2019年07月30日
お寺で頂いた大賀蓮咲く
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自分の眼では、その驚くべき成長ぶり吸水量の凄さに驚いていたのに、家にあるから何時でも撮れると思っていて、結局、写真を全く撮っていなかったことに今頃気が付きました。
最初に出てきた小さな浮葉の後から、ぐ〜んと力強く伸びあがる地上葉が出て、あっという間に生い茂り、もう小さな壺は何が何だか??という状態になってしまいました。 ちょっと油断しているとたちまち壺の中の水を吸い上げて土が見える程になってしまいます。
膝を傷めて庭仕事もままならず、しばらく放置していたら、なんと葉っぱの上に大きな蕾が!!
この時点で、蕾の高さは既に目の高さ位ありました。
その後、ぐんぐん伸びつつも、毎日見ていても一向に花開く気配がなく・・・ それが昨日、少し先が解れて来たようで期待をたかめていたところ・・・
やっと一週間後の今朝、 見事に花開いてくれました!
もう見上げるほどの高さになって、地上からは花の中をみることができません。
2階からやっと見ることが出来ました。
なんと清らかで美しい花でしょう・・・鎌倉とんぼさんとのご縁がなければ、蓮を育てよう等と思うことも無かったと思います。 成長を楽しみに見守っていてくださった、鎌倉とんぼさんにご覧にいれ、喜んで頂きたかったです・・・いえ、きっと天から目を細めて見て下さっていますね。 Kさんも父もきっと一緒でしょう。
「いや〜綺麗ですね! お見事です。」
そう、仰ってくださる声が聞こえて来るようです。 合掌
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2019年05月07日
天から頂いたカヤラン
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4月に高水山へ登る途中の沢沿いで、空から降って来た杉の枝付きのカヤラン。空中湿度が保てるようにコニファーの根元寄りに括り付けて置いたところ、GWに出掛ける前には、小さかった蕾も順調に膨らんで、花が見られそうと楽しみにしていたのですが、一週間後に帰宅してみると、花柄だけが枯れたようになって残っていました。 ちゃんと咲いて散ったのか、咲かずに枯れてしまったのか、確かめる術もなく残念です。
私が拾わなければ、いずれ枯れてしまう運命だったカヤラン、平地の夏の暑さと渇きを超えて来年も生きていてくれることを願うばかりです。
昨年、民家の池の上で見事に咲いていたカヤラン。 やはり空中湿度が大切のよう。
<2018-05-20>
ラベル:カヤラン
2019年05月03日
お寺で頂いた大賀蓮根のその後
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タネから育てている茶碗蓮の他に、「「花祭」甘茶と蓮根 」でお伝えした、ご住職に頂いた大賀蓮の根も植え付けました。
お寺の蓮鉢に浮いていた蓮根
茶碗蓮用に買ってあった荒木田土では足りなかったので、小粒赤玉土やらピートモスやら籾殻燻炭やら、蓮根の成長を邪魔しない用土を混ぜて練ったものを使ったのですが、なかなか水が澄んで来ず、また水を足すたびに濁ってしまうので、中の様子を見られないままでした。
このままではボウフラ避けのメダカも飼えそうにないので、不要になった銅小物を沈めてあります。(銅がボウフラの孵化を抑制するとのこと。 お墓の花入れに10円銅貨を入れている人もいて、結構古くから効果を期待されているようです。)
GW後半、ケロの所から家に戻って来て見ると、小さな葉が2枚開いていました。
<2019-05-03>
小さくて睡蓮の葉のようですが、睡蓮のようにV字型の切れ込みはありません。 葉の上で弾かれた水の玉が光りながらコロコロ転がって、今年の七夕にはこの水で墨を磨って願い事が書けそうと嬉しくなりました。
ハスを種から育てたい!(2)
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東京に戻っても後始末して、また山に出掛けたりで、書き残したいことは溜まる一方・・・どんどん季節的に古くなってしまい、いつもながらお蔵入り多数になりそうです。
さて、蓮の芽に再会すると、文字通り驚きの「展開」を見せていました。 先ずは「ハスを種から育てたい!(1)」の後の経過報告です。
<2019-04-16> <2019-04-18>
タネの中から芽の先が外へ グングン伸び上がって
小さな容器では可哀想なので、大きな容器に引っ越しました。
<2019-04-24>
折りたたまれていた先も真っ直ぐに伸びあがり、その根元に新しい芽が出て来ていました。
そして10日程見ないでいたら、ナント!
<2019-05-03>
まるで両手を広げるように、先の芽がぐ〜んと伸びる一方、2番目の芽も既に長く伸びたし、その真ん中に3番目の芽が、ツ〜ンと鳥の嘴のように突出し、驚きの展開をしていました!
<2019-05-03>
ちょうど気泡が目の位置にくっついていて、本当に何かの意志を持った生き物のように見えました。 益々この先の成長が楽しみです
2019年04月15日
ハスを種から育てたい!(1)
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先日は、思いがけず花祭りのお寺で蓮根を分けて頂きましたが、実は今年こそ「タネから蓮を育てたい!」と思い立ち、茶碗蓮(小さい鉢でも育てられる小型の蓮)のタネを入手していたのです。
「種まきはGW頃に気温が20℃以上になってから」と、説明書には書いてありましたが、どうせなら縁起の良い花祭りの日に始めたいと思い、早めの作業開始!
これが蓮のタネです。蓮のタネはとても固いので、そのまま播いても発芽しないとのことで・・・ こちらのポッチが出ている方ではなく、
<2019-04-08>
こちらのおへその窪みがある方を粗目の紙ヤスリ(100番)で、こすり始めました。ナントまぁ固いこと固いこと・・・持っている指の方が凹むほど必死でヤスリを掛けて、やっと固い殻の中の白い部分が出て来ました。 これを水に浸して明るく暖かいお日様の当たる部屋に置いておきました。
<2019-04-14>
7日後、気が付くと開けた穴の中から緑の芽が出て来ていました!
<2019-04-15>
更に翌日、芽が伸びて葉の部分まで見えて来ました。 芽が出てからの成長が早そうで、目が離せなくなりました。 この後どんな成長ぶりを見せてくれるのか毎日楽しみです♪
2017年10月01日
白い彼岸花
<2017-09-13 撮影>
白いヒガンバナ
ももりさんより「真っ黄色な彼岸花」とのコメントを頂き、白花彼岸花の写真を撮ってあったのを思い出し引っ張り出して来ました。
「真っ黄色な彼岸花」と思われるものは、この白花彼岸花を生み出した片方の親で、ショウキズイセン(流通名ショウキラン、但し、ラン科のショウキランは別種)といいます。
ももりさんへのお返事にも書きましたが、真っ赤な彼岸花と黄色の鍾馗水仙から白花彼岸花
赤 X 黄色 = 白
が生まれるところが遺伝子の組み合わせの妙ですね。
日本で咲いている彼岸花は3倍体で種が出来ませんので、中国に存在するという2倍体との掛け合わせでしょうか。
彼岸花といえば、篝火のように真っ赤な花ですが、こうして少し白い花が混じると却って赤の美しさ、長いしべの繊細さを引き立てるようです。
白いヒガンバナ
ももりさんより「真っ黄色な彼岸花」とのコメントを頂き、白花彼岸花の写真を撮ってあったのを思い出し引っ張り出して来ました。
「真っ黄色な彼岸花」と思われるものは、この白花彼岸花を生み出した片方の親で、ショウキズイセン(流通名ショウキラン、但し、ラン科のショウキランは別種)といいます。
ももりさんへのお返事にも書きましたが、真っ赤な彼岸花と黄色の鍾馗水仙から白花彼岸花
赤 X 黄色 = 白
が生まれるところが遺伝子の組み合わせの妙ですね。
日本で咲いている彼岸花は3倍体で種が出来ませんので、中国に存在するという2倍体との掛け合わせでしょうか。
彼岸花といえば、篝火のように真っ赤な花ですが、こうして少し白い花が混じると却って赤の美しさ、長いしべの繊細さを引き立てるようです。
2017年09月29日
苺ソフト・その後
13日の 「苺ソフト?」 が、開花したら・・・
つぼみの時は同じようでも、開くと一つ一つ形が違っていて星形だったり細い花弁に分かれていたり、どれが標準なのか分かりませんが、どちらかというと蕾の方が魅力的だったかなぁ 余りごちゃごちゃした花、八重咲き系も好みでないので、変わってますねェとしか言いようがない感じでした。
そして蕾と花ばかりに目が行っていたのですが、よく見ると花の大きさに比べてハート形の葉っぱが小さくて、江戸朝顔の古典的な雰囲気とは違っていました。 何系の朝顔なのでしょう。 最近、朝顔園芸界の変化の勢いに、全くついていけていません。
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つぼみの時は同じようでも、開くと一つ一つ形が違っていて星形だったり細い花弁に分かれていたり、どれが標準なのか分かりませんが、どちらかというと蕾の方が魅力的だったかなぁ 余りごちゃごちゃした花、八重咲き系も好みでないので、変わってますねェとしか言いようがない感じでした。
そして蕾と花ばかりに目が行っていたのですが、よく見ると花の大きさに比べてハート形の葉っぱが小さくて、江戸朝顔の古典的な雰囲気とは違っていました。 何系の朝顔なのでしょう。 最近、朝顔園芸界の変化の勢いに、全くついていけていません。
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2017年09月16日
モミジヒルガオ
朝顔園芸界の多様性についていけてない私は、先日「きのこ研修」(未だ記事書けてません💦)で立ち寄った高速SAのレストランのグリーン・カーテンにぞわぞわとした違和感を覚え、釘付けになりました。
いきなり外から窓辺に近寄って撮影しては、中のお客様に、すわ、
「パパラッチ!?」「文春か!?」
と驚かせてしまってはいけないので(植物オタクですが未だこうした分別は失ってませんデス)、何気なく前を通り過ぎそうっと端っこの方からサンプルをプチッと頂いて(これもマズイか…勉強の為、スミマセン)撮影したのがコレです!
【モミジヒルガオ/紅葉昼顔】ヒルガオ科サツマイモ(イポメア)属
蔓性多年(宿根)草 暖地では常緑?
別名:紅葉葉朝顔、台湾朝顔
原産地:北アフリカ
花期:6月中下旬〜11月
花径:7cm前後
選り好みしていられず花弁が欠けたものでしたが、花は普通のアサガオ(ヒルガオ)型、蕾の付き方は、最近よく見かける固まって沢山付く西洋朝顔と同じタイプ。 良く見ると、蕾が捻じれていません。 でも私がモノスゴイ違和感を感じたのは、葉っぱの形なのです。 2枚目の写真の方が分かりやすいですが、朝顔の花に掌状複葉とは、私の中では有り得ない組み合わせでビックリ(◎o◎)ノノ!でした。
ガラケーでは検索できず、同行の方に【朝顔 掌状複葉】で調べて頂くと、そのままの名前でヒットしました。 普通に流通しているものなのですね・・・。 自然の中にばかり出かけている内に、朝顔に限らず、園芸植物全般に疎くなってしまっています。 久しぶりに園芸カタログでも取り寄せてみようかなぁ
自然観察ランキング 1クリックで応援、ありがとうございます
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「パパラッチ!?」「文春か!?」
と驚かせてしまってはいけないので(植物オタクですが未だこうした分別は失ってませんデス)、何気なく前を通り過ぎそうっと端っこの方からサンプルをプチッと頂いて(これもマズイか…勉強の為、スミマセン)撮影したのがコレです!
【モミジヒルガオ/紅葉昼顔】ヒルガオ科サツマイモ(イポメア)属
蔓性多年(宿根)草 暖地では常緑?
別名:紅葉葉朝顔、台湾朝顔
原産地:北アフリカ
花期:6月中下旬〜11月
花径:7cm前後
選り好みしていられず花弁が欠けたものでしたが、花は普通のアサガオ(ヒルガオ)型、蕾の付き方は、最近よく見かける固まって沢山付く西洋朝顔と同じタイプ。 良く見ると、蕾が捻じれていません。 でも私がモノスゴイ違和感を感じたのは、葉っぱの形なのです。 2枚目の写真の方が分かりやすいですが、朝顔の花に掌状複葉とは、私の中では有り得ない組み合わせでビックリ(◎o◎)ノノ!でした。
ガラケーでは検索できず、同行の方に【朝顔 掌状複葉】で調べて頂くと、そのままの名前でヒットしました。 普通に流通しているものなのですね・・・。 自然の中にばかり出かけている内に、朝顔に限らず、園芸植物全般に疎くなってしまっています。 久しぶりに園芸カタログでも取り寄せてみようかなぁ
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2017年09月13日
2017年04月16日
モッコウバラ咲く
この日、モッコウバラが咲き始めた。
八重のモッコウバラは良く見かけるが、私はこの一重のモッコウバラが好きだ。 秋になると赤い可愛い実を付けるのも嬉しい。
可憐な花姿に似合わず、生育力旺盛なのでコントロールが難しい。 シュートを切り落とせば、また更に勢いよく枝を伸ばして抑制が効かなくなる。 マメに刈り込んで生垣のようにすれば大人しくなるのだが、それではこの薔薇の良さが出ない。 悩ましいところだ。
八重のモッコウバラは良く見かけるが、私はこの一重のモッコウバラが好きだ。 秋になると赤い可愛い実を付けるのも嬉しい。
可憐な花姿に似合わず、生育力旺盛なのでコントロールが難しい。 シュートを切り落とせば、また更に勢いよく枝を伸ばして抑制が効かなくなる。 マメに刈り込んで生垣のようにすれば大人しくなるのだが、それではこの薔薇の良さが出ない。 悩ましいところだ。
2015年03月06日
2015年02月27日
雨上がりのクリスマス・ローズ
今日も最高気温が16℃と上昇、2月4日に蕾の写真を載せたクリスマス・ローズは、たっぷり降った雨水を存分に吸い上げ春の光を身いっぱいに受けて、今を盛りと輝いています。
さて、日本在来の春の妖精たちのお出ましは未だかとあちこちの土の膨らみをそっと探ってみましたら、福寿草と雪割草の蕾が少し覗いて来ていました。 こうなって来るともう、毎日庭のあちこちから目が離せません!
ラベル:クリスマス・ローズ
2015年02月12日
蕾ほころぶ
ポカポカ陽気に誘われて、庭の梅の蕾がやっとほころびました。
「冬至梅」という早咲きの品種で、早い時は年内〜一月早々に咲くこともあるのですが、今年はゆっくりのお目覚めでした。
枝々に蕾まろびて兆す春 山桜
こちらは、山茱萸(サンシュユ)。 秋に赤い茱萸(グミ)* のような実がなりますが、日本では実よりもマンサク等と並んで春一番に咲く黄色い花が喜ばれ、「春黄金花(ハルコガネバナ)」とも呼ばれます。
<2015-08-11 追加訂正>
*「茱萸」と書いて「ぐみ」の訓読みがあてられていますが、日本でいう「(ナワシロ)グミ」に相当する漢名は「胡頽子」であり、「茱萸=グミ(の仲間)」の認識は誤りです。
元々漢字の「茱萸」は単に「朱い実」程の意味で、そこに「山」「食」「呉」等がついて、特定の植物を指す固有名詞になります。 但し、今や中国でも文献に残る古名が現在のどの植物に相当するのか特定が難しくなっている所もあり、日本で誤用されていた固有名詞の逆輸入現象もあるようで要注意です。
<「武蔵野自然塾 梅田彰様のご指摘により訂正いたしました。
梅田様、貴重な情報ありがとうございました。
尚、過去の「山茱萸」関連記事「重陽の節供」にも梅田さまの情報を参考に訂正を入れましたので、ご興味がおありの方はご確認ください。>
2013年10月06日
2013年09月26日
真っ赤な実り
紅玉リンゴを庭に植えてから17年程?、リフォームの為に植え替えをしてから3年めの今年、新しい場所が気に入ったのか初めて5つの実をつけ、その内の3つのリンゴが無事に残って真っ赤に色づき、通りかかる方々もその成長と色づきを楽しんでくださいました。
16日の台風で一つ落ち、昨晩からの強風でまた一つ落ち、一人ぼっちでは可哀想なので残りの一つも今朝ようやく収穫しました。 仲良く揺れる3つのリンゴの様子が私たち3人家族のようで愛おしく、なかなか収穫できずにいたので、お味の方は抜けてしまったかな〜と思いきや、とてもリンゴらしい濃い甘酸っぱさで感激でした。 このところの昼夜の気温差の大きさがよかったのかもしれません。
流動食〜刻み食を経て、昨日、やっとバナナも食べられた主人にも食べて貰える日が早く来ますように…。
2013年05月23日
山桜桃梅(ゆすらうめ)
今年は大粒の実が沢山鈴なりで、思わず「きゃ〜っ」と歓びの声を上げて…えっと、実を収穫する前に写真を撮るべきでした…(。。;)
山桜桃梅…で「ゆすらうめ」と読むらしいのですけれど、一瞬、どこで意味が切れるのか混乱しそうですね。 恐らくは、「山桜」+「桃梅」ではなくて、「山」+「桜桃(さくらんぼ)」+「梅」で、「山になってるサクランボみたいな味の梅」というところでしょうか(笑)?
調べてみますと、生薬としての名前が「山桜桃(サンオウトウ)」でおまけにサクランボにしては柄が無いので「梅」までつけてみたのかしら。 お花は白に近い薄紅色で柄のない桜といった控えめな風情ですし、この真っ赤な実の印象からの命名ですね。 それでも感じは春の花揃い踏みでまるで「三春」です。
いっぽう和名の「ゆすら」というのもまた、ゆかしい響きで心惹かれます。 お花が揺れる風情から…などの記載も見られますが、食いしん坊の山桜的にはやはり鈴なりに実った赤い実を枝ごとゆすって収穫する図が浮かびます^^
山桜桃梅…で「ゆすらうめ」と読むらしいのですけれど、一瞬、どこで意味が切れるのか混乱しそうですね。 恐らくは、「山桜」+「桃梅」ではなくて、「山」+「桜桃(さくらんぼ)」+「梅」で、「山になってるサクランボみたいな味の梅」というところでしょうか(笑)?
調べてみますと、生薬としての名前が「山桜桃(サンオウトウ)」でおまけにサクランボにしては柄が無いので「梅」までつけてみたのかしら。 お花は白に近い薄紅色で柄のない桜といった控えめな風情ですし、この真っ赤な実の印象からの命名ですね。 それでも感じは春の花揃い踏みでまるで「三春」です。
いっぽう和名の「ゆすら」というのもまた、ゆかしい響きで心惹かれます。 お花が揺れる風情から…などの記載も見られますが、食いしん坊の山桜的にはやはり鈴なりに実った赤い実を枝ごとゆすって収穫する図が浮かびます^^
2013年03月19日
初夏のような弥生の庭
真っ白な暴風雪の北海道から戻ってきたら、まるで見るなの屋敷の「春の間」の戸を開けてしまったように、梅から雪割草から福寿草から…初春の花が見る見るうちに咲き出したかと思うと、あっという間に2月の庭から4月の庭の様相になっていました。 時期をずらして咲かせるつもりで植え込んだ球根も皆一斉に開いてしまいチューリップ花壇は何だか色合わせが不味い上に花弁がダラリと開いてしまいチューリップとは思えない姿でカワイクナイ…(写真、アップしていません^^;)
ともあれ、毎日何かの花芽が膨らんで次々と咲いてくれるので見損なわないように見回るのが忙しい!! …などと言いつつ、ちょっとケロと旅に出てきます。 いない間に咲いて散ってしまう花が無いか心配…。 4月から社会人のケロ。 卒論が通った後は、ほとんど家にいないぐらい貯金を使い尽くして国内外へと出回っていましたが、平日に気ままな旅に出られるのもこれが最後かもしれません。 母子の旅、これからも行ってくれると嬉しいなぁ
ラベル:私の庭
2012年10月17日
桂花露香
「桂花は露も香(かん)ばし」
桂は「香出ら」で、香りの良い木が語源と言われます。
中国では「桂」の字は、日本でいう桂の木ではなく木犀、または肉桂(シナモン)のことを指しますが、露が降りる頃の桂といえば、やはりモクセイのことでしょう。
こちらでは、例年より3週間程も遅れて、やっと15日頃に金木犀の花が咲き始め、17日の神嘗祭に懐かしい香りを添えてくれました。 最も「懐かしい」と感じる世代と「トイレの芳香剤」と感じる世代の間のギャップがあるようで、「くさ〜い」と言って鼻をつまむ小学生には何と言葉をかければ…気の毒としか言いようがありません。
以前も書きましたけれど(「モクセイ」のタグをクリックすると出てきます)、木犀にはよく知られている金木犀の他に銀木犀、薄黄木犀、柊木犀などの種類があります。 それぞれに微妙に香りが異なり、咲く時期も前後します。 雌雄異株で日本には鑑賞目的で導入されたので、花が沢山咲く雄木ばかりで実を見ることは殆どありませんが、薄黄木犀だけは小さなオリーブのような実をつけます。 初めて見た時は新発見かと興奮しましたが、注意深く観察すると、街路樹の中などでも結構実っているのをみつけることができます。
こんなに愛らしい小星の手毬のような花と甘い香りという特徴があるのに、「木の犀」などという無粋な
文字が当てられているのは、樹肌が(サイ)の皮膚に似ているからだとか。 まぁ、確かにねぇ…。 犀ってそんなに身近な動物とは思えないですが、その角が漢方薬としては重要なので薬学の目利き=植物学者の着目に引っかかったのでしょうか。
2012年04月20日
ビオラの再生
2012-04-04 発根を発見 2012-04-17 開花
小さな陶器の花入にさしてあった一輪のビオラ、最初の花が終わっても葉も蕾も元気で次々と咲いてくれました。 花入の口が細くて水を出しにくいので横着して上から水を足し足しして来たものを、久し振りに水を替えてやろうとビオラを引き抜くと、スルっと妙な手応えが…なんと、茎の下の方から白い根がもわもわと長〜く伸びていてビックリ! ビオラもこんな風に水挿しで発根するのですね、初めて見ました。 折角伸びて来た根を傷めぬように、早速丁寧に花壇に植えてやりました。 約2週間後、前よりも一層濃い色の花を咲かせました。 ビオラを挿し芽で殖やす需要は余りないでしょうけれど、私にとっては新発見でしたので記録を残しておきました。
2012年04月19日
賀茂葵と桜草
賀茂葵と桜草、今年は随分親株と離れた所で芽を出していたり、石の隙間から顔を出していたり、更に勢力を拡げ益々元気いっぱいです。 このふたつ、好きな場所が似ているのか今のところ自然に共存し仲良くやっているようです。 賀茂と桜、日本の神様を象徴するような植物が、私の小さな庭でも生き生きと暮らしてくれていることが嬉しいです。
【写真】上:2010-04-17 下:2012-04-19
照りのあるハート型、葵の御紋で有名な葉脈があるのが賀茂葵(双葉葵)。花は、神紋の如く二枚の葉陰でひっそりと咲いています。 賀茂葵の花は、記事下のタグで過去ログを探すとみつかります。
産毛に覆われた鋸歯のある長めの葉と桜型の花が桜草です。
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