2024年01月19日
多摩丘陵 小野路(3)
早くも菜の花(縮緬白菜系)がここだけ満開
小野神社
天禄年間(972年)頃、小野篁(おののたかむら)の七代子孫、小野孝泰が武蔵国司として赴任し、小野篁をご祭神として御靈を祀ったことに由来すると伝わります。山内上杉家と扇谷上杉家の合戦の際、こちらの梵鐘が持ち去られ、逗子市沼間海宝院に現存しているそうです。
そうなると、この小野氏が小野路の地名の由来かと思ったのですが、余りにも古い故、地名の小野牧説、領主となった小野氏説、あるいは小野郷(現在の府中市付近)への通り道だった説など諸説あるそうです。
因みに、小野小町は、小野篁(百人一首では参議篁)の孫とも娘とも言われています。
小野路宿里山交流館
画像・公式HPより
現在改装中?で幕が張られていましたが利用は可能。うどん、お赤飯、お饅頭、コロッケなどの飲食も出来、野菜や手作り品などのお土産も買えます。山桜は、サツマイモを買い求め焼芋にしました(^^)ねっとり系で美味しかったです♪
切り干し大根の干し始めと時間が経ったもの
桂剥き?にして干されていた大根 穴から出てきた可愛いワンコ
再び茂みの探検道へ踏み込む 倒木越えもなんのその
鎌倉古道(上の道)
強者共が「いざ、鎌倉!」と駆け抜けていった道でしょうか。
「関屋の切通」布田道
「布田道」解説版
近藤家の養子となり天然理心流の4代目宗家を継いだ近藤勇(後の新選組局長)が小野路の小島家道場に出稽古に通った道とのこと。近藤勇が通えない時は、土方歳三や沖田総司、山南敬介など後の新選組を支えた面々が代稽古としてしばしば訪れたという。新選組マニアにはたまりませんね。
布田道
ワタの果実
ワタの果実の中からあふれ出る綿
伐倒木を土留にしている道
まだまだ探検したい道が沢山潜んでいそうで再訪が楽しみです♪
(おわり)
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2024年01月18日
多摩丘陵 小野路(2)
竹藪
探検隊長曰く、「竹林と竹藪の違いは、手入れがされているか、ほったらかしか」。こちらのように、筍も採らず生えるがままにされているのは竹藪ですね。
竹藪に囲われた山桜
根回りも枝周りも囲まれてしまい瀕死の山桜・・・苦しそう、助けてあげたい(;;)
開けた萬松寺谷(ばんしょうじやと)の下手の元田んぼ
狭山丘陵では普通「谷戸」と書きますが、ここでは「谷」で「やと」と読むそうです。
因みに「谷戸」とは、丘陵のような小高い起伏地からの湧き水や雨水が削って出来た谷から広がる、小さく細めの扇状地的な場所のことです。そこを利用した田畑の農業地やその周辺に出来た「里山」全体を指すこともあります。「やと」又は「やつ」とも。そう言えば、昔、谷津遊園という遊園地があったけれど、あそこも谷戸だったのかな? 鎌倉の扇ヶ谷(おうぎがやつ)も有名ですね。
谷戸の上手に残る田んぼ
ここだけ小面積の耕作がされているのは、神仏へ奉納するお米か?
ヨシ(アシ)やガマが茂る
ガマの穂がほぐれて舞っていきます。
更に下手の池と地形を生かした棚田、谷戸田
初夏には、今や希少種のミズオオバコなどが咲くとのこと。
オオフサモ?(特定指定外来種)
六地蔵
六面柱の六地蔵塔
七地蔵?
こちらは数えるとなぜか七地蔵。いや、上の六面塔の右、木の根元にもう一体見えるので八地蔵? 仏像の持ち物などを精査すれば地蔵菩薩以外も混じっているのかもしれませんが、そんな時間はなく・・・
墓碑・石塔群
頭が丸い墓碑(無縫塔又は卵塔)は禅宗のお坊さんのお墓。その隣の三つは位牌型のお墓。この上手に臨済宗建長寺派の小野山萬松寺という古刹があります。機会があればそちらも参拝したい。
正体不明の石像
上部に三つ並んだ文様が「源氏香」にも似て見えましたが、帰宅して良く見たら、3本ですし上に突起も・・・違うようですね。どちらかと言えば、「式神」っぽい? いや、注連縄から垂れる四手かも? 小野小町がらみかなとも期待したのですが・・・。引き続き調べてみます。
探検隊長は剪定鋏を手に、いざ、野郎共、探検コースに突入ぞ!
笹藪を掻い潜って抜けると、なにやら獣臭が・・・囲いの中には何が居る?
なんと、珍しくも羊さんでした!
また別の強烈は臭いの正体は、牛さん!
いやいや、それぞれに違う臭気が放たれるこの一帯、嗅覚が敏感な私にはキツい・・・
ロウバイ
ロウバイの芳香は、花に鼻を密着させないと感知出来ない有様。羊と牛と蝋梅のミックスしたニオイは・・・う〜ん、余り思い出したくない。しかし、人間の感覚の中で、嗅覚により甦る記憶が一番鮮明だとか・・・。きっといつまでも忘れられない記憶として脳裏に刻まれたことでしょう。
(つづく)
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2024年01月17日
多摩丘陵 小野路(1)
2024.01.17
多摩丘陵、町田市の「小野路」は、室町時代の文献にも地名が記されている程の古い歴史を持ち、現在も都内有数の「里山」地域が残る魅力的な土地。探検隊長のご案内で、さて何に出会えるのか、楽しみ楽しみ。
小野路の一里塚 解説
*「助郷」とは、江戸時代、宿場常備の人馬が不足する場合、幕府・諸藩によって人馬の提供を命じられた付近の郷村のこと。また、その夫役を指す。初めは臨時的なものであったが次第に恒常化し、農村疲弊の大きな原因となった。
小野路(現在)
小野路(幕末)
天保年間に製作された絵図によると、小野路宿では、小田原道、神奈川道、布田道、府中道、八王子道の5つの道が交わっていたとされます。
おおやまみち/至厚木 道標
拡大して読めたのは「おおやまみち/至厚木」ということなので、先掲の看板や地図にもあった「大山詣」の道標ですね。新しく作った物でしょう。
ホラシノブ 紅葉 葉裏のソーラス
常緑性シダのホラシノブは鮮やかに紅葉して綺麗。葉裏のソーラス(胞子嚢群)は裂片の先につきます。名前の通り少し薄暗い「洞」内のような場所に生えることが多いようです。こちらでは湿り気のある土手に生えていました。
道祖神
小野路は柚子だらけ
道端にも道中にもそこら中にボタボタ大量に落ちていて、車にひかれた柚子の香りに包まれ歩く快感。エア柚子湯?
タマノカンアオイ?
花が無くて決めてに欠けますが、葉の特徴(葉脈が凹みやや艶あり)からタマノカンアオイかと。少しランヨウアオイ気味?
林の中をくりぬいたような道
小野路城址 解説板
土塁や空濠などの遺構が見られ、小町井戸、滝壺と呼ばれる湧水もあり、中世山城の面影を伝えています。
小町井戸 解説板
小野路の名に残る「小野氏」については、小野神社で後述します。
小町井戸
お城に水源は大切。降雨量の少ない今の時期でも涸れずに湧いていました。
ハナミョウガ/花茗荷 ショウガ科ハナミョウガ属
帰宅後調べても保護すべき植物として特に記載されていなかったので、持ち込まれた栽培種かもしれませんが、関東以西の暖地の林内に生えるもので、東京都ではなかなか見られない植物です。自生種であれば尚のこと貴重です。荒らすことなく美しい花や実を観察しましょう。
(参考)ハナミョウガの実 千葉 南房総 2022.12.25
小野路城・本丸(主郭)跡に建つお社
小山田城の副城として築かれた小野路城は別名「結道(ゆいどう)城」。結道とは、由井道の意味で「由井へ繋がる」から来ているとされています。鎌倉古道沿いで交通の要衝だったのでしょう。
(つづく)
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2024年01月06日
’24年1月 高尾山 日影沢コース
2024年1月6日(土)
新年最初の高尾山グリーンクリーン作戦は、ず〜っと日陰の寒い寒い日影沢コース。予報ではお昼頃には3月の陽気で13℃まで上がると聞いていたので薄着の方も多く震えました〜
ヤブコウジ クロモジ 冬芽
ミヤマフユイチゴ ジャノヒゲ
コクサギ(ミカン科コクサギ属) マツカゼソウ (ミカン科マツカゼソウ属)
コクサギとマツカゼソウの果実は、大きさの差はあれど、4つの室に分かれた形がよく似ています。木本と草本ではありますが、共にミカン科の異端児?同志、こんな所が似ているのが面白いですね。
(写真はスタッフのI氏撮影資料からトリミング)
もみじ台からの富士山1
もみじ台からの富士山2
サルトリイバラ
サルトリイバラの赤い実の中の種子 ヤクシソウ
ノササゲ
綺麗な紫色の鞘は、枯れた風景の中で目を惹きます。
ツルグミ 花 ナラガシワ
萼筒が細長いのでツルグミとしましたが、葉裏の色を見ておらず・・・葉裏が赤茶ならツルグミ、葉縁が波打ち銀白ならナワシログミ、その二つの雑種の裏銀ツルグミ(マルバツルグミ)もあるのでややこしいです。
ナラガシワは、カシノナガキクイムシにやられて伐採されましたが、ひこばえが沢山出てカシワのように枯葉が枝に残っており、復活を期待しています。
アジサイ
ここのアジサイだけ黄葉した葉が残り、花にも薄い青色が残っていて絶妙な色合い。
ボダイジュの枝にびっしりと付いていた小さな繭?
サムライコバチ系の成虫が出た後の繭に見えるが、果たして何か??
薬王院
元日から災難続きの今年の幕開け、どうか平穏な世を・・・と、祈って来ました。
四天王門
杉苗奉納者の新しい札 新旧貼り替え準備中
ミヤマシキミ コボタンヅル
ヤドリギ
すっかり落葉した欅の高い梢に沢山の宿り木が姿を現わしていました。
サイカチとヘクソカズラを詠んだ和歌(万葉集)
これは、FITに入会後、直ぐにグリーンクリーン作戦のスタッフに応募、今までサポートとして修行?を重ね、今回班長デビューを飾ったN嬢が、いろいろ工夫して準備した資料の一部です。参加者からも、身につまされて一番印象に残ったとの感想がありました。和歌を採用とは、お正月らしくて流石、拍手!
さうけふに はいおほとれる くそかずら
たゆることなく 宮仕えせむ
(元の万葉仮名表記)
菎莢爾 延於保登礼流 糞(屎)葛 絶事無 宮将為
さうけふ(p莢・ソウキュウ)は、サイカチ説とジャケツイバラ説があるそうですが、どちらも鋭いトゲがあります。
サイカチの古名カワラフジが=藤原一族・宮廷を連想させますね。
一方、ジャケツイバラの蛇のように絡みついて高くのびあがっていく様も、正に藤原氏絡みの権力争いを連想・・・何だか大河ドラマ「光る君へ」のドロドロ場面も思い浮かびます。
そして、万葉の時代から「糞葛」と呼ばれていたとは・・・今も昔のあの臭いに変わりなしなんですねぇ 折角の雅な雰囲気を最後に臭くしてごめんなさい(。。;)
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2023年12月17日
官ノ倉山 ヘリ救助隊
本番1週間前の下見に、埼玉県小川町の石尊山・官ノ倉山周辺へ行った時のこと、石尊山へ登る手前から、ヘリコプターの爆音が近くに聞こえ、
「何かの取材?」
と、空を仰ぐと真っ赤な消防のヘリ。
「救急ヘリ?」
「どこかに要救助者が待ってる?」
不穏な気持になりつつも石尊山に登り、目の前に広がる素晴らしい景色に見とれ、また、山座同定に夢中になっていましたが、その間もヘリのプロペラ音は遠ざかりません。
「なかなか、みつからないのかなぁ・・・大丈夫かなぁ」
気になって、これから向かう官ノ倉山の方をふと見ると、いつもは殆ど人のいない山頂に立ち並ぶ大勢の人!!
「うわ、団体さん? 誰か滑落した?」
「んんんっ、いや、ヘルメット被ってない?」
ちょっと様子がおかしいと首を傾げていたら、さっきのヘリが官ノ倉山の上でホバリングし始めました!
石尊山山頂標の左にヘリコプターが見えます。
次第にヘリが降下して官ノ倉山山頂に近づくと、山頂の木々がワサワサっと揺らぎ出し、
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
全画面表示をクリック、大きくしてみると、木が揺れているのが分かります。
「あああ〜っ、吊り上げてる!」
気づいたスタッフの声に驚き見上げると、何か大きなボードのような物に掴まっている?人がスルスルとヘリに引き込まれて行くところでした。
よく見ると、回らないようにする為か、下へもロープが繋がっているようでした。
こちらを見ると、要救助者が救助用具に載せられていて、救助隊の方がサポートされている?
今、官ノ倉山に向かって救助の妨げになってはいけないし、強風で近づくのも危険なので暫く石尊山で待機していましたが、このままでは下見が遂行できないので、先ずは様子を見に近づいてみることに。
恐る恐る最初に出会った救助隊の方に声を掛けると、「救助訓練」とのことで、一先ず安堵。誰も怪我などしていなくて本当に良かったです。
不謹慎ながら、今日のニュースで放送されたら、見た人が恐くなってキャンセルが出るかも・・・などと不安もチラりと頭を過ぎりました。
「登山者3名、向かいます」と連絡が飛ぶ中、未だ少しドキドキしながら進みました。
ありがとうございます。救助訓練、お疲れさまです。
この方々が石尊山から見えたヘルメット姿の大勢ですね。点検ふりかえりもテキパキと素早く撤収されていきました。
何事もなかったように鎮まり平穏が戻った山頂で、反対側から上ってこられた方々も一緒にランチタイム。
先程、官ノ倉山山頂を見守っていた石尊山の山頂が見えました。
日々、訓練をして下さっている皆さんに感謝しつつ、決してお世話になることのないよう、安全に充分気をつけての登山を心がけたいです。
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2023年11月28日
紅葉の御岳山
私がラインで送る山や山野草の写真を見ていた母が、
「頑張って歩くから、山へ連れて行って!」
と言うので、例によって「今日が一番若い日」とばかり、母の誕生日のお祝いに二人連れ立って一泊で御岳山へやって来ました。
今年は紅葉が遅れていましたが、天気に恵まれ冷え込んだお蔭で良い具合に色づきました〜♪
ケーブル御岳山駅前広場よりの風景
黄葉の下で休憩 ホトトギス
ケーブル駅を出た所の鳥居下から拝む奥ノ院
色づく木々と山々
日差しにイロハモミジの紅葉が透けて
珍しく開いていた「古狸山」さん
何年も何度も前を通ってきましたが、なかなか開店時にめぐり逢えなかったのです。
味のある看板も初めてゆっくり眺めました。
今日泊まるお宿の傍に聳え立つ「神代欅」
西日を受けたシルエットが覆い被さるようで圧倒されました。
(つづく)
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2023年11月17日
那須 鹿の湯へ
2023.10.04
三斗小屋温泉神社
神殿には精緻な彫刻が施されており、日光東照宮の造営にも携わった彫刻師が湯治に訪れた際に奉納したとの伝えがあるそう。前日の到着時に参拝すれば良いものを、翌朝でも良いかと思ったら朝から雨・・・今回は機会を逸してしまい残念至極。次回は必ず!
狛犬さんたち
石碑 常夜灯
煙草屋旅館の細い通路
出発 小雨が降ったり日差しが出たり
オオカメノキの紅葉
今日登る筈だった朝日岳は靄の中・・・
連なる岩・・・昨日の青空は何処へ?
峰の茶屋跡避難小屋の中で、雨降りで寒いし登頂は断念。外へ出た他の人々は、登頂?下山?
(画像ぼかしています)
ヨツバヒヨドリ ミヤマアキノキリンソウ?
小雨模様の中でも花を見つけながら下山
麓の「鹿の湯」で暖まることに・・・
趣のある看板
那須 鹿の湯 公式HP
↑ 鹿の湯について詳しく知りたい方はこちらをクリック!
浴槽は、41、42、43、44、46、48℃(女湯には48℃がない)の6種類の浴槽があり、好みの湯温を選んで入浴します。44℃までは気持ちよく入れましたが、流石に46℃は2秒と入れませんでした(><;)
上2葉の写真は、鹿の湯公式HPより 改修まもない写真のようです。今は床の木もしっかり年期が入っていました。
「熱々」になった後は、渡り廊下の腰掛けでほとぼりが冷めるまで休めます。
温泉神社への階段と鳥居
こちらも階段下から手を合せただけで参拝出来ず残念・・・。晴れを呼び寄せられなかったのもこの為かもしれません。
扁額はなんと、DAIGOのおじいさまの竹下登元総理の端正な書でした。流石に歴代総理の書は殆ど見事ですよね。まぁ、KさんとかNさんとか例外もありますが・・・。
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2023年10月26日
高尾山 曙の星、咲く
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今年の9月3日、見慣れない草姿を目にし、
「おまん、誰じゃ!?」
状態となり、その後何度が観に行き、
2023.09.12
↑ この小さな花?らしきもの、を見ても未だ分からず、後に観察会に同行して下さったY先生に、名前を教えて頂きビックリ!
それは、今年、8月末の尾瀬で一生分かと思うほど沢山の花を観た、「アケボノソウ!」だったのです。
尾瀬では、木道の上からでしたので草丈の実感がなく、過去に見たアケボノソウは膝丈ほどの高さしかなかったので、目の高さほどもある大きな草丈の植物
2023.09.12(腕を伸ばして上方から撮影)
↑ これがまさかアケボノソウとは思いつきませんでした。
知ってから観れば、小さな緑色の花?に見えた部分は萼で、その真ん中の小さく膨らんでいたのが蕾だったと分かります。並行脈が目立つ対生の葉も、リンドウ科の特徴ですよね・・・これで分からなかったとは、まだまだとても修行が足りません。
さぁ、自分的には「発見!」した植物がアケボノソウと分かってからは、「なんとしても開花を観なければ!」と、機会を作っては足繁く通ったのですが・・・雨不足で高温が続いた為か、この小さな蕾は一向に大きくならず、ガッカリの連続でした。
少し不便な場所ですので、そう何度も足を運ぶ訳にもいかず、高尾山のガイドをされていて高尾山を私より良く歩かれている方々に、開花情報がありましたら教えて下さいとお願いしておいたところ、
「10月20日に開花!」
との情報を頂き、居ても立ってもおられず、自分が幹事の観察会の行き先をこちらにドタ変更して観に行ってしまいました〜💦
前置き長くてすみません(。。;) 待ちに待ったアケボノソウの花をご覧ください
アケボノソウ(曙草)リンドウ科センブリ属 2023.10.26
あの萼の真ん中の小さなポチが花弁として膨らんで開くまで、なんと一ヶ月半も掛かりました。
「おまん、誰じゃ〜?」の後、名前を書かないままでしたので、取り急ぎのお知らせでした。(と言いつつ既に日にちが・・・)
アケボノソウについては、また改めて書きますね〜
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2023年10月21日
苗場赤湯(4)
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温泉へ渡る橋の向こう側にキャンプ場があります。ここでテント泊して温泉に入ることも出来るようです。調べていませんが、勿論、幕営料は必要だと思います。
苗場赤湯のキャンプ場 ミズナラ
帰りはあの急斜面を登る
ハイイヌツゲ トチの実
ハウチワカエデ・ヤマブドウ カメバヒキオコシ
見返りの松到着 黄葉の中
?アザミ オヤマボクチ
ヤマブドウ
紅葉
シシガシラ(シダ) サルナシを食べた跡?糞?
ミネカエデ
紅葉 黄葉
紅葉
ヒトツバカエデ ミネカエデ
棒沢橋
棒沢橋から
シロヨメナ エゾアジサイ
クロバナヒキオコシ
ミゾソバ? ミヤマアキノキリンソウ
ヨツバヒヨドリ イタドリ
ツタウルシ
清津川
小日橋から
越後湯沢で天ぷらとへぎ蕎麦で舌鼓
へぎ蕎麦は布海苔をつなぎにしているので、つるりとした喉越し。「へぎ(片木)」と呼ばれる、剥ぎ板で作った四角い器に載せて供されます。頂いたのは、越後湯沢駅内にお店を出している「越後十日町の小嶋屋」さん。
実は、最初、駅の外の有名店へ向かったのですが定休日。もう一軒は、そのしわ寄せで混んでいたせいもあるのか、お店の方の対応が・・・。最後の頼み、やはり老舗の味「小嶋屋さん」は、心和むおもてなし、お蕎麦も天ぷらも間違い無し、特に舞茸の天ぷらの香り最高でした! 佳いお酒も肴も揃っていて、少し飲みたかったかな・・(^^;)
(おわり)
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2023年10月20日
苗場赤湯(3)
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2023.10.19
1日目は、3班とも同じ行動でしたが、2日目は、それぞれ別行動です。
先ずは先発隊が未だ暗い内から支度を始めました。
薬師如来宝前の奉納幕 朝食の準備
おむすび配給 暗がりの中、しっかり準備を整え
先発隊集合 先発隊出発
見送りのダイモンジソウ 2番隊出発
山口館に飾られた若き日の天皇陛下のお写真
強者共の夢の後・・・ 素敵な笑顔のお見送り
初参加のMさんが、宿の方に部屋の始末方法を伺い、大活躍で布団を片付けて下さいました。
苗場赤湯 山口館前からの紅葉
3番隊(温泉往復組)も橋を渡って出発!
苗場赤湯のキャンプ場 ミズナラ
帰りはあの急斜面を登る
ハイイヌツゲ トチの実
ハウチワカエデ・ヤマブドウ カメバヒキオコシ
見返りの松到着 黄葉の中
?アザミ オヤマボクチ
ヤマブドウ
紅葉
シシガシラ(シダ) サルナシを食べた跡?糞?
ミネカエデ
紅葉 黄葉
紅葉
(つづく)
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2023年10月19日
苗場赤湯(2)
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2023.10.18
コハウチワカエデ マンサクメイガフシ
右の写真:葉がどう見てもマンサクなのに「実?」の形が違うので、虫コブ?と目星をつけて調べると、やはり「マンサクメイガフシ Witch Hazel Gall 」という虫コブでした。マンサクメイガフシアブラムシ Witch Hazel Gall Aphidがマンサクの芽に入り込んで作る虫コブです。
Witch Hazel =Hamamelis(マンサク) Gall(虫コブ、虫えい) Aphid(アブラムシ、アリマキ)
見返りの松 道標 ルイヨウショウマの果柄
見返りの松を探しましたがみつかりませんでした。何処に・・・?
右の写真:葉がルイヨウショウマに似ていたものの、この奇妙な赤い花柄/果柄に見覚えがなく迷っていましたが、やはり実の落ちた後の果柄と分かりました。次回は、実が着いている状態を見逃さないようにしたいです。
紅葉・黄葉
苗場赤湯へ 紅葉のトンネル
赤湯のある谷の底へ急斜面を下りていく
急斜面も、もう一息 やっと下りてきた〜
谷底の清津川の流れ
橋の上から ヤマウルシの紅葉
紅葉の峡谷風景
露天風呂・青湯
お薬師さまの祠 赤湯温泉の案内板
薬師の湯?
玉子の湯?
青湯、薬師の湯、玉子の湯・・・えっと赤湯温泉ですよね、赤湯は何処? 一番大きい露天風呂の玉子の湯?が赤っぽいから赤湯なのかしら。暗がりで入ったので、湯の名前もあやふやですみません(。。;)
赤湯温泉山口館が見えました! 赤湯温泉山口館玄関前の提灯
河原の三角石 ベンチでオカリナ
苗場赤湯 夕食
流石新潟、ご飯がとても美味しい! こちらの夕食はカレーが名物で、益々ご飯が進みます♪
女将さんによる ランプの取説 部屋に灯るランプ
写真はありませんが、漆黒の闇の中、ヘッドランプ頼りで入った三つの温泉! 特に脱衣所という場所もなく、恥ずかしさも何もかなぐり捨てて原始の姿に戻り、暗闇の中、みなさんとゆったり温泉に浸かり、ただただ満天の星空を眺めるという得がたい体験をしました。
(つづく)
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2023年10月18日
苗場赤湯(1)
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2023.10.18
今度は新潟の山道を歩かないと行けない温泉に行ってきました♨
越後湯沢駅、改札口すぐ外のお店からの湯気に漂う香りに負け、
もっちもちの柔らか笹団子を頂きます! あれ、祖母が作ってくれていた笹団子に比べると小さいなぁ、笹ばかり大きくて。それでも出来たてで、とっても美味しかったです。
笹団子にパワーを貰ってバスに乗り込み、登山口からいざ出発!
登山口の小日橋から 黄葉した山
ツタウルシ
カメバヒキオコシ シソ科
僅かに残った花一輪。紫色に染まった萼も美しい。
コハウチワカエデ?
ヤマブドウ
ヤマウルシ ミズナラ
清津川と紅葉・黄葉
ツルリンドウの果実
サルナシの果実 マルバノホロシの果実
サルナシは、2p程の小ささながら中はキーウィにそっくりで、勿論食べられます。キーウィは近縁種で、果実が4cmほどの大きさで赤褐色の微毛があるシマサルナシを改良したものではと言われています。(撮影協力S.Akiraさん)
紅葉の中を登る
モミジのトンネル
鮮やかな紅葉
紅葉の中を登る
ホツツジ 紅葉
少し先で名残の花も見られましたね。残念乍ら写真を撮っておらず、那須で撮った花を参考に載せて置きます。
ホツツジ 花 2023.10.03 那須
(つづく)
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2023年10月05日
那須 三斗小屋温泉
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山道を歩かなければ行けない温泉、三斗小屋温泉に到着です。
こちらは30年以上前に泊まった煙草屋旅館さん。山小屋的で露天風呂があります。
部屋や食事より何と言っても山の中で露天風呂!という方はこちらですね。
水床が青緑に染まっているのは、温泉好きの藻類(藍藻?)が住み着いているから?
その先、左手が、今回お世話になった
秘境の名泉・ランプの湯「大黒屋」さん
外観は、日本最古の現存する山岳温泉として古びていますが、中は手入れされており、とても綺麗です。
玄関を入ると囲炉裏。
その右手奥に大黒様が鎮座していらして手は合せたのですが、残念、撮影していませんでした。大黒様の微笑みは心の中に。
こちらで受付を済ませ、宿泊する新館へ案内されました。受付は若い男性でしたが、きちんとしたとても感じの良い方でした。案内してくれたのは、更に若い男性、初々しかったです。
新館には渡り廊下を通って行きます。廊下を横切る為に空けてある隙間に落ちないように、気を付けましょう。
(これは到着時ではなく、暗くなってから撮った写真)
お部屋からの景色が素敵でした。
ここは出窓になっていて、その手前に障子があり寒気は少し和らぎます。但し、3枚障子なので、広く外を見渡したい場合は1枚外さないとなりません。
夕食は、なんとお部屋へ運んで来て下さいます。大黒屋さんは山小屋ではなく温泉旅館でした!
温かで心の籠もった品々をありがたく頂きます。良いお出汁のお味噌汁、お代わりしたかった〜。お櫃で供されるご飯、とても美味しかったです。(甘露煮と塩漬の冷たいおかずにボソボソの山のご飯、今は昔・・・)
談話室
新館の玄関 再び渡り廊下を通って温泉へ
囲炉裏端を越え奥の温泉へ続く廊下を仄暗い灯りが照らす。
そのまた奥にどんな温泉が待っているのかと期待が膨らみます。
檜の大風呂
大黒屋さんには、「熱めの檜大風呂」と「ぬるめの岩風呂」の2つの内湯があります。柔らかで身体の芯まで暖まる良いお湯でした。
那須湯元の成分の強いお湯に対して、こちらは「仕上げの湯」なのだそうです。
男性、女性の入浴時間が表にして掲示されているので、宿に着いたら直ぐに確認しましょう。
泉質: 単純温泉(低張性中性高温泉)
大小どちらも源泉掛け流し無加温。
利用時間: 14:00〜21:00 / 翌朝6:00〜8:00
男女1時間ごとに交代
三斗小屋温泉 大黒屋 公式HP
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2023年10月04日
那須 姥ヶ平〜瓢箪池〜三斗小屋温泉へ
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姥ヶ平から振り返り見る茶臼岳
ツルリンドウの実 ヒカゲノカズラの胞子葉
色づき出したイワカガミ オオカメノキの紅葉
木道 ホツツジ
途中にある木道を辿った先には、有名なのに案内が少なく、どことなく秘密めいた・・・
ひょうたん池に映る逆さ茶臼!
紅葉が遅れていて、彩りは今ひとつでしたけれど、風がなく水面が美しい鏡面になっていてラッキー♪
逆さ・逆さ茶臼
余りにも鏡のように綺麗に映っていたので、イタズラして上の逆さ茶臼の写真をひっくり返して見ました。とても水面に映っているとは思えませんよね! 自分でも何だか、どちらが本物だったのかなと・・・妙な気持になってきました。
ただ、もっと上の方の本物の茶臼岳の写真と見比べてくだされば、山の形が左右逆の鏡映しになっているので、正体が分かりますね。「猫耳」が右手にあるのが本家です。
ひょうたん池手描きプレート ナナカマドの実
彩り鮮やかな手描きのプレートが素敵♪ ひょうたん池の畔からは、この池がヒョウタン型をしているかどうか分かりません。どこから見たら、そう見えるのでしょう。次はそれを見てみたいです。
ベニナギナタタケ
近年、ナラ枯れに伴い増えている猛毒カエンタケが、この食茸ベニナギナタタケと誤食されたことがありました。知っていれば間違えることはないと思うので、良く見ておいてください。カエンタケは触っただけでも炎症を起こすそうなので素手で触ってはいけませんが、感触はかなり固く、とても食べられるとは思えません。
三斗小屋温泉へ道標
ツメゴケの仲間
先輩に名前を教えて頂いたのに、メモがみつからない・・・調べねば!
(調べると、ウスツメゴケかイヌツメゴケに似ているようですが、私には同定出来ませんでした。)
ハウチワカエデ?の紅葉
沢の流れが温泉ぽくなってきたような・・・この橋を渡ればもうすぐ三斗小屋温泉です。
ヤマトリカブト 最後の道標
ヤマウルシ?の紅葉
(つづく)
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那須 茶臼岳〜姥ヶ平へ
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すみません(。。;)野活が続いてブログ更新出来ぬ日々・・・諦めず少しずつ記録を残していきます!
2023.10.03
茶臼岳山頂(1,915m)標 今日のお昼は牛めし弁当♪
茶臼岳から下界展望
茶臼岳から山側展望
下ってきた道を振り返る
那須岳三角点
ふりかえり見るラッコ岩
牛ヶ首へ下りる
草黄葉
姥ヶ平を見下ろす
固まった硫黄 シラネニンジン
鳳凰のような倒木
アカミノイヌツゲ ヒカゲノカズラ
(つづく)
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那須 牛ヶ首分岐〜茶臼岳
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牛ヶ首分岐辺りからの展望1
シラネニンジン花 葉
シラネニンジン 赤い果実 ウラジロタデ
ガンコウラン
聳える奇岩
三本鎗方面?
岩だらけの壁
立ち上る雲(気流が変わった?)
オヤマリンドウ
シラタマノキ
奇岩群
コミネカエデ? シラタマノキ
ラッコ岩(勝手に命名 by山桜)
峰の茶屋方面ふりかえり
朝日岳
見えて来た茶臼岳山頂
途中からの展望
続く奇岩群
山頂の那須岳神社
那須岳神社 お社 茶臼岳山頂(1,915m)
鳥居からの那須岳神社
山頂からの展望
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2023年10月03日
那須 峰の茶屋跡(避難小屋)へ
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2023.10.03
コース右手にはずっと青い空に映えて朝日岳が聳えています。
朝日岳
ヤマハハコ 雄株
とてもきれいなピカピカのヤマハハコ 白い花弁が重なって開いているように見える部分は総苞片で、アザミで言えば花の下の壺の様な形の周りの鱗状の部分(=総苞片)が、開いている状態。
朝日岳
茶臼岳
左手には茶臼岳。猫耳のような、魔王の角のような・・・可愛いのか恐ろしいのか? 私には可愛く見えました♪
朝日岳とカリヤスモドキ
最初はチガヤかと思ったのですが、近づいてよく観るとススキに似た小穂の着いた総が花序に数個着いた構造になっているのを先輩が教えて下さいました。つまり一本の塊に見えた花序は、ススキのように分かれた総が数本寄り集まっている状態でした。
流石、イネ科の先生、目の付け所が違います。イネ科がさっぱりの私、少しだけ目が開かれて勉強する気が湧いて・・・ガンバリマス!
眼下に広がる麓の遠望
立ち並ぶ奇岩
名前がついていても良さそうなほど立派な奇岩群ですが、特に名前は無さそうでした。
荒れた岩肌
今でも時折、硫黄を含んだ蒸気が噴出しているのが見えました。
朝日岳
ガンコウラン シラネニンジン?
イネ科も難しいけれど、セリ科も難物です(><;)
朝日岳
茶臼岳
ウラジロタデ(ウラジロイタドリ)
これはありがたいことに看板に名前が載っていたので分かりました。枯れていても葉が裏白なのが良く分かります。
シラネニンジン?
コメバツガザクラ
これも分からなくて、帰宅後に調べました。「米のような葉が3枚ほど輪生している」と図鑑にありましたので、多分正解かなと。
ツツジ科などの紅葉で染まり始めた岩肌
すみません、とても近寄れないので、ツツジ科としか・・・
一段と標高が上がる
ツツジ科の紅葉、カリヤスモドキ
光って揺れるカリヤスモドキ
この日の植物の主役は、もうカリヤスモドキ(この時は名前も分からずでしたが)! すごい存在感を放っていました。
赤い屋根の峰の茶屋跡避難小屋が見えて来ました〜♪
「赤い屋根」ってテンション上がりますよねっ(^^)
峰の茶屋跡避難小屋 牛守護大日尊の石碑
強風の通り道で有名な場所ですが、この日は穏やかでベンチでのんびり寛がれる人の姿が多数。
「牛守護大日尊」は昭和2年建立とあり、嘗て硫黄鉱山だった頃、硫黄を牛の背に載せて運んだことから、牛と人々と鉱山を守って下さるようにとの願いで建立されたものではないでしょうか。土台が傾いているようなので、余り近寄らない方が良さそうですが、安全を祈願して手を合せました。
峰の茶屋跡避難小屋前からの展望
三斗小屋温泉への道標
温泉で寛ぐ前に、今日は先ず茶臼岳に登ります!
この3日後、この近くで4名の方々が吹き付ける強風により低体温症となり亡くなられました。帰宅後に悲しいニュースが追いかけてきて、他人事とは思えず、背筋が凍る思いで茫然としておりました。同じ頃に同じ山域にいらした山の仲間のご冥福をお祈り申し上げます。合掌
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那須 峠の茶屋駐車場から出発
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2023.10.03
これ以上無い程の素晴らしい秋の青空広がる中、那須 峠の茶屋駐車場から茶臼岳へ、姥の平を経て三斗小屋温泉を目指しました。
ロープウエイ山麓駅辺りから仰ぐ朝日岳
なんていいお天気。神様仏様Kさま、ありがとう(^^)♪
ロープウエイは眺めるだけ、コツコツ登りますよ〜!
ロープウエイの先に見える茶臼岳
ナギナタコウジュ トネアザミ?
いい香りのナギナタコウジュ 総苞弁は反り返っていて、上向きにも咲くし根生葉もないのでトネアザミ?
ナギナタコウジュ
アキノキリンソウ
これだけ花序が長く花着きも良いのでミヤマではないアキノキリンソウでしょう。
ゴマナ
純白で清楚な咲き始めのゴマナ
ナナカマド
ハナタデ
いざ出発 登山指導センターで登山届
那須連山 トレイルマップ
こちらは満開に咲き揃ったゴマナ
花嫁さんのレースのヴェールのよう・・・
オヤマリンドウ 山の神の鳥居
山の神の狛犬さんたち
ナナカマドの飾り可愛いでしょ いや美味しくないんだって・・・
山の神の祠 山の神の石碑
倒壊予防?が張り巡らされていましたが、安全第一ですものね。無事の下山を手を合せてお祈りしました。
テンニンソウ
オオカメノキ(ムシカリ) ホツツジ
今年は例年より2週間ほど紅葉が遅いとのことでしたが、少しずつ紅葉が進んでいました。
ナナカマドと朝日岳
オヤマリンドウ
リンドウの仲間は日が差さないと咲かないけれど、オヤマリンドウの花はこんなに晴れていても開きません。風の強い厳しい環境で生きていく知恵なのでしょうか。風が強ければ虫たちも飛べませんものね。穏やかな日にだけそっと少しだけ開いて、虫たちを待つのかもしれません。
(つづく)
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2023年09月29日
「らんまん」の日々は続く
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ヤマザクラ 牧野植物図鑑より
「草花が待ちゆうき♪」
「おまん、誰じゃ?」
今日も、草花たちに会いに、
愛しい天の上の人と一緒に、
行って来ま〜す!
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2023年09月22日
モズの初高鳴き
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肌寒さに目覚めた朝、
♪キチチチチ、ジッジッ、キィ〜ジジキチキチキチキチ・・・
とても文字にするのは難しい複雑な鳴き方ですが、聞けば直ぐに分かる「モズの高鳴き」がやっと聞こえて来ました。
声はとても近いのに姿が見えなかったので、恐らく家の屋根のてっぺんのアンテナにとまって鳴いていたのでしょう。自分の縄張りを広く見渡せる高い所が好きなので、毎年お気に入りの場所です。
今年は遅いなぁと思ったのですが、ブログの過去の初高鳴きを聞いた記録を見るとそうでもなくて、拍子抜けでした。思い込みはいけません。やはり記録は大事ですね。
下のラベルの「モズ」をクリックして頂くと、過去の記録がご覧になれます。
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