2017年04月24日

桜追い(六)

 桜追いも(五)の思い出の楊貴妃で終わりと思いきや、今年は花の時期が品種によって少しずつずれて長く楽しめている。 「緑色の桜」として有名な「御衣黄」も、ピンク色になりつつ未だ緑色を留めて咲いていた。 桜追い(六)に緑(りょく)の桜とはぴったりだ。

【ギョイコウ(御衣黄)】
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 咲き始めは、葉っぱと見まごうほどの緑色の花弁。 段々とこの写真のように薄紅色になるがそれでも緑色の筋を残す。

【カンザン(関山)】
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 メモをし忘れたが、多分カンザン? 咲き始めの頃は葉も花色も紅色が濃く沢山の花弁を持つので、咲き始めの蕾は、桜の塩漬け⇒桜湯に用いられる。

 最後に見慣れない名前の桜を見た。 

【バイゴジジュズガケザクラ(梅護寺数珠掛桜)】
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 桜なのに「梅を護る寺」の名入り、しかもお数珠を掛けた桜とは・・・また勝手に自分とシンクロさせて考えてしまう。 

 真ん円の数珠玉のような花房が鈴なりで圧倒されたが、少し離れて見るとなるほど丸く輪になったお数珠を掛けたようだ。 

 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏・・・ 
posted by 山桜 at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月19日

桜追い(五)

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『桜追い』もこの町のシンボル桜「楊貴妃」が咲くとクライマックスで、
「ああ、今年の桜の季節もとうとう終わってしまうなぁ」
という気持ちになる。

 東京の外れの小さな駅で朝昼晩、どれだけの人に愛でられ、また見送り迎えて来たことだろう。 

 私達家族にとっても、折々に思い出深いこの桜の木。 去年はケロの旅立ちの日、この木の下でかわるがわる写真を撮った。 皆それぞれに名残惜しさを秘めた複雑な表情で写っていたが、今見ても主人の顔の寂しそうなことと言ったら・・・ あの日、とうとう私一人置いて、ケロと一緒に大阪まで付いて行ってしまった。 少しでも長くケロと一緒にいたかったのだろう。 

 一年後にはもうこの世にいないこと、この桜の下に立てないこと、分かっていたのだろうか?

 本当に仲の良いの父と娘だった。 何だか二人の邪魔をしてはいけない気がして、私も行くとは言えなかった。 二人して家具を買いに行ったり飲みに行ったり、新婚さんのようなひと時を味わったのではないだろうか。 主人が帰って来た時、
 「買物につき合わされて、疲れた〜! クッタクタだよ・・・」
とは言っていたが、いつになく饒舌でとても楽しかったのだろうことが手に取るようにわかった。

 今年はそんなことを思い出すのが辛くて、とても「楊貴妃」は見に行けないと思っていたが、命日に母が来てくれたので駅まで見送りに行き、丁度花盛りの姿を見ることが出来た。 心行くまで花を愛で、母の乗る電車をはらはら散る花びらの下で見送った。 去年のあの日と同じように、見えなくなるまで手を振って。
ラベル:楊貴妃
posted by 山桜 at 19:20| Comment(0) | TrackBack(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月14日

桜追い(四)八国山再び

 1人堂々巡りの思いの中に閉じ籠らないように、人に伝えられる形にして書くことで気持ち整理をしています。 もがきながらどうやってこのトンネルを抜けていけるのか、出口がどこにあるのか分かりませんが、書き表すことが世の中へ繋がる扉となるように願いつつ。 

 とはいえ、家の中にばかり居る訳でなく、相変わらず野山を歩き回っていますのでご安心ください。 撮り溜めしたままだった桜たちを忘れてました。

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葉と花の調和が美しい大好きな山桜は、大体樹形が箒型で花が高い所に咲くので写真を撮るのが難しい。 坂の途中から身を乗り出して風のおさまりを待ったけれど・・・。

こちらは染井吉野のように枝を広げた大木に、小振りの八重の花をつけていた里桜。 品種名不明
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病院の裏に下りてきたら、病室の窓から見ていたあの染井吉野は花吹雪に。
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八重咲きの枝垂桜        同じバラ科でもリンゴ属の「花海棠」

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同じバラ科でもナシ属の「梨の花」 品種は「豊水」かな? 
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こちらは「幸水」かな?

この日、ツバメの初飛来を見ました。

posted by 山桜 at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月07日

桜追い(三)小金井・野川

 武蔵小金井駅の発着メロディが🎵さくら〜さくら〜であるように、小金井は東京の桜の名所の一つに数えられる。 玉川上水沿いや小金井公園の桜が有名だが、ここ野川沿いの桜も年月を経てなかなか見ごたえのある風情に成長していた。

 この川沿いの道を幾度家族で歩いたことか。 実家の家族みんなと、そして新婚時代には二人で、ケロが生まれてからは仲良し3人家族で。 今、ひとり歩く桜道は、上を向いて歩こう 涙がこぼれないように・・・。

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 天を仰ぐと、雑木林の新緑が青空に映えて揺れていた。 
 あの人の目は光の加減でほんのり緑色に見えることがあって、私は丁度新緑の萌える木の下で、その思いを寄せて「若葉の君」と呼んでみたことがあった。 それを彼は照れながらも、
「そんなことを言ってくれた人は初めてだ」
と、とても喜んでくれていた。 
 私はといえば、どこにでも咲いているような平凡でまんまるのタンポポだった。 せめてこのシロバナタンポポくらい綺麗だったら良かったのに。

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桜は両岸から、川の流れに向かって水を求めるように枝を伸ばす。

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桜の幹側から見れば、その枝の伸ばし様は狂おしいほどで、
伸ばしても伸ばしても触れることの出来ない人を求めるが如く

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あなたを探している内に、忽ち桜の波に飲み込まれてしまった。

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2017年04月04日

桜追い(二)八国山

入院費の精算に訪れた病院の帰り、病室から毎日二人で、
「少しピンクになって来たかな?」
「雨が降って暖かくなれば早いんだけどね」
そんな風に待ち遠しく眺めていたあの桜の木の下に立ってみた。 

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「やっと咲いたね、やっと一緒にみられたね」
右手には私にだけ分かる主人の手がしっかりと握られている。

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「一分か2分咲きかな。 近くで見るには一番きれいな頃ね」
「そうだなぁ ホントきれいだなぁ」

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「幹に直接咲くのはキモチワルイとか言ってたけど、観察するにはいいのよ」
そんなことを言いながら、パチリパチリと写真を撮る私のことを、
「『まただよ・・・』と言いながらも、そんなに嫌そうでもなく見ていたんだよ。 待っててはくれなかったけどね。」
「何でも興味を持ってのめり込んでいくとこ、好きだったんじゃないかな」
と、ケロから最近聞いた。 

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「16年前の手術の後、この道を点滴をぶら下げてリハビリに通ったね。 あんな大手術の後なのに、早く復帰してやろうと言う気迫を感じてた。 ホント、ずっとずっと頑張ったよね」

 透き通るような若葉が青空に映えて、
「若葉の君って呼んでいたの、覚えてる?」
「覚えてる・・・ふふっ」

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「柔らかそうな蕗ね、今年はバッケ(ふきのとう)摘みそこなっちゃった」
「天ぷら食べたかったなぁ。 もう無いかな?」
もし、あっても薹が立ってとっくに花が咲いてると思いつつ、下を探すと、

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タチツボスミレやショカッサイ(諸葛菜/紫花菜、花大根、大アラセイトウとも)が咲いていた。
こんな散歩道で美味しそうな春の味覚が取り残されている訳がない。

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例の如く、呆れ顔の主人に待ってもらいながら、コマコマと観察し写真を撮りながら尾根道に上がった。(観察記録はまた別の機会に)

P4043946 (210x140).jpgP4043945 (210x140).jpg 尾根道を挟んで、南側(写真左)が東京都、北側(写真右)が埼玉県所沢市の管理下にある。
低い擬木の柵の南側と有刺鉄線付きのフェンスで囲われた北側、色々な事情が垣間見られる光景だ。

山から下りて線路沿いの道に出ると、ふわっとハチミツの匂いに包まれた気がした。

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満開の菜の花の中で、ミツバチたちが懸命に蜜を集めて飛び交っていた。
「ぼんやりしてばかりいないで、すべきことを一つ一つやっていかねばね。」
「わるいなぁ、よろしくね」
「困ったときは、ちゃんと助けてね」

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まだ植え込まれたばかりの細い枝にちいさな花が揺れていた。 
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2017年04月01日

桜追い(一)狭山公園など

今年も思いは別格にして変わらず、様々な桜を追いかけます。

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カワヅザクラ【河津桜】寒緋桜×大島桜 自然交配種

2017-03-15
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シナミザクラ【支那実桜】中国原産野生種 暖地性桜桃(さくらんぼ)長い雄蕊が目立つ

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左:カンヒザクラ【寒緋桜】台湾・中国南部〜東南亜原産 野生種 
右:ソメイヨシノ【染井吉野】

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エドヒガン【江戸彼岸】?

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エドヒガン「ベニシダレ」【紅枝垂】?

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ソメイヨシノ【染井吉野】江戸彼岸×大島桜

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ヨウコウ【陽光】天城吉野(染井吉野系)×寒緋桜 寒緋桜の血を引き、早咲きで赤味が濃い

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ジンダイアケボノ【神代曙】天狗巣病に弱い染井吉野に代わる後継種とされる 染井吉野より花がふっくらとしてやや大きく赤味を帯びる

桜追いをする内、春雨がぽつぽつ・・・森の中で雨宿りをしていると、

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大きな啄木鳥、アオゲラが現れました。

そっと静かにしていると沢山の鳥たちも雨宿りに集まって来て、賑やかに鳴き交わし出しました。 目の前をタヌキが横切ってドキドキ・・・動物たちも雨降りに慌てているのかな。

頭の上には白い傘をひろげたようなコブシ【辛夷】の花
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足元には、可憐なコスミレの花
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一緒に今年の初桜を見たあの2月20日から、余りにも忘れ難き3月が過ぎ去り、すっかり春4月になってしまいました。 心だけはいつでも2月のあの日に戻れるのに。 
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2015年03月22日

エドヒガンの枝垂桜

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毎年の彼岸参りの頃、丁度見頃を迎えるエドヒガンの枝垂桜です。
 
エドヒガンは萼筒が壺型で、プクリと丸い部分の巾が直線の部分より大きくなっています。 東京近郊では、ソメイヨシノより一足早く、その名の通りお彼岸の頃に咲き始め、墓参に訪れる人々の心に春を運んできてくれます。

今や花見の桜の代名詞となったソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの交雑種とみられていますが、その登場以前は野生種であるエドヒガンが花見の立役者だったということです。 長命な桜としても知られ、各地の有名な老巨桜はエドヒガンであることが多いようです。

おお、「日本三大桜」も エドヒガン でした。
・山高神代桜  山梨県 樹齢約2000年
 (ヤマトタケルノミコトの東征時のお手植えとされる) 
・根尾谷淡墨桜 岐阜県 樹齢約1500年
 (蕾の薄紅〜白〜淡墨色と独特の花色の変化がみられる) 
・三春滝桜   福島県 樹齢約1000年 
 (滝桜はエドヒガンの中の紅枝垂と呼ばれる品種)
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2012年04月25日

楊貴妃と関山

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【楊貴妃】 山桜系の八重桜 古くから奈良で知られ、楊貴妃の名も興福寺の玄宗という名の僧が愛でた桜であることから。 *楊貴妃は唐の6代皇帝・玄宗の寵妃。

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【関山(かんざん/せきやま)】 山桜系の八重桜 東京の荒川辺りで古くから知られる。 関東に多く、海外でも人気。 花弁の多さと花色の濃さを生かし五分咲程の時に塩漬され、桜湯などに利用される。


 大和美人の「楊貴妃」と江戸美人の「関山」、それぞれの魅力がありますね。 楊貴妃の方が少し早咲きで八重咲の桜の始まりを知らせ、遅咲きの関山が散りだすととうとう桜の季節も終わり、今まで遠慮していた木々の緑が待ちかねたように一斉にむくむくと湧き上がります。
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2011年04月21日

新緑の中の山桜

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 筍が出始める頃は、一日見なければ景色が一変するほど草木の生長著しい季節。 梢を渡る鳥等も恋の囀りに夢中、里山中が春の喜びに満ち溢れています。

 パッと咲いてパッと散る華やかで物哀しい染井吉野が葉桜となり、
様々な色合いの新緑と山桜の織り成す大好きな季節がやって来ました。

 今日は両親の結婚記念日。
母は、こんな美しい季節の花嫁だったのですね〜
父もどれだけ晴れがましかったことでしょう…。
いつまでも仲良く元気でいて欲しいです。

 さて、新緑に誘われて、ケロロンとふらり出かけて参ります。


(写真)上:里山の新緑と山桜 中:リョウブの芽吹き 下:コナラの芽吹き
ラベル:新緑 山桜 雑木林
posted by 山桜 at 08:38| Comment(16) | TrackBack(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月11日

花送り

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 忘れられないあの日から、今日で一ヶ月が経ちました。

 つい昨日のことのような、ずっと前のことのような…

 あれ以来、時の流れの感覚がおかしなままです。

 14:46 満開の花々の下で黙祷。

 未だ心が締め付けられるような余震が続く中、

 北の地でも梅の花が咲いたそうです。


ラベル:
posted by 山桜 at 22:00| Comment(6) | TrackBack(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月02日

期待を受けてやっと…

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早咲きの河津桜、ずっと咲き続けてくれてお疲れ様…やっとバトンタッチできそうね。

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5日前は色づき始めた蕾だった神代曙桜も…

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今日はふんわり豊かな花びらを開き、春の陽を浴びていました。

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小さな愛らしい花を咲かせるオカメ桜は英国生まれの帰国子女

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↑ 染井吉野もやっと固かった蕾を一輪2輪と開き始めてくれました。↓
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おくての山桜?の芽にも、やっと蕾の気配が見えました。

 まだ大震災から四十九日にもならぬいわば喪中の日本、夜間に明かりを煌々とつけお酒を飲みどんちゃん騒ぐお桜見など、どなたもなさるお気持ちにならないと思いますが、春の陽の下、花を愛で春を喜ぶことを咎める人は誰もいません。 春待つ私たちの気持ちを受けて咲いてくれた花に若葉に、今度は新しい伸び行く春の気を貰いに出掛けたいです。
ラベル:
posted by 山桜 at 21:12| Comment(10) | TrackBack(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月28日

桜の花を咲かせたい

いつもはお彼岸に咲く多磨霊園の枝垂れ桜の蕾は固く閉じ、
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 近くの公園でも、大震災の前に咲き始めていた、寒緋桜とその血が流れる河津桜だけが咲いていて、他の桜の蕾はぎゅっと結んだまま。 染井吉野や山桜は、まだ色づくどころか蕾の気配もない冬芽のまま。

あの日 天も地も人の心も凍りつき、
とうに咲いている筈の
花もぎゅっと蕾をとじたまま。

桜は、春を待ちわびて
浮き立つ人の心を
吸い上げて咲くのだろうか。

咲かせたい、咲かせたい
熱い気を湧き上がらせて、
今年の桜を咲かせたい。
春待つ人の心いっぱいに。

そうして花びらに乗り、
震える肩にそっと舞い降りて
この温もりを伝えたい。
ラベル:
posted by 山桜 at 19:08| Comment(6) | TrackBack(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月06日

河津桜

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 昨日の初夏のような気温の中、散歩道の公園の河津桜が咲き出しました。 他の桜に先駆けて咲くこと、やや濃い桜色、ふっくらと大きい花で最近急速に人気を集め、各地に植栽が広まっています。

「寒緋桜(カンヒザクラ)」と「大島桜(オオシマザクラ)」の自然交配種と云われ、伊豆の河津町で原木が発見されました。 両親のイイトコ取りの美人さんですね。

 長らく染井吉野に偏ってきた日本の桜品種ですが、このところ急速に色々な品種が増え、その性質から交配親を遡って想像する楽しみも増えました♪ 早咲きで濃い目の花色の系統は、大体この河津桜の一方の交配親「寒緋桜」の性質を受け継いでいるようです。



「寒緋桜」
kanhi.JPG  沖縄に自生種あり。
 早咲きで沖縄・九州南部では1月に咲き、
 別名「元日桜」。
 花色は濃い紅〜白色まで幅があるが
 濃い紅色が名の由来。
 花が下向きに咲く特徴は人気交配種にも
 受け継がれている。
 緋寒桜(ヒカンザクラ)とも呼ばれるが、
 彼岸桜(ヒガンザクラ)と紛らわしいので、
 最近は寒緋桜の呼称が主流に。
 

「大島桜」
large_sp_oshima.jpg 伊豆諸島原産の野生種。
 カスミザクラの海岸型・島嶼型と云われる。
 大きな白花、潮風に負けぬ丈夫な性質。
 葉・花に芳香(クマリン)があり、葉の表面に
 細毛がなく滑らかで塩漬は桜餅などに利用
 される。
posted by 山桜 at 23:58| Comment(18) | TrackBack(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月01日

お待たせ桜

 花冷えに春雷…パ〜ッと咲きそうでいてなかなか伸び伸びと
花開く事ができないでいた染井吉野が、ようやく握りこぶしを
緩め、川面に湖畔に満開の笑顔をほころばせ始めました。

 春ですねぇ〜〜かわいい


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2008年04月01日

夜桜・朝桜

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                夜桜は間違いなく妖しい。

            一目では闇に見ゆる夜の空間から

       ふるふると ゆらゆらと 花びらの雲が湧き出でる。

           ・・・ ふるへゆらゆらとふるへ ・・・

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         何事もなかったように白々と朝を迎えた姿が

            またも 却って艶めかしい。
 

(写真が大き過ぎ、画面に入りきらなかった右バーの部分が記事下に
 追いやられてしまっております。 次の記事が書けた頃、写真を
 縮小表示にして、全体を元に戻します。)


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2008年03月28日

染井吉野のトンネル

 やはり圧倒的多数の染井吉野が咲くと、桜が開花!と心が躍ります♪

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            ポツポツと咲き始め…

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  それが手毬か花簪のように丸く咲き揃うと…

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 桜のトンネルがぼうっと薄紅色に広がって繋がります。

 咲き始めのひと時の静けさ…やがて満開の頃には賑やかな宴が、
この桜のトンネルの下で繰り広げられるでしょう。


 何処へと繋がりゆくか桜道 辿り辿りて花ととけゆく   山桜

 
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2008年03月24日

江戸彼岸桜

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 実家のお墓のある霊園の中にある枝垂桜の古木です。
この木を中心に枝垂れ桜の通りと染井吉野の通りが交差しています。
枝垂桜は日当りの良い木で七分咲き、染井吉野は0.5分咲きという所
でした。 

 お彼岸の頃、忘れずに咲いてくれるこの枝垂桜は、恐らく江戸彼岸桜
の系統なのでしょう。 木によって微妙に花色の濃さが異なるので、
全部咲き揃う頃は、ことのほか美しい桜色の滝が降り注ぎます。

 この雨の後お天気が続けば、最高の開花状況になるでしょうね〜♪
各地の霊園を桜目当てで来訪される方々は、あくまでも霊園であること
を忘れずに、慎み深くお願い致します。<( _ _ )>

去年の同じ枝垂去桜の花
光の加減もありますが、見た目でも今年の花はやや淡い色でした。


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2007年04月13日

「桜川」縷々

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 昼間は穏やな春の陽気でしたのに、宵の頃より春雨とは呼べぬ
激しい雷雨があり、明くる朝、起伏の多い私の散歩道には、桜の
花びらが描き残した美しい「桜川」が残っておりました。

 「桜川」と言えば、先日、友部丹人さんのブログで常陸國(現茨城県)
「桜川」「サクラサク里プロジェクト」の存在を知りました。

友部丹人旅日記『名勝「桜川」−國指定天然記念物』
http://blog.goo.ne.jp/tan230/e/44babbb0d3a69ce4a90deef285f6a969

 そしてまた、それに応じてssp代表のUGさんのブログにも…
サクラサク里プロジェクト『「友部丹人旅日記」の感動』
http://blog.livedoor.jp/sakurasakusato/archives/50924351.html?1176701724

 山桜を介しての交流が嬉しく、私も仲間に入れて戴きたくて、
未だ朦朧とした頭で、桜が散る前にとこの振り返り日記を書いて
います。(13日にあったことを16日に書いて…φ(。。;))

「山桜」と聞けば「吉野」を思い浮かべる方が多いと思いますが、
嘗ては「西の吉野、東の桜川」と呼ばれる程有名な山桜の里だった
のだそうです。 不肖私、山桜を名乗りながらそんなことも
知らず、ただ恥じ入るばかりでございました。

 私の故郷「小金井」の桜も、江戸時代には「小金井千本桜」
呼ばれる程見事な山桜の里だったそうですが、今は玉川上水堤の
山桜並木も五日市街道の排気ガスなどにやられてしまい、29種類
もあった桜も次々と枯れてしまい現存は1種のみ(最近新聞の何処
かで読んだ記事のうろ覚えです、スミマセン)となっていた処、
かつて小金井より桜の苗木を移植して桜の里を作ったという岩手県
「北上」市が、桜苗木の里帰りという助け舟を出して下さることとなり、
目下、復元プロジェクトが進行中です。

 今回「桜川」と「吉野」のことを調べみて初めて、なんと我が
小金井桜の親元は、吉野と桜川の山桜だったことを知りました。

  「吉野」・「桜川」→「小金井」→「北上」


の 桜の川の流れがあったのです。 
やはりご縁は偶然ではないのですね…。

 その「三世代・桜の川の流れ」の詳しくはこちらへ 
http://homepage2.nifty.com/zatsugaku/zatugaku/020524/020524.htm

<<追記 2007-04-17>>
 一、朦朧頭で書いた日記は、タイトルからして宙ぶらりん…
  『「桜川」流るる』 と書く積りが 『「桜川」流れるる』
  になっておりました。 赤面(〃。。〃)
  しこうして考えるに、折角のプロジェクトに「流るる」は不味い
  だろうと…これも神さまからのお知らせと思い直しまして、
  縷々と流れ続けるように『「桜川」縷々』と改題致しました。

 二、山桜の種は一種となりましたが、その後には地元の方々の
  ご尽力により、染井吉野などを随時植え替えられてきています
  ので、桜並木には今も桜は咲き続けています。誤解無きよう
  宜しくお願い致します。


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2007年04月06日

山桜

  「山桜」は日本の野山に自然に生えている桜の一種族です。 それに対して、人間が手を加えて品種改良をしたものを「里桜」と呼びますが、一般的には八重咲きの桜を「里桜」と呼ぶことが多いようです。 大阪造幣局の桜くぐりなどはこの「里桜」の展覧会のようです。(http://yugyofromhere.blog8.fc2.com/blog-entry-795.html
遊行七恵さんの日々是遊行「雨のお花見」より) 

  ? 1601.jpg    
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 雑木林の中で高く枝を伸ばしていることが多いので、このように見上げて眺めるばかり…なかなか花に近づいて綺麗な写真を撮ることが出来ませんが…

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  散歩道の橋の上から、丁度満開の山桜に近づくことが出来ました。 このように、紅色の葉と花が一緒に開くのが特徴です。 (緑葉のものもあります。花色も大きさも巾があります。) でも、風が強くて上手くピントが合いません…風よ止まれ!

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  なんとか、今年は山桜近影の姿を留めることが出来ました。 咲き初めは白っぽい花びらですが、段々と淡い紅色に染まって白地に赤い★が浮き出で、虫に蜜のありかを教えます。

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       こちらは、鎌倉の由比ガ浜で拾った桜貝。

    海恋し 山を飛び立ち 山桜 
            浜に舞い降り この桜貝  (山桜)


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2007年04月02日

さくら さくら

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      散歩道はどこもかしこも桜・さくら・サクラ…。
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       染井吉野              ?
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                神代曙桜
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         ?              雨情垂桜?

 今年は暖冬やら開花予報の計算ミスやら、気を揉まされましたが、
ようやく当地でも、染井吉野などが満開を迎えました。

 何と言っても山桜が好きなのは言うまでもありません、でも
染井吉野の生み出す湧き立つ雲のような圧倒的集合美にも、
心が躍ります。

 そう言えば、♪さくら〜 さくら〜 で始まる歌詞には二通り
あるのをご存知でしょうか? 古くからの歌と、昭和16年に書き
換えられた歌詞…今の教科書には、主に後者が乗っているそう
ですが、私は前者で覚えていたので聞きなれない歌詞に驚きました。
同じ曲なのに親子で覚えた歌詞が違うというのは寂しいです。

 一体いつ頃から後者の歌詞に置き換えられたのでしょう?
少なくとも昭和50年代頃までは前者が主流だったと思うのですが…

  (古い歌詞)           (現在教科書に掲載されている歌詞)
  さくら さくら                 さくら さくら
  弥生の空は                 野山も里も
  見渡す限り                  見渡す限り
  霞か雲か                   霞か雲か
  匂いぞ出ずる                朝日に匂う
  いざや いざや               さくら さくら
  見にゆかん                 花盛り

 それにしても、古文や現代っ子に意味が分かりづらい言葉が含れているからと言って、安易に歌詞を変える風調には賛成出来ません。 せめて歌の世界でだけでも、自然に古語に触れ合う機会を残して置かなければ、益々それらは縁遠い言葉になってしまいます。
 
 子供を馬鹿にしてはいけません。 子供の時の言語習得力は大人より遥かに優れているのですから、この時期にこそ機会を多く与えるべきなのです。 英語英語と騒ぎますが、英語は世界一簡単と言われる言葉。 後からでもその気になれば充分間に合います。 美しい日本語こそ、小さい内に身につけさせてやりたいものです。


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