2017年11月01日

三原色の幼虫・クロシタアオイラガ

 「さて、お昼にしましょうか」
という時、ポチッとテーブルの上に不時着したのは・・・

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1.5cmほどの小さな体ながら、透き通るような美しい黄緑色のボディに青とピンクと白のライン、黄色の角に映える黒いトゲトゲを施したクロシタアオイラガの幼虫でした。 この姿を見たら、誰も素手で触ろうとはしないと思いますが、毒刺毛に触れると痛みと腫れで大変です。

こういうことがあるので、野外活動では必ずツバのある帽子をかぶりましょう!

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でも、この配色の美しさをみるだけでしたら、幾らでも存分に

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イモムシの類の多くは大事な頭を守る為、お尻の方を頭っぽくみせる工夫をしています。 この子のお尻にも目のような模様がありました。

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本物の顔の方をクローズ・アップしたら、ツケマツゲびゅんびゅんのきゃりーぱみゅぱみゅみたい? 本当の目はもっと下だけれどね。


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2017年10月27日

大菩薩嶺ハイキング

 朝から雲一つない青空、風も穏やか、絶好のハイキング日和に恵まれました! (雨の続いた今年、当初は10月は20日に予定されていた当ハイクも26日に順延での催行でした。)

 先ず、上日川峠ロッジ長兵衛〜福ちゃん荘へ
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【カラマツ/落葉松・唐松】の黄葉は、少し散り始めてはいたものの、真っ青な空に向かい繊細な葉をつけ伸び行く梢を見上げ、秋の空気を胸いっぱい吸い込みました。 ハラハラと風に舞う針葉が光にきらめくのを見てウットリです。

次は細長い生き物系が苦手な方は飛ばしてください。)
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どうも山桜、蛇さんとの遭遇率が高いようで。 目の前を横断のお出迎えを受けました。

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 【ミズナラ/水楢】は赤〜茶色まで様々な色に染まりますが、ここでは黄葉が綺麗でした。

福ちゃん荘を後にして唐松尾根を登りゆくと、唐松の枝越しに第一富士山、発見!
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バスの中からもチラチラと姿を見せていましたが、やはり目の前にど〜んと現れると感激です。 これからずっと拝めると分かっていても、暫し呆然と佇んでしまいます。
 
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もう一息ガンバッテ登ると、もうそこは遮るもののない富士展望を含む大パノラマが広がっていました! 手前の湖は大菩薩湖(人工湖)です。

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PA267990 (440x293).jpg富士山に連なる南アルプスの山々と甲府盆地

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大菩薩嶺の頂上は苔むした順路の先の樹林の中で眺望はありませんが、やはり山頂は押さえておきましょう。 一度通過した雷岩まで戻って、雄大な富士山を眼前に眺めながらの昼食です。

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もうどこまで撮ってもキリの無い、富士山撮影三昧・・・

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来し方振り返ると、森林限界を超えた明るい尾根道「天空の回廊」がくっきりと見渡せました。

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再び富士山と南アルプスの山々をクローズアップ。 富士山頂の右上を飛んでいるのはドローン? 撮影している時は気付きませんでした。

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大菩薩峠の看板前、菩薩様?のお顔は相変わらず行方不明なようで、お気の毒です。 

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【ブナ/橅】もこちらでは、ミズナラと競うような鮮やかな黄葉でした。

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【ナナカマド/七竃】は、すっかり葉を落として真っ赤な実だけが目立っていました。


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2017年10月26日

富士山初冠雪

 久しぶりの快晴、山梨県大菩薩嶺に行ってきました。

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 23日の富士山初冠雪のニュースではチラホラだった雪も昨晩の積雪で、ご覧のように見事な真っ白い冠となりました。 雪冠と青い山肌との境目の真ん中よりやや左に「疾駆する馬」の形がくっきりと浮かんで見えました。

 快晴で気温もそれほど低くならず風も収まり絶好のハイキング日和、富士山もず〜っと美しい姿を見せ続けてくださいました。 このありがたくも贅沢な大菩薩嶺ハイクの続きはまた後で。 心地よい疲れに包まれて、おやすみなさい・・・


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2017年10月24日

青い実・イシミカワ

 熟す過程で段々と彩りを変えていく実は、とりどりの色が混ざって、一色で埋め尽くされた美しさとはまた別の味わいがあります。  

 人間が見て『素敵な配色だな〜』と思うこの彩は、採食者たちにとってはどのような効果があるのでしょう。 完熟した(発芽力が高い)実を食べてもらいたい為に、未熟果が完熟果を引き立てているという説もあります。

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【イシミカワ/石実皮・石見川・石膠】タデ科イヌタデ属 蔓性多年草
 分布:日本全土
 花期:7〜10月 薄緑色で目立たない花
 葉茎:葉柄がハスの葉のように葉の裏面についている
    葉は互生 やや矢じり型の三角形 丸い苞葉あり
    茎や葉柄に下向きの刺があり周りの者に絡み付く
  実:白緑〜赤紫〜瑠璃色 と熟していく実が混在する
    (色づいている部分は中の黒い種を覆う萼片)   

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 同じ時期、同じような色合いが混在する実に【ノブドウ】がありますが、あちらは虫の寄生による色の変化でいわば病変(といっても綺麗なので見る方からすれば嬉しい)、こちらは健全な状態での色の変化です。 

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 一番上の写真では残っている実の房の下にあるのは、托葉です。 丸いお皿に盛られたお菓子のようにも、派手な飾りのついた貴婦人のお帽子のようにも見えます。 下の方の写真のように、段々と苞葉が欠けてしまっているものもあります。

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 未だ若い果実は白緑一色なのに、次第に差が出て色づいていくのが面白く、また不思議でもあります。


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2017年10月23日

青い実・ヤブミョウガ

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<2017-09-25>
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<2016-09-01>

 「ヤブミョウガの実は、まるでラピスラズリ・・・」
 毎年のようにこの青い実を眼にすると、ついそう口にしてしまいます。 先日の小学生の遠足の時につぶやくと、すかさず、
 「飛行石!」
と、言ってくれた子がいて、思わずハイタッチしてしまいました。 今の小学生も「ラピュタ」を知っていてくれるんですね〜嬉しいな🎵 この美しい青色が写真にうまく写せないのが残念です。

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<2017-09-01>

 実は最初白く、段々緑色に、最後に熟すと、青紫色になります。
この熟した青い実の中に面白い形の種が入っているのですが、それはまた別の機会にご紹介しますね。

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<2015-07-30>

 こちらは真っ白な花の頃、7月の末頃です。 似ているようで、よく見ると葉っぱの付き方も違いますし、その葉の手触りもザラザラしていて、滑らかな茗荷の葉とは異なります。

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<2015-07-30>

 小さな蝶々が飛んでいるような可愛らしい花、花を見るとミョウガやショウガの仲間ではなく、ツユクサの仲間だというのが分かります。 雄花と雌花があって、長い雌蕊が目立つのが雌花、黄色い雄蕊の葯が目立つのが雄花です。 

 薄暗いところに生えていて、梅雨の頃に花が咲くので濡れていることが多く、私の腕では余りよく撮影できていないのが残念です。 来年こそ!


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2017年10月22日

雨の道を投票へ

 台風21号北上中、未だこちらは雨は本降りですが風はなく、長靴履けば散歩もまた楽し🎵と、市内最高地点にある投票所へ向かいました。
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 ここら辺の土壌は鉄分が多いらしく、いつも水が流れている溝は沈殿物で赤く染まっています。 前方の坂道は、沢というかちょっとした滝?状態になって来ました。 『おいおい山桜、一体どんな山の中に住んでいるんだ?』と、思われそうですが、ちゃんと舗装道だけ通っても行けるんですよ。 折角の雨の日、わざわざ膝丈の長靴を履いて、敢えて通って来た山道です。 まぁ、近くにこんな山道があるには違いないんですけど・・・。 小山の入口、人家近くでは、

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【コムラサキ/小紫】シソ科(旧クマツヅラ科)ムラサキシキブ属 別名:コシキブ の紫色、【ナンテン/南天】メギ科ナンテン属 の朱色が、雨に濡れてひときわ鮮やかです。 コムラサキは、湿地に自生するそうですが、自生種を未だ見たことがありません。 この鮮やかで大粒なコムラサキは園芸種の野生化でしょう。

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 【ウメモドキ(梅擬)】モチノキ科モチノキ属 大分虫に葉が喰われていますが実は沢山残っています。 実(み)物として生け花にも用いられるのでお馴染みな方も多いと思います。 

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 いつもは地面に張り付いているゼニゴケの仲間(ムラサキミズゼニゴケ?)もザワザワっと浮き上がっています。 赤い一粒は上から落ちてきたウメモドキの実です。

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【ガマズミ】レンプクソウ科(旧スイカズラ科)ガマズミ属 の実もますます赤みを増しています。

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 あ、【サワフタギ/沢蓋木】ハイノキ科ハイノキ属 の実! 大好きな心ときめく瑠璃色の実です。 別名のルリミノウシゴロシ(瑠璃実の牛殺)の「牛殺し」は、葉が似ているカマツカの別名、材が固く牛の鼻に孔をあけたり鼻輪にしたりしたことから)

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 長引く雨で巣網もズタズタ・・・ジョロウグモのご夫婦は、引っ掛かる虫もおらず網を補修する気力もなくブラリと脱力して台風の過ぎ去るのをまっているようです。 中央の大きく派手な模様の蜘蛛がメス、左上隅の小さく地味な蜘蛛がオスです。

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 ソックリな花をつけ同じ場所に混在していることもあり紛らわしいのですが、上が【アキノウナギツカミ】、下が【ミゾソバ】別名:ウシノヒタイ(葉の形から) 共にタデ科タデ属 です。 見分け方は、知りたい人は少ないでしょうけれど^^;、また日を改めて書きますね。 里山の植物は人々の暮らしと密接にかかわってきたので、その地方による別名・愛称が多くて面白いです。

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 普段は高い木の上の【エノキ】アサ科(旧ニレ科)エノキ属 の実も雨の重みで枝が下がって目の前に。 オレンジの実はやがて黒紫色に熟し鳥たちの恰好の餌になります。 人間が食べても甘くて美味しいのですが、いつもはなかなか手が届かず・・・雨の日にはこんな思わぬプレゼントがあるので、出かけないのは勿体無い! 

 【シロダモ】クスノキ科シロダモ属 は、秋に花が咲き、一年かけて実は真っ赤に熟しますので、雌株であれば花と実が同じ時に見られます。 この木は花ばかりで実は付いていないので、たぶん雄株でしょう。 花の中をみれば、どちらか分かるのですが今日はそこまで出来ませんでした。

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 柿の実も枝が折れそうなほどたわわになっています。 柿の木は枝が折れやすいので登ってはいけないと子供の頃によく言われましたが、結構丈夫そう・・・もしかして、登って柿の実をとらないように(登って落ちないように)そう言って教えて来たのかと勘ぐってしまいます。 目の前にありましたが、流石に柿泥棒は出来ません。

 【スイカズラ/忍冬】の実もヒスイ色の若い実をつけていました。 やがて秋の深まりと共に黒く熟していきます。

 さて、長靴装備を良いことに森の茂みを歩き、暗くなるので傘を足元に置いて撮影、すっかり濡れそぼって投票所に現れた私、風邪気味で喉が痛かったのでマスクもしていて怪しさ満載だったかも・・・いえいえ、こんなに頑張って(楽しんで)投票に来たんですから国民の鑑ですよね! さて、結果は??

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2017年10月21日

赤い実・オトコヨウゾメ

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【オトコヨウゾメ】レンプクソウ科ガマズミ属
 分布:本州〜九州
 花期:4月下〜6月 
 花径:6〜9mm 淡紅色を帯びた白色 雄蕊は花弁より短い
  葉:対生 やや菱形の卵形 鋸歯がカクカクしている

 春の可愛らしい花も、秋の葉陰に揺れる赤い実も、菱形でカクカクした鋸歯の葉も、どれをとっても大好きな木の一つなのですが、名前だけが残念です。 染物に使われるガマズミに似て、余り染まらない? または実が多い割に美味しくないということで「役立たず」的ニュアンスの「オトコヨウゾメ」と付けられたようですが、男性にも失礼ですし、このたおやかな女性的風情にふさわしくなく感じます。

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 ガマズミの仲間ですが、実は垂れ下がるようにつき、楕円形です。 コバノガマズミと葉の大きさなどは似ていますが、この実の付き方と実の形で見分けがつきます。 

 鋸歯は四角い角の連続に見えます。 また押し葉にすると黒変するのも特徴です。

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 花数はガマズミより少ない代わりにやや大きくふんわりとした感じ、ほんのり淡紅色を帯び、雄蕊は突出しません。 花の重みと花柄の長さで垂れ下がって咲くことが多いです。



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2017年10月20日

赤い実・ガマズミ


 秋の花々が少なくなってきた頃、実りの秋、草木の実がさまざまに色づきを増して来ます。 これから暫く、秋の実の色合いを追いたいと思います。 先ずは「あき」の語源ともなった赤き色づきの実から参りましょう。
 
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<20015-09-07 狭山丘陵>9月の初め頃から少しずつ色き始めます。

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<2017-09-18 狭山丘陵>大分赤くなりましたが未だ酸っぱいので殆ど鳥にも食べられていません。

【ガマズミ/莢蒾、蒲染など】レンプクソウ科ガマズミ属 落葉低木
(クロンキスト体系の分類ではスイカズラ科でした)
 分布:北海道〜九州
 花期:5〜6月
 花径:5〜8o 白い小花が多数集まる 雄蕊が長く突出
 果実:6oほどの卵形 9〜10月頃色づく 完熟果は甘い
  葉:対生 6〜15cmの広卵形〜円形 浅い鋸歯 葉面凹凸
    表面は脈上のみ有毛、裏面は腺・星状毛など多
 語源:「神の酢実」「噛み酢実」「蝦蟇(ガマ)に似た葉で染め物用の木」「蝦蟇に似た葉の酢っぱい実」など
 *染物に使うのは枝の部分で、実は食用(果実酒など)です。 

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<2016-10-22 狭山丘陵> 手前の一つだけ大きく異質になっている実は、ガマズミミケフシという虫こぶで、ガマズミミケフシタマバエに寄生されています。)

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<2016-10-22 狭山丘陵> 赤い斑が入った葉が綺麗でした。

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<2016-11-22 狭山丘陵>黄金色の葉になって、実に白い粉が吹く頃には甘くなって食べられますが、鳥との早い者勝ちです。

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<2017-05-25 狭山丘陵>長いおしべが目立つ花

 今まで沢山目にしてきたのに、写真を探したら満足なものが無くてガッカリでした。 ありふれた植物でいつでも撮れるという気持ちがいけないのかもしれません。 これからは気持ちを入れ直して身近なものからしっかりと観察に取り組みたいです。



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2017年10月19日

光る蛹・ツマグロヒョウモン

 去年の10月、庭の草むしりをしていたら、草陰にメタリックな反射光を見つけて驚きました。

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<2016-10-04撮影>

 急いでカメラを取りに戻って撮影し、
「見て見て、すごいよ〜こんな光ってる蛹見たことない!」
と、主人に見せたのを覚えています。 主人も驚いて、
「何これ? 家の中に持ってくるなよ〜っ」
と、私の先の行動を読まれて牽制されてしまいました^^;

 もう、そうして止めてくれる人がいなくなって7ヶ月、段々と家の中が私の子供の頃の部屋のように、拾ってきたもの捕まえて来たものに侵略されつつあります。 どうしよう・・・

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 背中に人工物のようなキラキラ光るトゲをもった蛹は、調べてみるとあのツマグロヒョウモンの蛹でした。

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ツマグロヒョウモン幼虫  <2009-09-09>

 いい写真が見つからずスミマセン、この黒と赤のトゲトゲ毛虫のような幼虫の姿と言い、キラキラの反射板付き蛹と言い、子供の頃には身近にいなかった蝶なので、ビックリさせられてばかりです。

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 草をむしってしまって明るくなったら、あの不気味なきらめきは目立たなくなってしまいました。 元々動けない状態の蛹は、鳥などに食べられないように隠れた場所にぶら下がったつもりだったでしょうに、若し見つかっても暗がりで光って脅かす予定だったでしょうに、私がたまに庭仕事をすると必ずこうして迷惑を被る生物が出てしまい申し訳ない気持ちになります。 

PA163129 (440x293).jpg ユウガギクで吸蜜中のツマグロヒョウモン♂くん、やっぱりまたカメラ目線でした。 
 


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2017年10月17日

風遣い・アサギマダラ

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 ふわりふわ〜りと風に乗って優雅に舞うアサギマダラを見かけると、時間を忘れて目で追ってしまい、近くの花で翅をゆったりと閉じたり開いたりしながら吸蜜を始めれば、思わずカメラに捉えたくなります。

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 今の時期のお好みの花は、このアザミ、フジバカマの仲間のヒヨドリバナ、ハグマの仲間などキク科が多いようです。 まぁ、もともと秋はキク科の開花が多いのですけれど、小さな花がたくさん集まって一つの花のようになっているので、まるで蜜壺がいっぱい並んでいるのと同じで吸蜜効率が良さそうです。 知能が高そうなアサギマダラなら、その辺も考えてるかもしれません。 甘い蜜に辿りついてウットリとしているのか、例によって全く害がなさそうな阿呆に見えるのか、少しぐらい近づいても飛ばずにいてくれます。

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 ステンドグラスに例えられる美しい翅を惜しげもなく広げて見せてくれ、感動です! 黒い縁取り枠の中の浅黄色(やや緑を帯びた水色)は、長旅に向くようにか鱗粉が少ないので透明感があります。

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 逆光を浴びると、向こう側の翅も透けて見えるのが良くわかります。

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 夏〜秋の季節の変わり目、産卵に向けての婚活中なのか集まって来た沢山の個体に巡り合えました。 気を付けていると、割に身近にいるものです。 上のようなグラウンドの横、こちらのような高く伸びあがった蔓の先、下のような陰樹のアオキの茂みでもお日様が当たっていれば翅を休める姿を見ることが出来ます。

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【アサギマダラ/浅黄斑】タテハチョウ科
 分布:全国(九州以北) 遠距離を旅することで知られる
    越冬は関東以西(幼虫の食草の一つキジョランの分布域)
 幼虫の食草:ガガイモ科の植物(含有するアルカロイド系毒素を身に貯める)

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 キジョランの葉裏にぶら下がったこの鈍く光る塊が、アサギマダラの蛹です。 10月下旬にはそろそろ蛹から羽化〜成虫の時期も終わり、産卵〜幼虫で越冬の時期となり、再び成虫の飛翔に会えるのは3月の後半となります。 

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 カシワバハグマの花の蜜にストローを延ばし夢中になって吸っています。 長旅で傷めたのか、向こう側の前翅の先がボロボロになって欠けています。 こうして近づいてみると、体の部分もまだら模様にになっているのが分かります。 幼虫〜成虫まで同じような模様なのは、結構珍しいのではないかしら。

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 アサギマダラの旅の記録を取るために翅に採集地名が書かれています。 研究の為とはいえ、やはり痛々しく感じます。 何か別の方法はないものでしょうか。

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 アップにしてみると、そのヒラヒラのんびり滑空しているような姿からは想像できない、鋭い眼差しにギクリとしました。 やはり日本全国を旅して回る内に数々の試練を乗り越えてきたのでしょう。 先日見たツマグロヒョウモンたちのちょっとおどけた目(失礼)とは、段違いの侍のような気迫を感じました。。

 あの優雅な飛び方にしても、鱗粉までも削り落とし、疲れない省エネを追求した果てに手に入れた姿なのでしょう。 天地の理に学ぶことは、どんなに学んでも学びきれず、果てしなく続く道です。



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2017年10月16日

小さな蘭(3)シュスラン

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 本当に優雅な貴婦人のドレスのような花弁の質感がまるで繻子のようで、それが名前の由来かと思っていたら、葉の感触が似ているからという記載をみつけました。 ああ、葉の感触は確かめていませんでした、残念! 

 繻子(シュス)と聞いてピンと来ない方もサテン生地といえば、お分かりかもしれません。 パーティ・ドレスなどに縁遠い私は、専ら着物やコートなどの裏地としてお世話になっております。 光沢があり表面が均一に滑らかな織物のことです。

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もう少し引いて見てみると、なんだかお喋りそうな口元の面々が勢ぞろいで笑ってしまいましたが、

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もっと全体を見れば、やはりこの欄も小さく可憐、楚々とした姿で森の木漏れ日の中で咲いていました。 

【シュスラン/繻子蘭】ラン科シュスラン属 別名:ビロードラン
 分布:栃木以西、伊豆諸島、四国、九州、沖縄
    (暖温帯・常緑広葉樹林の林床など)
 草丈:10〜15cm(花期)
     茎は匍匐し群生する。 
 花期:8〜10月  花色:淡紅色を帯びた白色(濃淡あり)
    葉から最下段の花までの間隔が長い
  葉:卵形の葉を地上部に数枚つける
    濃緑色に赤みを帯びる(強弱あり)
    ビロード上の光沢 主脈に白線

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 大切に守らている自生地に案内していただけるご縁に恵まれて撮影できましたが、 今や非常に貴重な保護すべき種属となっておりますので、撮影場所などの公表は控えさせていただきます。

 ただ、薄暗いやや湿っぽい場所で、モノスゴイ蚊の大群の襲撃に見舞われました。 長袖長ズボン、虫除けいろいろを施したうえでも数か所刺されました。 同行してくださった虫に好まれる紳士は更に悲惨な目に…。 可憐なお姫様たちは、優しき人々の他に蚊の衛兵たちにも守られているようです。



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小さな蘭(2)ミヤマモジズリ

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<2017-09-17 長野県川上村>

【ミヤマモジズリ/深山文字摺】ラン科ミヤマモジズリ属(前テガタチドリ属)
 分布:中部以北〜北海道、四国 ブナ、シラビソ帯の林縁など
 草丈:10〜20cm
 花期:7〜9月
 花色:淡紅紫色(萼片・側花弁は細く尖る 唇弁は3裂)

きのこ研修の帰り道、川沿いの苔むした岩の上でこの小さな蘭を見つけた時は、驚いて思わず跪いてしまいました。 草丈8cmほどで、その花はもっと小さな小さな、それでも確かに蘭の形をした花でした。 

P9137270 (207x310).jpg花の付き方が曲線を描いているように見えるので名前にモジズリ(=ネジバナ:写真右)がついていますが、同じラン科でもネジバナの仲間ではなく、ミヤマモジズリ属(旧テガタチドリ属) なかなか見られない珍しい花ということで、私も初めて見ました。 

そんな時に限ってカメラを持っておらず、ガラケーはこの小さな花にピントがなかなか合わず、出発の時間も迫り…慌てて撮ったので、後ろの株と重なって2株が一本のように見えてしまっています。 (根元の2枚の葉の間から一本の茎が立ち上がって花序を付けています。)こんな出来で残念でした。 来年も出会えたなら、綺麗に撮ってやりたいものです。


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小さな蘭(1)ミヤマウズラ

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<2017-09-05 山梨県 三ツ峠山>
足場が悪く、残念ながら花の正面には回れませんでしたが、8月の雲取山でも出会えず、ずっと探していたので、下山ルートの思わぬ寄り道で出会えてラッキーでした。

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【ミヤマウズラ/深山鶉】ラン科シュスラン属 多年草
 分布:北海道〜九州 山地(深山とつくが低山にも多い)
 草丈:15〜20cm(茎の基部は地面を這い立ち上がる)
 花期:8〜9月  花径:1cm  花色:白〜僅かに淡紅
 ・花序の片側に偏って花をつけるので皆同じ方を向く
  (この写真の花はへそ曲がりが少し混じっていますね^^;)
  (花に付いている黒い細いものは虫だと思います)
 ・花序軸、萼片に縮れ毛が多い
 ・葉の斑紋をウズラに見立てた
 ・極微細な種子には殆ど栄養の蓄えが無く、発芽にも菌類の
  助けが必要。

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この葉の模様だけでも立派に観賞価値がありますね。 こうした葉芸のあるものは愛好家が多いようですが、栽培の容易な着生蘭と違い、地上蘭は土壌中の菌と蘭の根の共生関係(菌根)が必須なので、その場が気に入って菌と仲良く生きているものを掘り上げて違う環境に持ち帰ってもダメにしてしまうばかりです。

また、鹿はランが(も)好きらしく、鹿の食害も広がっています。 
 


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2017年10月15日

黄色い実・リュウキュウマメガキ

PA157755 (440x293)リュウキュウマメガキ.jpg

【リュウキュウマメガキ/琉球豆柿】カキノキ科カキノキ属 
 落葉広葉樹 雌雄異株
 別名:シナノガキ
 分布:関東以西〜沖縄 に自生(在来種)
 果実:直径2cmほど 球形〜扁平球形
 
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 なぜ琉球と付くのか分からないのですが、関東以西の山地の日当たりのよい斜面などに自生する在来種のカキノキの仲間です。 高尾山でも割にあちこちで見られますが、実が色づいて初めて気づくことも多いことでしょう。 今回も荒れた天気の後、枝ごと実が落ちていて気が付きました。

PA157762リュウキュウマメガキ (207x310).jpgリュウキュウマメガキ (207x310).jpg

 実は2センチ程と小さく可愛らしいですが、大きな柿と変わらない作りです。 味は甘いものもあるそうですが、こちらのは勇気ある仲間の試食によれば、後々まで口に残る渋さだったそうです。 昔は柿渋(柿タンニンによる防腐・防水作用、堅牢性向上、薬)をとるのに用いていたとも聞きます。

PA157758リュウキュウマメガキ (207x310).jpgPA157759リュウキュウマメガキ (207x310).jpg

 葉は全縁で縁がやや波うち、裏面は白色を帯びています。 この葉っぱの特徴でも見つけ出すことが出来ます。


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えっ、電線にとまれるの?

 目の前の電線に大きな白い鳥がパタパタと2羽やってきて、電線に止まろうと・・・

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 いや、その前にプロポーズの同意が得られなかったのか、おそらくメスをオスが追いかけてパタパタともつれながら、どうにも上手くとまれずに長い事もがいていましたが、私がカメラで撮影ている気配も察知してか、諦めて飛んで行ってしまいました。(こんなに長いのだったら動画を撮ればよかったと後悔)

 写真を確認すれば、足先が黄色いようなのでシラサギの中で一番小さな「コサギ」です。 ちなみに白い鷺の他の仲間は、「ダイサギ」「チュウサギ」で、大中小です。 

 「あんな大きな足先で、細い電線に止まることが出来るのかしら?」
と思って、ネット検索してみると、『鷺は電線にとまらない』という伝えもあるものの、現実的には鷺が電線にとまっている写真や動画が幾つも掲載されていました。 

 農薬使用の減少などで田んぼや河川の浄化が進み餌が採りやすくなり生息数が増えつつあるようで、それにつれ高い木のない地域では電線にもとまれる適応力がついたのかもしれません。 (電柱の天辺には以前からよくとまっていました。)

 何はともあれ、通り道の電線上に鷺類が止まっていたら、彼らは魚などを食べて臭い水っぽい大量の糞を落としますので要注意です。 ゆめゆめポカンと口を開けて眺めること無きように!


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ラベル:コサギ 電線
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2017年10月14日

空飛ぶ赤星 ツリバナ

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この時期、山では赤く熟した実が沢山見られますが、その中でも朱色の外皮がくっきり星形に開いた先に鮮やかなオレンジ色の種をぶら下げたツリバナの意匠は際立っています。

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上から見ると、その星形が更に良くわかりますね。 星というよりヒトデかな? アダムスキー型的な円盤にも?

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沢山ぶら下がって揺れている姿も楽しげで、赤ちゃんの頭の上でくるくる回るおもちゃ(なんというのでしたっけ?)にも見えてきます。 

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春に咲く花は、蕾の時に外側だった部分の色がピンク色が濃くてツートーンになっていて、これもほんのりと何とも春らしい色合いで、山で出会えると心が浮き立ちます。

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【ツリバナ/吊花】ニシキギ科ニシキギ属 落葉低木
 分布:北海道〜九州 丘陵〜山地
 花期:5〜6月 
 花径:7〜10mmほど
 果径:8〜10mmほど 熟すと5裂し中の種子をぶら下げる



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水玉いっぱい ミズタマソウ

 タニタデがアカバナ科ミズタマソウ属となると、ミズタマソウはどんな花?と気になった方へ、雨の後で花の形はスッキリしませんが、果実が水玉になる様子は分かりやすいのでご紹介します。 鈴なりの水玉がキラキラ光っていて、思わず足を止めて見入ってしまいました。

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<2017-08-18撮影>

 下の写真は水滴を指ではじいてから撮影してみましたので、花の様子も少し分かりやすくなっています。
 タニタデと良く似ていますが、以下の点で見分けられます。
・茎が緑、節のみ赤味 (タニタデは茎・葉柄も赤い)
・萼片が緑(タニタデは赤く花弁より長く目立つ)
・茎に下向きに細毛あり(タニタデは子房部分以外殆ど無毛)
・果実に稜がある(タニタデには無い)

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【ミズタマソウ/水玉草】アカバナ科ミズタマソウ属 多年草
 分布:北海道〜九州 山野の木陰
 草丈:20〜60cm
 花期:8〜9月
 ミズタマソウ属の特徴は、花が2数性で、花弁・萼片・雄しべが2つずつ
 果実にカギ状に先が曲がった白い毛が密生し、露を帯びると水玉状になる。 
 



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2017年10月13日

小さな妖精タニタデ

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 <2017-09-15 撮影>

【タニタデ/谷蓼】アカバナ科ミズタマソウ属
 分布:北海道〜九州 渓流沿いなど
 花期:8〜9月
 花径:3〜4mm

 肉眼では見過ごしてしまいそうな小さな小さな花ですが、拡大してみるとこんなに可愛らしい妖精のような姿をしています。 ふわふわの妖精の頭に見える部分は繊毛を残して種となって丸くなり、水滴をまとうと水玉のように見えます(ミズタマソウ属の命名の由来)。
 
 種名にタデとつきますが、タデ科ではありません。 生えている場所がタデの仲間と同じようなやや湿り気のある場所で赤みを帯びた茎と長く伸びた花序が似ている為なのでしょう。 ミヤマタニタデ(ミズタマソウ属)、ミヤマタニソバ(タデ科)、タニソバ(タデ科)と似たような名前が多いので、インストラクションの時に言い間違えてしまいそうで要注意の花です。



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大天狗さんの顔が・・・

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 高尾山ロープウェイの登り口、清滝駅の大天狗さんの顔に何か生えてる!?

 八王子市市制100周年記念事業の一環の「全国緑化はちおうじフェア」を盛り上げる為に、大天狗さんも緑化のシンボルとして一役買ってくださったようです。

 高さ3.3m、幅3.0mの大天狗さんは、今、約2,600株ほどの植物で彩られています。(〜10月15日頃まで? ずっとお天気が良くなくて残念) 赤と黄緑の部分にはアルテルナンテラ・フィコイデア(ヒユ科)を使い、季節の深まりと共に変化する色合いも楽しめるとか。 眉毛などの深緑の部分にはタマリュウ/玉竜・チャボリュウノヒゲの流通名(キジカクシ科ジャノヒゲ属)が使われています。

 私たちは昼間の活動なので見られませんが、日暮頃からはライトアップされているそうです。 夕方ビアガーデン(こちらもこんな天気では・・・)にお越しの際にはご覧いただけますね。

 その他、広場のコンテナ植栽などで目についた植物の名前も記しておきます。
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赤と白の小さい実 ジュズサンゴ(ヤマゴボウ科)
青に白い目の花 ブルーキャッツアイ(ゴマノハグサ科)
白小花濃紫の葉 ユーパトリウム・チョコレート/銅葉西洋フジバカマ(キク科)



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2017年10月10日

蜂入りツルニンジンに注意!

 今年もたくさんのツルニンジン(ジイソブ)の花に出会えたのですが、初めて2回、花の中に蜂が入り込んでいる場面に遭遇しました。(
遠くからそっと静かに撮影) 

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 ツルニンジンの花は中が独特の渋い色調で、こんな風についつい下から覗き込んだり、花を上に向けて撮影したくなりますが・・・

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今後はいきなり花を持ち上げず、少し様子を見てからにしようと思います。

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こちらが自然に咲いている時の姿です。 小さな蕾を見ると、キキョウ科(英名はバルーン・フラワー)らしい風船型をしています。

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恥じらうような開きかけの蕾を見ると、ジイソブ(お爺さんのソバカス)の名は可哀そうになります。

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やがて実になると、しっかり上向きになるのも面白いです。
おそらく、未熟なうちに種を落とさない為、また風に乗せてより遠くに飛ばしたい為かなと思います。

【ツルニンジン/蔓人参】キキョウ科ツルニンジン属 
 別名:ジイソブ/爺斑
 ツル性多年草、根が朝鮮人参のように太くなり薬効(生薬名:羊乳)あり。
 良く似て花が小さめ(2cm程)のバアソブは、葉の両面(特に裏)有毛。
 分布:北海道〜九州
 花期:8月〜10月 花径:3〜4cm 
 


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