2017年05月15日

淀川河川敷探訪(調査中)

 ケロの部屋から見える川は何だろう?と地図を見たら淀川らしい。 折角大阪に来たのだからと、先ずは淀川べりの自然観察に、関西のしかも河原の植生はきっと見慣れない植物がみられるのではないかと期待に胸を膨らませて繰り出しました。

 散歩やジョギングしている人のいる堤防の向こうがきっと淀川なのに、目の前の道路を渡れる場所が無くて延々と歩き続け、やっと橋の袂の交差点を渡って河川敷に降りられる階段をみつけました。 直ぐに目に入ったのは何やら黄色い花の群れ、近づいてみると菜の花ではなくて、見慣れない花…これは一体何でしょう?
(未だ名前の分からず調べていないものが何点かあります)

【セイヨウヒキヨモギ(西洋引蓬)】 ハマウツボ科(旧ゴマノハグサ科)
 西ヨーロッパ原産 半寄生植物 腺毛が密集し粘る 
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そしてビックリしたのは、関東では寺社等に植えられているのを見るくらいの栴檀がそこらじゅうにはえていること。 沢山の実をつけますから河原ならそれは増えますよね。 「夏は来ぬ」の中に出てくる

🎶 楝(おうち)散る 川辺の宿の
  門(かど)遠く 水鶏(くいな)声して
  夕月涼しき 夏は来ぬ

の「おうち」が栴檀のことなのですが、子供の頃には全く見たことが無くピンときませんでした。 関西では、これだけ身近に普通に生えていると知り、初夏の代表として歌に出ているのも納得でした。

【センダン(栴檀)】
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【ハマクマツヅラ(浜熊葛)?】クマツヅラ科クマツヅラ属 北米原産 茎に4つの稜有り
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ヤナギハナガサかアレチハナガサかと思いましたが、どうやら帰化植物のハマクマツヅラのように思えます。 ご存知の方がいらしたら、是非ご教示お願いします。

【テリハノイバラ(照葉野茨)】バラ科 別名:這い野茨
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何処か川の見える所に出られないかな? と降りていくと浅瀬で白鷺(遠くて何鷺か分からず)が魚を狙っていました。 浅瀬に描かれるさざ波の文様が美しくて暫し見惚れておりました。

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海が近いのでしょう。 川からの風には何となく磯の匂いが混じっています。

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【シロバナマンテマ】 ナデシコ科
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花の色は個体差なのかと思っていたら、「咲き始めはピンクがかっていて段々と白く抜けていく」という記述がありました。 残念ながら再訪しなかったので確かめることは出来ず、残念です。
 
【マメカミツレ】キク科 オーストラリア原産 カミツレ=カモミール
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【クサフジ(草藤)】マメ科
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淀川では分布が限られるとの記載があり、この辺りでは結構珍しいようなのですが、辺り一面に咲いていてちょっとゴージャスな雰囲気ですらありました。

【ネズミムギ】イネ科 イタリアン・ライグラス
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後から聞いた話では、鉄橋より向こうの河川敷公園はバーベキューが盛んな地域だそうですが、その下流地域は余り整備されていない原野のような河原が広がっていて、俄然探検心が湧き上がって来ました。 下の最初の写真のように地面がしっかりとしている林の中にはお住まいになっている方がいて、そっと踵を返して戻って来ました。 湿地のような明るい河原の方へ入っていくと、忽ち背丈を超える草木に囲まれちょっと不安に…

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開けた水辺に出ると、鳥見の方が三脚にカメラを構えていらっしゃったので、そぉ〜っと
「何が見られますか?」
と伺うと、
「待っているのはオオバンですが、今鳴いているのはケリですよ」

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そして、
「こんな所まで入って来ては危ない、早く道に戻った方がいいですよ。 野犬なんかもいるから。」 
「それに今は干潮だけど、満ち潮になればここも水が来るから」
と伺い、流石に野犬には会いたくないなと急ぎ足で元の道に戻ってまた道端の草などを見ていると、さっきの方が迷っていないかと心配されたのか自転車で追いかけて来てくれて、ちゃんと道に戻れたのを見届けて、
「気い付けて、大阪を楽しんでください」
と、帰って行かれました。 第一大阪の人、優しい方でした。 

【ヒメコバンソウ(姫小判草)】
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【コバンソウ(小判草)】     【 ? 】カヤツリグサ科?
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【       】      【ツルマンネングサ】ベンケイソウ科
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【ノイバラ(野茨)】バラ科 上の照葉野茨と比べると葉に艶がない
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【キキョウソウ(桔梗草)】キキョウ科 北アメリカ原産
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堤防の上をキキョウソウを撮りながら進むと鉄橋にぶつかり、俄か撮り鉄に挑戦しましたがなかなか難しい・・・ 顔のすぐそばを電車が轟音を挙げて通り抜けて行き、すごい迫力でした。
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その鉄橋の下を潜り抜けて・・・

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広い芝生公園と運動場のあるエリアに出ると、足元の芝生の中に青い星型の花が点々と見えました。

【ヒナギキョウ(雛桔梗)】キキョウ科 関東以西
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日が陰って来て花が閉じかけてしまいましたが、開いている時はキキョウソウに良く似ていて、同じ植物かと思った程ですが、よく見れば、花の付き方が全く違っていて、キキョウソウが茎に段々になって花が付くのに対し、雛ギキョウは茎の先に一つだけ花を付けます。 刮ハもキキョウに良く似ています。 葉はスミレのように地際に生えていて芝生の中ではちょっと見づらいです。 

 汗ばむほどの陽気だったのが日が陰ると急に肌寒くなって来て、知らない土地で暗くなってはマズイことになると、今日の河川敷散策はこれで打ち切り、さて、無事にケロの部屋へ帰れるか・・・
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2017年05月04日

ニガナ(苦菜)

明るい林床でそこかしこに黄色いニガナの花がいっぱい咲いていた。
苦菜の名の通り、葉や茎をちぎると白い苦みの強い乳液を出す。

【ニガナ(苦菜)】 キク科ニガナ属
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細い茎の上部が枝分かれし、1cm程の五弁花(時に6弁以上も)を多数つける。
株元の葉は葉柄があり細長く、上部の葉は葉柄は無く枝を抱いて短めになる。

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大株 と 小株 の 花の付き具合の比較

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ジシバリ と オオジシバリ

【ジシバリ(地縛り)】キク科ニガナ属 別名イワニガナ ハイジシバリ
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・全体に小柄でナヨナヨした感じ
・乾いた所に多く、石垣や岩の隙間などにも生える
・地面を這うように広がり、葉は余り立ちあがらない
・葉は細い柄を持ち1〜2p程の丸〜団扇で薄く柔らかい
・花茎は5〜15cm程、花は2cmほど、花期は4〜6月
・充実した花茎は上部で分かれ頭花を2〜3個つける
・ニガナ同様、ちぎると白い乳液を出す


【オオジシバリ(大地縛り)】キク科ニガナ属 別名ツルニガナ
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・全体にジシバリより大きくシッカリとした感じ
・やや湿り気のある所に多い
・地面を這うように広がり、葉は成長に従い立ち上がる
・葉はヘラ形で下部が切れ込むこともある
・花茎は10〜30p程、花径は2.5〜3pほど、花期は4〜5月
・充実した花茎は上部で分かれ頭花を2〜3個つける
・ニガナ同様ちぎると白い乳液を出す
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2017年05月02日

ギンランがいっぱい!

私の散歩コースのあちこちでキンランが増えてきているのは感じていたが、ギンランも無いかと探していたら、公園の外れの芝生の中にポツンと一株、びっくり! まさか、こんな所に・・・散歩帰りの夕暮れ時で見間違いかと思ったが、近づいてよくよく見れば、やはりギンラン・・・いやいやこの花序より長い苞葉は、ササバギンラン? 

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翌朝、もう一度明るい光の中で確認。 やはりササバギンラン(笹葉銀蘭)だった。
花序のすぐ下、一番上の2枚の葉に見える苞葉が花序より長く伸びていて、葉の形が笹の葉のように細長い。
<2017-04-29>
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遠くまで見に行かなくても、地元にもちゃんと咲いているんだなぁ たった一株だったけれど、みつけられたのは、またまた主人のお助けかと嬉しくなった。

数日後、ひと山越えて郵便局に切手を買いに行った帰り道、下の道と上の道どちらか迷ったけれど、『行きと違う道にしたら?』との主人の囁き声に従って下の道をゆくと・・・うわ、あれあれ、今度はギンラン!?

<2017-05-02>
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日影の道で、か細いながら蕾をたくさん付けてちょっと傾きながら健気に立っていた。 やはりササバギンランに比べると、小さくて柔らかな雰囲気がする。 葉の形もやや丸みを帯びていて細長くはない。 

周りの地面も踏みつけたりしないようにそっと気を付けながら写真を撮っていたら、あれれ、すぐそこにもまたギンラン、えっ? あれ? うわ! その向こうもその奥もギンラン?? よくよく見れば、そこら中道沿いがギンランだらけだった・・・。 もう、びっくりビックリ!!

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写真は全部違う個体。 何株あるか数えたかったけれど、切手を貼って回収時間までに投函せねばならなかったので、時間がなくて断念。 写真も慌てて取ったので、ピントが甘くてああ残念。

下草刈りの時期がちょうどギンランの芽生え前で、刈られることもなく伸び行く時も他の草に邪魔されることなく、伸び伸びと育つことができたようだ。 奥多摩で目を皿のようにしてやっと一株みつけて大喜びしていたのに、こんなに身近に数えきれないほど咲いているとは、今まで気づかないでいたことが情けなかった。

これからも身近なフィールドをもっともっと見直さねば。

追記: 薄暗い中でよく確認せずに急いで撮ったままだったが、よくよく写真を見直すとササバギンランが混じっているような・・・? 有毛か無毛かで判断しようと見に行った時には、もう一株も残っていなくて残念! 刈り取られてしまったのだとしたら来年花が見られるか分からないが、また見ることが出来たらきちんと同定し直します。
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2017年05月01日

ホオノキっていいなぁ!

「5月になれば、ホオノキの芽が次々と開いて来ていいなぁ」
そうね、薫風に吹かれて、緑の中を歩くのが好きだったでしょう。
さぁ、今日も湖畔を一緒に散歩しましょう。

【ホオノキ(朴の木) モクレン科モクレン属】
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この薄紅色の薄い花びらのようなものは托葉で、葉が展開すると落ちてしまいます。
この新葉と托葉の色合いの美しさには、どんな意味(目的)があるのかな。

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ほら、葉っぱが開いたよ、もう直ぐ花が咲くよ〜と知らせているのかもしれません。

托葉が落ちて蕾が見えてきた枝もあります。 油断していると蕾は割合に早く膨らんで…
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あっという間に花が開いてしまいます。 ほわっと綻びかけた頃が一番綺麗なのですが、スケッチしていて写真は撮り忘れました。
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同花受粉を出来るだけ避ける為、開花時に雌蕊が先に熟し、他の花(出来れば別の株の)の花粉を待ち、翌日雄蕊が熟し、次の日には生殖機能を失うという徹底ぶり。 そういえば、花も一斉に咲かずにあちらで一輪、こちらで一輪と言う感じです。 

マグノリア系の良い香り(好き嫌いはありますが)がしますが、余り無理して鼻を近づけて嗅ぐよりは、高い枝先から風に乗って微かに香って来るぐらいが丁度良いように思います。 
タグ:ホオノキ
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2017年04月30日

マルバスミレ(編集中)

(編集中)

【マルバスミレ(丸葉菫)】
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もう花期も終わりで花の特徴がつかみにくいのが残念。

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横顔は、綺麗に撮れました。 この子の前向きは足場が悪くて無理でした。
全体に有毛とのことですが、葉には短毛があるのに花柄には毛が見えませんね。 無毛タイプ?
以前は有毛の方をケマルバスミレと呼んでいたそうですが、有毛が普通で無毛の方が少ないので「毛」を付けないで呼ぶようになったようです。

白い花でハート形の葉のスミレでも、

・ニョイスミレは白に紫の条線 花は葉に比べてずっと小さい 茎の途中からも咲く 全体に無毛

・マルバスミレはピンクがかった白 花は基部の葉と同じ位の大きさ 全体に有毛

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このように基部の葉は丸みのハート形だが、花期またその後には段々卵形に伸び先が尖ってくるという今後の葉の変化も追って報告しますね。

(アオイスミレは反対に花後に葉が丸くなり、夏葉の頃にはマルバスミレと紛らわしくなる)
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ニョイスミレ(編集中)

(編集中)
【ニョイスミレ(如意菫) 別名:ツボスミレ】
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やや湿り気のある場所を好み、気に行った所では一面に広がっている。
上の写真は咲き始めで横広がりの株、下の写真は咲き始めから1ヶ月ほど経過し茎が立ちあがって来ている状態。
花は横広形で横幅8oほどで、葉に比べてとても小さい。

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側弁基部有毛 唇弁に紫の条線が目立つ 
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花弁は反り返る  距は短く目立たない

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植物全体に淡い緑色、無毛でややツヤがある。
托葉はタチツボスミレのように櫛形に切れ込まない。
タチツボスミレの花が終わりに近づく頃から咲きだす。
葉はハート形で基部が広く湾入し、鋸歯は低め、
(この写真は開きかけだが)展開するとやや横広形

*本州で最も普通に見られる、「ハート形の葉で、小さな白い花のスミレ」

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2017年04月26日

若葉の君のために

月命日があるのなら、月誕生日を祝ってもいいですよね。

  きみがため 春の山出て 若葉愛づ 
         わがころもでは 露にぬれつつ

なんて、今日は主人の月誕生日、「若葉の君」の為にピカピカの新緑を集めました。

  木漏れ日の 奥から覗く あの瞳 
         笑っておくれ 俺はここだぞ
 
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なんの葉っぱか、気になりますか?
今は未だそれらを書く気持になれなくて、ごめんなさい。
ひょっこりそういう気持ちになれたら、書きますので気になる方は、たまに覗いてみてください。
posted by 山桜 at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月25日

ヤマツツジの個性

 緑あふれる里山の中で今一番目立つのは、ヤマツツジのオレンジ色。 よくぞこの時期にこの色を選んで咲くものと、改めて天地の理、自然の摂理、神のみわざに感動します。

 そこらじゅうに咲いているので、『綺麗ね〜』とは思っても、その個体差までは気にしないかもしれませんね。 気を付けてよ〜く見ると、色合いも花の形も少しずつ違うのが分かります。 妍を競うほどではなく、ほんの楚々とした個性の表明をどうか見てやってください。

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 心臓周りの超音波と造影剤を入れたCT検査を受け病院の帰り道に、何だか無性にヤマツツジの個体差が気になって撮影し続けました。 花弁の形も細かったりフリルがついていたり、それぞれみんな違うのです。
 
 いつもは造影剤を入れた後、激しい頭痛に襲われて酷い目にあうのですが、この日は検査終了直後、未だ夢うつつの時、

 「直ぐに沢山水を飲むんだぞ!」
 「無理しないで、ちゃんと休んでから帰れよ」

耳元で何度もそう言い続けてくれる声が聞こえましたよ、ありがとう。 
お蔭様で、ヤマツツジに見惚れながら、無事に家に着きました。 

 ポストには、有難いお悔やみのお便りが届いていました。
心細い時に、いつもそっと心を寄せて下さり、本当に有難いことです。
タグ:ヤマツツジ
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2017年04月22日

こんな所に、キンラン!

 心臓に鉛の重石がのったような苦しさがとれず、4月の初めに呼吸器科で調べて貰った時は気管支肺炎の疑いがあったが結局異常なしとなった。 それでも依然として重苦しさから解放されず、この日は循環器科を訪ねに山道を歩いていたら、思いがけない所でスラリとした立ち姿に目がとまった。

「うわ、こんな所に、キンラン!」

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 主人の元へ毎日足早に通ったこの山道に咲いてくれたことが嬉しかった。 カメラも持たず風の強い斜面で時間なく急いでガラケーで撮影だったのが残念。

 私はキョロキョロしていてそそっかしく、よく躓いたり転んだりする。 
こういう場所にさしかかると、いつもは振り返りもしない主人の声が飛んだ、
 「すべるぞ、気を付けろ」
 「よそ見して転ぶなよ」
 「ビーケアフル!」
今も変わらず聞こえて来て、嬉しくて、ちょっと泣いた。

 変わらずに見守っていてくれて、その上、キンランまで見せてくれて、ありがとう!
posted by 山桜 at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月18日

所用ついでの自然観察

折角の爽やかな季節、家に閉じ籠らないように、所用を片付ける為どこに行くにも歩いて出掛ける。 我ながら良く歩く、この日も距離にしたら10キロ弱。 出来るだけ川沿いや公園や山の中を通るので、少々遠回りにはなるけれど重いザックを担いでいる訳でもなく、心地よい疲れで良く眠れるから有難い。

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川沿いの唐茱萸の大木は花盛りで、遠くからでも黄色く霞んで見えて直ぐに分かった。 余りにも沢山咲いていたので、つい花ばかりみてしまったが、夏茱萸と似ているので、今度は葉を良く見て来なくては。
花付きよく身も沢山つくので、「唐」茱萸と名付けられた(昔は唐のものは良いもののイメージ)ようだが、在来種らしい。 

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カリン(花梨)は木の姿も花姿も丹精な大陸の美女の風情がする。

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桂の若葉は、まだ小さなハート型でひらひらと一斉に風にそよぐ

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ああ、ここでも様々な新緑の織り成す点描の世界が広がってる

駅を超え街中を足早に通り過ぎ、やっと辿り着いた市役所で用事を済ませた帰り、見慣れない木が目に留まった。 何やら中国との親善交流の記念樹らしいが、樹木表示板がない。 後で調べておきますね。
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2017年04月17日

ニオイタチツボスミレ 見つけた!

高尾山では、私は未だみつけたことのない「ニオイタチツボスミレ」を、昨日のガイドウォークの帰り道で見つけてビックリ!! 主人は目のいい(遠くは見える)人だったので、やはり二人力で能力アップしたのか強い味方になってくれているようだ。

ニオイタチツボスミレは、図鑑の写真でしか見たことが無かったので、恥ずかしながら単に色が濃い目のタチツボスミレの一種くらいにしか思っていなかったが、実際に観察してみると異なっている部分が多い。 また「匂い」は、微かに感じる程。 もっと群生するようになれば香って来るのだろうか。 踏みつけないように大事に見守っていきたい。

ニオイタチツボスミレ(匂立坪菫)
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・花弁はやや濃青紫色で中心が白く抜けて目立つ。
・花弁は5弁とも円みがある。 側弁基部無毛。
・ほのかな香りがする。
・花柄にビロード上の毛がある。 小包葉はない。
・距は太めで跳ね上がる。
・根生葉はハート形。 茎葉は長めの三角形も混じる

タチツボスミレ(立坪菫)
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・花弁は淡青紫色でヘラ状。
・花柄は無毛。 
・花柄上部に小包葉あり。
・距は花色とほぼ同じで細め。
・葉はハート形で櫛状の托葉が顕著な特徴
・地下茎も地上茎もあり、しばしば大群落をつくる

珍しいものは遠くまで行かないと見られないと思っていたけれど、考えてみればこの辺りは十分に山の中なのだった。 正に「看脚下」、自分のフィールドをもっとよく観察しようと改めて思う。
posted by 山桜 at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月16日

狭山公園ガイドウォーク・5月

 未だ自分が人前で話す自然観察会などに復帰できる心持にはなれないが、人の話を聞くだけなら気分転換にもなるし、若しかしたらやる気が湧いて来るかもしれないと思い、都立公園のガイドウォークに参加してみた。

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多摩湖線の下の斜面は、ショカッサイ(諸葛菜)<別名:ムラサキハナナ(紫花菜)・花大根・オオアラセイトウ(大紫羅欄花)> で紫色に染まっていた。 タンポポもこの季節だと在来種のカントウタンポポの方が勢いが良く、たくさん見ることが出来る。

トウカエデの林の下は、ムラサキケマンの花盛り。 よく見ると赤紫〜白まで個体差も様々だ。
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ムラサキケマン(紫華鬘)ケシ科キケマン属

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左:レンジャーさんが見せてくれたオオスズメバチの女王蜂
右:シュンラン(春蘭)

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オナガグモ(尾長蜘蛛) 蜘蛛の巣にかかった松葉に擬態する

P4164097 (207x310).jpgP4164095 (207x310).jpg ペタペタの芽鱗が残るトチノキの芽吹きの様子を触って確かめる
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既に展開した若葉が光に透けて美しい

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マルバアオダモ の花 モクセイ科トネリコ属

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右:イロハカエデ の花

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ヌマエビの仲間 2種
ヌマエビの判別は、このぼやけた写真では私には難しい・・・ 参考ページ
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新緑と山桜のコラボはここでも未だ見られた

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この同じ場所で萌えるような紅葉の下を歩いていた大切な人の姿は見えなくなってしまっても、何事も無かったように季節は変わらず廻ってくるのですね・・・

初めて見たオナガグモのこと、アズマヒキガエル、アカガエル、ヤマアカガエルの卵の形の違いとその理由(産卵場所の水嵩や条件)など、知らなかったことも教えて戴き、久しぶりに元気な子供達とも話が出来、思い切って参加してみて正解だった。 余計なことを言って解説の邪魔をしないように気を付けたが、やはりポツポツ、口を出してしまったような・・・ やりにくくなかったことを願うばかり。

ただ、仲良く散歩されているご夫婦や家族そろっての賑やかな様子は、未だ眩しくて羨ましくて見るのが辛かった。 この大きな喪失が癒えるまでの道のりは遠いのだろう。 焦らず自然に少しずつ、この新しい生き方に慣れて行かねは、と思う。

【その他の観察リスト】ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、カキドオシ、カラスノエンドウ、ヤブニンジン、ミツバツチグリ、ヘビイチゴ、タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、ニョイスミレ(ツボスミレ)、ヤマウルシ、ヤマツツジ、ラクウショウ / ヨシノボリの幼魚、アズマヒキガエルのオタマジャクシ / シジュウカラ、ウグイス、ガビチョウ、ムクドリ、コムクドリ / キタキチョウ、尺取虫のブランコ、アブラムシ、テントウムシ など
posted by 山桜 at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月15日

八国山の芽吹き時

 一年で里山が最も劇的に美しく変化する、心躍る芽吹きの季節がやって来た。

 新芽が吹いてまだきらきら光る柔らかな葉が展開しきらない頃は、葉の色や質感の個性が様々なので、丁度その頃に咲く山桜の薄紅色と織り成す彩りは例えようもなく美しく、幾ら見ていても飽きることが無い。 この夢のようなひと時をこころゆくまで愉しみたい。

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 森林インストラクターとあらば、この様々な緑を見てなんの木か分からねば・・・。 さて、幾つか分かるかな? 一番上の白っぽい緑は産毛の多い「コナラ」の木、2番目は「ヤマザクラ」と低木はネジキとか? 3番目の赤味を帯びているのは「イロハカエデ」、4番目の黄土色っぽくて花房が沢山下がっているのは「クヌギ」 クヌギのアップの下は カキノキの若葉と花芽 そして一番下は ケヤキ です。

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左:ホウチャクソウ(宝鐸草)ユリ(イヌサフラン)科チゴユリ属         
右:ヤマツツジ(山躑躅)ツツジ科ツツジ属

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高圧線の鉄塔下が帯状に伐採されて明るい草地になっていました。 こうして人の手が入り、暗かった林床に光が当たるようになると、今まで眠っていた植物が甦って来ます。 去年まで殆ど限られた場所でしか見られなかったジロボウエンゴサクがものすごい範囲に広がっていて驚きました。

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ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)ケシ科キケマン属

きっと最近増えて来たキンランやギンランももっと出て来るのではないかな。

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左:クサイチゴ(草苺)バラ科キイチゴ属
右:カラスノエンドウ/ヤハズエンドウ(烏/矢筈豌豆)マメ科ソラマメ属

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左:ミツバツチグリ(三葉土栗)バラ科キジムシロ属
右:オオジシバリ(大地縛り)キク科ニガナ属

こんな素敵な季節に一緒に散歩したかったけど、ずっと花粉症でダメだったなぁ  今は何の障害もなくなって、いつも一緒に歩いてくれている。 否応なく・・・いや、きっと興味が湧いてきているに違いない。 専属森林インストラクターと歩いて面白くない訳ないです・・・よね。
posted by 山桜 at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月08日

スミレ と ヒメスミレ

スミレの仲間の開花期間は割に短くて、いい時に写真を取り損なっうと、いつの間にか閉鎖花だらけで花が咲かなくなってしまう。 と言う訳で、人目も憚らず車の往来の多い道路の歩道に蹲って撮影敢行。 こちらは日本のスミレの代表であるその名もずばりの、
【スミレ】
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細長い披針形の葉と同じ位の長さの葉柄にはっきりした翼があるのが特徴
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側弁基部有毛(下の拡大写真参照)

北海道〜屋久島まで、日当たりの良い路傍、草地、林縁などに普通。 というが、そこら中で咲いているタチツボスミレに比べると、それ程多くは見かけない。 しかし、毎年決まった所では見られるので、好みの場所が限られるのかもしれない。 試に何度か種を採って庭の似たような場所に蒔いたり、蟻に運んで貰ったりしたが、未だに定着したことがない。
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そう書いてから庭をみると、今年、蒔いていない筈の鉢の中に「スミレ」らしきスミレが咲いていた。 花の色合いが少し上のものより淡いが、花色は個体巾があるようだ。 

同じ歩道の車道側、より乾燥している(より危険な)敷石の隙間いっぱいに咲いていた小型のスミレは、
【ヒメスミレ】
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花はスミレより小さく青みがかり条腺目立つ  
葉は縁が波打つ 葉柄に翼は殆どない 裏は紫を帯びることが多い
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上弁がウサギの耳様に立つ 側弁基部有毛 距は白っぽく太い

今年はスミレ探しの遠出はせずに、近場のスミレをじっくりと見てみたい。
今まであまり興味を示してくれなかったあの人にも、これからは一緒によ〜く見て好きになって欲しいから。
posted by 山桜 at 15:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月23日

アトリのアタリ年

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 家人と散歩に出て、陽だまりの広場のベンチから冬景色を眺めていたら、ザザ〜ッと羽音と共にものすごい数の小鳥が舞い降りました。 初めは雀の大群?思いつつ、どうも色合いも様子も違うのでそ〜っとギリギリまで近づき手持ちの携帯で撮影、図鑑で調べて「アトリ」と分かりました。 今年はアトリのアタリ年ということで、その後各地からも沢山の飛来情報が聞こえてきました。

 シベリア方面から最初の渡来地(東北の日本海側など)へ舞い降りる時は、なんと数万羽の大群のこともあるそうです。 そこから各地へ分団となって飛んで行きます。 当地でもざっと100羽程はいたでしょうか、カウンター等も持っておらず、適当な記憶ですみません。

 カスミ網猟が禁止される以前は、ツグミと共に冬の食用鳥として捕獲されていたので、「獦子鳥=猟子鳥」また、枯れ木に大群でとまった様子が花が咲いたようだからか、はたまた桜の花を啄むことからか、「花鶏」とも書いて「アトリ」と読ませています。

 アトリの名は、蘇我稲目の女の第三子が日本書紀では「朧嘴鳥皇子(あとりのみこ)」・古事記「足鳥王(あとりのみこ)」とあるのが初出の表記の記録とのことで、古い時代からの呼び名ですね。 

 大群をなして飛来することから「集鳥(あつとり)」が語源で、漢字は朧月の頃に飛来し、地面に降りて(足で歩いて)良く餌を啄むという意味や音を当て嵌めたものでしょう。 古くは「アットリ」とも呼ばれていたそうですが、今は「アトリ」で統一されています。

 次はいつ飛来するか分かりませんので、今年の内によ〜く観察しておきたいです。
posted by 山桜 at 16:41| Comment(4) | TrackBack(0) | 自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月12日

蟷螂の日向ぼこ

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 一桁の冬の気温から一気に20度越えの温かさになったこの日、障子に日向ぼこをするカマキリの影が見えた。 

 『もう産卵は済んだのかな?』 
 『それとも産卵の為の英気を養っているのかな?』

 若しかしたら、ただ温まっているだけでなく、ガラスの反射光に餌の虫が寄って来るのを待っているのかもしれない。 だとしたら餌を捉える姿を見たいものと、暫く私も障子越しの太陽でカマキリと一緒に日向ぼっこをしていたが・・・

 『動いた!』

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と思った瞬間、カマキリは鎌と脚をグーッと張り出して、気持ちよく背伸びしただけだった。

 明日は一先ずの退院だ。 籠の鳥だった家人が帰って来る。
タグ:カマキリ
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2016年10月26日

富士山初冠雪

 最低気温が10℃以下となった昨日の冷気が残る朝、冬の使者ジョウビタキ(尉鶲)が庭にやって来て、
 ♪ ヒ・ヒ・ヒ、カカカカカ!♪
と高らかに鳴き、その仰いだ空の青さが嬉しくて散歩に出掛ければ、なんと富士山の初冠雪を拝むことが出来ました! きっと良いことが起きる前兆と思いたいです。

まだ頭の上の方だけの冠雪姿は、ベレー帽でも被ったようでちょっと可愛らしい?です。
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 今年登って来た奥多摩の山々もくっきりと望めました。
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     大岳山   御前山         御岳山

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寒い朝は昆虫たちも未だ動きが鈍いので、近寄って撮影しても逃げません。 すばしっこいトンボもこんなに大人しくしていました。 胸の模様が良く見えませんが、アキアカネでしょう。 
posted by 山桜 at 20:37| Comment(6) | TrackBack(0) | 自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月20日

小網代の森 チゴガニのダンス

 皇后陛下のお誕生日のお言葉の中に、7月に天皇陛下と小網代の森を歩かれ、浜辺でチゴガニのダンスをご覧になられた思い出が綴られていました。 私もこの7月、同じチゴガニのダンスを見る研修に参加していたので、嬉しくなって写真を引っ張り出してきました。 甲羅が1センチ程の小さなカニなので、浜辺に這いつくばるようにしなければ見ることが出来ません。 両陛下のそんな微笑ましいお姿をつい想像してしまいました。 動画も撮ったのですが容量が大きすぎてブログにアップできず残念です。

チゴガニ(稚児蟹)は、巣穴から出てくるとハサミを上げ下げしてメスを呼び込みます。
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その愛らしい様子がまるでダンスを踊っているように見えて、ついつい魅入ってしまいますが、更に小さく地味な(甲羅が赤っぽい)メスが寄って来ると・・・

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こちらは別種のカニですが、このようにオスは巣穴に脚をかけつつメスを呼び込み、近づいて来たメスを捕まえると、巣穴に引き込みます。 力づくで強引ですが、オスも遺伝子を遺す為に必死です。

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こちらもまた別のカニのペア♀♂? 形は良く似ているので、上のカニのアルビノ(色素欠乏症)かもしれません。

神奈川県の小網代の森の公式ページです。 YouTube等で探すと動画も色々みつかります。
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2016年10月01日

「秋の花・裏高尾ハイキング」


このハイキングは、2度目の参加ですが、前回通った道が工事中の為、登り道がコース変更になっています。
去年の同ハイキングの記事はこちら⇒ 「裏高尾・秋の花探し」なんと、編集途中のままでした(。。;)こんなのばっかり・・・すみません。  

コース:
日影沢バス停〜桂広場〜郵便道〜江川杉前〜山頂下トイレ〜山頂(昼食)〜一丁平方面階段下〜右の巻道〜三叉路合流点から高尾山方面へ戻る〜お花道〜山頂下三叉路〜右の巻道〜富士道〜薬王院〜女坂〜ケーブル山頂駅上ベンチ

本番では、殆ど写真は撮ることが出来ませんので、下見とリハーサルの時の写真を参考に載せておきます。

下見:9月1日(晴れ) 
前日まで降り続いた大雨で日影沢は増水していましたが、流石に豊かな森の土壌で濾過された水は、あくまでも澄んで木漏れ日に輝いていました。
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シュウブンソウ(秋分草)キク科

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ガンクビソウ(雁首草)キク科

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キンミズヒキ(金水引)バラ科 花と実

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イヌトウバナ(犬塔花)? シソ科

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ムカゴイラクサ(零余子/珠芽刺草)イラクサ科

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左・ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)バラ科
右・オオガンクビソウ(大雁首草)キク科

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左:キバナアキギリ(黄花秋桐)の蕾 シソ科
右:イタドリ(虎杖)

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スミレのシェアハウスでは、ヒカゲスミレの閉鎖花が実を付けていた。

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ヤマホトトギス(山杜鵑)

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きのこ 未同定

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左:キツリフネ(黄釣舟)
右:アオハダの落枝についていた赤い実

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ノハラアザミ(野原薊)キク科

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ツリガネニンジン(釣鐘人参)

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左:ヒメガンクビソウ(姫雁首草)キク科
右:コウヤボウキ(高野箒)キク科

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アキカラマツ(秋唐松)キンポウゲ科
マツカゼソウ(松風草)ミカン科

P9012597 (440x293).jpgノササゲ(野大角豆)マメ科 

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上左:シモバシラ(霜柱)シソ科
右:モミジガサ(紅葉傘)キク科

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ツルニンジン(蔓人参)・ジイソブ(爺斑) キキョウ科

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キハギ(木萩)マメ科

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ネコハギ(猫萩)マメ科

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ウバユリ(姥百合)の実

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ホウチャクソウの実
ヤブミョウガ(藪茗荷)の実

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ウラジロ(裏白)二枚の葉が青い内にその間(股)から新芽(次世代)が生まれることから、脈々と子孫繁栄を連想し縁起が良いので新年の鏡餅の飾りに用いられる。 名前は葉裏が白いことから 

リハーサル9月8日(台風余波)
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左:アズマヤマアザミ(東山薊)キク科
右:オオヤマハコベ(大山繁縷)ナデシコ科

P9082647 (210x140).jpgP9082657 (210x140).jpg左:ウワバミソウ(蟒蛇草) イラクサ科
右:シモバシラ(霜柱) シソ科

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左:ボントクタデ(ぼんとく蓼)タデ科

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左:大ミミズに襲いかかるクガビル
右:アズマヒキガエル(東蟇蛙)

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左:モミジガサ
右:ムカゴイラクサ

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オオバウマノスズクサ(大葉馬鈴草)の青い実と爆ぜた実

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カラスザンショウ(烏山椒)の実
タイアザミ(大/痛薊)

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キバナアキギリ(黄花秋桐)
ヌルデ(白膠木)

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ガマズミ
ウメモドキ(梅擬)

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左:ウワミズザクラ(上溝桜)
右:ノダケ(野竹)

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左:シラヤマギク(白山菊)
右:ツルリンドウ(蔓竜胆)

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左:イヌショウマ(犬升麻)
右:カノツメソウ(鹿爪草)

9月15日(雨のち晴れ)本番
 朝、強い雨音で目が覚め、集合時には予報通り雨は上がったものの、やはりキャンセル者が多数、結果的に各班の人数は5〜7名程と観察会としては理想的な人数に落ち着き、参加された方々には好評でした。

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(撮影:プロ級カメラマンの参加者U氏)

 秋の花々は数歩進めばまた別の花が次々とみつかり、また屈まないと良く見えないような小花が多いので、あっという間に大渋滞! 野蕗、水引、金水引、藤甘草、盗人萩と果実がくっつき虫なもの多く、参加者のズボンや袖には知らぬ間に沢山のお土産が・・・種子の人間散布、大成功でした。

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ツリフネソウ(釣舟草)

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ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)バラ科

P9152708 (207x310).jpgレモンエゴマ(檸檬荏胡麻)シソ科

 マツカゼソウの臭気、レモンエゴマの檸檬香に驚き、ツリフネソウの赤紫とキツリフネの黄色、ミゾソバ、ツユクサ、ダイコンソウ、ユウガギク(柚香菊)、淡紅、青、黄色、白の色合いが上品に調和して秋草芝草の裾模様の如き美しさでした。

 日本のサルビアの仲間、アキノタムラソウの紫花は殆ど終わっていましたが、キバナアキギリの淡黄色は盛り。 イヌショウマ(犬升麻)は咲き始め、サラシナショウマ(晒菜升麻)は未だ蕾でしたが、花柄の有無・葉の形の違いを見て戴きました。

 いつものNTT道(萩原作業道)が工事中で郵便道を登ると、ヤマホトトギス、ムカゴイラクサ、ハエドクソウ等が見られましたが、道細く斜面は急なので、観察は控え山の静けさ沢の音などを味わいながら注意深く進みました。

 山頂は朝方の雨が響き人は少なめ。 ススキの群落越しに霧の晴れてゆく稜線を眺めつつ、ゆったり和やかに昼食を楽しんだ後、一丁平方面へ向かい右の巻道経由でまたぐるりと周遊し御花道を山頂方面へ戻るコースをとりました。 巻道はシモバシラの花が盛りで、年末年始にかけて見られる氷の華の様子もお伝え。

 三叉路合流付近でアキカラマツ、ツリガネニンジン、オオバウマノスズクサの実、お花道に入り、シラヤマギク、ツルニンジン、ツルリンドウ、ウラジロ、カノツメソウ等を観察。ススキが茂りすぎて歩きにくい上に、植物の種類も減少しつつあるようでもう少し手入れがあったら…と感じました。

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アマチャヅル(甘茶蔓)

 見過ごしてしまいそうな小さな花、華やかさはないが味わい深い花、葉裏に隠れるように咲く花、ハッとするほど鮮やかな実の色など、見つけ出すとしみじみ嬉しいのが秋の花や実たちなのだと思える素敵なハイキングとなりました。

【本文記載以外に観察できた主なもの】
花:シロヨメナ、ハナタデ、トキリマメ、アキノキリンソウ、クサギ
実:アオツヅラフジ、トキリマメ、ゴンズイ、クサギ、コブシ、
生物:トゲアリ、サワガニ、ハイイロチョッキリ、

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帰りは、何十年ぶりかで高尾山のリフトに乗って空中散歩を楽しみました。
posted by 山桜 at 00:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする