2023年08月22日

生き続ける・・・田邊教授


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 毎朝、NHK BSP7:15〜「あまちゃん」、7:30〜「らんまん」を心待ちにしています。

 「あまちゃん」は、最初の放送時からBSP、NHKと朝2度、お昼も観れば3回、土曜の一週間分再放送も含め4回ずつ観て、数年後の再放送も観て、今回も同様・・・もう何回観ているのか分からず台詞も覚えているのに、いつも新鮮で面白い! どれだけ笑ったり泣いたりさせられているやら・・・もはや、オチの分かっている落語のようで、次の台詞を待って笑いたくてウズウズしてしまいます。

 そして「らんまん」。植物オタクの私には、牧野先生は憧れと共感の人、どっぷり嵌まっています。

 今日は、史実に基づいた展開「田邊教授が鎌倉の海で溺死」・・・観るのが辛い回、と気が重かったのですが、遺された聡子さんの強さ、嫉妬やしがらみから解放された素のユーシーらしい遺言(心ならずもそうなってしまった)と形見分けに救われました。

 「これって、本当に事故!?」
 私も含め、そう思ってしまう人々への、このドラマからの一つの答えでもありました。海に出掛けた教授の心は、生きる力に満ちて晴れ晴れとしていたに違いありません。

 一方、万太郎に贈られた蔵書に挟まれていた、教授が愛したシダ、ホウライシダ(愛妻 聡子さんの面影)にあの優しい笑顔が重なって・・・手紙ではなく植物で「聡子、愛しているよ」から「聡子をよろしく頼む」へ、と。

 私は未だに、主人の蔵書を開けないでいます。主人の心を勝手に見るようで憚られて。もし、何かをみつけてしまったら、また新しい哀しみが生まれてしまいそうで、とても恐くて開くことが出来ないのです。

 聡子さんに、教授の遺伝子を継ぐ新しい命が宿っていて幸いでした。私も娘のケロの中に生きている主人に、どれだけ救われていることでしょう。

 そして教授の遺伝子は、生命的なものだけではなく、植物学に命を燃やす万太郎や弟子達に受け継がれています。そして、そして末端に居る私にも、きっと!

 田邊(矢田部)教授、ありがとうございます。教授の遺伝子、受け継いで生きて生きて、そして、周りの人と分かち合い次代にも渡して参ります。

 嗚呼、鎌倉の海に・・・合掌

 (鎌倉の海辺で、長屋の人達のように、子供達とスイカを食べて種を飛ばしたでしょうか・・・)

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2023年08月04日

園ちゃんのヒメスミレ


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 園ちゃんがお空に帰っていってしまいました。朝ドラでこれほど涙が止まらなくなったのは初めてです。史実でこうなると分かっていたものの、園ちゃん役の赤ちゃんの余りにも愛らしい仕草、天使のようなあどけない表情、「七歳までは神の内」そのものでした。残されたヒメスミレの絵・・・愛しい命の確かに生きた証、胸が締め付けられます。

 ヒメスミレは、ある所にはある、それ程珍しくないスミレの仲間ですが、いざ探すとなかなか見つからないかもしれません。私のフィールド内(狭山丘陵の森林、林縁)での株数は、スミレ>ノジスミレ>ヒメスミレ、一番少ないです。(名前が似ているヒナスミレはやや湿り気のある林縁に多く、薄いピンク色の花)

 春の花ですので今は花に会うことが出来ませんが、園ちゃんに会いたくて、これまでブログに書いて来た「ヒメスミレ」の部分を集めてきました。

 改めて写真の日付をみると、丁度ソメイヨシノが咲いている時期ですね。小さなスミレなので、園ちゃんのように目線が低い子供の方が仲良しになれるのかもしれません。ソメイヨシノが咲き出したら、是非、足元にも目を向けて、園ちゃんのヒメスミレをみつけ、可愛い面影を重ねて頂けたら嬉しいです。

2018.04.04
P4042406ヒメスミレ (443x590).jpg
花も葉もスミレやノジスミレより小型でいかにも「姫」
花色は、スミレ、ノジ、ヒメの3種の中で一番青みが強い

2022.03.30
ヒメスミレP3306437.JPG
葉は、あまり立ち上がらず、地面に伏せ広がるように生える

2017.04.08
P4083991 (440x293).jpg
花はスミレより小さく青みがかり条腺目立つ  
葉は縁が波打つ 葉柄に翼は殆どない 裏は紫を帯びることが多い

P4174144 (207x310).jpgP4174143 (207x310).jpg
P4083987 (207x310).jpgP4083988 (207x310).jpg
上弁がウサギの耳様に立つ 側弁基部有毛 距は白っぽく太い

 草丈が低く、周りに高い草の生えていない日向に生えることが多く、住宅地のアスファルトや縁石の隙間、公園の芝生の中、畑の周り、墓地・石碑の石の間、などで良く見かけます。お地蔵様の足元なども探して見て下さい。

 園ちゃん、お空の上は気持がいいですか。お父さん、お母さん、これから生まれる弟妹を応援してくださいね。園ちゃんが一緒なら、百人力です。合掌

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posted by 山桜 at 08:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月11日

バイカオウレン と セツブンソウ


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奥多摩に行けば、バイカオウレンはそれほど珍しくはないのですが、写真を探していて花期にめぐり逢えていないことに気づきました。むさしの自然観察園にもあると聞いていましたが、平地で開花が早く、当番の日に見たら、5弁の花弁に見える萼片が残り3枚という状態でした。あと2枚あると想像してみてくださいね。

バイカオウレン(梅花黄連)開花 4月(関東)
花の名残(;;)     果実 2023.04.10
P4104251 バイカオウレンs.jpg P4104252 バイカオウレンs.jpg
白い花弁に見える部分は萼片で、その中に黄色い密腺をつけた花が丸く並んでいて、その中に雄しべと雌しべがある筈なのですが抜け落ちてしまっています。雌しべは多数あって実って広がるとカザグルマのような形が印象的です。

苔の中に広がっていた葉 雲取山7月
P7084134苔とバイカオウレンの葉 (440x293).jpg
小葉が五枚あるのが特徴で、ゴヨウオウレンの別名があります。

調べてみると、バイカオウレンは四国にも自生地があって、2月には咲き出すのだそうです。そうなるとシコクバイカオウレンと言うことかもしれません。

参考ページ 高知県佐川町で2月に満開の様子
シコクバイカオウレン(四国梅花黄連)

朝ドラ「らんまん」で、万太郎くんが危篤のお母さんが大好きなバイカオウレンを探していてみつけた、似たような花はセツブンソウでした。上の参考ページの写真と見比べてもよく似た花ですね。

セツブンソウ(節分草)開花 2月
P2062931 セツブンソウs.jpg P3075669 セツブンソウs.jpg
セツブンソウも白い花弁に見える部分は萼片で、中に二つに割れた先に黄色い密腺をつけていつのが花弁、薄青い雄しべの葯の真ん中に先が伸び出しているのが雌しべ。右の写真はその雌しべの元で実った果実です。

花はどちらも実際に見ると、写真で見ている印象よりずっと小さくて、バイカオウレンは1pほど、セツブンソウは2p弱(1円玉位)ほどです。
また、セツブンソウには、花(に見える部分)の下に襟巻き状の茎葉がありますが、バイカオウレンにはありません。

ニリンソウ(二輪草)開花 3〜4月
P3303931 ニリンソウm.jpg
個体差はありますが、花は大体2.5p(10円玉位)と一回り大きく、よく観れば花の造りはバイカオウレンやセツブンソウとは異なります。葉は、バイカオウレンにちょっと似た形。ドラマの中で使われていた造花が、画面映えを考えてか大きめに造られていたので、番組タイトルを知らずに見て、且つ、実際に自然の中で咲いている様子をよく知っている方は、このニリンソウに見えたかもしれません。


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posted by 山桜 at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月10日

「らんまん」この花の名前が知りたい


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 先程書いた記事に植物の名前を書いてしまいましたが、タイトルになっている「バイカオウレン」以外、ドラマの中では未だ名前は出ていません。何しろ、未だ主人公の万太郎くんは、どの花の名前も知らないのですから・・・。

 やがて、
 「この花の名前を知りたい!」
と、強く思うことになるのでしょう。いよいよ壮大なドラマの始まりですね!

 自然ガイドをしていると、
 「どうしてそんなに花の名前を覚えられるのですか?」
と、聞かれることがありますが、いつも、
 「好きな人の名前は知りたいし、覚えられるでしょう?」
と、答えます。

 今日、好きになった花の一つだけでも覚えられたら、素敵なことですよね。

 何なら、別に標準和名でなくても、自分で好きな名前をつけるのも楽しいですよね。自分だけの大切な思い出の花の名前、これまた素敵じゃないですか・・・


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月09日

「らんまん」やはり造花でしたね。


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 公式にドラマのスタッフが裏話として「造花を用いている」ことを書かれていました。

 ヤマトグサにしろ、バイカオウレン、セツブンソウにしろ、非常に良く出来てはいますけれど、茎や葉の揺れ方がどうしても固くて不自然なのが気になりました。「風にそよぎ、しなやかでいて倒れない」いかに精巧に形は作れても、そこは難しいと思います。

 オオバコだけは、ちゃんと茎がしなって本物に見えましたが、あれも造花でしょうか・・・

 それでも、貴重な種や季節に合わない植物の撮影の為、あれほど精巧に植物を再現された方々のご苦労には頭が下がります。数々のドラマで酷い造花を何度も目にしてきたので、流石に牧野先生がモデルのドラマ、その観察力・再現力の素晴らしさには拍手ですし、植物への愛を感じています。

 ただ、花の大きさが画面映えの為なのか、バイカオウレンもセツブンソウも、実物より大きく造られているように感じました。実際に山で咲いている様子を知っている人ほど、バイカオウレンというタイトルを知らずに遠目で見ていれば、ニリンソウと間違えてしまうかもしれません。

 牧野先生は、その細密なスケッチでも有名です。このブログでも繰り返し書いていますが、スケッチ=正確な観察。いくらカメラで撮影しても、自分の目で見て書き留めた記憶、記録とは比べものになりません。あの凄い造花も本物を再現するために、隅々までどれほど観察したことでしょう。

 牧野先生も空からきっとご覧で、目を細めて下さっていると思います。ご自分も造りたくて悔しがっていらっしゃるかもしれませんね。


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posted by 山桜 at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月03日

ヤマトグサ(大和草)!


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 「ヤマトグサ!」
 
 いよいよ始まった牧野富太郎先生が主人公モデルの朝ドラ「らんまん」の冒頭で、あのヤマトグサが出てきましたね〜

 画面に出てきた姿は、図鑑で見るような典型的な草姿(茎が固く不自然でしたので採取シーンのものは造花?一瞬だけアップでピントがあった時は本物のよう?)でしたので直ぐにそれと分かりましたが、地味なハシカグサに似たアカネ科の植物です。私も実物は未だ見たことがありません。

 牧野先生が1884年高知県で最初に発見した日本固有種で、日本人により記録され、日本の学術雑誌に発表された初めての植物です。その誇らしさが「ヤマトグサ」という名前に託されているように思います。

 以前はヤマトグサ科と単独だったように思うのですが、今はアカネ科ヤマトグサ属となっていました。

 万太郎さん(富太郎さんがモデルの主人公、演じるのは大好きな神木隆之介さん)が山の中をわくわくしながら歩く姿はまるで我が身を見るようで、これから毎朝が楽しみです

<ヤマトグサ 参考ページ>
 HiroKen山さんぽ 野山に自然に咲く花のページ ヤマトグサ

 そしてBSプレミアムでは、「らんまん」の前に「あまちゃん」も始まりました。能年玲奈さんの名前が、懐かしい・・・どちらも見逃せません!


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posted by 山桜 at 08:03| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月29日

「鎌倉殿の13人」


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 遂に終わってしまいました。毎週、BSと地上波と2回、彼らに会うのを楽しみにしていたので、もう一緒の時間が過ごせないのが寂しいです。
(本日、13:05〜総集編の放送があります!)

 まさか、政子が義時のとどめを刺すとは・・・最終回のタイトルは「報いの時」。「報い」とは、報賞なのか、報償なのか、報復なのか。

 麻毒に苦しみ解毒剤を求める義時を見つめながら薬液を床に空け、零れた薬を舐めようと這い寄る義時の目前、袂で拭き取ってしまう政子。

 禍の種になりそうな幼き先帝を亡き者にしようと、最後の力を降り絞る義時に、
 「これ以上手を汚させない、罪を重ねさせたくない」
という政子の義時への愛は深く大きいけれど、義時が鎌倉を守る為に葬ったと漏らした「13人」の中に、我が子「頼家」の名を聞いた時、
 「頼家、母が其方の無念を晴らす」
と、導線に火が点いたかもしれません。
 「嘘つきは嘘を突き通さなければいけませんよ!」
 この時の政子の言葉と表情、薄々気付いてはいたけれど知りたくなかった真実への動揺に、戦慄を覚えました。鎌倉を守る為に仕方が無かったと理解していても、母の心は別、奥底の封印が解かれた瞬間のようでした。

 誰も手にかけては来なかった政子が最後に、誰よりもその幼き頃からの心優しい性格を知り、それ故の大きな苦悩を見、共に頼朝の意志を継いで来た弟・義時に手を下し、亡骸を抱いて嗚咽する。何という幕引き。一年見続けてきた視聴者に大きな余韻を残し、問いかける最後でした。

 原作「吾妻鑑」から、登場人物の心に添い、背景を読み解き、物語を紡いで来られた三谷幸喜氏ならではの描写でした。私の解釈など、応援し続けて来た熱きサポーター(武衛)の中の一人の意見で、それぞれにまた別の感想があるでしょう。それがドラマを観る醍醐味であり、脚本家の望むところでもあると思います。

 「鎌倉は屍蔵、御霊鎮める地」、数の死者の眠るお墓・お寺だらけの鎌倉。今は観光地ともなりましたが、訪れる時には歴史を踏まえておくと、また違った見方が出来ることでしょう。

 沢山の血を流し山のような骸の上、希望の子「北条泰時(太郎)」に襷が渡されました。そして時は流れ、江戸で武家の社会を築く徳川家康へと引き継がれるのですね。

 一昨年の「麒麟が来る」から、いちど鎌倉時代に戻り幕府の起源を見てからの江戸時代。時代を行ったりきたりの「STAR WARS」のような大河ドラマならではの構成がまた面白いです。

 松本潤の演技は「花より男子」くらいしか知らず余り良い印象ではありませんでしたが、先日、小栗旬との会話を聞き、非常に真摯に役に取り組む方と知り、来年が楽しみになりました。そうか、花沢類から道明寺司へのバトンタッチなんですね。それもちょっと胸熱です。

 ああ、義時の最後の妻、のえさんの心情も切なかった・・・語りたいことは山ほどありますが、また、何かの折に。


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posted by 山桜 at 11:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月13日

NHKドラマ「蔵」

 昨晩、オリンピック中継を観ようとあちこちチャンネルを替えている時、BSPで名作ドラマ「蔵」(宮尾登美子 原作)のタイトルに目が留まりました。オリンピックも観たいけれど、ちょっとだけと見始めたのです。それがもう思いがけず、ぐっと引き込まれて離れられなくなり、とうとう4時間、観続けてしまいました。

 大きな地主でもある蔵元の長男「意造」の嫁取りの時の姑の勘違いから、少しずつボタンの掛け違いで運命が狂い始めます。8人の子が亡くなった後の最後の娘、強く生きよの願いの籠もった名を持つ「烈(れつ)」はやがて失明の宣告を受け、妻「果穂」は娘の視力回復祈願巡礼の途中で亡くなります。不幸の連鎖を止めようと若い後妻を貰い誕生した男児も事故で亡くなります。

 その間、身体の弱い妻「果穂」の代わりにその妹の「早穂」が烈を育て、蔵元の家事をも取り仕切って来ました。烈の父である義兄の意造を娘の頃から慕って来た気持を心の奥底に秘めつつ嫁がぬまま、この家の幸せの為に生き続ける早穂役の檀ふみさんがまた静謐で温かく、素晴らしい。

 不作や酒造りの失敗で蔵元を閉めようとしていた意造に、光を失っても強く賢く成長した烈は存続を訴えます。反対していた父・意造もやがて烈を跡継ぎとして育てることに意欲を蘇らせ、烈は自らの力で思い人との結婚も成し遂げ、見事に蔵元は立ち直っていきます。

 主人公の「烈」役の所に「井上真央」の名が見えました。そして子役が井上真央さんにとてもよく似ていたので、よくまぁそっくりな子役をみつけたものと思っていたら、なんとその子役が井上真央さんその人で、長じた娘役は「松たか子」さん、それもまた眩しいほどに若いのです。

 相当に古いドラマだと分かりましたが、デジタルリマスター版なのか、とても画面が綺麗で古さが感じられませんでした。ただ良い意味での古さ、重厚で丁寧な作りは好もしく懐かしいものでした。

 それにしても子役の井上真央さんの、段々と目が見えなくなっていく、不安、いらだち、そして遂に視力を失った時の姿は、演じていることを忘れてしまうほど自然で、本当にその境遇の子供がそこに存在しているようでした。こんな子役時代があったとは驚きました。

 今の朝ドラに繰り返し出てくる「暗闇でしか見えぬものがある。暗闇でしか聞こえぬ歌がある」の台詞のように、烈は見えないからこそ、蔵で育っていく酒の息づかい、酒造りに携わる人々の歌や熱気を聞き取り、人々の心の動きを知り、自らに差し伸べられた優しい手の温もりから添うべき伴侶を見いだします。

 また、蔵での酒造りのシーンが実に丁寧に描かれており、米を蒸して麹を作るところから発酵してふつふつと踊る音、やがて絞りだされる新酒の香りまで立ち上ってくるようで、思わずゴクリと喉が鳴り、お酒が飲みたくて堪らなくなりました。自分がこんなにお酒が好きなことをも思い出させてくれました。今もちょっと一杯頂いています。本当は薬を飲んでいるので禁酒中なのですが・・・。

 初々しい新酒を口に含み、身体の隅々に染みこみ、新しい力が湧いてくるようなドラマを見せて頂きました。これも運命なのでしょうね。ありがたいことです。


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2022年01月19日

大河ドラマのキャスト

 私の中の源頼朝は「草燃える」の時の石坂浩二さん、北条政子は、岩下志麻さんなので、未だ、大泉洋さんと小池栄子さんに馴染めていませんが、大泉洋さんも小池栄子さんも好きな役者さんなので、この先を楽しみにしています。

 そして小池栄子さんは、「義経」で木曽義仲の妾 巴御前役がピッタリで強い印象が残っているので、ちょっと混乱します。妾ですし、年齢的にも、先日の記事にも書いた幼くして殺害された義高の母ではないでしょうが、義高の母にも当たるような人物から、義高を育てて暗殺の手から逃した政子へと、同時代の人物を同じ役者さんが演じるのはややこしいけれど、何やら数奇なご縁というべきでしょうか。

 「草燃える」で滝田栄さんが演じていた伊東祐之(北条義時の親友で北条政子に恋心を抱く)が、今回誰に当たるのかと思って調べたら、なんと架空の人物だったことにビックリ。歴史ドラマは時々そういう架空の人物が活躍するので、史実なのかこれまた混乱しますね。

 北条義時は、「草燃える」では、松平健さんでしたが、今回はなんと平清盛役で面白いなぁ 今回の義時役の小栗旬って、何をやっても余り熱くならず醒めた印象でピンと来ないのですが、この大河で化けますかね。今の処、いつも通りの醒めた役どころですね。

 鎌倉幕府絡みからちょっと離れて、徳川家康役といえば、私の中では断然、津川雅彦さんだったのです。惜しくも亡くなられてしまい、この頃はすっかり北大路欣也さんになってしまいました。あんなに毎回「今晩は、徳川家康です」と登場されてはね・・・(笑)

 織田信長は、渡哲也さんがカッコ良かった! これは未だに誰にも上書きされずに、私の心の中のイメージに残っています。 

 豊臣秀吉は、ちょっと古いけれど、緒形拳さんかな。勝新太郎もカッコ良かったけど、「猿」にしてはカッコ良すぎですよね。竹中直人は、「猿」っぽかったけれど、何でもやり過ぎて鬱陶しいから好きなれないのです。ただ水戸の徳川斉昭役は顔もそっくりで彼にしては抑えた演技がなかなか渋かったかな。

 急に今までの大河ドラマが思い出されて、勝手なことを書きました(^^;


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posted by 山桜 at 15:27| Comment(0) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月29日

NHKの時代劇が面白い

 ここ数年、日曜日の大河ドラマは、待ちきれなくて18:00〜のBSプレミアム放送を観ています。すると大河ドラマに続いて、時代劇シリーズの再放送が流れます。

 最初は、なんとなく山本耕史さん主演の「鳴門秘帖」を、以前、居眠り磐音「陽炎の辻」が好きだったので、見始めたのが切欠だったかもしれません。時代劇は、主人や父が旅立ってからは、一緒に観ていたことを思い出すと哀しくなるのでご無沙汰だったのです。

 その後、どういう順番で観たかは忘れましたが、思い出すままに書きますと・・・

山本耕史さん主演「鳴門秘帖」
 哀しい事情を持つ陰りのある美剣士役は、彼の独壇場です。現代劇では余り好きではないのですが、「一つ屋根の下」では車椅子の画家志望の儚げな青年が、こんな成長を遂げるとは思いませんでした。

中井貴一さん主演の「雲霧仁左衛門」 
 クモキリソウと名前が共通なのも惹かれた一因かもしれません。中井さん、CMで見せるひょうきんさと時代劇での渋さのギャップ、人間性の深みを感じます。脇とは言えないような共演陣も芸達者揃いで見応え十分。最後は絶対に仁左衛門の勝利と分かっていても、ハラハラドキドキし通しです。

 第41,52代の火付盗賊改の安倍式部(信旨)を演じるのは國村隼さん。第165−166代の鬼平こと長谷川平蔵(宣以のぶため)とは違って、敵役で毎回取り逃してしまい気の毒ですが、安倍式部も応援したくなる魅力を持っています。

船越英一郎さん主演の「赤ひげ」
 船越さんも現代劇ではピンと来ない人でしたが、この赤ひげ先生は髭も似合ってはまり役、無口なので表情で演じる姿に泣かされました。

 主役以外は、役者が良いという言うより脚本が素晴らしいのかもしれませんが、それだけにどの役も演じているようには見えず、若いお医者様達の成長が、演じる役者の成長と重なりました。若い人が成長していくのを見ると、自分も未だ未だこれからだと励まされますね。

沢口靖子さん主演の「小吉の女房」
 小吉は勝海舟の父で演じるのは古田新太さん。気風が良く人にとことん優しい江戸っ子で、この父ありての海舟なのかと言う興味もあって見始めました。沢口さんは、どこか無理しているような「科捜研の女」より、時代劇の女房役の方がずっと伸び伸びしていて可愛らしく魅力的でした。子役だった海舟も成長して結婚してしまい、もう続編はないのかしら、もっと見たいなぁ

中村隼人さん主演「大富豪同心2」
 お金持ちの同心・八巻宇之吉と先の将軍のご落胤の異母弟・幸千代君、顔はソックリ(中村の二役)でも、能力も気性も正反対。第一作は見ていませんが、中村さんの二役の演じ分けが素晴らしく、別人では思う程で驚きました。歌舞伎役者さんで所作も美しく上品で、小判をばらまこうが、ご飯をモリモリ食べようが、何をやっても嫌な感じにならない所が流石です。
 
 「小吉の女房」が終わって寂しく、何だかふざけた漫画のような設定で、見るのを止めようかと思っていたのに、ついつい引き込まれて見続け、今ではエンディングのダンスを一緒にやるのも楽しみになるとは・・・。

 大好きな稲森いずみさんの芸者姿を堪能できる幸せ。宇之吉を慕う男装の女剣士みすずさんとの進まない恋模様、宇之吉大好きな下町の応援団の面々との人間模様も温かくてほっこりします。あの松本幸四郎さんが、主演では無く幸千代君付きの老中で爺やのような役をオロオロと演じているのにも年月を感じます。

 つまらないバラエティや若者向けのドラマばかりで見るものが無いとお嘆きでしたら、是非、一度ご覧になって見て下さい。本放送は金曜日の午後8時から、再放送は、土曜午後6:45?〜(6:00〜の大河ドラマの後です)


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ラベル:NHK 時代劇
posted by 山桜 at 17:41| Comment(2) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月17日

小林亜星さん、ありがとう

 平成から令和への御代がわり、人生の折々に影響を受けた方々が次々と旅立った逝かれます。これが時代の変わり目ということでしょうか。昭和から平成の時には、未だ自分も若く余りそのようなことは感じませんでしたけれど、今は一入寂しさを感じます。

 「寺内貫太郎一家」は、騒々しくてきちんとは見ていませんでしたが、亜星さんの強烈な個性に圧倒されました。女将さんの加藤治子さんも西城秀樹さんも亡くなって、とうとう浅田美代子さんだけになったなんて、月日の流れを感じます。加藤治子さんはジブリ映画の声優さんとしても活躍され、上品なお声は今も変わらず代えがたい存在感を放っています。

 亜星さんのそれこそきら星の数ほどある名曲の中で、今でも口ずさむのは、

 どこまでも行こう
  どこまでも行こう
  道は厳しくとも
  口笛を吹きながら
  歩いて行こう 走って行こう

・・・だと、ずっと思っていたら、最後は「走って行こう」だったことを、今知ってビックリ! 口笛を吹きながら走るって出来ますか?そうまでしないと吹っ切れない程、辛く哀しいことがあったのでしょうか。いやいや、これは車のCMだったから「走って行こう」だったのですね。

 サリーちゃんからガッチャマンまで、好きだったマンガの主題歌の数々も亜星さんだったのですね。今でも全部ソラで歌えます。どんな時でも歌えば元気が湧いてくるような歌ばかり。

 神様が下された才能を惜しみなく溢れんばかりに私達に分けて下さり、ありがとうございました。これからも、どうか天から素敵な曲を奏でて下さい。 合掌、いや、合唱がいいかしら。 亜星さんの歌、歌い継いでいきますね。

 小林亜星さん 2021年5月30日 旅立ち


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posted by 山桜 at 09:56| Comment(4) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月19日

田村正和さん訃報、ガッキー結婚砲

 「えええっ!!」
 主人の月命日、心静かに過ごしていたら、驚きのニュースが重なって、なんとも落ち着かない気持になりました。

 正和さんは、多少の御髪の変化くらいで、殆ど若い頃と変わらない端正な容姿。あの何事にも動じない黒柳徹子さんが、「徹子の部屋」で、何だか上ずってときめいていらしたように、目の前に現れたら誰しもボーッとなってしまうような魅力的なその姿の一方、自分にも人にも厳しく緊張感を漂わせた最後の大スターの風格をお持ちでした。

 恐らく、暫くの間、追悼再放送が企画されるでしょうね。そうやって俳優さんは、ずっと生きていかれるのが羨ましい限りです。尤も、ご本人は、若い頃の映像を見たら恥ずかしくて自殺していまう・・・等と仰っていたようですが。

 まさか正和さんもご自分の訃報とガッキーの結婚報道が重なるとは夢にも思わず、今頃「参ったなぁ」と苦笑されているかもしれません。哀しく寂しいけれど、おめでたい報道を見て笑顔の正和さんが思い浮かんで救われた気持です。

 ガッキー&星野源さん、おめでとう、そして、ありがとう!
星野さん、カピパラみたいなほのぼのした顔の奥の鋭い眼光が只者じゃ無いと思っていましたが、やりよりましたな。


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2021年05月14日

朝ドラ「おちょやん」

 正直、毎朝キンキンした怒鳴り声ばかり聞くのはキツいなと思いながら、段々と歳を重ねれば落ち着いた浪花千栄子さんになっていくのだろうと期待して見ていました。

 ドラマの中の芝居、それも喜劇というシーンが繰り返されて、前後が無く短く切り取られた部分だけ見せられても笑えず、笑いのセンスが違うのかな?等と考えてしまう始末。千代の芝居が上手い!というのは???な気持のまま。

 ドラマ自体が泣き笑いの喜劇になっていて、こちらは時々ホロリとしたりニンマリも出来たかな。そこへ行くと、やはり芸人さんは上手い。ほっしゃん、塚地さん、前田君には、安心して笑わせて貰えました。

 終盤、あの千代を追い出した憎らしい継母の栗子さんが、謎の花籠の送り主で、女手一つで娘と孫を立派に育て上げ、千代の事を蔭ながら応援して来たという、千代と同じように厳しくも真っ当な人生が重なってから、ドラマがぐっと深みを増して面白くなって来ました。

 いつも物語の背景で静かに色々なものを整理されていた栗子さん、あれは終活だったのでしょうか。孫のこと、千代のこと、全てをきちんと済ませて、なんて美しい見事な人生の幕引きだったことでしょう。残されたアルバムには、笑顔が素敵な看護婦さんの娘と立派な軍人のお婿さん、栗子の一生懸命の子育てがしのばれました。

 千代から家族を奪った栗子さんが、千代と血の繋がった春子という新しい家族を千代に残していってくれたのですね。ああ、まさか、あの栗子さんに泣かされる日が来ようとは・・・。

 最後の最後のドラマ中芝居、「直どんとお家さん」で、千代と一平(天海)の人生と台詞が重なり、やっと笑った後、素直な涙がこぼれました。

 千代と春子(養女になった姪)が仲良く前に向かって歩いて行く最後のシーン、包み込むように優しく舞っていたのは、桜(春子の母の名前)の花びらでした。ビー玉に思いを込め見守っていてくれた千代のお母さんと同じように、これからも栗子さん、さくらさんも一緒に歩んでいってくれます。

 「今ある人生が全て」
 哀しみも後悔もあるけれど、それもこれも含めての今の人生なんですね。


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posted by 山桜 at 22:59| Comment(4) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月06日

天地真理



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「天地真理」 何と読まれましたか?
「てんちしんり」か「あまちまり」かで、年齢が分かりますね。

 子供の頃、天地真理さんのファンでした。 それなのに、「天地(あめつち)の理(ことわり)」に倣い「天地(あめつち)に遊ぶ」などというブログタイトルをつけながら、天地真理さんの名前のことを、今の今まで、全く関連付けていなかったことに気が付いて、愕然としています。

 「マリちゃん」は「マリちゃん」であって、「天地の真理」と結びつけることがありませんでした。

 確か本名ではなかった筈・・・と思い、調べてみると、「斉藤真理」さんが本名で、「真理」という名前は、お坊さんが名付け親だったそうです。 芸名の姓「天地」を付けた人は誰だったのでしょう。 凄い名前に負けずに見事、国民的トップ・アイドルに駆け上ったのですね。

 余りにも純朴すぎたのか稼がせるだけ稼がせた後、彼女を本気で支えてくれる人がいなかったのか・・・。 御本人は、どんな境遇でも、いつも弾ける笑顔でしたけれど、一時は痛々しくて彼女の言葉を聞くのも、変わってしまった姿を目にするのも辛かったです。

 今はお嬢さんとファンの方々に支えられて、高齢者ホームで暮らしていらっしゃるそうです。 

 私の中では、今もマリちゃんの可愛い笑顔とファルセットのかかった優しい歌声は変わらずにいます。

 このところ心の中に繰り返し浮かんでくるフレーズは、

 「水色の恋」 
  あの人にさよならを 言わなかったの
  さよならは お別れのことばだから…

 「ひとりじゃないの」
  一人じゃないって 素敵なことね
  貴方の肩越しに 草原も輝く
  二人で行くって 素敵なことね
  いつまでも どこまでも・・・

天地真理さん、一生心に持ち続けていられる素敵なプレゼントをありがとうございます。 
ラベル:天地真理
posted by 山桜 at 15:47| Comment(2) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月29日

一生さんと一徳さん

 FIT活動に復帰し早朝に出掛ける事が多くなり、今の朝ドラもさっぱり面白くならないままで、たまに家に居る時チラ見するぐらいに・・・そんな「チラ見」をしている時、
 「あれ、一徳さんにソックリ!」
と思ったのが、役で老け作りをした高橋一生さんの横顔。

 以前から、どうもどこかで見た顔だなぁ・・・と思っていたのですが、それが若いころの「サリーさん=岸部一徳さん」ということにこの日やっと気づけて、と〜ってもスッキリ!しました。

 もうそれ以来、サリーさんの顔にだぶって仕方がありません。 まさか親子とか血縁関係ありでは無いですよね? 他人でもこれほど似ることがあるのですね〜 いっそのこと、親子の役なんて、やってくれないかしら?

 私が「似てる」ではなく「ソックリ」と思う人といえば、
 ・岩城滉一 と 反町隆史
 ・名取裕子 と 戸田菜穂
 年齢が離れていますけれど、同じ年頃の写真だとどちらがどちらか分からないくらいソックリと思います。

 私にもどこかにソックリな人っているのでしょうか・・・会ってみたいようなコワイような・・・。


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ラベル:ソックリ
posted by 山桜 at 00:00| Comment(4) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月07日

「わろてんか?」

 「わろてんか」で皆さん、笑えてます? 私は、もう、あのアホボン(席主とやら)の顔を朝から見とうない。 元々あの役者さんは好かなかったけれど、この役は酷い。 見ていて気の毒にさえなる。 最早、彼自身、この役を愛してないのだろうな、と思う。 他の登場人物にも、誰一人として感情移入できないし、今日はもう見るのを止めようか、もう少し我慢しようかの日々で、堪忍袋も切れそうだ。

 そんなところに、私の大好きだった朝ドラ「ちりとてちん」で、心打たれるエピソードの数々の鍵となった「崇徳院」の「瀬をはやみ〜」や あの尊建まで落語家役で出て来て『何の便乗?』と、冒涜された気持。 

 笑いたくて見てる私を全く笑わせてくれない「わろてんか」って、一体何がしたいの?


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posted by 山桜 at 18:25| Comment(2) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月17日

ひよっこロス

 
 スキスキスキス〜キ〜 スキステキスキ〜 という太田裕美さんがあの愛らしい声で歌う「恋のうた」が耳について離れず、今もついつい口ずさんでしまいます。
 
9月で終わってしまった朝ドラの「ひよっこ」、『もうやっていないんだ、今頃皆どうしてるかなぁ』と、その後が気になるドラマがまた一つ増えてしまいました。 

 特に、前にも気になる人物としてブログに書いたマッシュルーム・カットでBeatles LOVEの宗男おじさん、
 「誰かに助けてもらったら誰かを助ければいい。 
  それでいいんだよ。 人を救うのは人だよ」
という言葉が忘れられません。

 スキスキスキス〜キ〜の「恋のうた」がテーマソングだったお米屋さんのさおり(米子)と三男、それぞれに運命の伴侶を失った後の大人の恋・シェフと愛子さん、 乙女寮の同期生・澄子(福島)と豊子(青森)のハワイ旅行の顛末などは、きっとスピンオフか続編で描かれるものと今から心待ちにしています。

 主人公のみね子とヒデは当分ラブラブでそうなのでほっといていいかな。 早苗さんは、NYで彼とどうなっても生きていくでしょうし、演じたシシド・カフカさんはこの先、きっと一番売れそうです。 漫画家二人もまぁ、どうでもいいか。 藤子不二雄風の設定で画風は石ノ森章太郎系でした。 メガネの方が顔が分からないと売れないだろうと、たびたびメガネを外していたのが印象的でしたが、結局どういう顔か分からないままでした、残念。 

 その分、古館二世は、演じたヤスハルのキャラが立っていたので顔が売れましたが、親の顔がちらついて好感度が落ちるという、親の七光りならぬ残念な親のブラックホールを跳ね返せるかどうかが見ものです。

 主人公が大人に成長する前に終わった朝ドラといえば、「あまちゃん」もそうでした。 ただ、「あまちゃん」は、その後を描いて欲しいとは思いません。 あのトンネルの向こうの光に向かってアキとユイちゃんが手をつなぎ、二人で歩いていくラストは秀逸でしたから、あとはそれぞれが想像して何通りのドラマになっていって良いと思っています。

  主人は家に居るようになってから、以前にも増して朝ドラを楽しみに見ていました。 もし元気だったら、きっと「ひよっこ」も泣き笑いしながら一緒に見ていたと思います。 3月末の入院で、毎日見ていた「ごちそうさん」の再放送の最後が見れずに心残りだったでしょう。 治療の後遺症で味覚が鈍くなってしまっていましたが、美味しいものが大好きでしたし「ごちそうさん」の登場人物の描き方が深いと絶賛していました。 「あまちゃん」も再放送を全部見て、すっかりアキ(能年玲奈 → のん)のファンになっていましたっけ。 能年ちゃん、早くテレビに復活してくれると嬉しいなぁ

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2017年07月04日

少年斥候(ボーイ・スカウト)

 朝の連続テレビ小説「ひよっこ」では、今、ビートルズ・ファンの宗男さん(主人公みねこの叔父)が活躍中ですね。 顔や姿は似てないのですけれど、髪型とかファッションとか洋楽ファンな所とか、何となく若い頃の主人を思い出し重ねて見てしまっています。

 宗男さんは、子供の頃はお兄さんの後ろに隠れているような大人しい子だったのに、少年兵として戦争に行き太平洋戦争中最も無謀で凄惨、殆どの仲間を失ったインパール作戦から戻って来た後、笑ってばかりの妙に明るい性格になっていたという・・・その理由に泣かされました。

 少年兵の宗男さんは「斥候」として敵国イギリス軍の偵察に赴き、途中、顔を黒く塗った同じ年頃のイギリス少年兵に出くわしますが、その少年は仲間に何か伝えるとニッコリ笑って去って行きました。 同じ少年兵同志、何か心に通じ合い戦いたくない気持ちが生じたのでしょうか。 その時、宗男さんは自分もニッコリ出来なかったことが悔しくて、「どうせ拾った命、これからは自分も笑って生きていこう!」と思ったのだそうです。

 私はこの話を聞いて、このイギリス少年兵はボーイ・スカウトの隊員だったのではないかと思いました。 私はガール・スカウト所属で、似たような話を聞いていたからです。 「アンノウン・ソールジャー(無名のスカウト兵)」と呼ばれる、スカウト仲間では有名な話です。

「アンノウン・ソールジャー(無名のスカウト兵)」
 太平洋戦争末期、日米の激闘が繰り返されていたある南洋の島で、1人のアメリカ兵が日本軍と戦闘を交え負傷し気を失い倒れていた。 気付いた時には仲間は引揚げた後、突撃してくる日本兵の銃剣が喉元に迫るのを見て、再び気が遠くなりかけた瞬間、彼は無意識のうちにボーイスカウトの三本指を立てる礼(三指礼)をしていた。  再び目覚めた時にはもう誰もおらず、木の枝にぶら下がっている小さなメモに気付くと、英語で、こう書いてあった。

 「自分もかつてはボーイスカウトだった。 世界中のボーイスカウトは皆、兄弟だ。 3つの誓いを表す3本指を見てスカウトとしての気持ちが甦り、傷ついている兄弟である君を殺すことは出来なかった。 手当をしておいた。 1日も早く回復してほしい。 幸運を祈る!」

 この実話では、助けたのは日本兵、助けられたのはアメリカ兵ですが、スカウト精神を持った兵士であれば、他にもきっとあったであろう話だと思います。 私でも、宗男さんの小鹿のような怯えた目を見たら、ニッコリ笑って逃がしたくなります。 

 そもそも「ボーイ・スカウト」を直訳すれば「少年斥候」という意味であることは、戦争アレルギーの日本では、余り知らされていないと思います。 今はもう「斥候*」の意味も分からない人が多いでしょう。 軍隊色の強い言葉なので、スカウト運動発祥地のイギリスでは、少女たちは「ガール・スカウト」の呼称は用いず少しソフトに「ガール・ガイド」と称しています。 日本のスカウト運動は、アメリカ経由で入ってきたので、男子と同じ呼称を望んだアメリカ女子の心意気のまま「ガール・スカウト」を用いています。

 *「斥候」:本隊の移動に先駆けてその前衛に配置され、進行方面の状況を偵察しつつ敵を警戒する任務を遂行する兵士のこと。 転じて、現代の少年少女のスカウト活動は、自然と共に生き、常に自分を高め人に役立つことを心がけ、人々を正しい道に先導する役割を担える存在であろうとする活動、と私は認識しています。
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2016年11月01日

サクラソウの花びら一枚って?

 家人が好きな刑事ドラマ、普段は余り興味も無いので何となくぼんやりその場に一緒いてチャチャを入れる程度なのに、この日は事件のキーワードが「サクラソウ」で、天然記念物サクラソウの自生地・田島ヶ原の風景も写り込んだので、ついつい見入ってしまったら・・・

 ええっ、遺体にのこされた「サクラソウの花びらが一枚」って、どういうこと!?

 サクラソウは花の形がサクラに似ているのでその名前を頂いているものの、一枚ずつ花弁が離れている「離弁花」のサクラと違い、花弁くっついて一つの花になっている「合弁花」。 いわば朝顔のようなラッパ型の花の上の部分が5つに分かれている状態なので、花弁が自然に一枚散って残ったり、死の間際にわざわざ一枚だけを綺麗に切りとったりするとは思えない。
 
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我が家の庭に生えている日本在来種のサクラソウ 

 田島ヶ原の風景にも違和感。 緑一色の野原の(他の花が何も咲いていない)通路沿いにだけ綺麗に植え揃えたように一直線にピンク色のサクラソウが並んでいるっておかしいし、花の形、付き方、密度等からして日本在来種のサクラソウではないのでは? 

 流石にアップで写すのは憚られたのかピントを暈してはあったが、あれらはプリムラ・マラコイデスという外来種のようだった。 一番栽培が易しく出回っている品種だが、上の日本在来種のサクラソウとは風情が全く異なるのがお分かり頂けると思う。撮影時に田島ヶ原のサクラソウの開花が間に合わず、園芸店から仕入れて間に合わせたのだろうか?
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プリムラ・マラコイデス (画像は「NHKみんなの趣味の園芸」ページより)
 
 またサクラソウで皮膚がかぶれるエピソードも出てきたが、アレルギーを起こすのは主にプリムラ・オブコニカや先に書いたマラコイデスなどの外来種のサクラソウで、在来種のサクラソウで皮膚炎を起こしたとは、稀にはあるのかもしれないが、私は聞いたことが無い。 
 
 折角、大好きな「サクラソウ」が取り上げられたのに、こんなに雑な扱いをされたことばかり気になってしまった。 この事例に限らず、ドラマや映画等での植物や生物の扱いは、造花が使われていたり季節が合わなかったり鳴声が違っていたり、いい加減なことが気にかかることが多い。 いくら造花のレベルが向上しても、それらが自然界に置かれれ、日の光を浴び風に吹かれれば、人工物だと直ぐに分かってしまう。 背景くらいなら目くじら立てることも無いのかもしれないが、せめてテーマとして取り上げる時くらいは、本物を使い、その無二の特性を大切にして欲しいと思う。
 
 自然と共に生き、四季の移ろいに親しんできた日本人の感性が失われつつあるようで寂しいことだ。
ラベル:サクラソウ
posted by 山桜 at 18:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月18日

SMAP

先週からの分裂・解散の危機騒動から沈黙を破った生放送会見は異様だった。

木村の尽力で・・・ということで、中央立ち位置、全体の仕切り、最初のコメント、までは分かる。

その後の発言が、稲垣、香取、の順にただならぬ違和感、更にその次が、まさかの中居、
「えっ、リーダーが、最後に締めじゃない?」
中居は、余計なことは一切口にせず、短い言葉で心情を隠しているようだった。

そしていつものように思ったままを口にする草なぎ、いや、その役を演じさせられたか。

最後に再び木村。 木村も気の毒な役回りだ。

よく見れば、木村のネクタイだけが白、後の4人は黒?
これには何か4人へのペナルティのような意図を感じる。 
そして責任をとったかとらされての中居のリーダー外しなのか。

あのような姿を見るくらいなら、黙っていてくれた方がマシだった。
何も言わなくても信じて待っていられるし、彼らそれぞれの決断を尊重する。 それがSMAPファンだ。

彼らをあのような場に立たせたのは何者なのか?
いや、彼らも納得して立ったのなら、仕方がない。
この日のことを後悔することの無い未来に、
君たちならきっと立てる。

<2016.01.24追記>
中居くんのラジオ番組(サムガ)で、
「世界に一つだけの花」
「夜空ノムコウ」
「STAY」
が流された。 
これが彼のファンへの優しい返答。 ありがとう。 
ラベル:SMAP
posted by 山桜 at 23:33| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする