2006年08月30日

人間ドック(2)

…ところが、有無を言わさず「鼻から挿入が標準」で段取りが着々と。 

 私:「あの、私、鼻の穴が小さいので無理かも…」
医師:「ダメかどうかはやってみればすぐ分かりますから、大丈夫」
   「は〜い、モニター見ててくださ〜い。 気が紛れますよ〜」

私:『うわっ、これ誰? えっ、私? 下から見たの初めて…
   ええ〜っ、すっごい変な顔〜やだっ!』

  と、顔をそむける間も無く、内視鏡は鼻の穴めがけて突進。
  そこからは、リアル「ミクロの決死隊」の世界。
  胃の中は見たことありましたけど、自分の鼻の中を見たのは初めて。
私:『おおっ鼻毛って黒いツララみたい、これは刺さったら痛そう…』
  などと油断していたその直後、鼻の一番奥を内視鏡通過!! 

私:「い、痛いです!」『麻酔効いてないんじゃないですかっ!?』
  ショックで気を失いそうに(嘘)なりつつ、涙をのんで耐える。
  だって、鼻の中を上に向っていた管がそこでヘアピンカーブで
  下降するんですよ! 今、思い出してもオソロシイ状況…

  しかし、一難さってまた一難、次に内視鏡はズイっと喉方面へ向う。 
私:『おお〜っこれは何?』
  また複雑な身体構造に目が釘付け…。

医師:「これが気道ですよ〜」
私:『ほ〜っ、これが気道か〜声帯はどれだろう?』
  などとボンヤリ見ていた私の虚をつき、
医師:「はい、そこでゴクンと飲んで!」
  思わず素直に反応してゴクリと飲む。先生、かけ引き上手!

 なるほど、口から飲み込む時に比べるとずっと楽だし、飲んだ後の
身悶えしそうな嘔吐感が殆ど無い。楽だった分、思う存分、自分の
体の中をじっくりと観察することができました。

 鼻から水が入ってツーンとするのが苦手な方は、一層恐怖感がある
かもしれません。それでも、口から内視鏡を入れられて「オエッ」と
なるのを我慢して涙を流しつつ耐えるよりはずっとずっと楽ですし、
管も以前のものより細いので胃などの中を動く感じも穏やかです。
もし、機会がありましたら、是非「鼻から挿入」をお試しあれ。

 やっとお昼です。 地図上の近郊レストランで使えるランチ券を
渡され、空腹の上に血を抜かれ、胃をかき回され、フラフラする
体とは対照的に、心は浮き浮き。 初めてのお店を選ぶのって
楽しいものです。 額面は¥1200、きっかり使うのは難しい
だろうし、少額使用でも払い戻しは無い。 こんなものがなければ、
迷わず「もり蕎麦」の美味しそうなお店へ向うのに…

 結局無難なパスタランチを戴きました。 額面を使い切ろうと
頼んだ野菜スープの野菜が固くて塩辛くて、茹でてあった野菜を
コンソメスープに入れて温めただけ?…とガッカリ。胃に優しい
「じっくりコトコト煮こんだ」スープを戴きたかったのにな。

 約束の時刻に受付に戻ると、上品な小柄の紳士が声を…脳MRI
は別の建物で行われるとのことで、車で送って下さるのだそうです。
 車中、その紳士曰く…
 「初めてですか? あれは騒音の中でジッとしているのがなかなか
大変で、頭を動かしてしまわれる方が結構いらっしゃる。
動いてしまうと、撮り直さなければいけないので、30分の予定が
1時間以上になることもあるんですよ。男性は眠れる方もおいで
ですが、あの音では女性は眠れないようですね〜」
と、さりげなく
重要な注意をして下さいました。

 「頭を動かしてはいけない。」
言われて見れば当たり前のことだが、考えたこともなかった。
 『どうしよう…撮り直しだけは避けたいなぁ…』
                              (つづく)                           




posted by 山桜 at 00:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人間ドック(3)

<<書き忘れの追記>>
 これまた不意打ちでしたが、脳MRIの前には、ボケ度を調べる?
問診がありました。 油断していただけに妙にうろたえました。

 @あなたの生年月日は?
 A年齢は?
 (分かっているけどちゃんと口に出して言うのは嫌だなぁ・笑)
 B今日は何曜日ですか? (えっと、ちょっと焦る)
 Cお名前は?       
 Dあなたは今何処にいますか?
 (ああ、こういうことが分からなくなる日が、どうか自分には
  来ませんように…。)
 
 E(引き出しからゴソゴソと小物を5つ取り出して机の並べ…)
  はい、よく見て覚えておいて下さい。
  (引き出しに全部しまって…)
  今、机の上に何がありましたか?
 (なめんなよ〜ってな勢いで、人形でいい所を○○の人形とか
  までイチイチ言っちゃう小さな自分…ちょっと凹んでいると、
  いきなり計算問題が…)

 F90−7=?
 Gそこからまた7を引くと?
 (はい、慌てて間違えました。それを又あたふた訂正して、
  すっかり動悸が上がってしまい、情けない…(++;))
 H今から言う数字を逆の順番で言ってください。
  (確か 63591だったので、答えは19536って覚えてる
   ほどにメチャクチャ緊張してたようです^^;) 
 
 そして最後に…
 I知っている野菜の名前を言えるだけ言って下さい。
 (はい、超緊張の後に自分の得意分野…「キターーっ!」とばかり
  嬉しくて、ズッキーニだのモロヘイヤだのまで言っちゃいました。
  我ながらバッカじゃないかと…orz)
 「はい、結構ですよ〜^^;」と途中で打ち切られ、我にかえる。

 若しかしたら、この一部始終の心の浮き沈みも全部観察されて
いたのかもしれません。私、とても分かりやすかったでしょうね〜

 
 さ〜て、いよいよ本番です。
今度は上下に分かれていない、丈の長い病衣に着替えました。
主人が入院時に着ていたものと同じ。MRIの台に横になりながら、
手術台に横たわり手術室へ運ばれていく主人の姿など、あの日の
ことが次々と走馬灯状態に思い出されました。

 娘も去年は思わぬことで、2度この検査を受けています。
家族が何度もくぐったこの輪の中に、私も入って行きます。
皆はどんな気持でこの台に横になっていたのでしょう。 
私のようにただの健診ではないので、どれだけ不安だった
ことでしょう…。

 輪をくぐって暫くすると、さまざまな音が聞こえてきました。
目を閉じていましたが、同心円状に外から中へ向って浮かんでは
消えていく黒・黄色・紫などの光の輪が見え出しました。


 ポクポクポクと木魚を叩くような音。ゴ〜ンゴ〜ンと洞窟に
響き渡るような音、カカカカカッと啄木鳥たちのドラミングに
そっくりな音。トンカチで釘を打つような音… 

 次第にすべてが混ざり合って、一つの風景が浮かんできました。
私は何故か新しい都の造成真っ盛りの…多分、奈良にいました。
活気のある人々のさざめき、着々と御所やお寺などが建立されて
いく光景を眼下にしてすいすいと飛んでいるような気分…


 そうかと思うと機械じかけの歯車や木で出来たカラクリ仕掛け
の音に囲まれて、いつしか「ハウルの動く城」の中へ…あれは
魔法が動力なので、機械音はしない筈なのですが、あくまでも
イメージの世界ですので…


 やがてうなるような音の高まりと共に、漆黒の宇宙の闇の彼方へ
向って…光に包まれ一気に、
 「ワープ!!」


 その辺りまでは覚えているのですが、そこから
 「はい、終わりです。お疲れ様でした。」
と言われるまでの記憶は殆どありません。 どうやらすっかり
眠ってしまったようです。 途中2、3度、筋肉痙攣を感じて
目覚めた覚えがあるだけです。

 初めての脳MRI検査は、あまりにもあっけなく終了しました。
もっと色々レポしたかったのですが、折角の機会を無駄にして、
誠に申し訳ないことです。

 脳MRIは全く怖ろしいものではありませんでした。 
極度の閉所恐怖症などをお持ちの方には辛いのかもしれませんが、
脳MRIの場合、囲まれるのは頭の周りですし、ひどい圧迫感は
ありません。 音は確かに色々聞こえますが、楽しい空想の世界
に浸れればOKです。 私は最初、昔散々TVで見て興奮した、
宇宙人に捕まりUFOの中で何かの分析機に掛けられるシーンを
想像しもしました。 寝ているうちにインプラントが…(苦笑)

 人間ドック(日帰り)は結局、8時受付から昼食をはさみ、
問診票にもとずく先生との懇談?も含めて2時前に終了でした。
今回は血を採られて貧血で倒れることも無く、ややシンドカッタ
のは、鼻から胃カメラぐらいでしょうか。 数日経った今も
未だ鼻の奥のヘアピンカーブの辺りがヒリヒリしていますが^^;

 人間ドック、大丈夫、怖くないですよ〜☆⌒(*^∇゜)v

 さてさて、後は結果を待つばかり。             (おわり)
 
posted by 山桜 at 00:00| Comment(10) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月29日

人間ドック(1)

??〓 773.jpg

 先週、初めて「人間ドック」を経験してきました。
と言っても、日帰りコースですので、いつもの健康診断が少し丁寧に
なり、脳MRIやエコー検査などが加わっただけなのですが、
ここ数年、自分の健康を振り返る余裕も無く、健康診断も受けておらず、
アチコチ気になる症状を抱えていたので、内心ドキドキで臨みました。

 前日の9時以降の飲食禁止も、7時以降食べないダイエットの慣れで
なんと言うことも無く、それほど気温も高くなかったので喉の渇きに
悩まされることもありませんでした。

 8時〜受付開始とのことで、15分前に到着しましたが、もう既に
20番目! みなさん、慣れていらっしゃるのですね。 流石です。
やっと受付が始まり、例の「大と小」の提出物をお渡ししホッと一息。
自分のものでも、これらを持っているのって落ち着きませんよね…。

 そうそう、「大」の方はナント2日分必要なんです! 予約をして、
それらの容器が送られてきたのは3ヶ月も前だったので、問診票等を
取り出して確認しつつ、慌てました。 若し今度初めて人間ドックを
受けられる方は、私のように冷汗を書かないように、余裕を持って
内容をご確認下さいませ。 ああいうものは焦ると上手くいきません。

 さて、更衣室でお揃いの上下病衣に着替えますが、女性は特に
ソックス・上着等のご持参をお忘れなく。 空腹の上にクーラーが
効いていて、病衣だけでは冷えて辛いです。上着は申し出れば貸して
戴けるのですが、なかなか言い出しにくいものがあります。
 以前、勇気を出してお貸りした時も、鮮やかなブルーのガウンが
一人目立ってしまって、ちょっと恥ずかしかったのです。

 それでも今回も、行く先々の検査室で、寒い寒いと空調を切って
戴いてばかり。先生方は普通の服装の上に白衣も着てらっしゃるので、
丁度いいのかと思いますが、エコー検査時など、お腹にゼリーを
塗られた上からクーラーと扇風機の風を当てられては… 
 幸い絶食中でしたからいいようなもので、もし食後だったら、
絶対にお腹が冷えてピーピー大変なことになったでしょう^^;

 最初は、身長と体重の計測。 今更ながら少しでも高くなるように
姿勢を正して頑張りましたが、身長の方だけにグッと意識を集中
しているうちに、エエッ? 騙まし討ちのようにしっかり体重まで
計られていました。 今は一度に計れるんですね、いやだウソ〜!
そうと知っていれば、息も吐ききり、魂も離脱させたものを…(笑)

 腹部エコーと胸部マンモグラフィー、お願いですから、こういう
検査に若く美しい青年を配備するのはお止めください。 いや是非、
女性には女性の医師をお願いします。 はぁ…ずっと目をつぶって
おりましたが、痩せて痩せて消え入るような思いでした…。
(勿論ちっとも痩せませんでしたです、はい…orz)

 肺活量なんて計ったのは一体何年ぶりかしらん。 一人一人に
担当の女性が全く同じ検査手順を、一字一句間違わずに何度も
とうとうと繰り返すのを偉いなぁ…と聞いていたのに、自分の番が
来て彼女から息を吹き込む筒を渡されつつ、その説明をまた聞くと
急に妙な可笑しさが込み上げて来て、吹き出してしまいどうにも
満足に息を吸ったり吐いたりできなくなってしまって…で、当然
やり直しだろうと思っていたら、「はい、結構です〜」とは…
本気出したらもっと凄かったんです。 でも、どうやら並みの
結果だったようで、ま、いいか。

 心電図やら視力・眼圧・聴力・胸部レントゲン、後何やったかな?
あ、婦人科のあれやこれやもありました。 こちらは担当医が女性で
よかったです。ホッ^^

 とうとう、今日のメインイベントの一つ、胃カメラ(内視鏡)検査。
あちらこちらに「当院では鼻からの検査をお薦めしています。」の
ポスターを目にしていましたが、私は口から飲むのも結構得意なので、
あえてそんな恐ろしい目に合うつもりは毛頭なかったのです…。
                                 (つづく)
 
posted by 山桜 at 00:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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