2025年05月06日

雨のGW最終日、好きなドラマも終わり・・・

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 昨日は文字通りの爽やかな五月晴れだったのに、たった一日違いで今日は朝から雨降り・・・「子ども自然観察会」も延期になってしまいました。延期日の晴天を祈るばかり(ー人ー)

 毎日楽しみにしていた「カムカムエヴリバディ」と「犬夜叉」の再放送(配信)が終わってしまい、これが所謂「ロス」かぁ・・・ 「あんぱん」は、段々と笑顔がなくなっていく展開で気が重い。師範学校・黒井雪子先生(黒と白が対比するこの名前は何かのフラグ? 色や名前にアンパンマンからの意味づけが隠されているようなので・・・)の軍国主義教育と真逆の東京の高等芸術学校図案科の座間先生(山寺宏さん)の自由さが救い。軍人の圧にも屈せずカッコ良かったけれど、この先、大丈夫かなぁ・・・ 

 「カムカムエブリバディ」は、全ての登場人物の心が見事に紡がれ繋がって生き続ける100年の物語、名作でした。「大月」では復活しなかった「たちばな」のおはぎの味が、お父さんが助けたあの男の子の手で生き続けていたり、大好きだった絹ちゃん(小野花梨さん)が孫になって再登場したり(「べらぼう」では、俄の日に新さんと足抜けした「うつせみ」から「ふく」になって幸せそうでしたね)、隅々まで行き渡った伏線回収も流石でした。ビリーとひなたが、皆まで言わず、あの日言えなかった英会話のフレーズだけ交わして歩み出すラストも良かったなぁ
ラジオ英会話がちっとも続かなかった苦い思い出と共に忘れられない朝ドラ、いつかまたの再放送を待っています。

 「犬夜叉」のアニメも久し振りに全話を見返せ、忘れていた話、見ていなかった話も繋がり、改めて、高橋留美子先生、天才!の思いを強くしました。あの「鬼滅の刃」も、きっと「犬夜叉」を見て育ったからこそ生まれたのだなぁ この話は熱く長くなりそうなので、また改めて書きますね。 

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2025年04月23日

涼子様とよねさんとネガティブ・ケイパビリティ

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「あ、(虎に翼の)涼子様!」
と、お姿をみつけて見始めた、NHKドラマ10
しあわせは食べて寝て待て

NHK公式サイトより:
麦巻さとこ(桜井ユキ)週4日のパートで質素に暮らす38歳独身。
「一生つきあわなくてはならない」病気
(膠原病シェーングレン症候群)にかかったことから生活が一変。
会社を辞め、新しい住まい探しを余儀なくされる。
見つけたのは築45年、家賃5万円の団地。
隣に住む大家さん(加賀まりこ)と、訳あり料理番(宮沢氷魚)
を通じて、旬の食材を取り入れた食事で体調を整える
【薬膳】と出会う。
地味だけど身体においしそうな薬膳ご飯とたおやかな団地の
人間関係を通して、心身を取り戻していくさとこは、
身近にあった自分次第のしあわせに気づいていく。
お粥のように、おなかの底からじんわりと温かくなる物語

 なんと、見逃し配信NHKプラスで大河ドラマを除く、歴代視聴数ナンバーワンとなっているそうです。それだけ心を病み疲れ、ドラマに共感し癒やされる人が多いのかな。何も知らずに見始めた私も、毎回癒やされたり気づかされたりしている、その内の一人。

 そして今回、「虎に翼」の「よねさん(土居志央梨)」まで登場され、うわ〜!です。土居さん演じる高麗さん、好きな絵で暮らせているイラストレーターさんでも、同期との差に悔しさやストレスがあるようで「人と比べないって、決めたでしょ・・・」と呟いてしまう。好きな服を着て自由に軽やかに生きているような姿に憧れてしまうけれど、前向きに好きなように生きていこうとすればするほど悩みも多そう。

 一方さとこは、勤めているデザイン事務所に仕事の依頼に来る編集者 青葉乙女(田畑)に「とろろ定食」同行を誘われほっこり。この季節(ドラマでは秋)、長芋、きのこ、白胡麻、蓮根など、白いものが身体に良いらしい。うちとけて話す内、うっかりミスが多く落ち込むことが多いと言う乙女から、さとこは、
「ネガティブ・ケイパビリティ。
 40を超えて先が見えてきた人間には、できない自分を認める能力の方が必要な気がする」
という言葉を伝えられる・・・

「ネガティブ・ケイパビリティ」
 初めて聞く言葉でしたが、僅か25歳で亡くなった19世紀初めのイギリス人詩人ジョン・キーツが生み出した言葉・概念なのですね。日本語訳は定まっておらず、
「消極的受容力」
「容易に答えの出ない事態に耐えうる能力」
「不確実性や不快感、疑問、矛盾、そして答えのない状況に耐え、受け入れる能力のこと。 明確な答えや解決策がない状況に直面したときに、焦燥感や不安に駆られることなく、落ち着いて状況を観察し、思考を深め、新たな視点を得ることを可能にする重要な能力」
などなど・・・

 「結論を急がず曖昧さを許して生きる」なんて、元々日本人のが得意技だったのに、様々な欧米化で、何でも白黒付けて明確にしていくのが進歩的となり、心の余裕が失われて来たのかな。一生懸命に捨ててきたことを、また外国から教えられては世話ないなぁ

 丁度、次々に情報を仕入れ処理し素早く結果を出していく様なスピード感に疲れを感じ、違う場所を求めていた私には、久し振りに腑に落ちた言葉でした。もう結果を求め時間に追われ先を急ぐような生き方は、年齢的にも体力的にもシンドくなってしまったようです。

 まぁ、かと言って、
「明確に解決方法が分かっていることを面倒臭がってやらない」
とは違いますよね。
そういう事態を放っておく能力は十二分にあるのですが・・・。

 「ネガティブ・ケイパビリティ」については、本や講話など、探すと結構出ているのですね。Kさんが逝ってしまってから、哀しい寂しい現実を認めたくなくて突っ走って来ましたが、そろそろ立ち止まり、この先の人生を考える時が来たのかな。そんなことを考えている内に、お迎えが来るかもしれないけれどね。

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2025年04月21日

新旧の源内さん、逝く

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平賀源内 浮世絵m.jpg

 大河ドラマ「べらぼう」で、安田顕さんが浮世絵から抜け出したようにそっくりに好演されていた江戸っ子平賀源内さんが、どす黒い策謀に嵌められたらしく怪しげな退場となり、
「えっ、源内さんって、こんな最後だったの!?」
と、頭が混乱、暫し茫然でした。田沼意次だったら、こっそり何処かに匿ってやしないか?と今も期待しているのですが・・・。

 私にとって源内さんと言えば、NHKドラマ「天下御免」の山口崇さん。当時はフィルムが高価で使い回されていたとのことで、残念なことに公式記録が殆ど残っていないというのも驚きですが、それでは各話一度しか見たことがない筈のドラマをこれ程に大好きで覚えていることも驚きです。確か杉田玄白は坂本九さんでした。でも、最後、亡くなった時の話は全く覚えていません。その話はあったのでしょうか?

 ああ、山口崇さん、目元涼やか爽やかな二枚目にして軽妙洒脱、小学生だった私にとって、初恋か初推しの俳優さんだったかもしれません。あの頃の源内さんを今もありありと思い出すことが出来ます。
「そう言えば山口崇さん、今はどうされているのかな?」
ふと、日曜日の夜にネット検索したばかりでした。その時は、未だお元気で活躍されている様子に安堵してたのですが・・・月曜日に突然の訃報、信じられませんでした。まるでドラマの中の源内さんが山口崇さんを一緒にあの世に連れて行ってしまったかのようです。

 亡くなられたのは18日とのことで「さらば源内」の放送の前でしたが、きっと魂は未だこの世に留まり放送を見届け、源内さんの魂と共に旅立たれたのではないかと思います。あちらで本物の源内さんの魂と共に大いに語らい、今の日本に喝!と停滞を撥ねのける良案を授けてくれまいか。

合掌

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2025年03月14日

「おさらばぇ」 風花ちゃん、日本一!

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「おさらばぇ・・・」

 胸に溢れる思いを抑えるように深く静かな、美しい一言でした。

 小芝風花ちゃんを見初めたのは、いつだったでしょう。
なにか妖怪の小娘のような役をちょっとみかけただけでしたが、その瞳の輝きに可愛いらしいだけではない芯の強さ、原石の輝きを見て密かに推しを始めておりました。

 再び出会ったのは、NHK時代劇「あきない世傳 金と銀」での、呉服屋 五十鈴屋の女中として奉公に上がった少女「幸(さち)」役。商いの素質を見いだされ、番頭さんやお家さん(先代の御寮さん)に、商いの神髄は「買うての幸い、売っての幸せ」と教えられ育てられ、遂にご寮さんとなり、様々な困難を乗り越え家を支えていくという姿を見ていて、もうすっかりファンになってしまいました。

 なんと三人の跡継ぎ息子と結婚(次々に去って行くので家を守る為やむなく)、三代のご寮さんを引き受けることになるとは想像も出来ない境遇、その都度激しく揺れ動く心を表現した風花ちゃん、圧巻でした。

 あの「幸」を見ていたので、大河ドラマ「べらぼう」の花魁役も心配はしていませんでしたが、まさかここまで光輝く存在になるとは! 

「脱皮女優」「竹の子女優」とでも言うのでしょうか、どんどん磨かれぐんぐん成長していく花の井(後の五代目瀬川)の一挙手一投足から目が離せず、うっとりと魅了され続けました。

 花魁道中の外八文字の歩みの完璧な美しさ、さすがフィギュアスケートで鍛えた体幹(地面に残った足運びの跡が正にフィギュアスケートの氷の上の軌跡の様でしたね!)、そして厳しい訓練を乗り越えていく精神の強さが生かされいました。本当は小柄なのに、その圧倒的存在感で、とても大きく見えたことにも驚きでした。

 今までの所、主役は蔦重よりも瀬川のようでしたし、美味しいところは源内さんにさらわれ続けでしたが、この先、心に瀬川を抱きながらの蔦重のさらなる活躍で、今の日本の元気が復活することに期待しています。

 それにつけても、鶴屋喜右衛門(風間俊介)の憎たらしさよ。いつもの良い人を封印してますなぁ

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2024年12月24日

「修理固成」

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 世間ではクリスマスの華やぎの中、私の頭の中は日本の神様でいっぱいで頭が破裂しそうなので、兎に角、先ずは書きだしておきます。

 最終回を迎えたフジテレビのドラマ
「全領域異常解決室」のキーワード「修理固成」
國學院大學の古典文化学事業HP内「国土の修理固成」より

伊耶那岐命・伊耶那美命二柱の神に
「是多陀用弊流国修理固成」
(この ただよへながるるくに おさめかためなせ)
と詔(みことの)りして・・・ 

「この漂い流れて固まらぬ地上を修め固めて国をつくれ」
と言うような意味でしょうか。

 これからゆっくり年末年始にネット配信をご覧になる方、先を知りたくない方はこの後は読まずにお楽しみください。しかも、日本の神様大好きなので、長いです(^^;)

***ネタバレあり***

 「ヒルコ」を名乗る者が発信するSNS情報を鵜呑みにし、
「信じる自分は正義、
 反する者たちはどんなに攻撃しても滅びて構わない。」
と、ヒルコを信じてSNSを読み続けてきた者たちこそを、ヒルコは自死に追い込み粛正してしまいます。

 「自分の考えを持たず大きな強い声に流され、
  自分の考えに反する対象を執拗に攻撃する。」

 そんな風になりつつある愚かな人間を、人間の姿に宿って今も守り続ける神様方と「ヒルコ」を名乗る者(神なのか人間なのか不明。今回のラストでは役小角とされていたが疑問)の対決という構図で幕を降ろしました。役小角とされる人物は一応敗れましたが、ヒルコに乗っ取られていただけとみられていた人物は姿を消しています。

 「今回の」と書いたのは、ラスト近くで「全領域異常解決室」の「京都本部」の神々が登場し、謎を残して消えた人物もいることで、続編があるだろうなという気持からです。

 いろいろ思うところはありますが、家族にも『面白くなくなるからドラマを観ている途中で先読み予想などを言うな』と言われ続けていたので、これ以上は書かないでおきます。とか言いながら、チョロチョロ*印の所に書いていますが・・・

 今の世相を見ると、もう一度「修理固成」した方が良いのか、という気持にもなりますが、「天地の理」に適わぬこと「無理」は、日本の神様の思し召しではないでしょう。とは言え、今まで殆ど無かった「日本の神様が活躍するフィクション・ドラマ」の先がどうなるのか、今からとても楽しみにしています。

【登場された神々と宿られていた人間名】
 人間名に神名が匂わされているので、名乗った時点で何となく分かってしまいますよね。荒波警部が荒ぶる神でスサノオノミコトでは?と予想していた人が多かったようですが、法則的に違うなと思っていました。 

 一方、直毘吉道は、直毘神(ナオビノカミ)= 穢れを祓い禍を直す神、そのものの名前なので「ヒルコと名乗る何者か」かな?と思っていたのですが、あのままで終わりなのでしょうか・・・。

興玉神(オキタマノカミ)
 伊勢神宮の内宮の御垣内に鎮座する岩を神籬として祀られる。同所にて祀られる宮比神(みやびのかみ)と共に正宮の守護神。
 猿田毘古神の子孫とされ、また宮比神は猿田毘古神の妻・天宇受売命とも言われている。
 *ドラマの中での三人(柱)のご縁の深さはここからか。

↓(実はこちらの神でもあったと後に判明) 
天石戸別神(アメノイワトノワケノカミ)
 又の名を 櫛石窓神(くしいわまどのかみ)、
      豊石窓神(とよいわまどのかみ)と言い、
 二柱一組となって、四方の門を守護。
 天岩戸を開ける時に精神的な役割を担ったとされれるが、神話では物理的に力で開けた天之手力男神(アメノタヂカラオノカミ)の方が名を知られている。異名同神との説もあり。
  ドラマでは、あらゆる世界の境を守りこの世と黄泉の国をつなぐ門・黄泉戸をも守るとされ、若し滅ぼされれば全ての神々が消滅するとされていた。
 *興玉神も天石戸別神も、二柱の神が力を合わせて正宮を守護しています。ドラマでの「興玉と天野」の立ち位置と似ているなぁ。
(上のニ柱とも)

 ドラマでは全領域異常解決室 室長代理。 
 人から漏れ出す善意や悪意を見定める力を持つ。 
 → 興玉雅(おきたま みやび)演・藤原竜也

天宇受売命(アメノウズメノミコト)
 天岩戸の前であられもない姿も晒しながら鈴を鳴らし歌い踊り、天照大御神の興味を引き天岩戸を開かせる突破口を開いた。
 日本最初の踊り子。猿田毘古神の妻となり猿女の君とも。

 ドラマでは警視庁音楽隊MEC(Metropolitan Color-Guard)のダンサー。
 鈴の音で呼び出す力を持つ。
 → 雨野小夢(あまの こゆめ)演・広瀬アリス

猿田毘古神(サルタビコノカミ)
 天孫降臨時、天照大御神に遣わされた邇邇芸命(ににぎのみこと)を道案内した。

 ドラマではデリバリースタッフ。
 行先不明でも行先に向かえる力を持つ。
 → 芹田正彦(せりた まさひこ)演・迫田孝也

宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)
 稲荷神、五穀豊穣の神。

 ドラマでは全領域異常解決室 局長。
 料理が得意で皆に振る舞うのが好き。
 → 宇喜之民生(うきの たみお)演・小日向文世
 
豊玉毘売命(トヨタマビメノミコト)
 海神・大綿津見神(オオワダツミノカミ)の娘。
 浦島太郎の竜宮の乙姫のモデル。鰐(鮫)神。

 ドラマでは巫女。
 水を操り、神々の中でも屈指の武闘派。
 → 豊玉妃花(とよたま ひめか)演・福本莉子 

少名毘古那神(スクナビコナノカミ)
 大国主命と共に国造りをされた小さな体の医薬・酒造等の神。
 一寸法師やコロボックルのモデルとも。
 → 村主虎飛矢(すぐり こびや)演・名村辰

大宜津比売神(オオゲツヒメノカミ)
 五穀・養蚕の神。身体の各所から五穀や蚕も産みだした。

 ドラマでは料理研究家、全領域異常解決室の食事担当。
 荒波警部の幼馴染み。
 → 大月比呂佳(おおつき ひろか)演・田山由起

大物主神(オオモノヌシノカミ)
 蛇神。国造の神。奈良の三輪山・大神神社に祀られる。
 ドラマでは大学理事長。
 *簡単にやられてしまうような神様ではない筈なのに・・・
 → 大守浩志(おおもりひろし)演・藤岡大樹 

伊斯許理度売命(イシコリドメノミコト)
 天岩戸開きの時、天照大御神を映す八咫鏡を作った女神。
 ドラマではジュエリーデザイナー。
 → 石狩愛実(いしかりめぐみ?)演・清水なな

建御雷神(タケミカヅチノカミ)
 雷神、軍神、地震神。鹿島神宮に祀られる。
 ドラマでは、元格闘家の政治家。
 → 健実和生(たけみかずお)演・西将輝
 *拙ブログにご訪問くださっていらした鎌倉とんぼさんがお祀りされてい神様。ご存命でしたらもっと詳しくお話を伺いたかった・・・

布刀玉命(フトダマノミコト)
 太占の神。
 ドラマでは広告代理店社長。
 → 刀田楓真(とうだ ふうま)演・ジャン・裕一

市寸島比売命(イチキシマヒメノミコト)
 水神。宗像三女神の一柱。絶世の美女とされる。
 弁財天と習合。
 ドラマでは千里眼(予知能力)を持つ。
 → 生嶋未琴(いきしま みこと)演・諸林めい(小学1年生)

大国主神(オオクニヌシノカミ)
 国造の神。少名毘古那神と共に大物主神を三輪山に祀る。
 ドラマでは病気平癒の力を持つ。
 大黒天と習合。 
→ 大隈邦男(おおくまくにお) 演・吉田鋼太郎

月読命(つくよみのみこと)
 月の神。暦の神。天照大御神と共に三貴神の一柱。
 ドラマでは、月明かりの下で時間を操る力を持つ。
→ 佃未世(つくだみよ)演・石田ひかり

建速須佐之男命(タケハヤノスサノオノミコト)
 天照大御神三貴神の一柱。嵐神、水神、農耕神と様々な性質。
 牛頭天王と習合。
 凄まじい力を持つ神との認識でしたが、なんと・・・
 ドラマでは治癒能力を持ち、父親から虐待を受けている設定。
 → 佐野速雄(さの はやお)演・岩川晴(小学生)

一言主大神(ヒトコトヌシノオオカミ)
 凶事も吉事も一言で言い放つ託宣の神。
 奈良の葛城一言主神社に祀られる。
 ドラマでは、別人に変身できる能力を持つ。
 →古戸沼人志(ことぬま ひとし)演・草野イニ

蛭子(ヒルコ)
 伊弉諾尊・伊弉冉尊の最初の子。
 女神から先に声を掛けた為に「良くない」状態で生まれ葦の舟に乗せられて海に流された。

この他にも、香取さん、秋葉さんなど、神様だった?と思われる名前が散見されますが、一先ずここまで。


<警視庁捜査一課 ヒルコ専従班>

 荒波健吾(あらなみ けんご)演・ユースケ・サンタマリア
 警部、班長。全決への全面的な協力を任じられるが懐疑的。
 *「神など俺は信じない。ただ大月だったら神と信じても良い」というような発言からは、人間なのかなと。

 二宮のの子(にのみや ののこ)演・成海璃子
 警部補。全決を快く思っていない。
 最後に自ら編んだ葦の舟を残し姿を消す。ヒルコなのか?
 *二つの宮に「のの」=祈る子?の意味は・・・

 北野天馬(きたの てんま)演・小宮璃央[4]
 巡査部長。雨野のファン、全決には比較的協力的。
 *北野天満宮と関係あり?

<その他の人間>

 寿正(ことぶき ただし)演・野間口徹
 テミスホールディングス CEO。国家安全保障会議のIT部門メンバー。
 「ヒルコ」の強信者。「ヒルコ」に操られ、人魚のミイラを蘇らせ不老不死の薬を作り、神の総入れ替え=修理固成を目論むが粛正される。

役小角(えんのおづぬ)? 「ヒルコ」と称していた?
 → 直毘吉道(なおび よしみち)演・柿澤勇人
  *直毘神そのものの名前過ぎるが関係ありや?

八百比丘尼(やおびくに)
 人魚を食べ不老不死となって何百年も生きている人間。
 →犬塚真澄(いぬづか ますみ)演・関めぐみ

 未だ、天照大御神は登場していません・・・しかし、天照大御神が宿られるのは天皇陛下しか考えられないのですが・・・どうするのでしょう。 國學院大學の教授が監修されているので、私等が心配することではないですが気になります。

 続編の放送はいつ頃かなぁ・・・

FOD「全領域異常解決室」

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2023年08月22日

生き続ける・・・田邊教授


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 毎朝、NHK BSP7:15〜「あまちゃん」、7:30〜「らんまん」を心待ちにしています。

 「あまちゃん」は、最初の放送時からBSP、NHKと朝2度、お昼も観れば3回、土曜の一週間分再放送も含め4回ずつ観て、数年後の再放送も観て、今回も同様・・・もう何回観ているのか分からず台詞も覚えているのに、いつも新鮮で面白い! どれだけ笑ったり泣いたりさせられているやら・・・もはや、オチの分かっている落語のようで、次の台詞を待って笑いたくてウズウズしてしまいます。

 そして「らんまん」。植物オタクの私には、牧野先生は憧れと共感の人、どっぷり嵌まっています。

 今日は、史実に基づいた展開「田邊教授が鎌倉の海で溺死」・・・観るのが辛い回、と気が重かったのですが、遺された聡子さんの強さ、嫉妬やしがらみから解放された素のユーシーらしい遺言(心ならずもそうなってしまった)と形見分けに救われました。

 「これって、本当に事故!?」
 私も含め、そう思ってしまう人々への、このドラマからの一つの答えでもありました。海に出掛けた教授の心は、生きる力に満ちて晴れ晴れとしていたに違いありません。

 一方、万太郎に贈られた蔵書に挟まれていた、教授が愛したシダ、ホウライシダ(愛妻 聡子さんの面影)にあの優しい笑顔が重なって・・・手紙ではなく植物で「聡子、愛しているよ」から「聡子をよろしく頼む」へ、と。

 私は未だに、主人の蔵書を開けないでいます。主人の心を勝手に見るようで憚られて。もし、何かをみつけてしまったら、また新しい哀しみが生まれてしまいそうで、とても恐くて開くことが出来ないのです。

 聡子さんに、教授の遺伝子を継ぐ新しい命が宿っていて幸いでした。私も娘のケロの中に生きている主人に、どれだけ救われていることでしょう。

 そして教授の遺伝子は、生命的なものだけではなく、植物学に命を燃やす万太郎や弟子達に受け継がれています。そして、そして末端に居る私にも、きっと!

 田邊(矢田部)教授、ありがとうございます。教授の遺伝子、受け継いで生きて生きて、そして、周りの人と分かち合い次代にも渡して参ります。

 嗚呼、鎌倉の海に・・・合掌

 (鎌倉の海辺で、長屋の人達のように、子供達とスイカを食べて種を飛ばしたでしょうか・・・)

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posted by 山桜 at 11:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月04日

園ちゃんのヒメスミレ


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 園ちゃんがお空に帰っていってしまいました。朝ドラでこれほど涙が止まらなくなったのは初めてです。史実でこうなると分かっていたものの、園ちゃん役の赤ちゃんの余りにも愛らしい仕草、天使のようなあどけない表情、「七歳までは神の内」そのものでした。残されたヒメスミレの絵・・・愛しい命の確かに生きた証、胸が締め付けられます。

 ヒメスミレは、ある所にはある、それ程珍しくないスミレの仲間ですが、いざ探すとなかなか見つからないかもしれません。私のフィールド内(狭山丘陵の森林、林縁)での株数は、スミレ>ノジスミレ>ヒメスミレ、一番少ないです。(名前が似ているヒナスミレはやや湿り気のある林縁に多く、薄いピンク色の花)

 春の花ですので今は花に会うことが出来ませんが、園ちゃんに会いたくて、これまでブログに書いて来た「ヒメスミレ」の部分を集めてきました。

 改めて写真の日付をみると、丁度ソメイヨシノが咲いている時期ですね。小さなスミレなので、園ちゃんのように目線が低い子供の方が仲良しになれるのかもしれません。ソメイヨシノが咲き出したら、是非、足元にも目を向けて、園ちゃんのヒメスミレをみつけ、可愛い面影を重ねて頂けたら嬉しいです。

2018.04.04
P4042406ヒメスミレ (443x590).jpg
花も葉もスミレやノジスミレより小型でいかにも「姫」
花色は、スミレ、ノジ、ヒメの3種の中で一番青みが強い

2022.03.30
ヒメスミレP3306437.JPG
葉は、あまり立ち上がらず、地面に伏せ広がるように生える

2017.04.08
P4083991 (440x293).jpg
花はスミレより小さく青みがかり条腺目立つ  
葉は縁が波打つ 葉柄に翼は殆どない 裏は紫を帯びることが多い

P4174144 (207x310).jpgP4174143 (207x310).jpg
P4083987 (207x310).jpgP4083988 (207x310).jpg
上弁がウサギの耳様に立つ 側弁基部有毛 距は白っぽく太い

 草丈が低く、周りに高い草の生えていない日向に生えることが多く、住宅地のアスファルトや縁石の隙間、公園の芝生の中、畑の周り、墓地・石碑の石の間、などで良く見かけます。お地蔵様の足元なども探して見て下さい。

 園ちゃん、お空の上は気持がいいですか。お父さん、お母さん、これから生まれる弟妹を応援してくださいね。園ちゃんが一緒なら、百人力です。合掌

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2023年04月10日

「らんまん」この花の名前が知りたい


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 先程書いた記事に植物の名前を書いてしまいましたが、タイトルになっている「バイカオウレン」以外、ドラマの中では未だ名前は出ていません。何しろ、未だ主人公の万太郎くんは、どの花の名前も知らないのですから・・・。

 やがて、
 「この花の名前を知りたい!」
と、強く思うことになるのでしょう。いよいよ壮大なドラマの始まりですね!

 自然ガイドをしていると、
 「どうしてそんなに花の名前を覚えられるのですか?」
と、聞かれることがありますが、いつも、
 「好きな人の名前は知りたいし、覚えられるでしょう?」
と、答えます。

 今日、好きになった花の一つだけでも覚えられたら、素敵なことですよね。

 何なら、別に標準和名でなくても、自分で好きな名前をつけるのも楽しいですよね。自分だけの大切な思い出の花の名前、これまた素敵じゃないですか・・・


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月09日

「らんまん」やはり造花でしたね。


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 公式にドラマのスタッフが裏話として「造花を用いている」ことを書かれていました。

 ヤマトグサにしろ、バイカオウレン、セツブンソウにしろ、非常に良く出来てはいますけれど、茎や葉の揺れ方がどうしても固くて不自然なのが気になりました。「風にそよぎ、しなやかでいて倒れない」いかに精巧に形は作れても、そこは難しいと思います。

 オオバコだけは、ちゃんと茎がしなって本物に見えましたが、あれも造花でしょうか・・・

 それでも、貴重な種や季節に合わない植物の撮影の為、あれほど精巧に植物を再現された方々のご苦労には頭が下がります。数々のドラマで酷い造花を何度も目にしてきたので、流石に牧野先生がモデルのドラマ、その観察力・再現力の素晴らしさには拍手ですし、植物への愛を感じています。

 ただ、花の大きさが画面映えの為なのか、バイカオウレンもセツブンソウも、実物より大きく造られているように感じました。実際に山で咲いている様子を知っている人ほど、バイカオウレンというタイトルを知らずに遠目で見ていれば、ニリンソウと間違えてしまうかもしれません。

 牧野先生は、その細密なスケッチでも有名です。このブログでも繰り返し書いていますが、スケッチ=正確な観察。いくらカメラで撮影しても、自分の目で見て書き留めた記憶、記録とは比べものになりません。あの凄い造花も本物を再現するために、隅々までどれほど観察したことでしょう。

 牧野先生も空からきっとご覧で、目を細めて下さっていると思います。ご自分も造りたくて悔しがっていらっしゃるかもしれませんね。


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posted by 山桜 at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月29日

「鎌倉殿の13人」


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 遂に終わってしまいました。毎週、BSと地上波と2回、彼らに会うのを楽しみにしていたので、もう一緒の時間が過ごせないのが寂しいです。
(本日、13:05〜総集編の放送があります!)

 まさか、政子が義時のとどめを刺すとは・・・最終回のタイトルは「報いの時」。「報い」とは、報賞なのか、報償なのか、報復なのか。

 麻毒に苦しみ解毒剤を求める義時を見つめながら薬液を床に空け、零れた薬を舐めようと這い寄る義時の目前、袂で拭き取ってしまう政子。

 禍の種になりそうな幼き先帝を亡き者にしようと、最後の力を降り絞る義時に、
 「これ以上手を汚させない、罪を重ねさせたくない」
という政子の義時への愛は深く大きいけれど、義時が鎌倉を守る為に葬ったと漏らした「13人」の中に、我が子「頼家」の名を聞いた時、
 「頼家、母が其方の無念を晴らす」
と、導線に火が点いたかもしれません。
 「嘘つきは嘘を突き通さなければいけませんよ!」
 この時の政子の言葉と表情、薄々気付いてはいたけれど知りたくなかった真実への動揺に、戦慄を覚えました。鎌倉を守る為に仕方が無かったと理解していても、母の心は別、奥底の封印が解かれた瞬間のようでした。

 誰も手にかけては来なかった政子が最後に、誰よりもその幼き頃からの心優しい性格を知り、それ故の大きな苦悩を見、共に頼朝の意志を継いで来た弟・義時に手を下し、亡骸を抱いて嗚咽する。何という幕引き。一年見続けてきた視聴者に大きな余韻を残し、問いかける最後でした。

 原作「吾妻鑑」から、登場人物の心に添い、背景を読み解き、物語を紡いで来られた三谷幸喜氏ならではの描写でした。私の解釈など、応援し続けて来た熱きサポーター(武衛)の中の一人の意見で、それぞれにまた別の感想があるでしょう。それがドラマを観る醍醐味であり、脚本家の望むところでもあると思います。

 「鎌倉は屍蔵、御霊鎮める地」、数の死者の眠るお墓・お寺だらけの鎌倉。今は観光地ともなりましたが、訪れる時には歴史を踏まえておくと、また違った見方が出来ることでしょう。

 沢山の血を流し山のような骸の上、希望の子「北条泰時(太郎)」に襷が渡されました。そして時は流れ、江戸で武家の社会を築く徳川家康へと引き継がれるのですね。

 一昨年の「麒麟が来る」から、いちど鎌倉時代に戻り幕府の起源を見てからの江戸時代。時代を行ったりきたりの「STAR WARS」のような大河ドラマならではの構成がまた面白いです。

 松本潤の演技は「花より男子」くらいしか知らず余り良い印象ではありませんでしたが、先日、小栗旬との会話を聞き、非常に真摯に役に取り組む方と知り、来年が楽しみになりました。そうか、花沢類から道明寺司へのバトンタッチなんですね。それもちょっと胸熱です。

 ああ、義時の最後の妻、のえさんの心情も切なかった・・・語りたいことは山ほどありますが、また、何かの折に。


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2022年02月13日

NHKドラマ「蔵」

 昨晩、オリンピック中継を観ようとあちこちチャンネルを替えている時、BSPで名作ドラマ「蔵」(宮尾登美子 原作)のタイトルに目が留まりました。オリンピックも観たいけれど、ちょっとだけと見始めたのです。それがもう思いがけず、ぐっと引き込まれて離れられなくなり、とうとう4時間、観続けてしまいました。

 大きな地主でもある蔵元の長男「意造」の嫁取りの時の姑の勘違いから、少しずつボタンの掛け違いで運命が狂い始めます。8人の子が亡くなった後の最後の娘、強く生きよの願いの籠もった名を持つ「烈(れつ)」はやがて失明の宣告を受け、妻「果穂」は娘の視力回復祈願巡礼の途中で亡くなります。不幸の連鎖を止めようと若い後妻を貰い誕生した男児も事故で亡くなります。

 その間、身体の弱い妻「果穂」の代わりにその妹の「早穂」が烈を育て、蔵元の家事をも取り仕切って来ました。烈の父である義兄の意造を娘の頃から慕って来た気持を心の奥底に秘めつつ嫁がぬまま、この家の幸せの為に生き続ける早穂役の檀ふみさんがまた静謐で温かく、素晴らしい。

 不作や酒造りの失敗で蔵元を閉めようとしていた意造に、光を失っても強く賢く成長した烈は存続を訴えます。反対していた父・意造もやがて烈を跡継ぎとして育てることに意欲を蘇らせ、烈は自らの力で思い人との結婚も成し遂げ、見事に蔵元は立ち直っていきます。

 主人公の「烈」役の所に「井上真央」の名が見えました。そして子役が井上真央さんにとてもよく似ていたので、よくまぁそっくりな子役をみつけたものと思っていたら、なんとその子役が井上真央さんその人で、長じた娘役は「松たか子」さん、それもまた眩しいほどに若いのです。

 相当に古いドラマだと分かりましたが、デジタルリマスター版なのか、とても画面が綺麗で古さが感じられませんでした。ただ良い意味での古さ、重厚で丁寧な作りは好もしく懐かしいものでした。

 それにしても子役の井上真央さんの、段々と目が見えなくなっていく、不安、いらだち、そして遂に視力を失った時の姿は、演じていることを忘れてしまうほど自然で、本当にその境遇の子供がそこに存在しているようでした。こんな子役時代があったとは驚きました。

 今の朝ドラに繰り返し出てくる「暗闇でしか見えぬものがある。暗闇でしか聞こえぬ歌がある」の台詞のように、烈は見えないからこそ、蔵で育っていく酒の息づかい、酒造りに携わる人々の歌や熱気を聞き取り、人々の心の動きを知り、自らに差し伸べられた優しい手の温もりから添うべき伴侶を見いだします。

 また、蔵での酒造りのシーンが実に丁寧に描かれており、米を蒸して麹を作るところから発酵してふつふつと踊る音、やがて絞りだされる新酒の香りまで立ち上ってくるようで、思わずゴクリと喉が鳴り、お酒が飲みたくて堪らなくなりました。自分がこんなにお酒が好きなことをも思い出させてくれました。今もちょっと一杯頂いています。本当は薬を飲んでいるので禁酒中なのですが・・・。

 初々しい新酒を口に含み、身体の隅々に染みこみ、新しい力が湧いてくるようなドラマを見せて頂きました。これも運命なのでしょうね。ありがたいことです。


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2022年01月19日

大河ドラマのキャスト

 私の中の源頼朝は「草燃える」の時の石坂浩二さん、北条政子は、岩下志麻さんなので、未だ、大泉洋さんと小池栄子さんに馴染めていませんが、大泉洋さんも小池栄子さんも好きな役者さんなので、この先を楽しみにしています。

 そして小池栄子さんは、「義経」で木曽義仲の妾 巴御前役がピッタリで強い印象が残っているので、ちょっと混乱します。妾ですし、年齢的にも、先日の記事にも書いた幼くして殺害された義高の母ではないでしょうが、義高の母にも当たるような人物から、義高を育てて暗殺の手から逃した政子へと、同時代の人物を同じ役者さんが演じるのはややこしいけれど、何やら数奇なご縁というべきでしょうか。

 「草燃える」で滝田栄さんが演じていた伊東祐之(北条義時の親友で北条政子に恋心を抱く)が、今回誰に当たるのかと思って調べたら、なんと架空の人物だったことにビックリ。歴史ドラマは時々そういう架空の人物が活躍するので、史実なのかこれまた混乱しますね。

 北条義時は、「草燃える」では、松平健さんでしたが、今回はなんと平清盛役で面白いなぁ 今回の義時役の小栗旬って、何をやっても余り熱くならず醒めた印象でピンと来ないのですが、この大河で化けますかね。今の処、いつも通りの醒めた役どころですね。

 鎌倉幕府絡みからちょっと離れて、徳川家康役といえば、私の中では断然、津川雅彦さんだったのです。惜しくも亡くなられてしまい、この頃はすっかり北大路欣也さんになってしまいました。あんなに毎回「今晩は、徳川家康です」と登場されてはね・・・(笑)

 織田信長は、渡哲也さんがカッコ良かった! これは未だに誰にも上書きされずに、私の心の中のイメージに残っています。 

 豊臣秀吉は、ちょっと古いけれど、緒形拳さんかな。勝新太郎もカッコ良かったけど、「猿」にしてはカッコ良すぎですよね。竹中直人は、「猿」っぽかったけれど、何でもやり過ぎて鬱陶しいから好きなれないのです。ただ水戸の徳川斉昭役は顔もそっくりで彼にしては抑えた演技がなかなか渋かったかな。

 急に今までの大河ドラマが思い出されて、勝手なことを書きました(^^;


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posted by 山桜 at 15:27| Comment(0) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月29日

NHKの時代劇が面白い

 ここ数年、日曜日の大河ドラマは、待ちきれなくて18:00〜のBSプレミアム放送を観ています。すると大河ドラマに続いて、時代劇シリーズの再放送が流れます。

 最初は、なんとなく山本耕史さん主演の「鳴門秘帖」を、以前、居眠り磐音「陽炎の辻」が好きだったので、見始めたのが切欠だったかもしれません。時代劇は、主人や父が旅立ってからは、一緒に観ていたことを思い出すと哀しくなるのでご無沙汰だったのです。

 その後、どういう順番で観たかは忘れましたが、思い出すままに書きますと・・・

山本耕史さん主演「鳴門秘帖」
 哀しい事情を持つ陰りのある美剣士役は、彼の独壇場です。現代劇では余り好きではないのですが、「一つ屋根の下」では車椅子の画家志望の儚げな青年が、こんな成長を遂げるとは思いませんでした。

中井貴一さん主演の「雲霧仁左衛門」 
 クモキリソウと名前が共通なのも惹かれた一因かもしれません。中井さん、CMで見せるひょうきんさと時代劇での渋さのギャップ、人間性の深みを感じます。脇とは言えないような共演陣も芸達者揃いで見応え十分。最後は絶対に仁左衛門の勝利と分かっていても、ハラハラドキドキし通しです。

 第41,52代の火付盗賊改の安倍式部(信旨)を演じるのは國村隼さん。第165−166代の鬼平こと長谷川平蔵(宣以のぶため)とは違って、敵役で毎回取り逃してしまい気の毒ですが、安倍式部も応援したくなる魅力を持っています。

船越英一郎さん主演の「赤ひげ」
 船越さんも現代劇ではピンと来ない人でしたが、この赤ひげ先生は髭も似合ってはまり役、無口なので表情で演じる姿に泣かされました。

 主役以外は、役者が良いという言うより脚本が素晴らしいのかもしれませんが、それだけにどの役も演じているようには見えず、若いお医者様達の成長が、演じる役者の成長と重なりました。若い人が成長していくのを見ると、自分も未だ未だこれからだと励まされますね。

沢口靖子さん主演の「小吉の女房」
 小吉は勝海舟の父で演じるのは古田新太さん。気風が良く人にとことん優しい江戸っ子で、この父ありての海舟なのかと言う興味もあって見始めました。沢口さんは、どこか無理しているような「科捜研の女」より、時代劇の女房役の方がずっと伸び伸びしていて可愛らしく魅力的でした。子役だった海舟も成長して結婚してしまい、もう続編はないのかしら、もっと見たいなぁ

中村隼人さん主演「大富豪同心2」
 お金持ちの同心・八巻宇之吉と先の将軍のご落胤の異母弟・幸千代君、顔はソックリ(中村の二役)でも、能力も気性も正反対。第一作は見ていませんが、中村さんの二役の演じ分けが素晴らしく、別人では思う程で驚きました。歌舞伎役者さんで所作も美しく上品で、小判をばらまこうが、ご飯をモリモリ食べようが、何をやっても嫌な感じにならない所が流石です。
 
 「小吉の女房」が終わって寂しく、何だかふざけた漫画のような設定で、見るのを止めようかと思っていたのに、ついつい引き込まれて見続け、今ではエンディングのダンスを一緒にやるのも楽しみになるとは・・・。

 大好きな稲森いずみさんの芸者姿を堪能できる幸せ。宇之吉を慕う男装の女剣士みすずさんとの進まない恋模様、宇之吉大好きな下町の応援団の面々との人間模様も温かくてほっこりします。あの松本幸四郎さんが、主演では無く幸千代君付きの老中で爺やのような役をオロオロと演じているのにも年月を感じます。

 つまらないバラエティや若者向けのドラマばかりで見るものが無いとお嘆きでしたら、是非、一度ご覧になって見て下さい。本放送は金曜日の午後8時から、再放送は、土曜午後6:45?〜(6:00〜の大河ドラマの後です)


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ラベル:NHK 時代劇
posted by 山桜 at 17:41| Comment(2) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月17日

小林亜星さん、ありがとう

 平成から令和への御代がわり、人生の折々に影響を受けた方々が次々と旅立った逝かれます。これが時代の変わり目ということでしょうか。昭和から平成の時には、未だ自分も若く余りそのようなことは感じませんでしたけれど、今は一入寂しさを感じます。

 「寺内貫太郎一家」は、騒々しくてきちんとは見ていませんでしたが、亜星さんの強烈な個性に圧倒されました。女将さんの加藤治子さんも西城秀樹さんも亡くなって、とうとう浅田美代子さんだけになったなんて、月日の流れを感じます。加藤治子さんはジブリ映画の声優さんとしても活躍され、上品なお声は今も変わらず代えがたい存在感を放っています。

 亜星さんのそれこそきら星の数ほどある名曲の中で、今でも口ずさむのは、

 どこまでも行こう
  どこまでも行こう
  道は厳しくとも
  口笛を吹きながら
  歩いて行こう 走って行こう

・・・だと、ずっと思っていたら、最後は「走って行こう」だったことを、今知ってビックリ! 口笛を吹きながら走るって出来ますか?そうまでしないと吹っ切れない程、辛く哀しいことがあったのでしょうか。いやいや、これは車のCMだったから「走って行こう」だったのですね。

 サリーちゃんからガッチャマンまで、好きだったマンガの主題歌の数々も亜星さんだったのですね。今でも全部ソラで歌えます。どんな時でも歌えば元気が湧いてくるような歌ばかり。

 神様が下された才能を惜しみなく溢れんばかりに私達に分けて下さり、ありがとうございました。これからも、どうか天から素敵な曲を奏でて下さい。 合掌、いや、合唱がいいかしら。 亜星さんの歌、歌い継いでいきますね。

 小林亜星さん 2021年5月30日 旅立ち


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posted by 山桜 at 09:56| Comment(4) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月19日

田村正和さん訃報、ガッキー結婚砲

 「えええっ!!」
 主人の月命日、心静かに過ごしていたら、驚きのニュースが重なって、なんとも落ち着かない気持になりました。

 正和さんは、多少の御髪の変化くらいで、殆ど若い頃と変わらない端正な容姿。あの何事にも動じない黒柳徹子さんが、「徹子の部屋」で、何だか上ずってときめいていらしたように、目の前に現れたら誰しもボーッとなってしまうような魅力的なその姿の一方、自分にも人にも厳しく緊張感を漂わせた最後の大スターの風格をお持ちでした。

 恐らく、暫くの間、追悼再放送が企画されるでしょうね。そうやって俳優さんは、ずっと生きていかれるのが羨ましい限りです。尤も、ご本人は、若い頃の映像を見たら恥ずかしくて自殺していまう・・・等と仰っていたようですが。

 まさか正和さんもご自分の訃報とガッキーの結婚報道が重なるとは夢にも思わず、今頃「参ったなぁ」と苦笑されているかもしれません。哀しく寂しいけれど、おめでたい報道を見て笑顔の正和さんが思い浮かんで救われた気持です。

 ガッキー&星野源さん、おめでとう、そして、ありがとう!
星野さん、カピパラみたいなほのぼのした顔の奥の鋭い眼光が只者じゃ無いと思っていましたが、やりよりましたな。


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2021年05月14日

朝ドラ「おちょやん」

 正直、毎朝キンキンした怒鳴り声ばかり聞くのはキツいなと思いながら、段々と歳を重ねれば落ち着いた浪花千栄子さんになっていくのだろうと期待して見ていました。

 ドラマの中の芝居、それも喜劇というシーンが繰り返されて、前後が無く短く切り取られた部分だけ見せられても笑えず、笑いのセンスが違うのかな?等と考えてしまう始末。千代の芝居が上手い!というのは???な気持のまま。

 ドラマ自体が泣き笑いの喜劇になっていて、こちらは時々ホロリとしたりニンマリも出来たかな。そこへ行くと、やはり芸人さんは上手い。ほっしゃん、塚地さん、前田君には、安心して笑わせて貰えました。

 終盤、あの千代を追い出した憎らしい継母の栗子さんが、謎の花籠の送り主で、女手一つで娘と孫を立派に育て上げ、千代の事を蔭ながら応援して来たという、千代と同じように厳しくも真っ当な人生が重なってから、ドラマがぐっと深みを増して面白くなって来ました。

 いつも物語の背景で静かに色々なものを整理されていた栗子さん、あれは終活だったのでしょうか。孫のこと、千代のこと、全てをきちんと済ませて、なんて美しい見事な人生の幕引きだったことでしょう。残されたアルバムには、笑顔が素敵な看護婦さんの娘と立派な軍人のお婿さん、栗子の一生懸命の子育てがしのばれました。

 千代から家族を奪った栗子さんが、千代と血の繋がった春子という新しい家族を千代に残していってくれたのですね。ああ、まさか、あの栗子さんに泣かされる日が来ようとは・・・。

 最後の最後のドラマ中芝居、「直どんとお家さん」で、千代と一平(天海)の人生と台詞が重なり、やっと笑った後、素直な涙がこぼれました。

 千代と春子(養女になった姪)が仲良く前に向かって歩いて行く最後のシーン、包み込むように優しく舞っていたのは、桜(春子の母の名前)の花びらでした。ビー玉に思いを込め見守っていてくれた千代のお母さんと同じように、これからも栗子さん、さくらさんも一緒に歩んでいってくれます。

 「今ある人生が全て」
 哀しみも後悔もあるけれど、それもこれも含めての今の人生なんですね。


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posted by 山桜 at 22:59| Comment(4) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月06日

天地真理



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「天地真理」 何と読まれましたか?
「てんちしんり」か「あまちまり」かで、年齢が分かりますね。

 子供の頃、天地真理さんのファンでした。 それなのに、「天地(あめつち)の理(ことわり)」に倣い「天地(あめつち)に遊ぶ」などというブログタイトルをつけながら、天地真理さんの名前のことを、今の今まで、全く関連付けていなかったことに気が付いて、愕然としています。

 「マリちゃん」は「マリちゃん」であって、「天地の真理」と結びつけることがありませんでした。

 確か本名ではなかった筈・・・と思い、調べてみると、「斉藤真理」さんが本名で、「真理」という名前は、お坊さんが名付け親だったそうです。 芸名の姓「天地」を付けた人は誰だったのでしょう。 凄い名前に負けずに見事、国民的トップ・アイドルに駆け上ったのですね。

 余りにも純朴すぎたのか稼がせるだけ稼がせた後、彼女を本気で支えてくれる人がいなかったのか・・・。 御本人は、どんな境遇でも、いつも弾ける笑顔でしたけれど、一時は痛々しくて彼女の言葉を聞くのも、変わってしまった姿を目にするのも辛かったです。

 今はお嬢さんとファンの方々に支えられて、高齢者ホームで暮らしていらっしゃるそうです。 

 私の中では、今もマリちゃんの可愛い笑顔とファルセットのかかった優しい歌声は変わらずにいます。

 このところ心の中に繰り返し浮かんでくるフレーズは、

 「水色の恋」 
  あの人にさよならを 言わなかったの
  さよならは お別れのことばだから…

 「ひとりじゃないの」
  一人じゃないって 素敵なことね
  貴方の肩越しに 草原も輝く
  二人で行くって 素敵なことね
  いつまでも どこまでも・・・

天地真理さん、一生心に持ち続けていられる素敵なプレゼントをありがとうございます。 
ラベル:天地真理
posted by 山桜 at 15:47| Comment(2) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月29日

一生さんと一徳さん

 FIT活動に復帰し早朝に出掛ける事が多くなり、今の朝ドラもさっぱり面白くならないままで、たまに家に居る時チラ見するぐらいに・・・そんな「チラ見」をしている時、
 「あれ、一徳さんにソックリ!」
と思ったのが、役で老け作りをした高橋一生さんの横顔。

 以前から、どうもどこかで見た顔だなぁ・・・と思っていたのですが、それが若いころの「サリーさん=岸部一徳さん」ということにこの日やっと気づけて、と〜ってもスッキリ!しました。

 もうそれ以来、サリーさんの顔にだぶって仕方がありません。 まさか親子とか血縁関係ありでは無いですよね? 他人でもこれほど似ることがあるのですね〜 いっそのこと、親子の役なんて、やってくれないかしら?

 私が「似てる」ではなく「ソックリ」と思う人といえば、
 ・岩城滉一 と 反町隆史
 ・名取裕子 と 戸田菜穂
 年齢が離れていますけれど、同じ年頃の写真だとどちらがどちらか分からないくらいソックリと思います。

 私にもどこかにソックリな人っているのでしょうか・・・会ってみたいようなコワイような・・・。


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(4) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月07日

「わろてんか?」

 「わろてんか」で皆さん、笑えてます? 私は、もう、あのアホボン(席主とやら)の顔を朝から見とうない。 元々あの役者さんは好かなかったけれど、この役は酷い。 見ていて気の毒にさえなる。 最早、彼自身、この役を愛してないのだろうな、と思う。 他の登場人物にも、誰一人として感情移入できないし、今日はもう見るのを止めようか、もう少し我慢しようかの日々で、堪忍袋も切れそうだ。

 そんなところに、私の大好きだった朝ドラ「ちりとてちん」で、心打たれるエピソードの数々の鍵となった「崇徳院」の「瀬をはやみ〜」や あの尊建まで落語家役で出て来て『何の便乗?』と、冒涜された気持。 

 笑いたくて見てる私を全く笑わせてくれない「わろてんか」って、一体何がしたいの?


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posted by 山桜 at 18:25| Comment(2) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月17日

ひよっこロス

 
 スキスキスキス〜キ〜 スキステキスキ〜 という太田裕美さんがあの愛らしい声で歌う「恋のうた」が耳について離れず、今もついつい口ずさんでしまいます。
 
9月で終わってしまった朝ドラの「ひよっこ」、『もうやっていないんだ、今頃皆どうしてるかなぁ』と、その後が気になるドラマがまた一つ増えてしまいました。 

 特に、前にも気になる人物としてブログに書いたマッシュルーム・カットでBeatles LOVEの宗男おじさん、
 「誰かに助けてもらったら誰かを助ければいい。 
  それでいいんだよ。 人を救うのは人だよ」
という言葉が忘れられません。

 スキスキスキス〜キ〜の「恋のうた」がテーマソングだったお米屋さんのさおり(米子)と三男、それぞれに運命の伴侶を失った後の大人の恋・シェフと愛子さん、 乙女寮の同期生・澄子(福島)と豊子(青森)のハワイ旅行の顛末などは、きっとスピンオフか続編で描かれるものと今から心待ちにしています。

 主人公のみね子とヒデは当分ラブラブでそうなのでほっといていいかな。 早苗さんは、NYで彼とどうなっても生きていくでしょうし、演じたシシド・カフカさんはこの先、きっと一番売れそうです。 漫画家二人もまぁ、どうでもいいか。 藤子不二雄風の設定で画風は石ノ森章太郎系でした。 メガネの方が顔が分からないと売れないだろうと、たびたびメガネを外していたのが印象的でしたが、結局どういう顔か分からないままでした、残念。 

 その分、古館二世は、演じたヤスハルのキャラが立っていたので顔が売れましたが、親の顔がちらついて好感度が落ちるという、親の七光りならぬ残念な親のブラックホールを跳ね返せるかどうかが見ものです。

 主人公が大人に成長する前に終わった朝ドラといえば、「あまちゃん」もそうでした。 ただ、「あまちゃん」は、その後を描いて欲しいとは思いません。 あのトンネルの向こうの光に向かってアキとユイちゃんが手をつなぎ、二人で歩いていくラストは秀逸でしたから、あとはそれぞれが想像して何通りのドラマになっていって良いと思っています。

  主人は家に居るようになってから、以前にも増して朝ドラを楽しみに見ていました。 もし元気だったら、きっと「ひよっこ」も泣き笑いしながら一緒に見ていたと思います。 3月末の入院で、毎日見ていた「ごちそうさん」の再放送の最後が見れずに心残りだったでしょう。 治療の後遺症で味覚が鈍くなってしまっていましたが、美味しいものが大好きでしたし「ごちそうさん」の登場人物の描き方が深いと絶賛していました。 「あまちゃん」も再放送を全部見て、すっかりアキ(能年玲奈 → のん)のファンになっていましたっけ。 能年ちゃん、早くテレビに復活してくれると嬉しいなぁ

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