2022年03月27日

染井吉野 開花

 早咲きの桜を追っている内に、真打ちの染井吉野の蕾も日増しに膨らみ、私の散歩道である狭山丘陵でも遂に開花しました。

ソメイヨシノ(染井吉野)「江戸彼岸」X「大島桜」
2022.03.25
ソメイヨシノP3255982.JPG

2022.03.22
ソメイヨシノP3235935.JPG ソメイヨシノP3235929.JPG
全体に毛が密に生えているのは「江戸彼岸」の遺伝子です。
「大島桜」は葉が桜餅を包む為に塩漬けされるように無毛で柔らかです。

2022.03.23
ソメイヨシノP3235939.JPG ソメイヨシノP3235940.JPG 

ソメイヨシノP3235934.JPG ソメイヨシノP3255976.JPG

2022.03.25
ソメイヨシノP3255978.JPG

折角綺麗に開花しましたけれど、今年もコロナ禍で「お花見」は自粛要請が出ています。敷物を広げて長く滞在せず、散策に留めましょう。


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posted by 山桜 at 20:22| Comment(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月25日

寒緋桜系の桜(2)

 白に近い薄紅色のソメイヨシノ全盛の時代から、段々と濃いめの紅色が好まれるようになっているのは時代の流れでしょうか。そうなると先にご紹介した「寒緋桜」が交配親として大活躍です。

 遠目にも華やかで一際目立っているので、気になっている方も多い桜だと思います。

ヨウコウ(陽光)「天城吉野」X「寒緋桜」
2022.03.25
陽光P3256078.JPG
咲き始めは全体が濃いめの紅色です。
(天城吉野は、染井吉野と同じ両親(江戸彼岸 X 大島桜)で、染井吉野の起源の研究の中で生まれた桜だそうです。)

陽光P3256077.JPG
少し日が経ってくると花弁に赤い筋が目立ち、花糸も紅色に染まってくるので、真ん中が赤っぽく見えるのですが、この日は未だ咲いたばかりでした。

花弁も17−22mmと大きく、その質もしっかりしていて、私の中では儚さよりも力強さを感じる桜です。


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posted by 山桜 at 23:54| Comment(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

神代曙(ジンダイアケボノ)開花

 天狗巣病に弱く、クローンであるが故に一斉に衰弱傾向にある「染井吉野」の後継種とされる「神代曙」。そのかけ声は何年も前から聞こえて来て、毎年記事も書いていますが、どうもそれ程植え広がっていないようです。思ったより「染井吉野」が踏ん張っていて、罹患部分を切り取れば結構生きながらえているのですね。

 それより何より、あの春霞を思わせるほんのり薄紅の花色、端正な花型、枝を横に延ばして広がる堂々とした姿、一斉に咲いて潔く散りゆく風情・・・長い間親しんできた「The 桜」の姿を愛してきた人々は、おいそれと他の桜に気持を移せないのでしょう。

 代替え種になりえるかどうかは分かりませんが、神代曙は愛らしい優秀な品種だと思います。

神代曙(ジンダイアケボノ)
2022.03.25
神代曙P3256076.JPG

神代曙P3256073.JPG

神代曙P3256072.JPG

試しに、先日アップした染井吉野と並べて比べてみましょう。

ソメイヨシノ小P3255982.JPG 神代曙小P3256076.JPG

ソメイヨシノ小P3255976.JPG 神代曙小P3256073.JPG

ソメイヨシノ小P3255979.JPG 神代曙小P3256072.JPG

 どうでしょう・・・私には、染井吉野の方がすっきり洗練された大人、神代曙はふっくら頬を染めた愛らしい少女のように見えます。遠目に見ると更に色合いの違いが明らかです。

 全部植え代わるには相当な年月がかかるでしょうし、混在して桜色の濃淡が出るのも多様性の時代に合っているかもしれませんね。


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posted by 山桜 at 22:54| Comment(6) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月15日

寒緋桜系の桜(1)

 寒緋桜は、早咲きの濃い赤色の桜で、台湾などの東南アジア原産とされています。昔、東小金井駅のホーム際に何本か咲いていて、車窓からその突飛な花色に目を奪われたものでした。今は駅も高架となり、あの寒緋桜の行方も分かりません。

カンヒザクラ(寒緋桜)2022.03.15
カンヒザクラP3235941.JPG

カンヒザクラP3155778.JPG
花弁も萼片も赤色が強く、近づいて見るまで「桜」とは思えない雰囲気です。花弁は開ききらず窄んだ形のままで、長い雄しべが覗いています。

 そのカンヒザクラの傍で、殆ど同じくらい赤色の濃い桜が咲いていました。この赤味は間違い無く「寒緋桜」の血筋でしょう。花の大きさとふっくらした感じから、もう一方の親は「大島桜」かもしれません。

 名札が付いていなかったので、品種名は不明ですが、若しかしたら、雅子様ご成婚の頃に発表された「雅(みやび)」かもしれません。すっきりした花形で上品な雰囲気です。

みやび(雅、雅桜)? 寒緋桜 X 大島桜
カンヒザクラ系P3155776.JPG

 「寒緋桜」X「大島桜」と言えば、自然交配種と言われる「河津桜」が人気で、各所に広く植えられていますが、花色はもう少し薄く、花弁にふっくらした丸みがあるので縁が重なって、その部分が濃く見え、可愛らしい雰囲気です。

カワヅザクラ(河津桜)寒緋桜 X 大島桜 2022.03.07
カワヅザクラP3075670.JPG

 河津桜はとても早咲きなので、他の桜が綺麗に咲き出した頃には、すっかり葉桜になってしまっています。

 カンヒザクラ系でカワヅザクラと並んで人気の品種は、イギリスで交配されて里帰りした「オカメ」です。

オカメ 寒緋桜 X 豆桜
オカメP3155773.JPG

オカメザクラP3180155.JPG

 木も花も小型ですっきりコンパクト、少しすぼみ気味で俯き加減に咲くのはマメザクラの遺伝子。花色が濃いピンクなのはカンヒザクラの遺伝子。萼筒の付根が丸く膨らむのもマメザクラの遺伝子。

 カワヅザクラと対照的に、細めの花弁で間に隙間があります。枝垂れ気味に咲くのも日本人好みですよね。よくぞイギリス人が作り出してくれたものです。


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posted by 山桜 at 23:17| Comment(2) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月04日

カワヅザクラ開花

 今年は桜の開花が遅れていますが、早咲きのカワヅザクラは一度開きかけた後に雪やヒヨドリにやられましたが、漸くふっくらとした花弁を綺麗に開いてくれました。

カワヅザクラ(河津桜)バラ科サクラ属 2022.03.07
カワヅザクラP3075670.JPG

カワヅザクラP3075671.JPG

カンヒザクラ×オオシマザクラの自然交配種とされ、濃いピンク色と早咲きの性質はカンヒザクラから、ふっくらした花弁はオオシマザクラから受け継いでいます。

ヒヨドリに啄まれた花 2022.03.04
カワヅザクラP3045614.JPG
餌の乏しい頃に鮮やかな色で咲き出しますので、格好の餌食になってしまいます。開花を今か今かと待っていたのは人間だけではないのです。

膨らみ始めた蕾 2022.02.24
カワヅザクラP2245520.JPG
既に蕾の時点で啄まれてしまっていました。


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2021年04月11日

イヌザクラ と ウワミズザクラ

 八重桜の咲き出す頃、ちょっと変わった花の付き方をするサクラもお目見えします。派手で華やかな八重桜にうっとりする人は多いですが、このサクラたちは高い所で葉に紛れて目立たず咲いているので、なかなか気付いては貰えません。是非、このサクラの美しさを知って頂きたいので、ご紹介します。サクラの名が付きますが、サクラ属ではなく、ウワミズザクラ属です。

イヌザクラ(犬桜、別名:白桜)バラ科ウワミズザクラ属 2021.04.06
イヌザクラP4060538.JPG

イヌザクラP4060547.JPG

イヌザクラP4060548.JPG
こうしてアップで見ると、サクラとは趣の違う花ですね。私は、見る度に、
『水面に水滴が作る王冠みたい!』
と神様の意匠の素晴らしさに感激しています。

イヌザクラP4060549.JPG
葉も細長いことが多く、桜というより桃の葉に近い雰囲気です。

イヌザクラP3160113.JPG
こちらは花芽が開いたばかりの頃

イヌザクラP4010358.JPG
花芽が伸びて咲く直前の蕾。 花柄に葉が付いていないことが特徴です。


ウワミズザクラ(上溝桜)バラ科ウワミズザクラ属
ウワミズザクラP4090736.JPG
イヌザクラより花数が多く密集した感じ。 花序も蘂も長いので、よりふさふさしたブラシ状です。 

ウワミズザクラP4090733.JPG
これは余り栄養が行き届かなかった小さな花序ですが、花柄に葉が付いていることが分かります。

ウワミズザクラP4090819.JPG
下から見上げると透過光で薄い葉が透けて見えます。葉を触ってみるとしっとり柔らかな感触で、私はいつも『生まれたばかりの赤ちゃんの掌』の感触を、娘の誕生の嬉しさと共に思い出します。

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posted by 山桜 at 16:47| Comment(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月01日

オオヤマザクラ 開花

 東北へ旅すると、広々とした平野で伸び伸びと枝を広げて咲く、赤味を帯びた花葉の一本桜を見かけます。それが大体オオヤマザクラです。

 樹の皮目が美しいので、秋田の伝統工芸「樺細工」に用いられます。主人が秋田出身なので、家には樺細工が多数。使い込むほどにツヤが増して美しく愛着の湧く品です。

オオヤマザクラ(大山桜)バラ科サクラ属
オオヤマザクラP4010299.JPG
未だ若木で、樹形は顕著なホウキ型

おおやまざくらP4010396.JPG
花色は、ソメイヨシノより赤味が強い。花びらは丸い。この個体は雄蕊の花弁化が見られる。

オオヤマザクラP4010398.JPG オオヤマザクラP4010397.JPG
萼筒はツリガネ、萼片は三角、全縁、先が内に抱き込む。無毛。
オオヤマザクラP4010295.JPG オオヤマザクラP4010388.JPG
花序の下の鱗片は丸く粘りがある。

葉が展開したら、葉の観察も追記しますね。


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2021年03月28日

オオシマザクラ 開花

 ヤマザクラに続いて、日本の野生桜の一つ、オオシマザクラが開花しました。 

オオシマザクラP3270203.JPG
 
オオシマザクラP3270204.JPG
 ヤマザクラと同じように、花と葉がほぼ同時に開き始めますが、葉の色が明るい緑色、花びらは開きはじめは真っ白ですが…

オオシマザクラP3290254.JPG
 ご覧のように、次第に中心が紅をさしたように染まってきます。 

 背景はソメイヨシノです。 同じ桜でも、花色、花形、葉色、随分違いますね。 しかし、ソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの交配種と言われています。 ふっくらした花形、横に手を広げるように伸びやかに育つところ等は大島桜の血を引いていると思います。 水辺に長く枝を伸ばして咲く風情がまた良いのですよね。

 野生種の特徴を覚えると、交配種(園芸種)の親が想像出来て、また楽しみが広がります。

 オオシマザクラの葉は、大きく厚く無毛なので、桜餅を包む葉として塩漬けにされます。 桜餅を食べるとき、この白い花を思い浮かべて味わってみて下さい。 ついでに言うと、桜湯に使われる塩漬けのサクラの花は、八重咲きの里桜「関山 カンザン」の開きかけの花です。 なので私はカンザンの蕾を見ると、塩っぱい気がして、じわ〜っと唾液が湧き出してしまいます。

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2021年03月26日

ジンダイアケボノ 神代曙


 ソメイヨシノの後継種として植栽が進んでいると先日お話しした「ジンダイアケボノ」です。 咲き始めは紅色が濃く、段々と妻紅が差したようになり、ソメイヨシノのような薄い色になっていくので、遠目でもグラデーションが楽しめます。

<2021.03.27 撮影>
ジンダイアケボノP3270202.JPG

ジンダイアケボノP3270200.JPG

 どこか鎮魂の憂いを含んだソメイヨシノと比べると明るく華やかな雰囲気で、令和の時代の桜、とも思えます。

 アメリカに渡ったソメイヨシノと他の日本の桜(品種不明)との交雑種(タネから生まれた別の品種)「アケボノ(アメリカ)」を接ぎ木して、神代植物園で育てていたところ、その中から「アケボノ」ではない品種が発見されたものだとか…。 接ぎ木した枝が全てアケボノの枝なら、クローンなので違う性質のものにはならない筈。 台木の方が育った説もありますが、だとしたらその台木はアケボノではない筈。 どうも私には良く理解出来ない生い立ちです。

 アメリカに渡った日本の男女がアメリカで出会って出来た子供が「アケボノ」と名付けられて日本に里帰り、段々と育ってきたら、なんと「アケボノ」ではなくなっていた?? そこで育ての親の神代植物園の名前を貰い、「ジンダイアケボノ」になったそうな。 う〜ん、どこかで赤ちゃんが取り違えられた事件でしょうか? 謎の桜、「神代曙」。 偶然とは言え、神の代の夜明けという名前を持つ桜、縁起は良さそうです。



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2021年03月23日

ヤマザクラ 開花

 
 今は東京で桜といえば「ソメイヨシノ」となっていますが、いにしえからの桜と言えば日本の丘陵などに自生する日本固有種「山桜」です。 開花と葉の展開がほぼ同時ですので、紅褐色の葉と白に近いごく淡い紅花の色合い調和が何とも言えず美しく大好きな桜です。

 陽当たりを求めて高く延びて咲くことが多く、桜の頃は風もあり、なかなかシャッターチャンスが無いのですが、何とか手の届くところに見つけて風が収まるのを待ち頑張りました。

ヤマザクラP3240174.JPG

ヤマザクラP3240176.JPG

ぎっしりとついた蕾
ヤマザクラP3240175.JPG
小花柄も萼筒も葉柄も無毛、花柄を包む鱗片も粘らず、全部スベスベなのも特徴の一つです。

 日本に自生する野生の桜(バラ科サクラ属サクラ亜属)は、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、オオシマザクラ、エドヒガン、チョウジザクラ、マメザクラ、タカネザクラ、ミヤマザクラ、そして新しく2018年に発見されたクマノザクラの10種、若しくは、カンヒザクラを含めて11種とされています。

 同じサクラ属でも、ブラシのような房状(総状花序)になって咲く イヌザクラ、ウワミズザクラ などはウワミズザクラ亜属(又はウワミズザクラ属)です。 この二種も狭山丘陵で見られますので、またの機会にご紹介しましょう。



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2021年03月18日

ソメイヨシノ開花 

 都心から4日ほど遅れて、多摩湖周辺でも陽当たりの良い場所でソメイヨシノが開花しました。

ソメイヨシノP3180150.JPG

ソメイヨシノP3180153.JPG

 ソメイヨシノ(染井吉野)は、長い間、日本のお花見の中心的存在でしたが、挿し木で増やしたクローンである為にテング巣病に弱いのは全てのソメイヨシノで同様で、次々と罹患し大きく患部の枝を伐られた株が目立つようになりました。

 ジンダイアケボノ(神代曙)というテング巣病に強い代替品種に順次植え替えられていますが、日本人に愛された春霞の様な淡い色合いではなく、やや紅色を帯びて艶やかな雰囲気がします。 樹高もコンパクトで、大島桜の血を引いたソメイヨシノの優雅に枝を広げた風情とは異なる気がしますが、まだ大きく成長した神代曙を見ていないのでなんとも言えません。 ただ慣れ親しんだソメイヨシノが消えていくのは寂しい気持です。

 こちらは枝垂れのオカメ(ザクラ)です。 小型のやや紅色を帯びた花を咲かせます。
オカメザクラP3180155.JPG
 
 ソメイヨシノに先駆けて咲く、愛らしい小さなそして端正な花形、濃いめの桜色は、カンヒザクラ X マメザクラ という二親の性質を受け継いでいます。 なんと作出は、イギリスの桜研究家 コリングウッド・イングラム さん。 日本人の大好きな桜の姿を良くご存じですね、 


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2019年03月26日

ソメイヨシノ開花



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 3月26日、狭山公園でもやっとソメイヨシノが咲き出しました。 多摩湖へ向う自転車道沿いでは既に開花が進んでいましたが、やはり湖畔はなかなか咲かずやきもきしていましたが、一株5輪以上咲いていたので、無事開花宣言出来ました。
<2019-03-26 狭山公園>
P3260499ソメイヨシノ (440x293).jpg
ソメイヨシノ/染井吉野
エドヒガン X オオシマザクラ

