2022年01月26日

センダン(栴檀)の白い実

 美味しくないのか、なかなか落ちずに保蓄性が良いのか、いつも最後まで売れ残っている栴檀の白い実。

センダン(栴檀)センダン科センダン属 2022.01.03
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気付いたら、いつの間にか一つ残らず無くなっていました!他の木の実りが少なかったのでしょうか。

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栴檀の実が無くなると、春が近いと感じます。またあの唯一無二の神秘的な花に会える日が楽しみです。

紫の霞のような花 2021.05.20
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2022年01月25日

残照

 夕焼け空の向かい側に広がる、落ちていく日の名残を受けて輝く風景が好きです。

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これは未だ緑だった落葉樹の葉が夕日で染まった一瞬。2021.11.14

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既に落葉した梢が紅葉したように染まり、息を呑みました。2022.01.20

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残照が消え行く前の最後の煌めきを仰ぎながら、家路につきました。


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2022年01月24日

クロヨシノボリ

 むさしの自然観察園の水槽の中でクロヨシノボリの♀が産卵間近となり、お腹が膨れ黄色い卵が透けて見えていました。

クロヨシノボリ ハゼ科 ♀
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 時折、身体をくねらせて産気づいた妊婦さんのように藻掻いていて、今にも産卵するのではとワクワク見ていましたが、残念、この日はそれでお終いでした。

クロヨシノボリ ♂
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 雄は少し離れた所で心配そうに雌の様子をうかがっていました。岩などの裏に産卵が済むと、雄が胸びれで新鮮な酸素を送りながら孵化まで見守る面倒のだそうです。


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2022年01月23日

最強草 チガヤ(茅)

 定期的に刈り込まれ、草丈が低く保たれている土手などで良く増えて群落を作り、放置されてススキやセイタカアワダチソウ等の背の高い草が繁茂すると負けてしまったかのように見えますが、不屈の地下茎から強かに盛り返し忽ち再生する「世界最強の草」の称号を持つ植物です。

 その特性を生かし、法面保護に使われています。他の草が刈り込まれた後もしぶとく再生し、草丈は低いものの白い穂を無数に上げて、広い堤防斜面で存在感を光らせていました。

チガヤ(茅)イネ科チガヤ属
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逆光を帯びれば、宇宙に渦巻く銀河系のように輝き

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順光では、ふっと姿を消してしまいます。

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風に煽られ、今しも吹き飛ばされんばかり

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近づけばふわふわの穂には、綿毛の付いた無数の種子

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キラキラキラ・・・1.5p弱程の小さな世界に、こんなにも眩しく美しい神様の意匠が潜んでいました。(種子4o、綿毛1.2oほど)

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お別れを惜しむかのように手を繋ぐ種子たち。次の風がくれば散り散りに・・・

 ここでは刈られて殆ど残っていませんが、葉があればなかなか渋い草紅葉がみられます。

 茅は「かや」と読めば、茅葺き屋根に使われるススキやチガヤの総称。「万葉集」にも「つばな」の名で歌われるように、古から人々に親しまれてきた植物です。「つばな」「ちばな」とはチガヤの若い花序のことで、口に含むと仄かな甘みがあり子供達の楽しみでもあったそうです。

 葉は葉先が固く鬼をも刺すということで、ヒイラギ同様、魔除けにも用いられ、根茎は「茅根(ほうこん)」という生薬で、利尿・消炎・止血に用いられ、種子の綿毛もかつては止血に用いられたそうです。

 入り込まれて困る場所では厄介な雑草となりますが、四季折々の姿には目を奪われる趣があります。


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2022年01月22日

氷の描く模様

 先日は厚く張った氷のひび割れが見られましたが、この日は薄めの氷が様々な模様を描いていました。

 この池は、湧き水の流れがあるので、風の流れとも相まって、複雑な模様が出来るのかもしれません。

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2022年01月21日

小さな春みつけた

 寒い寒いと言いつつ、冬至過ぎれば日一日と明るい時間も伸びて嬉しくなります。日だまりでは、気の早い蕾が膨らみほころび始めていました。まだまだ霜や雪でやられてしまうでしょうけれど、『その気概や良し!』と、応援したくなります。

ユキヤナギ(雪柳)バラ科シモツケ属 2022.01.20
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満開時には、雪が降り注ぐような集合美を見せてくれますが、魁て花開いたこの子のたった一つの美を、よ〜く愛でてやりたいです。

ウグイスカグラ(鶯神楽)スイカズラ科スイカズラ属 2022.01.20
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ウグイスカグラと言えば、明王峠の茶屋の前でいの一番に咲く木を思い出します。もう咲いているでしょうか・・・。ウグイスカグラ同士の連絡網で、今年は何処何処の誰が一番咲きだよ〜なんて伝え合っていたら楽しいなぁ


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2022年01月18日

粟船山 常楽寺 その3(鎌倉)

 ブログ上では、山門をくぐって仏殿へと参拝したかのように掲載しましたが、実は、グーグルマップを見て歩いたので、ケロの所から最短の入口である常楽寺の裏手の崖、長い階段を上った先の公園から、『本当にここでいいの?』と恐る恐る坂を下っていったのです。

 何の看板も案内もないまま公園のフェンスの直ぐ裏にいきなり現れたのは、

「木曽塚」木曽義高(源義高)公のお墓
木曽義高墓 鎌倉常楽寺PB204642.JPG
 写真では光って読めませんが「木曽清水冠者義高公之墓」と刻まれています。
 義高公は木曽義仲(源義仲)の嫡男。源頼朝の娘「大姫」の許嫁(という形の人質)として兄妹のように鎌倉の地で仲睦まじく育ちましたが、同族ながら不仲だった頼朝により義仲が討ち取られると、義高暗殺の命が下りました。北条政子により密かに逃された義高でしたが、僅か12歳で逃亡途中の入間河原で命を落としました。

 木曽義高は、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、市川染五郎さんが演じるのだそうです。えっ、12歳なのに!?と思ったら、八代目の染五郎さんだそうで、私の知っている染五郎さんの息子さんなのですね。

さらに崖を下っていくと、

「姫宮塚」
姫宮塚 鎌倉常楽寺PB204643.JPG
北条泰時の娘の墓説と大姫の墓説があります。義高と大姫の悲劇を思えば、大姫のお墓であって欲しいと思ってしまいます。義高が亡くなった10年程後、婚約者を失った哀しみ、病、政略結婚の策謀などに翻弄された大姫もまた17歳前後の若い命を散らしています。

「粟船稲荷」
粟船稲荷 鎌倉常楽寺PB204644.JPG
可愛いお稲荷さんが、幼くして亡くなった義高と悲劇のお姫さまのお墓を守ってくれているようでした。


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2022年01月17日

粟船山 常楽寺 その2(鎌倉)

 お寺参りの魅力の一つは、手入れの良い植栽を愛でること。常楽寺で出会った私の好きな植物たち・・・

リンドウ(竜胆)リンドウ科 2021.11.20 鎌倉市
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源氏の家紋であり鎌倉市の市章でもあるリンドウは、鎌倉の随所で見られますが、これ程美しい状態に出会えるとは!

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一輪、岩陰で控えめに咲いている姿も良いものです。

ツワブキ(石蕗)キク科ツワブキ属
センリョウ(千両)センリョウ科センリョウ属
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お寺の下草の定番のように良く見かける植栽ですが、丁度ツワブキの花とセンリョウの実が盛りというのはなかなか見られないかもしれません。ツワブキもセンリョウも、本来、暖温帯の植物。ツワブキは海岸の岩場などに自生するので、正に自然分布地ですね。

トベラ(扉)トベラ科トベラ属
トベラ鎌倉常楽寺PB204655.JPG
トベラも暖温帯の海岸などに良くみられる木です。鎌倉は海沿いの暖地なのだと改めて気付きます。このあと実が弾けて真っ赤なタネが零れ出します。

イヌビワ クワ科イチジク属
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イヌビワも同じく暖温帯の海岸に多い木です。実生が沢山生えていたので、きっと頭上に大きなお母さんの木があったのでしょう。崖の道でしたので足元ばかり見ていて、上を確認し損ねました。

イヌビワの実 むさしの自然観察園 2021.11.08
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小さいけれど、イチジクにそっくりな実です。

前々から変だと思うのは、ビワはバラ科なのに何故にイヌイチジクではなくイヌビワなのでしょう? 実の形が似てるから??

また、得意の横道に逸れました。その3に続きます。


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2022年01月09日

ルリビタキはKさんかな?

 先日もふいに目の前に現れたルリビタキが、またしてもパタパタと前方の枝に舞い降りてしきりに囀り始めました。

 先日は、飛来したばかりで縄張り宣言と威嚇で姿を現わし鳴いているのかと思いましたが、今度は一丘越えて離れた道です。縄張りが広いのかもしれませんが、何だかよく観ると優しい眼差しなのです。誰かさんが宿って見守ってくれているような温かな気持に包まれました。

 マクロ撮影用のデジカメで鳥を撮ってもこんなですが・・・

ルリビタキ 2021.01.07
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 いつも傍に居るよって、伝えてくれているのかな。嬉しいな。ありがとう。
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2022年01月08日

ミニ御神渡現象?

 たっちゃん池に張った氷に、幾筋かの亀裂が走っていました。若し、この亀裂に薄氷が張って挟まれて持ち上げられては凍るを繰り返せば、諏訪湖の御神渡(おみわたり)現象が再現されるのでは・・・と期待しましたが、残念ながらそこまでの成長は見られませんでした。

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 今年の冷え込みは、いつもは見られない風景を見せてくれるので、朝の散歩も楽しみが増えています。


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posted by 山桜 at 09:49| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月07日

初積雪

 昨日から降り始めた雪が予想外に積りだし、夕方には5p、夜までには8p程積もりました。

2021.01.06 オリーブの木に積もりだした雪
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 膝を病む前の私なら、朝早く一面の雪景色を撮りに飛び出して行くところですが、流石に慎重となり、出遅れました。気温も上がり始め、早朝散歩組の方々が活動された後でしたが、それなりの雪景色を楽しみました。

2021.01.07 たっちゃん池
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 朝イチで施術を受けた接骨院で「たっちゃん池の上に雪が積もって真っ白で綺麗!」と聞いたので、帰路その足で向かったのですが、もう殆ど池面の雪は消えていていました。それでも残雪と氷の部分との色合いの妙が見られて、これはこれで美しいものでした、

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 森の中は、しんと静まり、飛び立つ鳥が振り落とす微かな雪の音に振り返るほど。

雪HORIZON_0001_BURST20220107105957003_COVER (002).JPG

 池端に戻ると、ソリ遊びの歓声が聞こえていました。貴重な機会を逃さずお子さん方に遊びを伝える大人の存在が頼もしく嬉しく、そっとシャッターを切らせて頂きました。

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2022年01月06日

氷華シモバシラ その2

 今期は良く冷え込む日が多く、氷華シモバシラの様々な表情を再び捉える事が出来ました。先日よりもまた気温が低く、溶けかかっていない良い状態でした。

シモバシラ シソ科シモバシラ属 の根元に出来た氷華の結晶の数々です。
2021.12.27 むさしの自然観察園
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普通の土に出来るシモバシラも綺麗でした。
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氷も2p程の厚みになっていて、閉園時まで溶けませんでした。
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先日の様子はこちら 2021.12.20「氷の華 シモバシラの結晶」


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2022年01月05日

ナニワズ(難波津)と コショウノキ(胡椒木)

 日本水仙と並び早春に芳香を放つ花、沈丁花は中国原産ですが、日本在来種にもよく似た仲間が数種あります。図鑑などでは3〜4月の開花となっていますが、むさしの自然観察園の日だまりでは12月から花を咲かせ始めていました。

ナニワズ(難波津)別名 エゾオニシバリ、エゾナニワズ、ナツボウズ ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属 北海道〜近畿の冷温帯に分布 冬は緑で夏に落葉 花は葉腋に着く
2021.12.27 
エゾオニシバリPC204820.JPG

エゾオニシバリPC204857.JPG

コショウノキ(胡椒木)
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属 関東南部〜沖縄の暖温帯に分布
常緑樹 花は枝先に集まって咲く
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 沈丁花の足を止めて振り返るほどの芳香とくらべると、鼻を近づけてやっと気づくほどの、ほんのりとした香りです。

 雄株の方が花が沢山着くので、栽培種として日本に植えられているジンチョウゲは殆ど雄株で実がなりませんが、オニシバリ、ナニワズ、コショウノキには赤い実がなります。

 雌雄異株なのか雌花、雄花、両性花の混在なのか、以前にも写真を撮っていて疑問に思い調べたことがありますが、どうも良く分かっていないというような状況のようです。引き続き観察してみます。


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2022年01月04日

ガガイモ 袋果ひらく!

 着蕾、開花、結実と、ほぼ毎日ずっと見守ってきたガガイモの袋果が新年を寿ぐように爆ぜて開きました!

ガガイモ キョウチクトウ科ガガイモ属
2021.01.02
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まるで天照大神の天岩戸開きのように、朝日を浴びて眩しく輝きを放ちました。

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一旦開いたら、風が吹く度、次々と種子が飛び立っていきます。

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自由だなぁ 何処へ旅して行くのだろう・・・

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旅立つ前にちょっと寄り道を願い、近影を撮らせて貰いました。
ケースに保存したので、下向きの寝癖?がついて、仲間の鬼女蘭の名前の由来を彷彿させるような風情に。

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種子の形はヘラ型ですが、鬼女蘭や鈴柴胡ほど凹みがなく、お杓文字のようです。

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真ん中辺りに膨らみが見えます。

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こちらはケースの外に静電気でくっついていた種子で、寝癖ナシの姿です。
種髪の長さ2p、種子6o、袋果の縦は8p程でした。

花 2021.09.10
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未だ青かった頃の袋果 2021.10.16 
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やや赤く色づいてきた袋果 2021.10.31
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2022年01月03日

氷結 たっちゃん池

たっちゃん池TRIPART_0001_BURST20220102092325278_COVER (002).JPG

 奥から昏々と湧いている水を溜めている「たっちゃん池」も、とうとう完全に水面が氷結しました。

 カモ、オナガガモ、カルガモ、カイツブリ・・・みんな多摩湖の方へ引っ越してしまい、ひっそり静まっていました。


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2022年01月02日

多摩湖から奥多摩の山々

多摩湖 奥多摩DSC_0005 (002).JPG

 2年前まで毎週のように歩き回っていた奥多摩の山々、今年こそ、そっちに戻るから待っててね〜!


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ラベル:多摩湖 奥多摩
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2021年12月29日

スズサイコ(鈴柴胡)の袋果 その後

 中の種子がどうなっているのか気になっていたスズサイコ、毎日のように見続けて、やっと割れて中が見える状態をみつけました。

スズサイコ(鈴柴胡)袋果 キョウチクトウ科カモメヅル属
2021.12.03
スズサイコPC034752.JPG
残念ながら、既にこの状態でしたので、元は上までびっしり詰まっていたのか、それとも下に下がっただけなのかは分かりません。

スズサイコPC034751.JPG
びっしり詰まっていたとしたら、どこにどう繋がっていたのか知りたかったのですが・・・

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未だ閉じたままの袋果もありましたが、無理矢理開けるのも気が引けて出来ませんでした。というか結構な斜面なので、膝がダメな私では立っているのも必死な状態で、写真を撮るのがやっとでした。

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ひとつ取り出してみると、忽ちふわっと種髪が広がって

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スズサイコPC244852.JPG
種子の形はへら型で、キジョランの種子に良く似ていました。
種髪の長さ3p、種子4o、袋果の縦7p。

2021.10.19 未だ青かった頃の袋果
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2021年12月25日

氷の華 シモバシラの結晶

 厳しい冷え込みで迎えた朝、むさしの自然観察園でシソ科シモバシラの茎の地際に「氷の華」の結晶が育まれていました。

 今日はきっと出来ていると思い、登園して直ぐにシモバシラが生えている所へ向かうと、想像以上に沢山の見事な結晶が出来ていましたが、朝日が当たり既に少し溶けかけていて、焦る気持で急いでシャッターを切りました。

シモバシラ(霜柱)シソ科シモバシラ属 にできた「氷の華」たち
2021.12.20
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シモバシラPC204817.JPG

シモバシラPC204804.JPG

シモバシラPC204813.JPG

シモバシラPC204809.JPG

シモバシラPC204842.JPG

 このシモバシラが出来る条件は、
・地上部の茎が枯れていてるのに、地中の根が未だ
 生きて水を吸い上げていること。
・地表近くの気温が0度近いこと。
 (零下になると根も凍って水を吸い上げない。)
 (積雪があると例え出来ていても、見えない。)
・地中に十分な水分があること。
 (晴れが続いて地中が乾いていてはダメ。)
・茎が枯れて適度な裂け目が出来ていること。
 (何度も凍結を繰り返すと、茎が大きく裂けすぎ
  毛細管現象が起こり難くなる。)
・微風があると綺麗な花型になりやすいという説あり。


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2021年12月24日

漂鳥 ルリビタキ・アオジ

 この日(東京に初雪が降った12月14日)は、季節というか風が変わった日なのか、漂鳥*たちが亜高山から避寒の為に、ここ狭山丘陵の里山に下りて来たようです。そして縄張り宣言なのか、どこか挑戦的で近づいても逃げていかず、却って向かってくるような意気込みさえ感じました。

 ググッ、ヒッヒッ、グググッ!と高い鳴き声に足を止めると、綺麗な瑠璃色の鳥、ルリビタキの♂が、こちらを睨みながらツインツインと梢を行き来していました。 なんとか止まってくれた一瞬、コンデジでは、これが限界でしたが、ルリビタキだということは分かりますね。
「幸せの青い鳥」に出会えて、何か良いことありそうな・・・。

ルリビタキ(瑠璃鶲)ツグミ科 2021.12.14
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 私が危なくないと確認できたのか、ツイっと薄暗い森の中に消えていきました。これから暫く越冬地である狭山丘陵で見かけることが増えるでしょう。

 今度は、ベンチで日向ぼっこしていたら、背後に視線を感じ振り向くと、アオジがジッと私を見つめていました。

アオジ(青鵐)ホオジロ科
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ふっくら膨らんで、円らな瞳で見つめる仕草の可愛らしいこと。

アオジPC144840.JPG
ヂッヂヂヂヂッと鳴きながら、あれこれポーズをとってくれましたが動きについていけず、やっと1枚なんとかぶれずに撮れました。

アオジPC144841.JPG
その内、すっかり安心したのか、お尻を向けて餌を探し始めました。全然逃げないのは、若しかして、餌をくれる人だと思っていたのかな?

*漂鳥 (ひょうちょう)とは、避暑・避寒のため、夏は 山地・冬は 平地 と、繁殖地と越冬地を季節によって移動している鳥のことです。


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2021年12月19日

煙の如く消えるガマの穂

 因幡の白ウサギ(素兎)が、騙して島を渡らせたワニ(サメ)に、堪えきれずつい騙した事を言ってしまい、怒ったワニに真っ赤に剥がされた膚を癒やすため、大国主命(大穴牟遅神)大黒様に教わって身にまぶしつけたのはガマの花(花粉は蒲黄/がおう という生薬で止血作用が有る)ということなのですが、私はずっとこのガマの穂の解れた綿に包まったのだと思っていました。

ガマ(蒲 ヒメガマ?)の穂 2021.11.29 むさしの自然観察園
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まるでソーセージの様な形のガマの穂ですが、熟し切ると、ふいに風を含んでほわほわっとほぐれ始めます。こうなると、みるみる内に風が吹く度に崩れていって、もう止まりません。

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ガマPB294735.JPG ガマPB294736.JPG
ガマPB294737.JPG ガマPB294738.JPG
内側から湧き上がるように、剥けていくように、どんどん姿を変えながら、風に吹かれて消えていく綿毛のついたタネ

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貴毛皮の毛皮のマフラーも、数秒と姿を留めず消えていきます。

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慌ててシャッターを切り続けたので、同じ様な写真に見えるかもしれませんが、少しずつ違っているのです・・・ 

ガマPB294743.JPG
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近づいて大きくして見ると、小さな茶色いタネにタンポポのような綿毛が何本も付いているのが分かります。

大黒様の教えに従って、ガマの花をつけると「忽ちウサギの毛が生えた」と言うお話を聞くと、この綿毛がついたのだと、薬効ではなく視覚的に勘違いした私の気持も分かって頂けるのではないでしょうか。


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posted by 山桜 at 20:15| Comment(6) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする