2019年01月25日

ヤマアカガエルの卵塊



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むさしの自然観察園の池で、カエルの卵塊を4かたまり、みつけました! 風の冷たい日でしたが、その風に乗って梅の香も漂って来てうっとり・・・春は確実にやってきてるのですねぇ

<2019-01-24>
P1249656ヤマアカガエル卵塊 (440x293).jpg

近づいて拡大してみました。
P1249657ヤマアカガエル卵塊 (440x293).jpg

アカガエルの卵はこんもり丸くて、ヤマアカガエルの卵は浅い所にやや平たくなっている、と以前教わったのですが、見た目ではどちらか分からず・・・。 見分け方をネット検索してみると、
「アカガエルの卵塊は持っても崩れないが、
 ヤマアカガエルの方は指からこぼれ落ちる」
とあったので、早速やってみました。

勿論、卵を汚染しないように、事前によ〜く手を洗いました。

P1249677ヤマアカガエル卵塊 (440x293).jpg

おおっ、崩れ落ちます〜 ヤマアカガエルの卵塊のようです。
って、カエルの卵を手に持ったのは生まれて初めてで感激!
トウキョウサンショウオの卵塊とはまた違った感触です。

P1249680ヤマアカガエル卵塊 (440x293).jpg

よく見れば、透明の寒天チューブのような中に並んでいる卵が丸まって塊状になっていたのが分かります。 これから卵の中の変化を見るのが楽しみです♪


posted by 山桜 at 22:53| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月24日

キクザキイチゲ にょきにょき



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落ち葉掻きの下から、キクザキイチゲの蕾が頭を擡げていました。

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スプリング・エフェメラル等と儚げな名前で呼ばれますが、冬を打ち破る力強さが漲っています。

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posted by 山桜 at 20:39| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月19日

福寿草開花



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1月19日、むさしの自然観察園のミチノクフクジュソウが開花しました。 この日は、お餅つき大会のイベント開催日でしたが、片付けが終わって、ふと、テイカカズラの話題から木に絡み付いていた蔓がなんだか気になって近づいて、その木の根元でそっと静かに花開いていたのをみつけました。
<2019-01-19>
P1249666 (440x660).jpg

P1249668 (440x660).jpg

P1249669 (440x660).jpg

去年の開花は2月に入ってからでしたから、2週間ほど早い開花です。

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去年、大きくなった株を分けたり、あちこちに散らばっていた実生株を集めたりして植え替えた方は、まだ蕾が顔を出したばかりで、少し遅れての開花になりそうです。

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posted by 山桜 at 22:23| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月15日

テイカ葉 と 定家様(よう)



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 後に定家様(定家流)とも呼ばれ愛された藤原定家の文字は、多聞さんの仰る通り、丸文字というよりも横長文字ということを改めて見直して納得しました。

     定家 拾遺愚草.jpg
定家筆 拾遺愚草

 そうして再び、テイカカズラの地を這って木に登り始めた頃の葉を見てみると・・・
 
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対生についた葉が横長に見えます。
 
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これは紅葉して赤みの出た葉。

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こちらなど、自由に書き流した書体にも見えて来ませんか。

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この頃の葉には白い葉脈が目立ち表面は艶消しですが、日の当たる場所に出て葉も大きくなると、この白い葉脈は目立たなくなり表面に照りが出て、全く別の植物の葉のようになります。 (下の「定家蔓と鬼女蘭」の記事をご参照ください。)
posted by 山桜 at 21:12| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月11日

歩いて登る御岳山(4)〜日の出山〜つるつる温泉



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(2月12日掲載の記事を実施日〜最寄に移行)
PB018010料亭1124 (210x280).jpg PC268888洒落た看板1143 (208x370).jpg 
山楽荘」の入口の脇には欧米に続く?洒落た看板       

PC268889明るい道1154 (208x370).jpg PB018017オブジェの木1135 (210x280).jpg
明るい山道             芸術的なフォルムの木

PB018019巨石群1137 (440x330).jpg
巨石の目立つ山道

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金色の鳥居は日の出山方面からの御岳山参道口

PC268891巨石群1206 (440x248).jpg

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何の説明もない謎の巨石群

PB018026青梅市/日の出町の境1146 (210x280).jpg PB018029日の出山頂下トイレ1153 (210x158).jpg
青梅市/日の出町の境         日の出山頂下トイレ

最後の階段を上って日の出山頂上に到着! ぐるりとほぼ360度のパノラマ展望です。
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奥ノ院・御岳山

PB018035御前山 (440x330).jpg
御前山

PB018036雲取山 (440x330).jpg
雲取山

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P1089025 (440x330).jpg
指差す先には何が見えていたのでしょう? 関東平野も一望出来て見飽きることがありません。

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PB018042関東平野 (440x330).jpg
関東平野

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丹沢方面

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富士山の右肩も、山陰からちょっぴり顔を覗かせていました。

PB018048大岳山1217 (440x330).jpg
大岳山

PB018053ツルリンドウ1223 (187x280).jpg PB018054テリハノイバラ実1223 (187x280).jpg
ツルリンドウの実          テリハノイバラの実

PB018060麻生山1226 (443x590).jpg
PC268903麻生山1243 (440x248).jpg
麻生山(上は11月の下見時、未だ木々の葉が残っていた頃です。)

PB018065 (187x280).jpg PB018068 道標1230 (210x158).jpg
ノハラアザミの種        つるつる温泉への手書きの道標

PB018071尾根道1237 (440x330).jpg
PC268904明るい尾根1253 (440x248).jpg
気持ちのいい明るい尾根道(上は11月の下見時)

PC268905松ぼっくり奉納1300 (371x660).jpg
沢山の松ぼっくり奉納が・・・
PB018073顎掛岩1240 (210x158).jpg PB018076顎掛岩? (210x158).jpg
日本武尊が顎を掛けて休まれたという伝説の顎掛岩

PC268909滝本不動1319 (210x118).jpg PC268910日の出山HC入口1320 (208x370).jpg
滝本不動          日の出山ハイキングコース入口

PB018088カエル1303 (210x280).jpg PB018089ザリガニ1304 (210x280).jpg
PB018090ナマズ1304 (210x280).jpg PB018092猫1304 (210x158).jpg
ブリキのオブジェたちと 人懐こい三毛猫

PB018094林道1308 (158x210).jpg PB018096山荘1309 (210x158).jpg
ここからは林道になります。       趣のある山荘

PB018097ロッジ群1311 (210x158).jpg PB018099ロッジ群1311 (210x158).jpg
様々な形のロッジ群

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済んだ沢の流れ           バス通り出会い

PB018104 (210x158).jpg PB018106つるつる温泉1319 (210x158).jpg
道標                つるつる温泉に到着!

つるつるのお湯に浸かって疲れを癒し、皆さんで乾杯!

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PC268912機関車バス青春号1355 (210x118).jpg PC268915機関車バス青春号1355 (210x118).jpg
機関車バス「青春号」に乗ってJR武蔵五日市駅へ

P1089034 (210x158).jpgPC268916魚鶴カレー南蛮1534 (210x118).jpg
武蔵五日市駅近くのお蕎麦屋さん魚鶴、今日は「にしんそば」「カレー南蛮」でお腹の中もほかほかに・・・お疲れ様でした。
posted by 山桜 at 20:37| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月10日

歩いて登る御岳山(3)御師馬場家〜武蔵御嶽神社



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(2月11日掲載の記事を実施日〜最寄に移行)
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茅葺屋根の見事な御師・馬場家

さて、ビジターセンター前を通り馬場家裏のシモバシラを見学に向かうと・・・路の分岐の石碑の前に沢山の鏡餅がお供えしてありました。

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 近づいてよく見てみると、うっすらと「水神宮」の文字が・・・。 帰宅後調べた所、この場所にはかつて井戸があり、集落の皆の集まるいわゆる井戸端であったのだそうです。 今も水神様を大切にお祀りしているのですね。 このような心が息づいている土地に住まえる幸せを羨ましく思いました。

P1089019 カメバヒキオコシのシモバシラ(440x293).jpg
カメバヒキオコシの氷花シモバシラ
以前にも書きましたが、御岳山域には、何故かシソ科のシモバシラが生えておらず、氷花シモバシラの主役は同じシソ科のカメバヒキオコシです。 御岳山は高尾山より標高が高く気温も低いので、氷花シモバシラは溶けずに少しずつ成長を続けているようです。

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飴細工のようにも湧きあがる雲のようにも見える自然の造形の妙。

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鳥居下に到着          随神門

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ジュウガツザクラ/十月桜

PC268873邪鬼1101 (208x370).jpgPC268874邪鬼1103 (210x118).jpg

   PC268875邪鬼1104 (210x118).jpg


          

男坂の階段に潜んでいる3匹の邪鬼が出て来られないようにしっかりと踏みつけて、己の中の邪鬼も封じ込めながら歩きます。


PC268878宝物殿 (210x118).jpg PC268885畠山氏1123 (210x118).jpgPC268884宝物殿前の氷1122 (210x118).jpg 
(左上)国宝・赤糸威大鎧も含む貴重な
    品々を所蔵する宝物殿
(右上)畠山重忠騎馬像(北村西望・作)
    源頼朝の重臣・坂東武者の鏡
    赤糸威大鎧を奉納
(左下)カチカチに凍って

いよいよ日本武尊が武具を収蔵したことが「武蔵」の名の由来と伝わる「武蔵御嶽神社」に初詣参拝です。

PC268879山犬 (208x370).jpgPC268880山犬 (208x370).jpg
日本武尊を魔物の化身・鹿から守ったとされる白山犬が武蔵御嶽神社の眷属として神域を守っています。

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冴えた青空に映える美しい丹色の社殿

PB017983触拝所 (210x280).jpgPB017991神明社 (210x158).jpg
触拝所 ご祭神蔵王大権現の御命柱  神明社 天照大御神を祀る

PB017992巨福社 (210x280).jpgPB017993皇御孫命社 (210x280).jpg
巨福社 豊穣の土の神        皇御孫命社
         
PB017986 (210x280)常磐堅磐社.jpgPB017994東照社 (210x280).jpg
常磐堅磐社 全国の一の宮を祀る   東照社 家康を祀る
(旧本殿 国指定重要美術品)

PC211660大口真神社 (207x310).jpgPC211661 (207x310).jpg
大口真神社 日本武尊を邪神大鹿より守った白山犬(日本狼)を祀る

PC268883奥の院遥拝所 (439x780).jpg
奥宮遥拝所

日本武尊が武具を収めたことから男具那ノ峰とも甲羅山とも呼ばれる、見事な三角錐の山容の御嶽神社奥ノ院。 そもそも御嶽神社はこの男具那ノ峰の遥拝社であったとも言われています。 4月には、この奥ノ院をシロヤシオ咲く頃に訪ねるハイキングを企画中。皆さまのご参加、お待ちしております。

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居並ぶ遠近様々な地からの御嶽講記念石碑
posted by 山桜 at 21:11| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月09日

歩いて登る御岳山(2)滝本参道(二之鳥居〜くろもん)



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(2月10日掲載の記事を実施日〜最寄に移行)

御嶽駅から観察しながら歩いて約1時間程、やっと辿りついたケーブル滝本駅で休憩させて頂き、身支度を整えて出発。
PC268837神社910 (208x370).jpg PC268839ケーブル滝本駅912 (208x370).jpg
 ケーブル駅上手の「稲荷神社」に手を合せ、参道へ石造りの小橋を渡って振り返り見たケーブル駅。

PC268838二の鳥居911 (440x248).jpg
こちらは向かう先の滝本参道口の御嶽神社「二之鳥居」です。
手前が石造りの「禊橋

PC268841龍の滝口913 (208x370).jpg PC268842龍の滝口913 (208x370).jpg
PC268840瀧913 (433x770).jpg
二之鳥居右手前には「滝本」の滝が龍口から流れ落ちています。

御岳山の名木たち
PC268843愛染桂913 (208x370).jpg PB017905神代銀杏935 (210x280).jpg
愛染桂」33m 樹齢150年  「神代銀杏」45m 樹齢500年

PB017907杉並木1号大杉938 (210x280).jpg PC268846三又杉924 (208x370).jpg
滝本の大杉」43m 樹齢350年 「三又の大杉」名木リストに無く勝手に命名

PB017910杉並木941 (210x280).jpg PB017911ろくろっ首943 (210x280).jpg
静かな杉並木の参道     「ろくろっ首」の道標にドキっ!

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ろくろっ首」の正体は曲がりくねった道

PB017916うまたてば (210x280).jpg PC268848 (208x370).jpg
うまたてば/馬立場」 馬を休ませたと言われるちょっとして平坦な場所の中ほどの石柱には「頂上本社迄廿八丁」の文字

PB017918タコ根の杉948 (495x660).jpg
PC268850蛸根杉929 (208x370).jpgP1089016 (210x280).jpg
次々と現れる蛸の足のような、王蟲の触手のような杉の根っこの下の空洞は、入ってみたい衝動に駆られますよね! 人が入ると洞の大きさが分かりますね。

上りケーブルカーが先ず上り、すれ違い地点通過後、今度は下りケーブルカー
PC268853上りケーブル946 (210x118).jpg PC268855下りケーブル947 (210x118).jpg
古名を辿って江戸時代の気分に浸って居ると、突然、唸り音と共に通り過ぎる現代のケーブルカー・・・まるでタイムスリップしたかのような不思議な気持ちになります。

PB017927杉並木958 (210x280).jpg PB017928おおまがり1000 (210x280).jpg
急な曲り道からゆったりとした「おおまがり」に出ます。

PB017930杉並木1002 (440x330).jpg
朝の木漏れ日の中、静寂にして壮大な杉並木が続きます。

PB017934なかみせ1008 (210x280).jpg PB017935 (210x280).jpg
滝本参道入口と御師集落入口までの2.8kmのちょうど中間地点で「なかみせ」という茶店があった場所とのこと。

PB017937ケーブル橋梁1009 (210x280).jpg PB017938ケーブル橋梁1009 (210x280).jpg
赤い橋桁がまるで鳥居のように見える、ケーブル軌道「中の茶店橋梁」下を潜ります。

PB017940だんごどう1011 (210x280).jpg PB017941お地蔵様1012 (210x280).jpg
PB017943だんごどう1012 (440x330).jpg
だんごどう/団子堂」お堂の中のお地蔵様が手にお団子を持っているように見えることが名前の由来。

PC268859だんごどう1004 (440x248).jpg
秋の下見時(上の写真)にはなかった毛糸のお帽子とマフラーで暖かく冬装備をされていました。

PB017948じゅうやっくぼ1019 (210x280).jpg 「じゅうやっくぼ/十薬窪」
 十薬とは十通り以上に大きな
 薬効のあるドクダミの別名。
 昔この辺りの窪地に沢山の
 ドクダミが生えていたので
 しょうか。今はその痕跡は
 みつからず。

 この後に「だいこくのお/大黒
 の尾」=大黒尾根があったの
 ですが、ここだけ谷側で見過し
 写真も無くてすみません!

PB017949あんまがえし1024 (210x280).jpg PB017946杉並木1018 (210x280).jpg
あんまがえし/按摩返し」
 此処には地名由来の看板が無かったので、「ここまで来たら、もう按摩さんは不要と返したのかな?」と思いきや、調べてみると「一旦登りきった坂道が下りだす地点なので、盲目の按摩さんが頂上まで来たと勘違いして引き返す」というのが由来とのこと。 本当に引き返したとは思えませんが、なかなか洒落たネーミングですよね。

PB017954やまのかみ1027 (210x280).jpg PB017956山の神1027 (210x280).jpg
やまのかみ/山の神」
 山の神様を祭る祠があり、ここから先は雲上の山の神のご神域、俗世との境とされた地点です。

杉の番号札も遂に、10、9、8、7・・・とカウントダウンできる地点に来ました。
PB017961杉Noカウントダウン (210x158).jpg PB017957くろもん1029 (210x280).jpg
くろもん」 嘗て御師集落の入口に立っていた黒門跡です。 

PB017960杉NO.1 (443x590).jpg
「くろもん」の道標の後ろに杉の「1番」が聳えています。 今は黒門の下に続いていた道も閉鎖され、右に車道ができケーブル駅からの道と合流しています。

PB017963道標1032 (210x158).jpg PB017964道標1033 (210x158).jpg
滝本参道/ケーブルカー御岳駅/御岳山・日の出山 分岐

PB017962いつもの道に合流1032 (210x280).jpg PB017965合流1033 (210x280).jpg
バスにもケーブルカーにも乗らず、自分の足で遂に、ここまで登って来て、いつもの道との合流しました!
「私たち、歩いて登って来たんです!」
って、ケーブルで上って来た人に、ちょっと胸を張りたいような・・・。(つづく)
posted by 山桜 at 23:52| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月08日

歩いて登る御岳山(1)御嶽駅〜滝本ケーブル駅前



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(2月9日に掲載した記事を実施日の1月8日に移動)

氷点下の気温、明星輝く夜明け前に家を出ての早朝の集合時間にも関わらず、御嶽駅に勢ぞろいされた参加者の方々の白い息が、出発前の機関車のように意気軒昂! 体操で更に身体を温めて、早々に駅の階段を下る。

 更に御岳渓谷への階段を下りると、清らかな水の流れせせらぎの音に包まれ、初詣前の禊のひと時。
PC268794多摩川 (440x248).jpg
PC268791カヌー旗門830 (440x248).jpg
多摩川

PC268790御岳渓谷829 (208x370).jpg PC268795根っこに注意837 (208x370).jpg
御岳渓谷」沿いの道 

PB017861杣の小橋・紅葉849 (210x280).jpg PB017862発電所850 (210x280).jpg
杣の小橋」と発電所(11月の下下見時)

PC268831コボタンヅル906 (440x248).jpg
コボタンヅルの実 左下のセンニンソウと同じセンニンソウ属(クレマチス属)の仲間。 花も実も似ているが、よく見ると白い髭の長さもタネの形も違う。

PB017864センニンソウ (187x280).jpg PC268818アジサイ冬芽 (207x310).jpg
センニンソウの実       酋長のようなアジサイの冬芽
冬芽の観察の最初の一歩にお薦めなのは、虫眼鏡なしでも観察可能なアジサイの冬芽。 一つ一つ微妙に表情が違って面白い。 酋長というか、ハワイのカメハメハ大王みたい?

PB017865神路橋への階段855 (210x280).jpg PB017867 (210x158).jpg
神路(かみじ)橋」への階段

PB017869神路橋856 (210x280).jpg PB017871神路橋から (210x158).jpg
神路橋と橋からの眺め(11月の下下見時)
PC268800神路橋から (371x660).jpg
神路橋からの眺め すっかり冬景色

PB017875 (210x280).jpg PC268803ナンテン842 (208x370).jpg
渓谷から上がる道         ナンテンの実

PC268802ユズ841 (208x370).jpg PC268805ピラカンサ842 (208x370).jpg
柚子              ピラカンサ

PB017884第1鳥居905 (210x280).jpg PB017885榎本武揚揮毫碑905 (210x280).jpg
真っ赤な御嶽神社「一之鳥居」  榎本武揚揮毫の石碑
旧一の鳥居についてはこちらをご参照ください。→ http://park2.wakwak.com/~ome.net/24bunkazai0142.html

PC268807お地蔵様844 (440x248).jpg
様々な表情のお地蔵様に今日の無事を祈って手を合せる

入口に琴平の石碑が立っていた階段は、地図に依れば琴平の滝などのみられる道に続く模様・・・

PB017890神社916 (210x280).jpg PB017893 (210x280).jpg
神寂た神社の鳥居     幾つか仰ぎ見た登ってみたい階段の一つ

PB017895茅葺家 (210x158).jpg PB017870 (187x280).jpg    
風情のある茅葺屋根       天狗さんのような冬芽

PC268810スギの実844 (207x310).jpg PC268813キヅタ (207x310).jpg
スギの実            キヅタの実

PC268814大沢川847 (208x370).jpg PC268815大沢川847 (208x370).jpg
PB017887 (210x280).jpg PB017899 (210x158).jpg
大沢川

PC268816光仙橋848 (208x370).jpg PC268819琴沢橋854 (208x370).jpg
光仙橋」          「琴沢橋」ここから右は滝本川、左は琴沢

PC268821スズメウリ857 (207x310).jpg PC268823カラスザンショウ858 (208x370).jpg
小さな白い卵のようなスズメウリの実、カラスザンショウの実は剥きたてのミカンのようないい香り

PC268825石津橋 (210x118).jpg PC268826石津橋900 (210x118).jpg
真っ赤な「石津橋」は模様替えの最中 一枚足りない緑の透かし絵が気になります。

PC268835オオバアサガラ909 (210x118).jpg PC268827オオバアサガラ実901 (208x370).jpg
オオバアサガラの木と実のアップ

PC268829ノキシノブ903 (208x370).jpg PC268832キヨスミイトゴケ (208x370).jpg
ノキシノブ(シダの仲間)       キヨスミイトゴケ(コケの仲間)

PB017898イラガ繭 (207x310)928.jpg PC268817ウスタビガ繭 (207x310).jpg
イラガの繭              ウスタビガの繭

PC268830お堂904 (208x370).jpg
奥多摩新四国八十八ヶ所第四十番札所

PC268833滝本の洪水防石907 (440x248).jpg
PC268834滝本の洪水防石907 (440x248).jpg
苔むした「滝本の洪水防石」はバス停広場の片隅にあり、往時の名残を留めて堂々たる風格ですが、乗降客の中に気付く人は殆どなく、歩いて登ってこそ目に留まる遺構です。

PB017900バス停931 (210x158).jpg PB017902御影御社933 (210x158).jpg
やっと普段降車するバス停に到着、「この坂が今日一番の難所です」といつもは苦しむ急坂が、ここまで歩いて来て温まった身体では難なく登れて嬉しい。 時間があれば立ち寄ってみたいと思いながら素通りの「御影神社」                
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ついに歩いてケーブルカー滝本駅下に到着!
(つづく) 
posted by 山桜 at 23:05| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月06日

定家蔓 と 鬼女蘭



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「テイカカズラ と キジョラン」と書くのと「定家蔓 と 鬼女蘭 」と書くのとでは、なんと受ける印象が違うのかと自分で書いてみて、今更ながら驚いています。 それほど、この植物の命名は印象深さに基づいたものなのだと改めて思います。

 などと書いておきながら、名前の謂れは先入観が出来てしまうので別の機会にでも書くとして、これまでも折々の姿はご紹介して来ましたが、先ずはこの2種の冬の印象的な姿をご覧ください。

テイカカズラ/定家蔓 キョウチクトウ科
PC288987テイカカズラ.JPG
熟し切って弾け、タネを放出し出した実
PB248289テイカカズラ実 (443x590).jpg
こちらは秋の実の姿

キジョラン/鬼女蘭 キョウチクトウ科(旧分類ガガイモ科)
PC288945キジョラン.JPG
熟し切って弾け、タネを放出し出した実
P6041457キジョラン実 (440x660).jpg
同じく秋の実の姿

 先輩から頂いた実の中を見みようと割ってみたら、あっという間に次々とタネが噴出して来て、さぁ大変! 飛んで行かないように息を堪えて、急いで撮影しました〜💦

P1069007 (440x293).jpg
P1069008 (440x293).jpg
綺麗に並んでるなぁ・・・と思って接写する内にも・・・
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空気を孕み、むくむくと膨らみ盛上り・・・
P1069014 (440x293).jpg
次々と綿毛つきのタネが飛び出して来ます。
P1069013 (440x293).jpg
生まれたてのキジョランのタネ ふわふわです〜なんて綺麗なのでしょう 軽く綿毛の一本一本にねじれが出てウエーブ状になるので、キラキラ光って見えます。

こちらは舞い飛んできたものを拾ってきたテイカカズラ(左)とキジョラン(右)のタネです。
P1069001 テイカカズラ・キジョラン(440x293).jpg
キジョランの種髪(綿毛)の方が少し長くて、やはり捻じれている為にふわふわ感が強いようです。 鬼女は白髪を梳ることも無く・・・ということかな。 そのような荒れた雰囲気は感じず、ウットリ見惚れていますけれど、「モヤモヤの方が鬼女」で、覚えやすくはありますね。

P1069002 テイカカズラ・キジョラン(440x293).jpg
テイカカズラの綿毛は素直な直毛で張りがある感じ。 お公家さんは御髪の手入れが良い、と覚えましょうか。

P1069006 テイカカズラ・キジョラン(440x293).jpg
下についているタネをはっきり撮りたいと思っても、静電気でくるりと回ってしまい難しく・・・

P1069005 テイカカズラ・キジョラン(440x293).jpg
キジョランの方がついに綿毛が取れてしまいましたが、これでタネの形が全く違うことがお分かりと思います。 テイカカズラの方はタネの形も真っ直ぐ細長く、キジョランの方はヘラかおさじのような形です。

タネを手に入れた以上、播いて育てずにはおれません。 また仲間が増えて、ますます我が家の腐海の森は深く・・・楽しさ倍増です


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posted by 山桜 at 23:27| Comment(6) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月05日

高尾山グリーン・クリーン作戦 参加者3,000名突破



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高尾山薬王院

 森林インストラクター東京会(FIT)主催の高尾山の自然観察とゴミ拾いの集い「高尾山グリーン・クリーン作戦」も、この日で第92回を迎え、総参加者数がのべ3,000名を超えました。

 平成21(2009)年4月開始のFIT会員のみによる「高尾山ゴミゼロ・ハイク」に端を発し、平成23(2011)年4月からは一般参加の方も加わって頂き、7つのコースを設定し月毎に巡回、名称も今のものに生まれ変わり7年をかけての3,000名達成です。

 始めた頃はゴミの多さに心を痛めてのスタートだったと聞きますが、今では小さなゴミを目を皿にして探しまわることもある位、大変綺麗な山になりました。

 7つのコースを、1〜12月の全ての月で廻るには7年の歳月がかかるという壮大なスケールですが、高尾山の自然を隈なく学び愛でたい方にはうってつけの企画なので、諸先輩方の努力の積み重ねで多くの常連さん方に支持され愛さる幸せに浴しております。

 日々、沢山の事を教えてくれる高尾山の自然に感謝し、少しでも綺麗に豊かに保っていけますように・・・と新年に思いを新たにいたしました。
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2019年01月04日

コスミレ次々と咲く



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 冬枯れの庭の片隅に、ふと薄紫色の塊が見えて近づくと、なんと1月というのにコスミレの花が小さな小さな花束のように陽だまりで咲きこぼれていました。 

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コスミレ/小菫 スミレ科

 殆どの葉が色を失って萎れてしまった中、危機を感じたのかみっしりと閉鎖花を着け、タネを弾き飛ばしていたのは知っていたのですが、いつのまにか、ちゃんとした花を咲かせていたとは驚きました。

P1049000コスミレ (440x293).jpg

 名前はコスミレですが、スミレの花よりふっくらと大きめな花を咲かせます。 どうして「小」スミレなのか、名前を付けた人に聞いてみたい花の一つです。
 
P1048999コスミレ (440x293).jpg
 
 閉鎖花がタネを飛ばした後の果皮片が籾殻のように根元に積み重なっています。 どれだけのタネを飛ばしたことでしょう。 それでも発芽して成長できた株はそう多くありません。 この場所がコスミレの繁殖にそれ程適していないのかもしれません。 

 自然に生えている場所の環境に近づけてみても、殖やしたいスミレはタネを播いても思うように増えず、そんなに増えて欲しくないスミレは幾らでも生えてくる、スミレは思うようにならない野生の気性が魅力です。
posted by 山桜 at 21:54| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月03日

アサギマダラ 3齢幼虫



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 真冬でも常緑のキジョランの葉裏で、アサギマダラの幼虫がしっかり育っていました。 蛹で越冬ではなく、幼虫で越冬するというなかなかタフな子です。

<2018-12-28 高尾山>3齢幼虫
PC288939アサギマダラ (440x293).jpg

<2018-12-10 高尾山>2齢幼虫
PC108582アサギマダラ (440x293).jpg
posted by 山桜 at 23:56| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月02日

難転切(南天桐/飯桐)



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 済みきった青空に、すっかり葉の落ちた木々を仰ぐと、この時期とても目立つのは、房に生って垂れ下がる赤い実たち。 高い木の上ですし、大きな桐のような葉っぱが茂っている時には見つけづらいのですが、真っ赤に熟して食べごろになれば、ちゃんと姿を現すところが流石の仕組みです。

 このいかにも美味しそうな赤い実の中には、細かな種がぎっしりと詰まっていて、果肉と言えるような部分が殆どありません。 それでも他に食べるものが無くなれば、鳥たちがちゃんと食べに来ます。

 美味しくはないものの、人間も食べることが出来るそうです。 
 
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イイギリ/飯桐 ヤナギ科(前イイギリ科)

 こちらは針葉樹の茂みで鳥目につかなかったか、未だブドウの房のように垂れ下がった実をたわわにつけたままでした。

 秩父の方では、「ナンテンギリ/南天桐」この実をお正月の飾りにするそうで、年末に採りに行く習慣だとそちらがご実家の友人に伺いました。

 「難を転じる、切る」なかなか縁起のいい実ですね。 今年は正に鈴生りですので、良いことがいっぱいとなりそうです  
posted by 山桜 at 23:51| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月28日

シモバシラ・高尾山



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先日の御岳山のシモバシラは、シソ科のカメバヒキオコシの根元に発生したものでした。 こちら高尾山でも、シソ科のシモバシラ以外の植物(オクモミジハグマ、カシワバハグマ、アズマヤマアザミ等)にもシモバシラの結晶ができていました。 

PC288920シモバシラ (440x660).jpg
オクモミジハグマの茎の上の方にまでできた結晶(稲荷山)

PC288950シモバシラ (440x660).jpg
シソ科のシモバシラの根元に出来た結晶(五号路)

PC288952シモバシラ (440x293).jpg
シソ科のシモバシラの根元に出来た結晶(もみじ台北路)

PC288953シモバシラ (440x660).jpg
シソ科のシモバシラの根元に出来た結晶(もみじ台北路)

PC288954シモバシラ (440x660).jpg
不明(葉も落ちて茎だけなので)の植物の茎の上方にまで伸びた結晶(もみじ台北路)

 最初のうちは根元の方だけに出来ていたシモバシラも、段々と茎がほころびてくると、上の方まで水が上って結晶するようになり、ついには破けて結晶しなくなります。

 地中の根がまだ活動して水を吸い上げ、その水が枯れた地上部の茎の中に毛細現象で茎に吸い上げられ、裂け目から染み出して少しずつ凍って結晶が伸びていくものと言われています。 
 ・根が活動している
 ・水を吸い上げる茎が裂けずに残っている
 ・零下の気温
 ・程よい風
 ・積雪なし
等が揃って初めて美しい氷の華の姿に成長するので、見られる時期は12月下旬1月〜中旬くらいまでの短い期間だけ、儚い冬の贈り物です。
posted by 山桜 at 23:32| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月26日

シモバシラ・御岳山



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PC268870馬場家シモバシラ1038 (440x660).jpg

 今年初めてのシモバシラの結晶は、御岳山のカメバヒキオコシ/亀葉引き起し(シソ科)の根元にできたものでした。 
 高尾山で見られるものは、その名もシモバシラ/霜柱(シソ科)という植物に出来るものですが、不思議なことに御岳山にはシモバシラは生えず、このカメバヒキオコシに生じます。

 その他にもカシワバハグマ、オクモミジハグマ、アズマヤマアザミなどのキク科植物にも生じますが、やはり四角い茎を持つシソ科植物に出来る者の方が、4つの稜から結晶が伸びて花びらのようになるので、「氷の華」ができて美しいです。
posted by 山桜 at 22:54| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月25日

小鳥が食べない赤い実、白い実



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ヒヨドリジョウゴ/鵯上戸 の 赤い実

PC258785 (440x248).jpg
センダン/栴檀 の 白い実

赤い鳥小鳥
 なぜなぜ赤い
 赤い実を食べた

 白い鳥小鳥
 なぜなぜ白い
 白い実を食べた

確かそんな童謡がありましたが・・・

 こちらの赤い実、白い実は、冬になっても誰にも食べて貰えず青空に揺れています。
 
 ヒヨドリジョウゴは、ヒヨドリが食べて酔っぱらったように騒ぐなどと言われての命名と聞きますが、ヒヨドリは何を食べてもいつも酔っぱらって騒いでいるような鳥です。 ジャガイモの芽にあるので有名なソラニンという毒を含んでいるので、あの大食漢のヒヨドリさえも特にこの実が好きではないようで、大体干し柿のようにしわしわになって残っています。

 白いセンダンの実は、黄色くなった葉っぱが全部落ちてしまうと、急に目立って、
「あれは何の実ですか?」
とよく聞かれます。 
 こちらもメリアトキシンという毒素を含んでいて、犬なら5〜6個、人間の子供でも6〜8個で死に至ると言いますので、くれぐれも拾って口に入れるようなことの無いようにご注意を! ひからびて寒風に吹かれて果柄から離れ落ちるまでず〜っと冬空にぶら下がっています。

 地面に落ちて転がった頃、たまにツグミが突いているのを見ますが、食べているのかは未確認です。 但し、我が家の庭にも生えてきたということは、何者かが食べて糞の落とし物をして行った筈なのです。 若しかしたら、果実の部分が干からびて、中のタネだけになったら食べられる鳥か何かがいるのかな? いえいえ、人間のあなたは決して食べないでくださいね!
posted by 山桜 at 18:10| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月22日

冬至の満月キカラスウリに宿る?



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 22日の冬至の夜(正確には23日の午前2:43)が満月で、今年一番高い位置に上がる満月の筈でした。 残念ながら当地ではその満月は見られず、23日夜も雨予報なので、21日の夜に拝んだほぼまん丸のお月様が、私の出会えた中で今年最高天のお月様だったことになります。
<追記>ところが23日の夜は快晴で、殆ど真上に近い天空にまん丸の輝くお月様を拝むことが出来ました。 あんまり仰ぎ過ぎて首が痛くなり、眩しすぎて電気を消していた部屋に入ってもなかなか目が慣れず、真っ暗闇で怖い程でした。

 観察園へ向かう畑の生垣にキカラスウリが絡んでいて、四季折々の姿を楽しんでいるのですが、今やテニスボール程に肥大した黄色い実は、まるで満月のようです。 よく見れば、月の表面に見えるクレーターやら筋やらも浮かんでいます。

PC078544キカラスウリ (440x660).jpg
 
P7274688キカラスウリ♀ (207x310).jpg P7023906キカラスウリ (207x310).jpg
 7月2日の花と若い実 この小さな実がここまで大きくなったのは、畑の栄養のお蔭かな?

PC208770ギンモクセイ (440x660).jpg
 観察園ではギンモクセイの花が咲き残っていました。 先日のコショウノキやエゾオニシバリよりやや控えめですが、良い香りを放っています。

 月の上で桂花=ギンモクセイ(日本ではキンモクセイの方が目立ちますが、元々は桂花といえば、母種のギンモクセイのこと)が満開になると、月があのように光り輝くのだという中国の伝えがあります。

 そしてその月の光が降り注ぐように、桂花が地上にこぼれ落ちて(月に住む嫦娥というお婆さんが舞い踊り、ご主人が桂花の木を叩いて囃し立てたので)、名月のころに地球の上でも咲くようになったのだと。

 なんて素敵な物語でしょう。 昔の中国の人々の感性、素敵ですよね。 日本人が憧れて学んだあの大陸の薫り高い文化を取り戻して、心を割って普通に対話できる隣国になってくれたら、どんなにか良いでしょうに。

 我家の梅の木は、いつの間にかカラスウリの方に巻き付かれ、真っ赤なカラスウリの実が鈴生りです。 冬至梅なので、早くとってやらないと蕾が膨らんでからでは傷めてしまうと思いつつ、ついつい烏瓜贔屓なもので・・・梅の木に申し訳ないです。
posted by 山桜 at 22:52| Comment(6) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月21日

クマシデ と サワシバ(デ)



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 森や山の案内をしていると、
「どうやったらそんなに覚えられるのですか?」
などと聞かれることがあります。 
 図鑑などの記載と照らし合わせて同定することもありますけれど、私の場合、そのものから受けるイメージと名前を一致させて、覚えてしまうことが多いです。

 たとえば、クマシデだったら、
「熊さんみたいに、まるっこい実」

クマシデ/熊四手 カバノキ科クマシデ属 雌雄同株
PC208756クマシデ (440x660).jpg

PC208757クマシデ (440x660).jpg

丸っこい果穂を作っている一つ一つの小苞まで丸みを帯びています。
PC208758クマシデ (207x310).jpg PC208778クマシデ (207x310).jpg

 一方、サワシバ(サワシデ)だったら、
「サワサワ〜と流れる長い実」

サワシバ/沢柴 別名サワシデ/沢四手 カバノキ科クマシデ属 雌雄同株
PB018004サワシデ (440x330).jpg

PB018008サワシデ (210x280).jpg PB018007サワシデ (210x280).jpg
「葉柄基部がハート形に湾入する」とは図鑑の判別法で、シデ類(アカシデ、イヌシデ、クマシデ、サワシバ等)の中、明瞭に湾入するのは、サワシバのみ。

 でも、こういうのって、
「あれ、湾入するのはどれだっけ?」
と忘れてしまいがち。 そういう時は「沢(水)は湾入する」と覚えてしまいます。

「頭に傷をつけて覚える」
この何かトリガーを作って覚える方法は、中学の地理のSS先生の教えです。 破天荒な先生でしたけれど、今もお元気でしょうか? 今も教えを守って勉強中です! 
posted by 山桜 at 21:37| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月20日

コショウノキ と エゾオニシバリの花



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むさしの自然観察園に入ってすぐ、左手の芭蕉の葉の下あたりを通ると甘い香りに足が止まります。 冬の花の少ないこの時期に、真っ白な小花を沢山付けて芳香を放っているのは、

PC078553コショウノキ (440x293).jpg
コショウノキ/胡椒の木 ジンチョウゲ科
分布:関東地方以西の太平洋側〜沖縄の林内
真っ赤な実がトウガラシ(辛いものを胡椒と呼んだ)に似ていることからの命名
萼片・萼筒の外側に密毛あり、良く似たジンチョウゲは無毛。 雌雄異株

そして園の奥まった所で少し見つけづらいですが、この日、同じジンチョウゲ科のエゾオニシバリも黄緑色の花を開き始めました。

PC208754エゾオニシバリ (440x660).jpg
エゾオニシバリ/蝦夷鬼縛り ジンチョウゲ科 別名:ナニワズ
分布:本州(福井県以東・福島県以北の日本海側)、北海道、南千島、樺太南部の山地、山林中に点在。 雌雄異株

別名のナニワズの由来には諸説ありますが、私が好きなのは、古今和歌集由来説。

 難波津に咲くや此花冬ごもり 今を春べと咲くや此花

普通「此花」と言えば梅の花なのですが、エゾオニシバリの方が先に咲くので「ナニワヅ」と洒落たのでは?と思うと、誰がそう呼び始めたのか分かりませんけれど、時を超えてその方に、
「大好き ありがとう
と伝えたくなってしまいます。 
posted by 山桜 at 21:43| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月19日

数馬の切通し



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 大多摩ウォーキング・トレイル本番の後、どうも気になっていた「数馬の切通し」を見に、また奥多摩から白丸へと踵を返し向かいました。

PC148658玉翠荘1422 (210x280).jpg PC148659もえぎ橋1433 (210x280).jpg
昭和橋渡り、「もえぎ橋」を渡り・・・

PC148660もえぎ橋から1434 (210x280).jpg PC148669もえぎの湯1441 (210x280).jpg
もえぎ橋からの眺め  いつもは賑わう「もえぎの湯」は臨時休業でした。

PC148674白丸トンネル1459 (210x158).jpg PC148675数馬の切通し隧道1501 (210x280).jpg
白丸トンネルの右手に残る「旧青梅街道」へと進むと見えてきたのは、

PC148676数馬の切通し隧道1501 (440x330).jpg
数馬隧道」 先程の白丸トンネルが掘られたと同じ大きな岩山の谷側寄りに、ツルハシや鑿(ノミ)を使って人の手で掘られた隧道(トンネル)です。

PC148678数馬の切通し隧道天井1502 (440x330).jpg
近づくとツルハシや鑿の跡が残っていて生々しい。

PC148680数馬の切通し隧道1502 (440x330).jpg
手作業の痕跡を心に刻みながら隧道を潜り、振り返ると光が眩く差し込んで・・・当時の人々も同じ風景を見ながら往来したのでしょうね。 何だか声が聞こえて来たような。

PC148682数馬の切通登り口1503 (210x280).jpg PC148683数馬の切通上り1505 (210x280).jpg
大多摩ウォーキング・トレイルの案内図では旧青梅街道に入ってすぐ左手に山道があるように描いてありますが、そのような登り口はなく、隧道を出て直ぐ左手の暗がりに落ち葉に半ば埋もれた石段がありました。
『地図には載っていないけど、その先に古びた鉄の階段も見えるし、この道しかないな』とまた、いつもの動物的勘で行動。 

PC148684数馬の切通上り1505 (210x280).jpg PC148685数馬の切通上り1506 (210x280).jpg
鉄階段の先には岩の間から沢水が流れ落ちて・・・
『え、ここ? いやいやこれはアブナイ、普通登らせないでしょう・・・』(後で図をみたら、昔はここを上ったようです)
若しやここで終わりかと思いきや、ヘアピンカーブで右に折れた方に石段? あ、こっちですね^^;

PC148686数馬の切通上り1506 (210x280).jpg PC148687数馬の切通上り1506 (210x158).jpg
PC148689数馬の切通ふみあと1507 (210x280).jpg PC148690数馬の切通ふみあと1507 (210x280).jpg
さて、登ってみると、どうもハッキリした道がありません。 下に舗装路が見えているけれど、そっちに降りてしまっては切通しがありそうもないし、落ち葉に埋もれた微かな踏み跡があちこちに伸びていて、一体どれが正解なのか・・・ こういう時はよ〜く見ていると正しい道がぱぁっと光って見えて来るものです(個人の意見です^^;)

PC148691マンリョウ1508 (207x310).jpg PC148692数馬の切通への道1509 (210x280).jpg
万両の赤い実がこっちだよ〜と教えてくれたような? 落ち葉の積もる中を探り探り進むと柵のある道に出て看板もみつかりました。

PC148693数馬の切通登って来た道1509 (210x280).jpg PC148699数馬の切通1512 (210x280).jpg
上って来た道を振り返る    ここも一つの切通しのような

(1クリックで大きくなります)
PC148694数馬の切通の図1510.JPG
数馬の切通しの図」 これがまた大まかで分かりづらい図で・・・現在の道なのか、過去の道なのか?? 嘉永時代と宝暦時代の道は残っていないのかな。 私が歩いて来た道がどこなのかは良く分からないけれど、元禄時代の道(谷川に柵のある道)に辿りついて現在地に着いたようです。 

PC148695数馬の切通看板1510 (443x590).jpg
ふむふむ、大正末期に先ほどの隧道(トンネル)が出来て、岩の上の折角の切通しは不要になったのかも?

PC148696数馬の切通石碑1510 (443x590).jpg
宝暦年間の供養の石碑」 刻まれている文字は、
「従(役?)留浦村氷川数馬(?)道供養 願」でしょうか?
(?)の部分のシンニュウの漢字、お分かりになりますか? 

<追記 2018-12-21>
 多聞さんのお問いかけとご指摘を受け、もう一度良く考えてみて判明しました!
 多聞さん、一緒に考えて下さり、ありがとうございます。

 錦絵のタイトルで「従江戸伏見迄・・・(江戸から伏見まで)」とあるのをみつけたので、

 「留浦村氷川数馬道供養 願」で

 「留浦村から氷川数馬までの道供養 願う」
  の意味だと思います。


道を切り開くために犠牲になった方もおいでなのですね。 合掌

そしてここが
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数馬の切通しの一
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数馬の切通し一を振り返る

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一の切通しを抜けて、二の切通しへ向かって広がる景色

二の切通しを伝って下りると、旧青梅街道にぶつかり行き止まりになっています。 その道が大多摩ウォーキング・トレイルの案内図に載っているのですが、旧青梅街道からは入れないので、摩訶不思議な地図になっています。
どうも合点がいかずにこちらの道を彷徨っていて写真を撮るのを忘れていました。

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また振り返ると、何かここも切り通そうとして諦めたのかな? 躊躇い傷が残っているような四角い岩

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沢の行き止まりです。 何となく登ったら面白そうにも見えましたが、未だ手負いの身、流石に無謀なことは止めておきました。

先程下に見えた舗装路に降りて進むと、<白丸駅→>の看板が見え、ホッと安心。

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十一面観音堂」 そっと中を覗いてみましたが、観音様はお留守なのか、お姿が分かりませんでした。

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印象的な三角の尖山は「天地山」。「奥多摩槍」とも呼ばれるそうです。 目に留まった山は登る運命にある筈。 次はきっとあの山へ・・・名前にも、ずっとご縁を感じていました。

天地山を仰ぐ位置に
「名に負える天地岳は人知らず
   奥多摩槍と言わば知らまし(川合玉堂)」の看板。

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白丸駅の上に出ました。

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踏切を渡って・・・踏切の真ん中で写真を撮っていたら、結構車が通って邪魔してしまい、すみません。

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今後の参考に時刻表を控えたり、待合の中を眺めたりしている内にトンネルを潜って電車がやって来ました。 そういえば、ここもトンネルなのですね。 奥多摩に行くには幾つのトンネルを潜らないと行けないのでしょう。 トンネルが無かった時代には山を越えるしかなく、本当に奥の奥の地だった場所に今は気軽に行けること、先人の苦労に感謝です。
posted by 山桜 at 21:22| Comment(8) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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