P3260509ソメイヨシノ (440x293).jpg
まだまだ固い蕾

P3260502ソメイヨシノ (440x293).jpg
少し膨らんだ蕾 花柄・萼筒・萼に、エドヒガンから受け継いだ微毛が生えているのが特徴の一つ。

P3260501ソメイヨシノ (440x293).jpg
咲きかけの蕾

しかし、このソメイヨシノが咲く頃になると毎年「花冷え」もやって来て、霙が降ったり冷たい風が吹いたりして今年もお花見泣かせです。
posted by 山桜 at 23:55| Comment(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月24日

陽光 と 神代曙



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 サクラ追いはまだまだ続きますが、どんどん咲いてしまって更新が追い付きませ〜ん💦

 こちらは、寒緋桜の遺伝子の赤みとソメイヨシノ系の花の大きさを受け継いだ
<2019-03-24 狭山丘陵>
P3240438サクラ 陽光 (440x293).jpg
ヨウコウ/陽光
 カンヒザクラ X アマギヨシノ(ソメイヨシノ系の一品種)1981年登録品種

P3240467サクラ 陽光 (440x660).jpg

 ソメイヨシノの儚さが無く、花びら厚めでがっちりした大きな花。 咲き進むにつれ、花びらに赤い条が目立つようになる。


 こちらは近年売出し中、ソメイヨシノが次々と侵されている天狗巣病に負けない後継種として植え替えが進んでいる
P3240465サクラ 神代曙 (440x660).jpg
ジンダイアケボノ/神代曙
ソメイヨシノ X 日本産桜の? in U.S.A

P3240466サクラ 神代曙 (440x660).jpg
posted by 山桜 at 23:40| Comment(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月18日

オカメ(ザクラ)



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<2019-03-18 狭山丘陵>
P3180370オカメザクラ (440x660).jpg
オカメ Prunus incamp cv. Okame 
 寒緋桜 X マメザクラ(フジザクラ)

P3180371オカメザクラ (440x660).jpg
 花色の赤みと早咲きは寒緋桜の性質、樹高も含め全体に小型で花弁は開き萼筒の付根がぷっくり膨れている所はマメザクラの性質を引いているようです。 日本人好みの愛らしい花形と小柄な樹形で庭木として人気ものですが、英国で作出された園芸種です。
posted by 山桜 at 22:44| Comment(2) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

修善寺カンザクラ と 河津ザクラ



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<2019-03-18>
 早咲きの桜には、カンヒザクラ/寒緋桜 の遺伝子が受け継がれていますが、こちらのシュゼンジカンザクラの交配親は、寒緋桜と山桜の交配種である カンザクラ/寒桜 です。 その所為か、花色は河津桜より少し薄めですね。 この日は既に葉桜になりかけていました。 河津桜より開花は遅いのに、開花期は河津桜より短めのようです。

P3180375修善寺カンザクラ (440x293).jpg
シュゼンジカンザクラ/修善寺寒桜
カンザクラ(カンヒザクラXヤマザクラ)X オオシマザクラ

P3180377修善寺カンザクラ (440x293).jpg
少し花色の濃い山桜の花に大島桜の葉っぱのような感じで河津桜より野趣が残っているような。

P3180376修善寺カンザクラ (440x660).jpg
萼片の下部はすんなりとして鋸歯もない。 苞葉(花の束を包む葉)の鋸歯(切れ込み)は細かくごく浅く0.5oほど。
見えづらいですね、後でクローズアップを載せてみます。



 最近あちこちで沢山植えられるようになった河津ザクラは、開花が早く花期が長い(一カ月弱程)ので、春を呼ぶ華やかな花として大人気なのですね。 ふんわり丸い花びらも優雅な雰囲気です。

P3180382カワヅザクラ (440x293).jpg
カワヅザクラ/河津桜
カンヒザクラ X オオシマザクラ(自然交配種)

花びらは丸く大きいので、隙間なく豪華に咲き揃います。

P3180381カワヅザクラ (440x293).jpg
花期が長いので、もう終わりかけた枝もあれば・・・
P3180383カワヅザクラ (440x660).jpg
まだ蕾も残っていました。

似ている修善寺桜と比べると、萼片の下部が角ばり少し鋸歯がある。 苞葉の鋸歯は粗く、深さはやや深く1mmほど。
こちらも後でクローズアップを載せてみます。
posted by 山桜 at 22:23| Comment(4) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カンヒザクラ/寒緋桜



                      自然観察ランキング


 足元のスミレを追いかけている内に、サクラもどんどん咲き進んでいて、日々開花状況と追い駆けっこです。

<2019-03-18 狭山丘陵>
P3180373カンヒザクラ (440x660).jpg
カンヒザクラ/寒緋桜 バラ科サクラ属 
Cerasus campanulata (Maxim.)
若しくは Prunus campanulata (Maxim.)

 日本では沖縄、世界では台湾、中国南部、東南アジアに自生の野生桜です。 真っ赤な花色、開ききらない莟んだ姿で、余り桜らしくない雰囲気ですが、近年人気の色々な早咲き種の交配親となっています。 河津桜、オカメ桜、陽光など、早咲きの所、花色の赤みの強い所が親譲りの性質です。

P3180372カンヒザクラ (440x660).jpg

P3180363カンヒザクラ 正福寺 (440x293).jpg

P3180374カンヒザクラ (207x310).jpg P3180366カンヒザクラ (207x310).jpg
 普通は左のように花弁まで赤みが強いのですが、右のお寺の境内に植えられていたものは、花弁の色が薄くて少しふんわりとしていました。 他の桜と自然にか園芸的にか交配したものかもしれません。

<2014-03-30>
DVC00947カンヒザクラ (440x330).jpg
大分古い写真を引っ張り出しました。 こちらでは風に吹かれたか、結構開いて所謂桜っぽい風情に咲いていました。 挿し木や取り木で殖やしたのではなく、実生の野生種の場合、よく見ると少しずつ性質が異なっていて面白いものです。
posted by 山桜 at 22:03| Comment(2) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月27日

「さくらの日」

 恥ずかしながら、わたくし「山桜」を名乗って居ながら、今日が「さくらの日」であることをちっとも知りませんでした。 道理で今日は妙に桜の事ばかり気になって書いていると思ったら、そういうことだったのかと。

 3月27日は、七十二候のひとつ「桜始開」 の頃であり、「咲く」=3X9=27 はちょっと苦しいような(笑)気もしますが、染井吉野の平均開花日前後でゴロ合わせの良い日を選んだのでしょう。 

 平成4年、公益財団法人「日本さくらの会」によって制定されたのだそうです。

P3271812ヤマザクラ (443x590).jpg
CIMG6562ヤマザクラ (440x330).jpg
【ヤマザクラ/山桜】
 薄紅色の花びらと赤茶色の葉の彩がなんとも好もしい。 箒型の樹形で樹木の間を縫って上へ上へと伸び行くことが多いので、なかなか花を間近に見られません。 

P3271813オオシマザクラ (440x330).jpg
P3271808オオシマザクラ (210x158).jpgP3271811オオシマザクラ (210x158).jpg
【オオシマザクラ/大島桜】
 真っ白な花びらに明るい鶯茶色の葉っぱが清々しく、こちらも他の桜とは一線を画す気品があります。 この瑞々しい葉は塩漬けにして桜餅を包むのに利用されます。 広く横に枝を貼りだす樹形は染井吉野にも受け継がれているように思えます。 染井吉野が他の桜より色白なのも大島桜の遺伝子なのでしょう。
 
(ソメイヨシノ=エドヒガン系xオオシマザクラの雑種 の交雑種。 いろいろ絶妙に配されて生まれ、日本人の感性に寄り添い長く愛され続ける奇跡の桜。 生き残っている内にテング巣病を克服してくれるといいなぁ)


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posted by 山桜 at 20:00| Comment(4) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

次世代の桜「神代曙」

 染井吉野の伝染病による衰退が哀しくて次世代を担う品種「神代曙」を、昨日はちょっと残念な感じに書いてしまったのですけれど、今朝、その神代曙が咲いているのを間近で見て来て、ぐっと明るい気持ちになりました。

「神代曙」は「染井吉野」と他の桜との交雑から生まれただけあって、花の形は染井吉野に良く似ています。 咲き始めの方が桜色が濃くまた花びらの中にも濃淡があるので、染井吉野が一色に埋め尽くす風景とは違って、ふんわり淡いぼかし模様が生まれます。 

P3271800ジンダイアケボノ (440x330).jpg
P3271801ジンダイアケボノ (440x330).jpg
P3271802ジンダイアケボノ (440x330).jpg
【ジンダイアケボノ/神代曙】
 アメリカに渡ったソメイヨシノと他の日本桜との交雑種。 アメリカから日本へ逆輸入された「アケボノ」(日本名「アメリカ」)という品種の枝を神代植物園で接ぎ木して育成中、明らかに違う品種として発見されたもの。 アメリカに移住した日本人同士が結婚して子供が里帰りしたということですね。

少し離れてみると・・・

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 実際に目で見ると、もっと濃淡模様が出ていて味わいがあります。 ただ、染井吉野のように手を広げた大振りな樹形にはならないようです。 染井吉野は、水辺に手を伸ばすように広がるあの樹形がまた魅力なのですが。

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 私には、染井吉野にはどこか鎮魂の心が宿っていて、美しいのに寂しいような、時にゾクッと恐ろしいような雰囲気を感じることがありましたが、神代曙はもっと明るく晴れ晴れとした美しさを感じます。

 昭和〜平成を生きて来られた今上天皇のご譲位、戦争を知らない世代の新しい天皇陛下の御世が近づく折柄、桜もまた丁度世代交代の時となったのは、必然でしょうか。

 そう考えますと「神代曙」とは正に新しい御世の曙を伝えているようで、益々慶賀の至りです。


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posted by 山桜 at 12:58| Comment(4) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

芭蕉の詠んだ桜は?

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 さまざまの ことおもひだす さくらかな
           (桃青・芭蕉の俳号の一つ)

 この句は、貞享5年(1688)「奥の細道」への旅に出る1年前に、故郷の伊賀上野で、かつての奉公先・藤堂探丸別邸の花見に招かれた時に詠んだものと言います。

 伊賀上野と言えば忍者を思い浮かべる私ですが、芭蕉の俳号の一つ「桃青」も「百地」家の流れの家系から来たものかもしれません。 

 百地と言えば、かの石川五右衛門に忍術を教えたという百地三太夫が有名ですが、今はモモチと言えば、違う人を思い浮かべる人が多いのかしら? あのモモチも引退したのでしたっけ・・・ 

 330年前の伊賀上野の藤堂家で咲いていた桜はどんな桜だったのでしょう。 まだソメイヨシノは生まれていなかったでしょうし、あったとしても「老木」になっていた筈はないので、「山桜」でしょうか。 いつか現地に行って確かめてみたいものです。

 330年後の今日もまた、桜を見て様々なことを思うのでした。


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posted by 山桜 at 11:00| Comment(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月26日

さまざまのこと思い出す桜かな

 さくらさくら・・・辺り一面、ふわっと花霞となるのは、やはりソメイヨシノです。

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 白でもない桃色でもない、淡い桜色は日本人好み。

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【ソメイヨシノ/染井吉野】

 全てが挿し木によるクローンゆえに、一斉に咲いて一斉に散る・・・。 そして病気に弱い性質も同じ。 天狗巣病に罹って鳥の巣のようになった枝には花が咲かず、段々と衰弱して枯れてしまいます。

 上の写真でも太い枝がところどころ切られているのが見えます。 患部を取り除いた痕ではないでしょうか。 各地でソメイヨシノがこのような状態になっているのを見かけます。

 この病気に強い「ジンダイアケボノ(神代曙)」という品種がソメイヨシノの後継種として、少しずつ植え広げられていることは以前にも書きましたね。 染井吉野より少し色が濃いので、一斉に一面に咲いたら、ちょっとしつこいかなぁ・・・慣れてしまうものかしら? 淡い淡い桜色に寄せてきた数々の思い出、きっと皆さんもお持ちの事でしょう。

 さまざまの ことおもひだす さくらかな
      (芭蕉) 貞享5年(1688)詠

 330年前も今も、桜を眺めて人はそれぞれの思いに耽るのですね。

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【ジンダイアケボノ/神代曙】

 10年もたてば、桜の思い出は、少し華やかなこちらの桜に託されているのかもしれません。 時は移ろい風景も変わっていくのですね。 そこに自分は居るのかな・・・。


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posted by 山桜 at 22:14| Comment(2) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする