2017年10月05日

ず〜っと見られてた!

 畑の縁のニラの花のはチョウチョの行きつけのレストラン。  お食事(吸蜜)に夢中な隙を狙ってそぉっと近づいて撮影した積りでしたが、帰宅して写真を見てみたら・・・ほら、眼を見てみてください。 こちらをちゃんと気にして見ていますね。 あの時、ず〜っとお互いに見詰め合った緊張感が漂っていたのかと思うと、可笑しいやら申し訳ないやら。

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【ツマグロヒョウモン(オス)】

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【ツマグロヒョウモン(メス)】 メスは、コシロノセンダングサ(別名シロバナセンダングサ)の蜜が起き入りの様子

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同(メス)

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同(オス)

 この2頭はカップルだったのかな? もしかして、デートの邪魔をしてしまったのかな? あちらは何を思ってこちらを眺めていたのでしょう。 危なくなさそな奴とは思いつつ、警戒もしてたのでしょうね。 もう少し時間に余裕があったら、心でお喋りしてみたかったなぁ。

【ツマグロヒョウモン/爪黒豹紋】タテハチョウ科
 分布:日本では南西諸島〜関東北 (1980年代までは関西以西)

 幼虫の食草: 
  スミレ科
  (パンジー、ビオラ類の植栽増加と温暖化で分布北上中)

 雌雄の違い: 
  メスは前翅先(爪)が黒く白い帯がある
  メスは裏前翅も爪黒で付根がピンク

 他の豹紋蝶との違い: 
  メスの前翅先(爪)が黒い
  メスオス共に後翅の縁が黒い



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2017年10月03日

モズの初高鳴き

 🎵キィ〜〜ギリュリュリュル〜キチキチキチ・・・ギッギッギッ

 文字で書き起こすのは難しいのですが、急に寒さが増したように感じた秋の晴天の朝、高い木の天辺などで、こんな鳴き声を耳にしたことはありませんか? この辺りでは、衛星放送のアンテナの上も好んでとまっています。

 冬鳥「モズ」の縄張り宣言の声です。 モズは餌狩りをする縄張りを厳しく守る鳥で、例え相手がメスであっても侵入は許さず戦って追い払います。 ですから、この高鳴きはとても大切な儀式?なのです。

 先日9月30日には八王子の裏高尾にて、本日、狭山丘陵にてもモズの初高鳴きを確認しました。 

 「モズの高鳴き75日」というように、あと75日もすれば初霜が降りて冬も本番となるのでしょう。 今年は本当に75日で初霜が降りるか確かめてみようと思います。 10月3日の75日後といえば12月14日、はや年末です。 昨年の今頃は、その頃は・・・と、ついつい思い出して考えてしまいますが、月日は人の思いなどにはお構いなく、無情に過ぎていくものですね。 



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ラベル:モズ
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2017年09月29日

マツムシソウ

 子供の頃に憧れた蝶がアオスジアゲハなら、憧れた花はマツムシソウでした。 秋の空の粋を集めたような美しい淡い青紫の花色、花冠を頭にのせた妖精のような可憐さで風に揺れる姿には、今も心を奪われずにおれません。

 頭状花序(多数の花が枝を介さずに一つの花床の上にまとまって咲く。略称:頭花)で、一見キクの花に似ていますが、写真の下方に記したような違いがあります。

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先ず、外側の小花から開き始めます。

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五弁花で雌蕊も雄蕊もある一つの花なのが良く分かりますね。

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先に雄蕊4本が伸び出して熟します。 紫色の葯が綺麗。

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花粉の放出が終わった頃、雌蕊が熟し同花(出来れば同株)受粉を避けています。

【マツムシソウ/松虫草】マツムシソウ科マツムシソウ属
 分布:北海道〜九州
    山地・高原の日当たりのよい草地
 花期:8~10月
 花径:4cm前後
 草丈:60〜90cm
 葉:対生、羽状に深く切れ込む

 名前の由来:@松虫(古くは鈴虫との説あり)の鳴く頃に咲くことから
         A果実の形が仏具の松虫鉦(伏鉦)に似る(*)、
          松虫鉦の名は鉦の音が松虫の声に似ることから。

 *山桜考: 真ん丸な果実と松虫鉦の形は似ておらず、寧ろ花、
       もしくは蕾の形の方が似ているのに、何故誰も疑問に
       思わないのであろうか? どう考えても古の人も、
       この花の形に心惹かれたと思うのですが・・・。
       私は「蕾や花の形が仏具の松虫鉦に似る」
       としたい。 ちなみに松虫鉦はこちら↓
            matumusi (210x123).jpg
            (フリーイラスト素材集より)
 
<キク科との違い>
 *キク科:@中央に多数の筒状花(ふつう5歯)が集合、
        外側を長い1弁(五弁がくっついて一弁に見える。
        先に名残の5歯がある)の舌状花が取り囲む頭花
       A全てが筒状花集合の頭花(ハハコグサ等)
       B全てが舌状花集合の頭花(タンポポ亜科)
       ・雄蕊は互いに筒状にくっついた集葯雄蕊(ずい)
       ・葉は、殆どが互生。 センダングサは対生。

 *マツムシソウ:・多数の小花の集合頭花。
         (筒状花・舌状花の区別なし)
          外を囲む5弁花の外3裂が大きく広がる
         ・雄蕊は4本(集葯しない)
         ・総苞弁は2列で線状
         ・葉は対生

 こんなに清楚で美しい花なのに、西洋の花言葉は「喪に服す花嫁(mourning bride)」「未亡人」ですって。 紫色が喪の色だからのようですが、あんまりじゃないですか、切ないなぁ  あくまでも西洋松虫草の花言葉なので、日本の固有種とは別物と思うことにします。 

 英名に「ピンクッション・フラワー」というのもありました。 こちらは、待ち針を沢山刺した針山を想像すると、確かにソックリ! およそ風情のない名前の多い英名に珍しく賛同できました。


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2017年09月28日

ムシクソハムシの仲間

 生き物を愛する心優しい(可愛らしい女性でFITと観察園の)先輩とご一緒する当番は楽しさいっぱいです。 この日は、先の黄色い小繭の正体調べと共に、先輩が持っていらした肉眼ではイモムシの糞にしか見えない3mm程の小さな虫の姿を顕微鏡で見ることが出来ました。

<2017-09-28 むさしの自然観察園
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未だツツジの葉の上のイモムシの糞にしか見えませんが・・・

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【ツツジコブハムシ】 ハムシ科コブハムシ属

もっと拡大してビックリ! 立派な甲冑をまとって何とも美しいハムシの姿が現れました。 何かこういういぶし銀のような工芸品がありますよね。 

 それにしても、「虫糞・羽虫」とはそのままのお名前。 頭とお尻に虫がついてるんですね。 種名の「ツツジコブハムシ」も「ツツジムシクソハムシ」とされている図鑑もありました。 私的には、虫糞を付けてこそ、この子の特徴がハッキリわかると思います。

(顕微鏡の覗き口にカメラを当てながら撮りました。 ほんの少しの傾きでカメラ枠から直ぐに姿が消えてしまいます。 何せ片手でハムシがのった葉を持ち、片手でカメラのシャッターを切るのですから、腕がしびれるほど粘って、やっと数枚何とかピントの合った写真が撮れました。)

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どんな面構えかと、葉っぱを慎重につまんでそっとこちらを向いて貰いました。 こんな小さな生物と今、視線を交わせている(向こうから見たら、大きな目に覗かれて恐ろしかったかも・・・)、この一瞬の不思議さに心が震えます。

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 背中の羽の境目にはジッパーのような刻み模様が見えます。 無駄にオシャレ?いやいや彼か彼女か分かりませんが、彼らの世界ではとても重要な相手を惹きつけるオシャレなのでしょう。 

 普段は自分の糞で作った繭のような袋に入って、更に糞感を増してカモフラージュしているのだそうです。 これからツツジの葉を観察する楽しみが増えました。 自宅にもこんな顕微鏡が欲しいなぁと思ったけれど、そんなものがあったら更に家事をサボって没頭してしまいそう・・・危険です。


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アオムシサムライコマユバチの繭塊

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<2017-09-28 むさしの自然観察園

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 先月末、観察園の大型ハウス・ケージの中で先輩が発見したノダフジの小葉の先にぶら下がっている見慣れない黄色の塊はナンダロウ?ということになり、顕微鏡で拡大して見てみると、明らかに何かの小さな繭で、穴が開いて既に羽化したものと、未だ中に蛹が入っているものがあった。

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 そもそもこれだけの繭の数の幼虫が食べたにしては、フジの羽状複葉の中の小葉一枚の半分ほどの量は少なすぎる。 もし、小さな幼虫が何匹かで食べたにしても、その後、固まって繭を作る意味が不明だ。 これは、この部分を食べた他の幼虫に何かが寄生したものではないだろうか? と考えた。

 あれこれ調べて、繭の大きさ・色・付き方からして寄生蜂のコマユバチの仲間のものと思われたが、写真を見るとどれも寄主の体が残っていて、そこに繭が付着している状態のものばかりで判然としない。 更に調べると、寄主の体は落ちてしまうこともあるようで、青虫侍小繭蜂・アオムシサムライコマユバチの繭塊と同定した。 寄主は、ノダフジ(マメ科)の食痕からコミスジではないかとの先輩のお言葉。 後にコミスジの幼虫と蛹も見つかった。

 そうなると、これはゆゆしき事態である。 蝶を放して飼っているケージ内は、寄生蜂にとっては餌の宝庫、天国だ。 駆除された繭塊の数は30を超えた。 30匹のコミスジの幼虫が犠牲になったということだ。 しかし、今後あの小さな寄生蜂の侵入を防ぐ手立てはあるのだろうか・・・。


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2017年09月26日

タマアジサイ

タマアジサイと聞いて、どんなアジサイを思い浮かべますか? 東京の人は、多摩地方特産のアジサイかな?と思われるかもしれませんが、漢字で書けば「多摩」ではなく「玉紫陽花」です。 その名前の謂れはこの写真をご覧あれば、ご納得頂けるでしょう。 

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まるでピンポン玉のような蕾からは、アジサイの花が想像できませんが・・・

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その玉が弾けると、中から上品な薄紫色の両性花の蕾と白い装飾花が現れ、ハッとします。

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小さな固まりの花序が幾つもふわりと解けて広がっていき、やがて両性花の蕾が開くと細いしべがぽわぽわと伸び出して、まるで線香花火のようです。

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広がりきってしまうと、普通のガクアジサイと同じようになってしまい、写真を撮る意欲が失せるのか、探してもあまり美しい姿が無くて申し訳ないです。 また、ファイルから良いものが見つかったら、こっそり差し替えますね。 

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装飾花は3〜5弁、アジサイの仲間の同定にこの数は参考になります。 それについては、また追々。

【タマアジサイ/玉紫陽花】アジサイ科(前ユキノシタ科)アジサイ属
 花期はアジサイの仲間の中で一番遅く、8~9月。 
 (今年は未だ蕾もみられ、一段と花期が長いようです。)
 淡紫色の多数の小さな両性花の周りに、萼片が花弁状に変化した白い装飾花を付ける。
 装飾花は両性花が熟すとともに下を向いて垂れ下がる。
 山地の沢沿いなど半日陰の湿った場所に生える。
 葉は長楕円形で先が尖るので、かなり細長い印象のものが多い。
 葉は両面多毛でざらつく。



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2017年09月25日

ツルギキョウ 蕾・花・実

 今年の高尾山では、ツルニンジン(ジイソブ)の花の数が少し減った代わりに、ツルギキョウの花には3ヶ所で出会うことが出来ました。 蔓人参の花のインパクトある存在感に対して、蔓桔梗の花は薄く柔らかなハート形の葉陰で控えめな小さな鐘をぶら下げていますので、開花を楽しみにしている人以外に気づく人は殆どいないようです。 もし運よく出会えた時は、絶滅危惧U類ですので大切に見守って頂きたいです。

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<2017-09-13撮影> 昆虫の目線になると・・・ポッと恥じらいで赤く染まったような中の色合いにこちらもハッとします。

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雌性期の花 開花時は雄性先熟(後述)ですが、この花は雌蕊の先が開きだして雌性に転換しています。

【ツルギキョウ/蔓桔梗】キキョウ科ツルリンドウ属 蔓性多年草
絶滅危惧U類 絶滅の危険が増大している種
 分布:関東地方以西〜九州
 花期:8〜10月
 花径:1〜1.5cm 
 その他:キョウチクトウ科の外来種 ツルニチニチソウ(ビンカ)を茶花などとして用いる時に和名が必要なのでツルギキョウと呼ぶことがありますが、全くの別種です。

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こちらが自然の状態。 なんと控えめで可愛らしいこと♪

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またまた失礼して、少し下から仰ぎ見ました。 

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蕾を見れば、桔梗に似た風船型でキキョウ科に納得でしょう。

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<2017-09-25撮影> 雄性期の花
キキョウ科は雄性先熟型なので、雄蕊は雌蕊に沿ったまま花粉を放出しますが、雌蕊の先は閉じたまま。 やがて使命を終えた雄蕊が雌蕊から離れ、雌蕊の先が開いて他の花(出来れば他の株)の花粉が昆虫等によって運ばれてくるのを待ちます。(上の2枚の写真は、雌しべの先がすでに開いていますが、この写真は未だ閉じています。) 花を撮る前に手前の枯れた葉を除いたので、切り口にこれもキキョウ科の特徴である白い汁が出ているのが見えます。

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大きな萼片があります。

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<2017-09-27撮影> 既に果実が膨らんでいるものもありました。 この後秋の深まりと共に赤紫色に熟していく液果です。 この点、ほぼ同時期に咲くツルリンドウと同じです。 

 ツルニンジン、ツルギキョウ、ツルリンドウ、同じ蔓性で名前も姿もちょっと似ているので、知っていても気を付けないと言い間違えそうで困ります。



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ヤマホオズキ

 見慣れない植物を発見して写真を撮っていたら、
「ヤマホオズキだ! よくみつけたね」
と言われて初めて希少な種であることを知りました。

 図鑑には「多年草」とあるのに、毎年同じところには生えず、ヒョッコリと現れるのだそうで、思わぬところで出会えてラッキーでした。

<撮影 2017-09-25 高尾山>
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【ヤマホオズキ/山酸漿】ナス科ホオズキ属 絶滅危惧IB類 IA類(絶滅の危険性が極めて高い)ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの
 分布:関東南部、東海、紀伊半島南部〜九州
 花期:8〜9月 白く花弁の縁に細毛多数
 果実:1.5cmほどの袋状でまばらに刺状突起をもつ。
    中の果実は赤く熟すが袋(萼片)は赤くならない。

 ハイキングの下見で余りじっくり時間をとっての撮影が出来ず心残りでした。 2日後に再訪した時にはみつけられず、狐につままれた気分。 なんでも一期一会の機会を逃すと次は無いことが多いです。 

 次は白い花や赤く熟した果実を見てみたいものです。



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2017年09月16日

’17 きのこ研修(長野)

 <2017-09-16~17>台風の影響が心配されましたが、雨が降っても霧雨ほどで却ってきのこの出現が多くなったようです。 ただ、例年より少し発育が遅れているようで、出会えたきのこの種類は少なく残念でしたが、反対に同じ種のものは沢山収穫出来て、美味しくいただく研修の方はバッチリでした。

 昨年の
 「'16 きのこ研修(長野)1」
 「'16 きのこ研修(長野)2」
の様子とも比べてみてください。

 きのこが【食べられる】【食べられない(美味しくない)】【有毒】などと記載していますが、あくまでも参考としての範囲でご覧ください。 実際に食べられるかどうかは専門家の同定以外では、決して安易に判断されないように、ましてや口にされないように、くれぐれもお願いします。

 (充電器につないだままカメラを忘れてきてしまい、ガラケー撮影。 のっけからピンボケ…)

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【ツノシメジ】 適切にしょりすれば食べられるとのこと。 日本では1989年に確認されたばかりの珍しいきのこ

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【カラカサタケ】          【カバイロツルタケ】 

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【アカツムタケ】

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ぬめりと歯ごたえ、旨味たっぷりの【ハナイグチ】

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ツルリと柔らかな触感の傘と栗味の柄の【ヤマイグチ】

DVC00031 (420x315).jpg酒好きにはタマラナイ苦旨味の【クロカワ】

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佃煮などにする【イワタケ】

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マツタケのように良い歯ごたえの【オオツガタケ】

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傷つけると黄色の傘裏が青く染まる【ハンノキイグチ】

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【きのこの下処理】
 ・まんべんなく少しずつ、振りまぶして浸していくように熱湯をかけまわす。
 ・手が入れられる位の温度になるまで=熱が通るまで、そのまま浸して置く。
  (水洗いすると旨味が抜けてしまうが、湯で締めることでそれを防げる)
 ・汚れを落としながらきのこだけ掬い上げ、きれいになるまで水を変える。

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下処理したきのこたっぷりの【きのこ汁】は、風味を損ねないように、煮たてず60度程を保つ火加減で調理。 
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山小屋で味わう、採り立てきのこ料理は、左上から時計回りに、レヴェルト(アヒージョの卵とじ)、茹でヤマイグチのお刺身、炙り裂きカラカサタケ(裂きイカの味と香り)、盛りだくさんきのこ汁、その他、オオツガタケ、クロカワのホイル焼き、など等、思い出してもめまいがする程、どんな料亭のお料理にも負けない至福の美味の連続に、毛布にくるまりながらの冷え込みにも負けず。持ち寄りの選りすぐりお薦め地酒の杯もすすむのでした。

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猛毒 ”死の天使” 【ドクツルタケ】 【  ?  】

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有毒や不食(無毒でも食べても美味しくない)に分別されたきのこたち



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2017年09月15日

ジャコウアゲハ(幼虫)

 涼しくなって虫たちの食欲も増進したのでしょうか、大きな食痕が目につき、次々と幼虫たちが見つかって嬉しくなります。 今度は、オオバウマノスズクサの葉陰でジャコウアゲハの幼虫を見つけました。 キラキラと光って、ガラス細工のようです。

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実は、このオオバウマノスズクサの果実を探していて、この子をみつけたのでした。 大葉馬の鈴草は、花の形もサキソフォンのようで面白く、果実もまるでスターフルーツのような稜があって、熟すと右の写真のように爆ぜて種を散らします。 


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2017年09月14日

キアゲハ(幼虫)

 「こんにちは〜!」
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って、誰だか分かりますか?

 ベランダの木酢(キズ)という柑橘の鉢、アゲハやクロアゲハが産卵し、いつの間にか丸坊主になることはこれまでもありましたが、今回はその根元に植えてあったパセリが・・・モソモソ動いているような・・・近づいて見てみたら、うわ〜〜っ!!

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キアゲハの幼虫です! 何匹いるか分かりますか??
写真には7匹写っていますが、実際には10匹いました。

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このシマシマ+斑模様は、ミカンの葉っぱの上では目立ち過ぎですが、細かく切れ込んだパセリや人参などの葉っぱの中だと、見つかりにくいのですね。 どうして自分で自分は見えないでしょうに、周りの風景に溶け込む模様をになるのでしょう。 カメレオンみたいに目に映った色・模様に自分を変えられる能力を持っているのかもしれませんね。

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葉っぱを全部食べちゃったら、幾らシマシマでも見つかっちゃうよ。 それでも身を縮めて必死に隠れているつもりなのが可愛いなぁ


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2017年09月13日

ルリタテハ(幼虫)

 瑠璃色好きな私としては、庭にホトトギスを植えた時からルリタテハが産卵しに来てくれることを心待ちにしていました。 待つこと7年、遂にホトトギスの葉がモリモリ食べられているのを発見、葉裏を見てみると…いました〜!! 思わず総毛立ち、声を上げてしまいそうでした。(小さくガッツポーズはしましたよ

<2017-09-13>
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 なんとまぁ、念の入ったトゲトゲと派手な色合い! こんな姿ですけれど、トゲは痛くもなく毒もありません。 それが分かっている人間でも触りたくないのですから、威嚇力は十分でしょうね。

 完全武装なのに恥ずかしがり屋さんで、ちっともこっちを向いてくれません。 内気な程、外を固めるものなのかもしれませんね。

 幼虫の食草は、ホトトギスの他にもサルトリイバラ、ヤマユリなどです。 このライナップも癖がありそう…身体に何かをため込んで備えているのでしょうか。

 見つける年は見つけるもので、今日は高尾山でサルトリイバラの葉陰にいました!
<2017-09-25>
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2017年09月11日

アカボシゴマダラ(幼虫)


<2017-09-19>
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背中に4対の突起。 尾端は開かない。(ゴマダラチョウは突起が3対、尾端が完全に開く。)

 アカボシゴマダラについては以前にも書いたように思いますが(追記:すみません、ブログ内検索しても出て来ませんでした。 書いた積り更新した積りで闇に消えた記事の多いこと…)、日本での自然分布は奄美大島の亜種のみで、最近関東地方で分布を広げているのは、大陸(中国)から人為的に持ち込まれたアカボシゴマダラ原名亜種で、ゲリラ放蝶されたものと判明しています。
詳しくはこちらへ: 国立環境研究所 侵入生物データベース アカボシゴマダラ

 元々関東地方に分布していない生物なので、幼虫が同じエノキを食草としている、オオムラサキ、ゴマダラチョウ、テングチョウと競合し影響が出ないか危惧されています。 悪いのは放した人間で虫たちに罪はないのですが、これ以上分布を広げないよう、私たちの自然塾では見つけたら捕獲し大ケージ内に放して飼育しています。 

 この仲間の幼虫には触角と愛らしい顔を持つもの(ナメクジ形イモムシと呼ばれているのはどうかと…)が多く、この子もまるで新種のポケモンかなにかのように凝ったデザインで、思わず見入ってしまいます。

 こちらは2015年5月に高尾で撮影した成虫(春型)で、赤星が薄く目立ちません。 
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 元々この地域にも生息しているゴマダラチョウは黒い部分がもっと太く濃く、白地に黒い筋というよりも黒白のチェッカーフラッグのように見えます。(写真が無くてごめんなさい。) 


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2017年09月10日

「ダーウィンが来た!」に観察人Tさん登場

 本日の NHK 19:30〜の「ダーウィンが来た!」は、吉祥寺の井の頭公園の人気者 カイツブリ の特集です。 井の頭公園で長年このカイツブリを愛し見守り続けて来た、拙ブログのカラスウリ仲間でもある観察人Tさんこと田中利秋さんが、カイツブリ・マイスター、またカイツブリを守る為(在来の小魚・エビなどカイツブリの餌となる生物を外来種が捕食してしまうとカイツブリが暮らせなくなる)、池のかいぼりの提唱者として登場されます。 こうご期待!

 私も正座し固唾を呑んで拝見します。 井の頭公園のカイツブリの事は、拙ブログでも取り上げたことがありますが、小さな体で勇敢に雛を守り育てる姿は健気で、ついつい応援したくなります。
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田中さんとのご縁の始まりは、かれこれ12年以上前になるのですね・・・ご一緒したカラスウリとコウモリの観察会の記録を見つけて来ました。 
「夕暮れ観察会・あなたが知らない夕暮れのドラマ」
(2005年8月6日)
この時に、コウモリのお話をされていたKさんと、今イベントなどをご一緒させて頂いているのもまた、不思議なご縁としかいいようがありません。



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2017年09月08日

二俣尾の平溝川(9月)

  (水生生物の画像を一部拡大しました。)
 美味しいランチをいただいた後は、マイクロバスで移動し、先日観察した多摩川の支流・平溝川を遡った綺麗な沢での水生生物観察です。 上流で綺麗な水である分、水温も低く4〜5度とのこと、余り長くは入っていられない冷たさです。 

 この日のスターは何と言っても、この見目麗しい「ヤマメ(山女)」の幼魚です。 なんて美しいのでしょう・・・ウットリ魅入ってしまいます。 山ではタマゴタケ、川ではヤマメ、私にとっては神様の意匠の極みに思えます。
<2017-09-03 平溝川にて>
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【ヤマメ】サケ科 
 サクラマスと同種の海へ下らない陸封型の標準和名
 「渓流の女王」と呼ばれる

ほかの魚たちだってそれぞれに魅力的なのは勿論です!
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【アブラハヤ】

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【カジカ】

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【ヘビトンボ(幼虫)】       【オオヤマカワゲラ(幼虫)】

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【サナエトンボの仲間のヤゴ】

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【カワニナ】【サナエトンボのヤゴ】   【ハグロトンボのヤゴ】

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【チラカゲロウ(幼虫)】

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【サワガニたち】

 きれいな沢の中に住んでいる生き物たちと間近に接して、子供も大人も目を輝かせていました。 観察させてもらった後は、そっと元の棲家にお帰りいただきました。 お騒がせしてごめんなさい。

 頭上では終始、薄黄色のトンボが群舞していました。 何トンボかとカメラを構えて留まるのを待っていたのですが、ちっとも留まってくれません。 色からしてウスバキトンボではないかと思い調べてみると、「殆ど留まらず飛んでいる」との記載があり、「ああ、正にこれだ!」と思わず叫んでしまいました。
…ということで、写真は撮れなかったので、カフェトンボさんの「トンボフィールド観察記」のウスバキトンボのページを、是非ご覧ください。



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2017年09月05日

センニンソウ と ボタンヅル

 今年はどこに行っても草木の上を真っ白に覆うセンニンソウ(仙人草)の花をよく見かけた。 センニンソウは、センニンソウ(クレマチス)属の基本種で、風車状に集まってつく果実の先に残り羽毛状に伸びた花柱を仙人の白髭に見立てた命名という。 センニンソウ属の果実は、花の形は様々でもこの特徴的な羽毛を持つ。 果実の写真を探したがみつからず…この秋、探して撮っておきます。 

 殆ど同じような時期に同じような場所でみられるセンニンソウとボタンヅルは、しばしば混同されがちだが、よく見ると違いが分かる。 花期は、場所にもよるが総じてセンニンソウの方がやや遅い。

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【センニンソウ/仙人草】キンポウゲ科センニンソウ属
 ・蕾の先が尖る
 ・花弁に見える萼片は、花芯よりも長く細く、白色
 ・花径は2.5p程
 ・三出〜奇数羽状複葉で小葉はふつう全縁、時に浅い切れ込みあり
 ・成葉はほぼ無毛(幼葉には毛が散生したり斑入も)
 ・葉柄、小葉柄で他のものに絡み付くので、一見羽状複葉に見えない
 ・果実の先の羽毛は3pほど

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【ボタンヅル/牡丹蔓】キンポウゲ科センニンソウ属
 ・蕾の先は丸い
 ・花弁に見える萼片は、花芯とほぼ同じ長さ、やや黄色味あり
 ・花径は1.5pほど
 ・3出複葉で小葉に鋸歯、表裏に短毛あり
 ・果実の先の羽毛は1pほど

ボタンヅルの変種のコボタンヅルは2回3出複葉で、ボタンヅルより小さめ。 高尾山域では、コボタンヅルが多い。

 
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花の百名山・三ツ峠山ハイク(3) 

三ツ峠ハイクの末篇(3)は、三ツ峠山から天上山公園ロープウェイで河口湖に下るコース沿いの観察記録です。

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【レイジンソウ/伶人草】キンポウゲ科トリカブト属

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【シモバシラ/霜柱】シソ科シモバシラ属

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【ススキ/薄】イネ科ススキ属

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【クサボタン/草牡丹】キンポウゲ科センニンソウ属

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【キハギ/木萩】マメ科ハギ属

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左【ヒヨドリバナ/鵯花】キク科フジバカマ属
右・下【ナンテンハギ/南天萩】マメ科ソラマメ属 別名:フタバハギ

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【タムラソウ/田村草】キク科タムラソウ属

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【キバナカワラマツバ/黄花河原松葉】アカネ科ヤエムグラ属

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左【マルバハギ/丸葉萩】マメ科ハギ属
右・下【ツルフジバカマ】マメ科ソラマメ属 クサフジの小葉9~12対に対し、5~8対と少なく葉巾も広い
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【タマアジサイ/玉紫陽花】アジサイ科アジサイ属

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【タマゴタケ/卵茸】

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【ママコナ/飯子菜】ゴマノハグサ科ママコナ属 ミヤマママコナは花の内部の隆起が黄色で、苞に鋸歯がない。

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【ミヤマウズラ/深山鶉】ラン科 葉の模様を鶉に見立てた命名 (拡大した花についている黒いものは虫)  雲取山では見つけられずにいたので、ここで出会えて嬉しかった。 シカの餌にならずに生き延びていって欲しい。

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【イヌセンボンタケ?】

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【根元が露わになった巨樹】

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小御嶽神社からの眺め、富士スバルラインが登って行くのが見えた

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【ヤブマメ】マメ科ヤブマメ属

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【キヌタソウ】アカネ科ヤエムグラ属

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【センニンソウ】キンポウゲ科センニンソウ属 センニンソウ属=クレマチス属の基本種 日本はクレマチス属の原種の宝庫

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【ボタンヅル】キンポウゲ科センニンソウ属 センニンソウと良く似ているが、花はやや小さく、葉の形が全く違う。 もっとよく似たコボタンヅルなどとの見分け方については別記の予定。

 天上山公園カチカチ山ロープウェイは、昔話に題をとり創作した太宰治版の「かちかち山」の舞台になっていることから名づけられているのだそうだが、ウサギとタヌキのキャラクターの看板やらハート形の鐘やら、太宰が最も嫌いそうな何とも俗っぽい施設が造られており、通り過ぎるだけでも気恥ずかしい。 それでも観光客は名前に釣られてか訪れるようで、外国人の方々も多くて、日本人としてもその趣味の悪さに身が縮む思いがする。 見晴らしはご覧のように素晴らしいので、もう少し落ち着いた風情の施設になってくれることを願うばかり。

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【ロープウェイ駅から河口湖を望む】


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花の百名山・三ツ峠山ハイク(2) 

 三ツ峠ハイク中篇(2)です。 

 北斎と娘のお栄の足跡を辿る番組で、北斎の「赤富士・凱風快晴」が三ツ峠から見た富士山の姿であることを、「三ツ峠山荘」のご主人が語ってらっしゃいました。

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 「三ツ峠山荘」のテラス・ベンチ前で5月の下見時に撮ったものですが、遮るものなく聳える富士山の裾野の広がりを見ると、確かに場所から「赤富士」を描いたのだ、かつて北斎も同じ場所まで登って来ていたのかと、「画狂人」の一念の強さに感動します。

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【サラシナショウマ/晒菜升麻】キンポウゲ科サラシナショウマ属
【ノハラアザミ/野原薊】キク科アザミ属
 山頂に近づくにつれ、ダイナミックなお花畑の気配が出てきました。 (以前の姿を知る人からすると、寂しい限りとのことですが、それでもまだまだ数多くの花々に会うことができます。)

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【ハナイカリ】リンドウ科ハナイカリ属

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【タチコゴメグサ/立小米草】ゴマノハグサ科コゴメグサ属

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左【クサボケ・果実】バラ科ボケ属 別名:シドミ、地梨 生薬名:和木瓜(わぼっか)
右【ウスユキソウ】キク科ウスユキソウ属

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【ホソバノヤマハハコ】キク科ヤマハハコ属 雌雄異株
 上:雌株(雌花) 下:雄株(雄花)
 ヤマハハコと思いましたが、葉の表にも銀色の毛が生えていて葉の幅も細いことからホソバノヤマハハコではないかと思いましたが、どうでしょう。 後で葉が短く幅がもっと広い個体もあり、同じものなのか迷っています。

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【オヤマボクチ/雄山火口】キク科ヤマボクチ属

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【イヌゴマ/犬胡麻】シソ科イヌゴマ属

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【マツムシソウ】マツムシソウ科マツムシソウ属

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左【オオマツヨイグサ】アカバナ科マツヨイグサ属 太宰治の「富士には月見草がよく似合う」の言葉にある月見草(ツキミグサ)はこのオオマツヨイグサではないかとされている。 本来のツキミソウは江戸時代に渡来した白い花で、開花は日暮〜未明の月明かりの下でしか見られず、富士山を背景にしてに見ることは難しい。 
右【?】キク科

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【?】セリ科

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【?】セリ科

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【ウメバチソウ/梅鉢草】ニシキギ科(前ユキノシタ科)ウメバチソウ属

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【コウゾリナ/剃刀菜、髪剃菜】キク科コウゾリナ属 茎葉に手が切れそうな固いザラツキ

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【フジアザミ】キク科アザミ属 富士山周辺に多い 草丈1mにもなる大型のアザミ 総苞片や葉に鋭いトゲ

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【タムラソウ】キク科タムラソウ属 アザミに似ているがトゲがない

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【ホツツジ】ツツジ科ホツツジ属 ミヤマホツツジの雌しべはくるりと巻いて上を向く

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【シロバナフウリンツツジの果実】ツツジ科ドウダンツツジ属 サラサドウダンの純白花

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【崩れた登山道に浮島のように残ったお花畑】

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【三ツ峠山の碑】

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【イワキンバイ/岩金梅】バラ科キジムシロ属 ミヤマキンバイと迷ったが、茎にも葉をつけていることから同定

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【ズミ/酢実?】バラ科リンゴ属 不分裂葉と分裂葉が混在する 

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左【メタカラコウ/雌宝香】キク科メタカラコウ属 舌状花が1〜3コしかない
右【トリカブト/鳥兜】キンポウゲカトリカブト属 生薬名:附子(ぶし、ぶす)

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左【オトコヨモギ/男蓬】キク科ヨモギ属
右【ノリウツギ/糊空木】アジサイ科アジサイ属

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【サンショウバラ/山椒茨】バラ科バラ属

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【ワレモコウ/吾亦紅】バラ科ワレモコウ属

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【ツリガネニンジン/釣鐘人参】キキョウ科ツリガネニンジン属

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【ソバナ/岨菜】キキョウ科ツリガネニンジン属

P9056766 (207x310).jpgP9056767 (207x310).jpg【ウツボグサ/靫草】シソ科ウツボグサ属

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【テンナンショウ/天南星の仲間の群落・果実】サトイモ科テンナンショウ属

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【轟音響かせ何度も旋回する自衛隊ヘリ】

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左【コウリンカ/紅輪花】キク科キオン属 オレンジ色の細い舌状花は、最初水平、のち下垂する
右【シラヤマギク/白山菊】キク科シオン属 下部の葉はハート形で翼付の長い葉柄、上部へ行くほど小さい葉

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【龍の顔の浮かぶ倒木】

その(3)へ続く・・・


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花の百名山・三ツ峠山ハイク(1)

 「三ツ峠(山)」は、開運山(1,785m)、御巣鷹山(1,775m)、木無山(1,732m)の3つの頂上の総称。 流石に「花の百名山」の一つ、写真に残しただけでもざっと100種類、とても全部は掲載できませんが、代表的な花々をご紹介します。

<2017-09-05 撮影>
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【テンニンソウ/天人草】

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【ツリフネソウ/釣舟草】     【ハナタデ/花蓼】

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【クサボタン/草牡丹】

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【イタドリ/虎杖】

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【ユウガギク/柚香菊】

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【ヤマムグラ/山葎】       【イヌトウバナ/犬塔花】

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【ホソエノアザミ?/細柄の薊】  【オオバアサガラ/大葉麻殻】

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【タニソバ/谷蕎麦】         【バライチゴ/茨苺】

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【ツノハシバミ/角榛】         【カジカエデ/梶楓】

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【キブシ/木五倍子】          【アブラチャン/油瀝青】

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【ノリウツギ/糊空木】  【ツルニンジン/蔓人参】別名:ジイソブ

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【コウシンヤマハッカ/甲信山薄荷】

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【アサノハカエデ/麻葉楓】

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【ハンカイシオガマ/樊かい塩竈】

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【トモエシオガマ/巴塩竈】

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【ソバナ/岨菜】花、草姿、果実    【メタカラコウ/雌宝香】

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【オクモミジハグマ/奥紅葉白熊】

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【オクモミジハグマの葉】    【?】セリ科? ウコギ科?

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【テンナンショウの仲間】果実       【クロイチゴ/黒苺】

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【トウゴクミツバツツジ/東国三葉躑躅】【クジャクシダ/孔雀羊歯】

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【タカオヒゴタイ/高尾平子帯】

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【カイフウロ/甲斐風露】

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【コウモリソウ/蝙蝠草】       【キバナアキギリ/黄花秋桐】

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【ミヤマシャジン?/深山沙参】 ソバナより一回り大きくふっくらした花

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【キヌタソウ/砧草】

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【ミヤマタニタデ/深山谷蓼】      【タニタデ/谷蓼】

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【ノハラアザミ/野原薊】        【ヤマホタルブクロ/山蛍袋】

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【ハナイカリ/花碇】

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【シモツケソウ/下野草】草本 モミジ型の葉

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【シモツケ/下野】木本 ユキヤナギ似の葉

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【タムラソウ/田村草】

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【レンゲショウマ/蓮華升麻】

沢山ありすぎて、画像から選んで名前を付けるだけでも朦朧として来ました・・・間違っていたり抜けていたりするかもしれませんが、今日はここまで〜💤 (つづく)


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2017年09月04日

秋のアザミ3種(高尾山域)


 高尾山域に秋に咲く3種の代表的なアザミの比較です。 秋のこの山域では、殆どこの3種しか見られないのですが、以下の事を踏まえていても、同定にちょっと迷うこともあります。 

 雨が降ればアズマヤマアザミの総苞片の粘りや、トネアザミ(高尾ではタイアザミと呼ぶ人が多い)の総苞片の痛みが感じられなくなり、花の重みでノハラアザミが俯いていたりもします。 タイアザミが上向きで咲いていることもあります。 

 ノハラアザミの根生葉が下草の陰で見えないこともあります。 総苞片の反り返りも全くないとは言えないような微妙な感じの個体もあります。

 やはり沢山の実物を見て、慣れ親しむしかないようです。

アズマヤマアザミ
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【アズマヤマアザミ/東山薊】キク科アザミ属
 ・花期 9〜11月
 ・頭花が茎に接してびっしりと多数つける
 ・頭花は横向き〜斜め下向きにつける
 ・花色はややくすんだうすピンク(フジバカマのような色)
 ・総苞片に蜘蛛毛 やや粘着
 ・総苞片のトゲは短く、殆ど反り返らない。


タイアザミ または トネアザミ
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【タイアザミ/大薊・痛薊】【トネアザミ/利根薊】キク科アザミ属
 ・花期 9〜11月(ナンブアザミは8〜10月)
 ・ナンブアザミ(中部以北の多雪地に普通分布)の変種
 ・関東地方の山地に極普通分布、中部・近畿にも分布
 ・頭花を横向き・斜め下向きにつける。
  (ナンブアザミも同じ)
 ・葉・総苞片のトゲが、太く・長く・先が尖っていて痛い
  (ナンブアザミに比して)
 ・葉は羽状に深く切れ込むものが多い。
  (ナンブアザミはあまり切れ込まないものが多い)


ノハラアザミ
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【ノハラアザミ/野原薊】キク科アザミ属
 ・花期 8〜10月
 ・中部以北に分布
 ・人家の近く〜林縁まで広く分布
 ・開花時にも根生葉(長さ30pにもなり、主脈に赤みがあるものが多い)
 ・頭花は上向きに2〜3個つく
 ・総苞片は鐘形でクモ毛がある


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする