2024年02月07日

「意識下鎮静法」内視鏡検査

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 みぞおち辺りの不快感が続き、あの積雪の中を出掛けて内視鏡検査を受けたのですが、未だに本当に受けたのか信じられない程、全く恐怖も痛みもなく終わりました。

 これぞ正に「狐に摘ままれた」状態、意識を失ってから目覚める時までの一切の記憶がありません。飲み過ぎて記憶が無いという状態を良く聞きますが、こんな風なのでしょうか。

 意識の無い間の自分がどうなっていたのか不安でもありますが、こんなに楽に内視鏡検査が受けられるようになったことを、辛い記憶で二度と内視鏡検査をしたくないとお思いの方々に、是非、知って頂きたく、健忘と戦いながら?書いております。

「意識下鎮静法」とは、意識を失い呼吸も止る全身麻酔とは違い、鎮痛剤と鎮静剤を対象者に併せて調整して用い、ウトウト眠ったような状態としつつ、自力で呼吸できる程度の鎮静状態にすることだそうです。

 私の診療明細書によれば、多分この鎮静法に用いられたものは、

@ ミダゾラム(鎮静剤)
  内視鏡検査で最もよく使われる安全性の高い鎮静剤。
  抗不安・鎮静・睡眠作用を併せ持つ。
  早く効き、覚めるまでの時間も比較的早い。
 「健忘」効果があり、検査中の痛みなども忘れてしまう。

A ペチジン塩酸塩(鎮痛剤)
  痛みを感じにくくする。
  軽い鎮静効果で、ぼんやりとした感じになる。
  腸の動きを抑える作用がある。
  唾液の分泌を減らし、嘔吐反射を抑える。

➂ キシロカインポンプスプレー
  局所麻酔剤

だったと思います。他にもあったのかもしれませんが、調べきれずですみません。

最初に紙コップで200cc程の酸味のある液体を飲み、その後、他の薬液を喉で10秒留めてから呑んだ後、点滴用の針を打たれ、左を下に横になり、口に器材を据えられた時に、
「ちょっとズレてます・・・」
と、言おうとした所で眠りに落ちたようで、以降の記憶が全くありません。

 目覚めた時、内視鏡検査をした場所とは違うカーテンで仕切られた中にいましたが、運ばれてきた記憶もなく、
「えっ、もう、終わったのですか!?」
と、心底驚きました。

 「意識下鎮静法」という名の通り、検査中も意識が残って会話をしたり画像を見たり出来る人もいるようですが、私は本当に全く記憶「ゼロ」でした。それとも「健忘効果」で忘れてしまったのでしょうか??

 それでもちゃんと(当たり前なのですが、余りにも実感が無くて・・・^^;)内部の写真が残されていて診断も出ていました。転移するような悪い腫瘍などはできておらず、内服薬での治療となり、ホッとしました。

 麻酔が覚めたときのような酷い頭痛もなく、まだ何となくフワフワとして健忘症が増したような気もしますが、元々なので仕方ないか・・・。

 *これはあくまでも個人の体験と感想です。医師の診断を受け、ご自分の体調などとご相談の上、もし選択肢が示されていましたら、お試しの価値はあると思います。

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posted by 山桜 at 11:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月13日

寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)


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 一昨日の散歩中、ふいにクシャミが出てから鼻水が止まらなくなりました。
「もう、花粉!? 幾ら何でも早すぎでは・・・」
と思って調べると、どうやら「寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)」と呼ばれる症状のようです。

 一日の寒暖差が7℃以上あり、元々花粉症などのアレルギー性鼻炎を持っていると発症が高まるそうです。この所、こちらの朝昼夕の寒暖差はとても大きかったのです。

 先日歩いた埼玉県の小川町では水仙や紅梅が咲き出していて、山歩きでは時々マスクを外していましたし、もしやスギ花粉も飛んでいてキャッチしたのかもしれませんが、寒暖差でもアレルギー症状が出るとは知りませんでした。

 早速、手許の花粉症の薬を飲みました。このままではティッシュが何枚あっても足りません。どうか効いてくれますように・・・

 マスク生活が長くなり、鼻の粘膜も過保護で弱くなっているのかなぁ 益々マスクが手放せなくなりそうで困ったものです。


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posted by 山桜 at 10:08| Comment(6) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月15日

血管が固くて逃げる?

 今日は免疫抑制剤の点滴の日。点滴を受ける前に採血があって、いつも血管が浮き出ない質なので担当の方を悩ませてしまうのです。今日はまた「痛っ!」と思わず声が出てしまうほど採血の針が痛くて、いつまで経っても終わらないので恐る恐る目を開けると、全然血が採れていないではありませんか・・・。
「えええっ、ああ、まさか・・・」のやり直しでした。

 周りの人がどんどん終わって回転していく中で、一人だけずっと居残りで肩身が狭かったけれど、私はただ黙って手を差し出してチクッとするのを我慢すればいいだけ。看護師さんは、次は失敗できないと緊張されたことでしょう。「私、失敗しないので!」と自分に言い聞かせていらしたかもしれません。

 看護師さんによると、ステロイド剤(私はプレドニン)を飲んでいる人の血管は固くなっていたり、表面がプルプルとしていたりして、血管が逃げる感じがするのだそうです。あの細い針先を通して、そんな感覚が分かるとは驚きでした。また、私の場合、採血しやすい場所が限られるので、その部分が余計に固くなっているようです。

 点滴の方の針は幸い一度で無事に収まり、2時間、殆どうとうと寝ている間に終わりました。少しずつ炎症を表わす値が下がっては来ていますが、期待していたような劇的な効果には至らず、なんとももどかしい日々が続きます。


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posted by 山桜 at 20:42| Comment(2) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月31日

閃輝暗点

 10月の初めの頃、テレビを見ていたときだったか、ふと左目の視界の右下が斜めに銀色の霞がかかったように消えて見え、最初はコンタクトレンズの汚れかと思い直ぐに外してみましたが、それでも視界の欠けは変わらず愕然としました。

 落ち着け落ち着けと自分に言い聞かせ、心を静めて深呼吸する内に段々と銀色は消えていきました。とても長く感じましたが、恐らく3分も経っていなかったと思います。

 不安になって眼科で診察を受けると「閃輝暗点」という診断でした。目の機能の異常では無く、強いストレスなどを受けた際に、脳の血管の一時的な異常収縮によって生じるのだそうです。今回は初めてで時間も短かったので、経過観察ということになりました。

 帰宅してネット検索して調べると、片頭痛を持っている人に割りに良く出る症状で両目に視界異常が起きることが多いとのこと。しかし、私の場合、頭痛もなく左目だけに生じていました。却ってこのようなケースの方が他の病気が潜んでいる可能性ありとのことで気になりつつ、パソコンやスマホを見る時間を減らし過ごしていました。

 その2週間後、今度は緑色の升型の上2辺が欠けたような形が一つ見え、段々とそれが弧を描いて増えて行き、長いジグザグの稲妻のような形になっていきました。これは、以前の銀色の霞のような欠け方とは違い、ネット検索でみた図形とよく似ていました。このときは、約30分続きました。

 症状が出た前に特に強いストレスを感じるようなことは無かったと思いますが、膠原病との診断の出ている膝の不調で何事も思うように出来ず、ストレスは溜まっていたと思います。また膠原病自体も強いストレスが引き金になることがあるとのこと、こちらは家人を亡くした壮絶な喪失感からではないかと思います。家人の母も殆ど同年代の頃に夫である義父を亡くし、膠原病を発症しています。

 膠原病で服用したり点滴を受けたりしている薬の影響は無いかと主治医に相談したところ、念の為、脳MRIを撮って頂けることになりました。思いがけないことが次々と起きる物ですが、一つ一つ対処していくより他ありませんね。


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ラベル:閃輝暗点
posted by 山桜 at 11:59| Comment(10) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月06日

低気圧と体調不良

 ちょっとブログ更新が滞りました。この異常低温をもたらしている低気圧の居座りの所為か、膝の痛みも増し鈍い頭痛が続いて集中力も意欲も低下しておりました。

 最近では低気圧と体調不良の研究も進み、気のせいでは無く「気象病」「天気痛」と呼ばれるようになり、専門外来も出来てきています。こういう症状が出る人は、内耳のセンサーが敏感なことが多く、乗り物酔いしやすい人と重なるのだそうです。

 私も乗り物の中で文字を読むのは苦手で、海が大好きなのに残念なことに船酔いします。以前、寅さんの映画で船に乗って大きく揺れるシーンを見ていて酔ったことさえあります。

 少し良くなって来たということは、お天気が快方に向かっているのでしょうか。人間お天気センサーでもあるので、「晴れ女」であり「雨避け」が出来るのかもしれません。上手く付き合っていきたいものです。

 因みに内耳の血流をよくするマッサージ(強い頭痛時以外)に予防・症状改善効果があるそうですので、お悩みの方は試して見て下さい。私も早速試して、耳がほんわりとあたたまり、意識がスッキリしてこの記事を書くことが出来ました。

***

愛知医科大学客員教授・中部大学教授 佐藤 純 先生 考案

【1分でできる! くるくる耳マッサージ】

(1)親指と人差し指で両耳を軽くつまみ、上・下・横に、それぞれ5秒ずつ引っぱる

(2)耳を軽く横に引っぱりながら、後ろ方向に5回、ゆっくりと回す

(3)耳を包むように折り曲げて、5秒間キープする

(4)手のひらで耳全体を覆い、後ろ方向に円を描くようにゆっくりと回す。これを5回行う。


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posted by 山桜 at 11:29| Comment(2) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月19日

日焼けしない日光浴で骨形成

 私が子供の頃は、日焼けしている程健康的なイメージで、日焼け止めどころか日焼けオイルなどを塗って、真っ黒に日焼けしていました。

 今は、皮膚癌になる、また、白い肌は七難隠すとばかり美肌保持が推奨され、日焼けはすっかり悪者ですし、コロナ禍の巣籠もりで更にお日様から遠い生活になっている方も多いことでしょう。

 骨形成には、カルシウムの吸収をよくし、骨への定着を促す等の為、日光浴による体内でのビタミンD形成が重要と分かっていても、日焼け止めを塗り、紫外線カットの上着や手袋、日傘、目からの日焼け防除にサングラスと完全防備では隙がなくて、散歩しても日光浴になっているのか不安ですよね。

 そこで、膝のリハビリでお世話になっている接骨院の先生に伺うと、なんと、

「メラニン色素の無い手のひらを15分日に当てれば十分です。」

とのことで、目から鱗でした! 

てのひらを太陽に〜

は、本当に健康に良い、元気の出る素晴らしい歌だったのですね。

 それからは、意識的に洗濯物を干すときには手のひらをお日様に向けています。散歩の休憩中も日陰でも良いそう(日陰なら30分)なので、出来るだけ手のひらを上にして休んでいます。

 ビタミンDは、キクラゲ、椎茸などのきのこ類(日に干したものの方が多い)、サケ、サンマ、しらす干し、卵黄等に多く含まれているので、魚メインの和食ですと自然に摂取できますね。但し、日光浴による体内形成の方がずっと量が多いので、手軽に「手のひらを太陽に15分」を、是非ともお試し下さい。


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posted by 山桜 at 09:38| Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月17日

1回目のワクチン接種

 やっと7月15日に1回目のワクチン接種が済みました。2回目は8月5日の予定です。1回目の接種時に自動的に3週間後に予約されます。

 最近は、抗議を受けて放映されなくなった、筋肉にブスッと刺す注射の映像の所為で嫌なイメージを持たれた方も多いと思いますが、先生がお上手だったのか注射の針も細くて蚊が刺した程にしか感じず、拍子抜けでした。

 最も私の場合、一番太い針で組織も混じった滑膜内の水を何度も抜いてきたので、痛みに慣れてしまったのかも知れません。

 ワクチンは、ファイザー社製。翌日まで、接種部分に鈍い痛みとしこりのような腫れ、鈍い頭痛と倦怠感があり安静を保っていましたが、今日は殆ど何も感じません。

 利き腕を避け、いつも下にして寝ていることが多い左腕に打ちましたが、寝返りが打てない程ではありませんでした。

 私は治療中の為、元々飲酒は出来ないのですが、お酒はワクチンによる抗体の形成を阻害するとの説もありますので(その証拠はないとの説もあります)、接種当日と前後の3日間は念の為、禁酒するにこしたことはないでしょう。梅雨も明けてビールが美味しいですけれど、折角のワクチンの効果が下がっていたと後から分かっても悔しいですから、ほんの少し我慢です。

 私の場合、基礎疾患がありましたので優先予約を受けられたのですが、免疫抑制剤の点滴投与から一週間、服薬も接種日の前後3日は空けるとの医師の指示がありました。気になる方は、予め、かかりつけ医に相談しておくのが安心です。


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ラベル:コロナ ワクチン
posted by 山桜 at 14:57| Comment(4) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月30日

人間ドック(2)

…ところが、有無を言わさず「鼻から挿入が標準」で段取りが着々と。 

 私:「あの、私、鼻の穴が小さいので無理かも…」
医師:「ダメかどうかはやってみればすぐ分かりますから、大丈夫」
   「は〜い、モニター見ててくださ〜い。 気が紛れますよ〜」

私:『うわっ、これ誰? えっ、私? 下から見たの初めて…
   ええ〜っ、すっごい変な顔〜やだっ!』

  と、顔をそむける間も無く、内視鏡は鼻の穴めがけて突進。
  そこからは、リアル「ミクロの決死隊」の世界。
  胃の中は見たことありましたけど、自分の鼻の中を見たのは初めて。
私:『おおっ鼻毛って黒いツララみたい、これは刺さったら痛そう…』
  などと油断していたその直後、鼻の一番奥を内視鏡通過!! 

私:「い、痛いです!」『麻酔効いてないんじゃないですかっ!?』
  ショックで気を失いそうに(嘘)なりつつ、涙をのんで耐える。
  だって、鼻の中を上に向っていた管がそこでヘアピンカーブで
  下降するんですよ! 今、思い出してもオソロシイ状況…

  しかし、一難さってまた一難、次に内視鏡はズイっと喉方面へ向う。 
私:『おお〜っこれは何?』
  また複雑な身体構造に目が釘付け…。

医師:「これが気道ですよ〜」
私:『ほ〜っ、これが気道か〜声帯はどれだろう?』
  などとボンヤリ見ていた私の虚をつき、
医師:「はい、そこでゴクンと飲んで!」
  思わず素直に反応してゴクリと飲む。先生、かけ引き上手!

 なるほど、口から飲み込む時に比べるとずっと楽だし、飲んだ後の
身悶えしそうな嘔吐感が殆ど無い。楽だった分、思う存分、自分の
体の中をじっくりと観察することができました。

 鼻から水が入ってツーンとするのが苦手な方は、一層恐怖感がある
かもしれません。それでも、口から内視鏡を入れられて「オエッ」と
なるのを我慢して涙を流しつつ耐えるよりはずっとずっと楽ですし、
管も以前のものより細いので胃などの中を動く感じも穏やかです。
もし、機会がありましたら、是非「鼻から挿入」をお試しあれ。

 やっとお昼です。 地図上の近郊レストランで使えるランチ券を
渡され、空腹の上に血を抜かれ、胃をかき回され、フラフラする
体とは対照的に、心は浮き浮き。 初めてのお店を選ぶのって
楽しいものです。 額面は¥1200、きっかり使うのは難しい
だろうし、少額使用でも払い戻しは無い。 こんなものがなければ、
迷わず「もり蕎麦」の美味しそうなお店へ向うのに…

 結局無難なパスタランチを戴きました。 額面を使い切ろうと
頼んだ野菜スープの野菜が固くて塩辛くて、茹でてあった野菜を
コンソメスープに入れて温めただけ?…とガッカリ。胃に優しい
「じっくりコトコト煮こんだ」スープを戴きたかったのにな。

 約束の時刻に受付に戻ると、上品な小柄の紳士が声を…脳MRI
は別の建物で行われるとのことで、車で送って下さるのだそうです。
 車中、その紳士曰く…
 「初めてですか? あれは騒音の中でジッとしているのがなかなか
大変で、頭を動かしてしまわれる方が結構いらっしゃる。
動いてしまうと、撮り直さなければいけないので、30分の予定が
1時間以上になることもあるんですよ。男性は眠れる方もおいで
ですが、あの音では女性は眠れないようですね〜」
と、さりげなく
重要な注意をして下さいました。

 「頭を動かしてはいけない。」
言われて見れば当たり前のことだが、考えたこともなかった。
 『どうしよう…撮り直しだけは避けたいなぁ…』
                              (つづく)                           


posted by 山桜 at 00:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人間ドック(3)

<<書き忘れの追記>>
 これまた不意打ちでしたが、脳MRIの前には、ボケ度を調べる?
問診がありました。 油断していただけに妙にうろたえました。

 @あなたの生年月日は?
 A年齢は?
 (分かっているけどちゃんと口に出して言うのは嫌だなぁ・笑)
 B今日は何曜日ですか? (えっと、ちょっと焦る)
 Cお名前は?       
 Dあなたは今何処にいますか?
 (ああ、こういうことが分からなくなる日が、どうか自分には
  来ませんように…。)
 
 E(引き出しからゴソゴソと小物を5つ取り出して机の並べ…)
  はい、よく見て覚えておいて下さい。
  (引き出しに全部しまって…)
  今、机の上に何がありましたか?
 (なめんなよ〜ってな勢いで、人形でいい所を○○の人形とか
  までイチイチ言っちゃう小さな自分…ちょっと凹んでいると、
  いきなり計算問題が…)

 F90−7=?
 Gそこからまた7を引くと?
 (はい、慌てて間違えました。それを又あたふた訂正して、
  すっかり動悸が上がってしまい、情けない…(++;))
 H今から言う数字を逆の順番で言ってください。
  (確か 63591だったので、答えは19536って覚えてる
   ほどにメチャクチャ緊張してたようです^^;) 
 
 そして最後に…
 I知っている野菜の名前を言えるだけ言って下さい。
 (はい、超緊張の後に自分の得意分野…「キターーっ!」とばかり
  嬉しくて、ズッキーニだのモロヘイヤだのまで言っちゃいました。
  我ながらバッカじゃないかと…orz)
 「はい、結構ですよ〜^^;」と途中で打ち切られ、我にかえる。

 若しかしたら、この一部始終の心の浮き沈みも全部観察されて
いたのかもしれません。私、とても分かりやすかったでしょうね〜

 
 さ〜て、いよいよ本番です。
今度は上下に分かれていない、丈の長い病衣に着替えました。
主人が入院時に着ていたものと同じ。MRIの台に横になりながら、
手術台に横たわり手術室へ運ばれていく主人の姿など、あの日の
ことが次々と走馬灯状態に思い出されました。

 娘も去年は思わぬことで、2度この検査を受けています。
家族が何度もくぐったこの輪の中に、私も入って行きます。
皆はどんな気持でこの台に横になっていたのでしょう。 
私のようにただの健診ではないので、どれだけ不安だった
ことでしょう…。

 輪をくぐって暫くすると、さまざまな音が聞こえてきました。
目を閉じていましたが、同心円状に外から中へ向って浮かんでは
消えていく黒・黄色・紫などの光の輪が見え出しました。


 ポクポクポクと木魚を叩くような音。ゴ〜ンゴ〜ンと洞窟に
響き渡るような音、カカカカカッと啄木鳥たちのドラミングに
そっくりな音。トンカチで釘を打つような音… 

 次第にすべてが混ざり合って、一つの風景が浮かんできました。
私は何故か新しい都の造成真っ盛りの…多分、奈良にいました。
活気のある人々のさざめき、着々と御所やお寺などが建立されて
いく光景を眼下にしてすいすいと飛んでいるような気分…


 そうかと思うと機械じかけの歯車や木で出来たカラクリ仕掛け
の音に囲まれて、いつしか「ハウルの動く城」の中へ…あれは
魔法が動力なので、機械音はしない筈なのですが、あくまでも
イメージの世界ですので…


 やがてうなるような音の高まりと共に、漆黒の宇宙の闇の彼方へ
向って…光に包まれ一気に、
 「ワープ!!」


 その辺りまでは覚えているのですが、そこから
 「はい、終わりです。お疲れ様でした。」
と言われるまでの記憶は殆どありません。 どうやらすっかり
眠ってしまったようです。 途中2、3度、筋肉痙攣を感じて
目覚めた覚えがあるだけです。

 初めての脳MRI検査は、あまりにもあっけなく終了しました。
もっと色々レポしたかったのですが、折角の機会を無駄にして、
誠に申し訳ないことです。

 脳MRIは全く怖ろしいものではありませんでした。 
極度の閉所恐怖症などをお持ちの方には辛いのかもしれませんが、
脳MRIの場合、囲まれるのは頭の周りですし、ひどい圧迫感は
ありません。 音は確かに色々聞こえますが、楽しい空想の世界
に浸れればOKです。 私は最初、昔散々TVで見て興奮した、
宇宙人に捕まりUFOの中で何かの分析機に掛けられるシーンを
想像しもしました。 寝ているうちにインプラントが…(苦笑)

 人間ドック(日帰り)は結局、8時受付から昼食をはさみ、
問診票にもとずく先生との懇談?も含めて2時前に終了でした。
今回は血を採られて貧血で倒れることも無く、ややシンドカッタ
のは、鼻から胃カメラぐらいでしょうか。 数日経った今も
未だ鼻の奥のヘアピンカーブの辺りがヒリヒリしていますが^^;

 人間ドック、大丈夫、怖くないですよ〜☆⌒(*^∇゜)v

 さてさて、後は結果を待つばかり。             (おわり)
 
posted by 山桜 at 00:00| Comment(10) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月29日

人間ドック(1)

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 先週、初めて「人間ドック」を経験してきました。
と言っても、日帰りコースですので、いつもの健康診断が少し丁寧に
なり、脳MRIやエコー検査などが加わっただけなのですが、
ここ数年、自分の健康を振り返る余裕も無く、健康診断も受けておらず、
アチコチ気になる症状を抱えていたので、内心ドキドキで臨みました。

 前日の9時以降の飲食禁止も、7時以降食べないダイエットの慣れで
なんと言うことも無く、それほど気温も高くなかったので喉の渇きに
悩まされることもありませんでした。

 8時〜受付開始とのことで、15分前に到着しましたが、もう既に
20番目! みなさん、慣れていらっしゃるのですね。 流石です。
やっと受付が始まり、例の「大と小」の提出物をお渡ししホッと一息。
自分のものでも、これらを持っているのって落ち着きませんよね…。

 そうそう、「大」の方はナント2日分必要なんです! 予約をして、
それらの容器が送られてきたのは3ヶ月も前だったので、問診票等を
取り出して確認しつつ、慌てました。 若し今度初めて人間ドックを
受けられる方は、私のように冷汗を書かないように、余裕を持って
内容をご確認下さいませ。 ああいうものは焦ると上手くいきません。

 さて、更衣室でお揃いの上下病衣に着替えますが、女性は特に
ソックス・上着等のご持参をお忘れなく。 空腹の上にクーラーが
効いていて、病衣だけでは冷えて辛いです。上着は申し出れば貸して
戴けるのですが、なかなか言い出しにくいものがあります。
 以前、勇気を出してお貸りした時も、鮮やかなブルーのガウンが
一人目立ってしまって、ちょっと恥ずかしかったのです。

 それでも今回も、行く先々の検査室で、寒い寒いと空調を切って
戴いてばかり。先生方は普通の服装の上に白衣も着てらっしゃるので、
丁度いいのかと思いますが、エコー検査時など、お腹にゼリーを
塗られた上からクーラーと扇風機の風を当てられては… 
 幸い絶食中でしたからいいようなもので、もし食後だったら、
絶対にお腹が冷えてピーピー大変なことになったでしょう^^;

 最初は、身長と体重の計測。 今更ながら少しでも高くなるように
姿勢を正して頑張りましたが、身長の方だけにグッと意識を集中
しているうちに、エエッ? 騙まし討ちのようにしっかり体重まで
計られていました。 今は一度に計れるんですね、いやだウソ〜!
そうと知っていれば、息も吐ききり、魂も離脱させたものを…(笑)

 腹部エコーと胸部マンモグラフィー、お願いですから、こういう
検査に若く美しい青年を配備するのはお止めください。 いや是非、
女性には女性の医師をお願いします。 はぁ…ずっと目をつぶって
おりましたが、痩せて痩せて消え入るような思いでした…。
(勿論ちっとも痩せませんでしたです、はい…orz)

 肺活量なんて計ったのは一体何年ぶりかしらん。 一人一人に
担当の女性が全く同じ検査手順を、一字一句間違わずに何度も
とうとうと繰り返すのを偉いなぁ…と聞いていたのに、自分の番が
来て彼女から息を吹き込む筒を渡されつつ、その説明をまた聞くと
急に妙な可笑しさが込み上げて来て、吹き出してしまいどうにも
満足に息を吸ったり吐いたりできなくなってしまって…で、当然
やり直しだろうと思っていたら、「はい、結構です〜」とは…
本気出したらもっと凄かったんです。 でも、どうやら並みの
結果だったようで、ま、いいか。

 心電図やら視力・眼圧・聴力・胸部レントゲン、後何やったかな?
あ、婦人科のあれやこれやもありました。 こちらは担当医が女性で
よかったです。ホッ^^

 とうとう、今日のメインイベントの一つ、胃カメラ(内視鏡)検査。
あちらこちらに「当院では鼻からの検査をお薦めしています。」の
ポスターを目にしていましたが、私は口から飲むのも結構得意なので、
あえてそんな恐ろしい目に合うつもりは毛頭なかったのです…。
                                 (つづく)
 
posted by 山桜 at 00:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする