみたの
ですが、流石にもう殆ど咲き終わっていて良い写真は撮れず
残念でした。

>オオ。。! ナニワのおばさんパワーを想像してしまいました!@@!

 ふふふっ、そう言われて私が誰を思い浮かべたかは内緒です♪

 柿の葉の若葉って大いに食欲を刺激されますね♪
 雪ノ下が、えっと…「飢饉作物」だったかな?
なんだかそういう緊急時に食物になるものとして売られて
いました。 増えて増えて困るけれど、どんどん食べて食料に
すれば良いのですよね。 天ぷら以外に美味しい食べ方が
あったら教えて下さ〜い。 家族はあの天ぷらにした時の
ムチっとした食感が苦手なんですって。(私は好き♪)
Posted by 山桜 at 2008年05月24日 19:53
◆やゆよん、こんばんは
 雪ノ下の生命力・繁殖力は驚異的だよね。 あの力を身体に
取り入れれば、自分も何だか元気になれそう??

 春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山

 緑の山に白い花々が咲くと、この御歌を思い出すよ。
見てるだけで禊になるような気持、清々しいよね〜
Posted by 山桜 at 2008年05月24日 20:05
◆キミさん、こんばんは
 ドクダミの天ぷらは話に聞くだけで、まだ挑戦したことが
ありません。 油に臭いが残りませんか? それが心配で…

 二輪草はイケマス。 コクがあるのですよ〜
八百屋さんで売ってるような、栽培品のタラの芽やコシアブラ
には負けません。 アクが強めの方が天ぷらには合いますよね。
蕗の葉っぱや人参の葉っぱの天ぷらも美味しいですよ〜♪

 ハマナス(ロサ・ルゴサ)は、仰せの通り、濃いピンク色・香り・
花弁の大きさ・強健さ等の素晴らしい特徴で、バラの園芸品種の
交配親になっています。 あのモッサとしたトゲや柔らかな葉の
雰囲気を持った薔薇をみかけますよね。
Posted by 山桜 at 2008年05月24日 20:19
◆玉井人さん、こんばんは
 流石、マイナーな植物にもお詳しいですね!
コゴメウツギは名前はウツギとついていますがバラ科で、
小さな花をよく見てみると、ちょっと利休梅にも似た凝った
作りが感動的。 神様は小さな所にも手を抜きませんね〜
Posted by 山桜 at 2008年05月24日 20:24
◆kagaanさん、こんばんは
 本家は加賀で今のお住まいは函館でしたでしょうか?
それならば、丁度一ヶ月遅れの花々も納得です。
5月から6月の北海道は最高でしょうね〜その頃には訪れた
ことが無くて残念です。(夏と冬ばかり…)

 山芍薬! 憧れの花です。 でも、庭には植えたくない。
山で出会えたときの感動の為にも…種がまたいいですよね〜
Posted by 山桜 at 2008年05月24日 20:32
◆幽黙さん、こんばんは
 開き始めの頃は、もっと緑がかっていて小さめです。
その頃の姿が印象的だったのでしょうか? 

 調べてみたら、シナヤマボウシとかホンコンエンシスなどと
言う、緑の濃い品種もあるようですね。 幽黙さんがご覧に
なった時にお写真を撮って、今度見せて下さい♪
Posted by 山桜 at 2008年05月24日 20:41
こんばんは
白い花の慎ましくも優雅な愛らしさに目が洗われるようです。
わたしはこうした野の花や木花が好きなので、見ていて嬉しいです。

わたしも山菜の天ぷら大好きです。
ところで、乾燥山菜、戻すのにめちゃテマかかりますね〜
クラクラしてきました。
でもおいしくいただくためにはガマンガマン、と言い聞かせてトライ中です。
Posted by 遊行七恵 at 2008年05月24日 22:28
綺麗なお写真をありがとうございます。
23日は三重県の尾鷲に行きました。名古屋から南紀
3号という特急に乗って2時間以上・・・途中の景色は
素晴らしい田園風景や渓谷美が続き・・・山裾には
白い花が点々と見えました。

あのような風景を見ると心が浮き立ちます。
Posted by 鎌倉とんぼ at 2008年05月25日 07:42
◆遊行七恵さん、おはようございます
 季節を知って野山に咲く花の美しさ・清々しさは園芸植物
にはない魅力がありますね。 盛りの時期も短いのでそこで
めぐり合えた嬉しさもひとしおです。

 乾物類の戻しは焦らずゆったりとですね〜(電子レンジ裏技もありますが)
椎茸も急いでは決して美味しく香りよくは戻せません。
食べたくなった時に直ぐ!とはいかない所がなんとも…
昔はつましい食材のイメージでしたが、今や生活にゆとりのある時の
贅沢品とも思えます。 お正月用の身欠き鰊など糠水につけて戻して
鱗などを取って…足掛け3日程かかりますが、やはりソフト鰊では
出ない美味しさの誘惑に負けて、頑張ってしまいます^^
あぁ、にしん蕎麦が恋しくなってしまいました〜
Posted by 山桜 at 2008年05月25日 09:24
◆鎌倉とんぼさん、おはようございます
 ご出張の行き先は三重でしたか! 緑滴る季節の列車の旅、
お仕事とは云え、素晴らしい景色をご堪能され羨ましいです。

 田園や渓谷の緑に囲まれ、蛙や鳥の鳴き声に身を浸すと、
日本に生れた幸せに本当に感謝したくなりますね。
Posted by 山桜 at 2008年05月25日 09:29
初夏の緑に一番似合うのは、やはり白い花なのでしょうね。
大峰山中に咲くオオヤマレンゲを見に行きたいのですが・・・
今年は無理なようですね。
Posted by 酒徒善人 at 2008年05月25日 09:53
◆酒徒善人さん、こんにちは
 大山蓮華は茶花として格別愛されているようで、よく話題に
上がるのですが、その度に私の脳裏には
 「深山性で極めて栽培は難しい」
 「大峰山系以外では稀少」
というフレーズが蘇り「???」なのでした。

 どうやら、皆さんが園芸店などで苗を求めて庭で咲かせて
いらっしゃるのは、朝鮮産の「大葉大山蓮華」のようですね。
こちらは普通の環境でもよく育つらしいです。

 本物の「大山蓮華」を見に、いつか私も大峰に行ってみたいです♪
Posted by 山桜 at 2008年05月25日 10:26
山桜さん、こんにちは。
山法師の凛とした美しさに感動!
夏には白い花がやはり似合いますね。
清々しい、夏がくるんだーと思いました。
Posted by m-tamago at 2008年05月26日 10:30
◆m-tamagoさん、こんにちは
 まだまだ白い花が続々と咲きますね〜
今はドクダミの十字花、木苺の花、イボタノキの花などが
満開です。 ウツギの園芸種で大きな花のベル・エトワール
が目立つようになりました。 私は素朴な白い花が好き…

 電柱の上にコサギがとまっていました。 
一体あの虚ろな目で何を考えているのやら?
Posted by 山桜 at 2008年05月26日 18:59
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