今年はソメイヨシノの開花が2週間程早かったのですが、花持ちが良くて桜吹雪の中、未だ散らない花も楽しむことが出来て嬉しいことです。 桜に埋め尽くされた風景も素晴らしいのですが…
私は、里山の雑木たちが一斉に芽を吹き出し、その微妙に違う新芽の彩りの中で山桜がぼんぼりを灯すようにほうっと咲き出す頃の様子を「山笑う」と表現した先人の心に深く共感を覚えずにはいられません。
私の所属するハイキング会「山笑(やまにこ)会」も、名前の通り、その心を受け継いでおります。 何故、笑を「にこ」と読ませるのかは、長くなりますので(笑)山笑(やまにこ)会HPをご覧頂けると幸いです。
これは3月31日の木々の織りなす里山の彩りの様子です。


少し木のことが好きになってくると、このような「山笑う」時の芽吹きの色合いで何の木かわかるようになれたらなぁ…と思いますよね? あれ、私だけ? いえいえ、きっと仲間がいると信じて今日のブログを書きますね。
次の4枚は、全て
コナラの芽吹き時です。 花葉の展開の度合いや光の当たり方でも微妙に色合いが異なります。




コナラは、芽吹きの頃の産毛が「銀白色」なのが特徴で、山全体を見たときに白っぽく見えるのは大体コナラのことが多いです。
こちらは
クヌギです。 全体に「黄金色」なのが特徴で、このように花を咲かせているとより黄金色が際立ちます。


枝の上が緑で下が赤かったら
イロハモミジ、赤い部分は蕾と花です。
エゴノキは、最初から緑色、遠くでは見分けづらいかもしれませんが、やはり下に蕾がぶら下がっています。
エノキは花盛りで、ほわっとした黄緑若しくはやや赤味を帯びた黄緑です。 ご存じ
ヤマザクラは、淡紅色の花と赤茶色の葉のハーモニーが美しい。
この他、ここの森に多いのは、イヌシデとアカシデなのですが、高木なのでなかなか新芽に手が届きません。 多分
イヌシデと思われる幼木の新芽の展開写真を撮りました。 すっかり葉が広がって、間違っていたら訂正します。

これらの広葉樹に混じって、ここは公園なので自生ではない落葉針葉樹も植えられていて、この柔らかな羽毛のような新緑もひと味添えてくれています。
カラマツ と
ラクウショウ

さぁ、これらを踏まえて、最初の2枚の写真をご覧ください。 今度は、大体何の木かお分かりになるでしょうか? むずかしいかなぁ エイッと写真を拡大したい気持になりますよね。 実際に見れば、ずっと分かり易いので、ご興味ある方は一緒にハイキングに参りましょう。
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