2025年11月30日

シャジクソウ 車軸草

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シャジクソウ 車軸草 マメ科シャジクソウ属 多年草
 別名:片輪草、阿弥陀笠
 学名:Trifolium lupinaster(3小葉の ルピナスに似る)
 分布:南千島、北海道、本州(宮城県・群馬県・長野県)
    乾いた山地草原、海岸岩上
 草丈:15〜50cm
 花期:6〜8月

P9014033 池の平湿原 シャジクソウm.JPG
良く見かける外来種のアカツメクサ(ムラサキツメクサ)の花が欠けてしまったような控えめで素朴な花ですが、しっかり属名(シャジクソウ属)を得ています。

P8313856 シャジクソウm.JPG
車軸とは車輪と車輪を繋ぐ棒状の部分のこと。掌状複葉を扇型に広げて互生するものの、葉柄が短いので対生または輪生している様に見えることからの連想でしょう。普通分枝しないことも1本の棒に思えたのかもしれません。

P8313858 シャジクソウm.JPG

別名の「片輪車(かたわぐるま)」も、扇状に広がる葉の姿を川に半分浸けられている車輪に例えてのこと。牛車の木製の車輪は乾燥して割れさせないため、使用しない時は川の浅瀬の中に浸けて保存していました。

私には、寧ろ頭状花序(頭部の様に見える花の集まり)の部分が片輪車に見えますが、どの図鑑も小葉の方にしか着目していないのが不思議です。

着物や帯、道具などにも「片輪車文」は良く用いられています。

片輪車螺鈿蒔絵手箱(国立博物館蔵)
片輪車文 螺鈿m.jpg

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2025年11月29日

イワインチン 岩茵蔯

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イワインチン 岩茵蔯 キク科キク属
 別名:イワヨモギ、インチンヨモギ
 学名:Chrysanthemum rupestre
 分布:東北〜南アルプス 亜高山帯〜高山帯
    日当たりのよい乾いた草地や岩礫地
    日本固有種

P8313905 イワインチンm.JPG
頭花:直径約4mm、散房状に密集する
   黄色の筒状花、周辺部が雌花、中心部は両性花
総苞:広鐘形。総苞片は3列
花期:8〜9月

2025.08.31 湯の丸高原 烏帽子岳
P8313904 イワインチンm.JPG

P9013959 イワインチンm.JPG

P8313903 イワインチンm.JPG
周辺部の雌花が先に開く

P9013951 イワインチンml.JPG
高さ:10〜25cm
葉茎:やや蜜に互生、長さ2〜3cmで羽状に3〜5裂
   裂片は線形で幅1〜2mm

P9013952 イワインチンの葉裏m.JPG
裏面は白毛が密生し銀白色

インチンとはカワラヨモギ(キク科ヨモギ属)の生薬名(茵蔯/利水滲湿薬)のこと。イワインチンの名は、葉(特にカワラヨモギの花が着かない短茎の緑白色の葉)の様子が似ていて岩場に生えることから。

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2025年11月13日

カンレンボク 旱蓮木

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2025.11.13 東京薬科大学 理窓会記念自然公園

入口から直ぐの所で見たことも無い植物に出会いました。小さいバナナのような果実を球形に沢山ぶら下げています。

カンレンボク 旱蓮木 ミズキ科 または ヌマミズキ科
別名 喜樹 英名 canser tree他 中国雲南省原産 落葉高木

PB134986 カンレンボクm.JPG

PB134987 カンレンボクm.JPG
見れば見るほど小さなバナナの様ですが、1つの果実を取り出し観察してみると・・・

PB140011 カンレンボクs.JPG PB140010 カンレンボクs.JPG
滑らかな面と、真ん中が縦に膨らんだ面があります。

PB140012 カンレンボクs.JPG PB140013 カンレンボクs.JPG
艶のある薄い皮を剥いて見ると、中にはまたバナナ型の縦型の果実が1つ入っていましたが、固くて食べられそうにはありませんでした。(ほの甘いという記載あり、日本では食品として登録されているようなので試してみましたが・・・う〜ん、皮の部分が甘いと言えば甘いかな?という程度)

中国名の喜樹は、育てやすく沢山の実を生らせることから子孫繁栄の木とされたことによります。生薬名は喜樹果(きじゅか)

英名のcancer treeは、果実、根、植物全体に含まれるカンプトテシンに抗がん作用があることから。しかし同時に強い副作用が現れ米国では臨床試験を中止。

一方、日本ではヤクルトがカンプトテシンの構造をもとにイリノテカン(irinotecan)という抗癌剤を開発したのだそうです。

日本大学 薬学部 薬用植物園HPより カンレンボク

知らぬ間に知らない植物に助けられていることもあるのですね。絶滅危惧種の中にも未だ解明されていない有用性が隠れている可能性があるかと思うと、尚更に大切に守って行かねばと思います。

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2025年11月09日

くるみの殻を割って捨てたのは誰?

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昨日のヤノネボンテンカの花の下、この大量のクルミの殻が気になった方、私の仲間です!

大量のオニグルミの割れた殻 2025.10.07
PA074434 オニグルミの殻?m.JPG

確かに付近にオニグルミの木は沢山生えているので、これだけの数の実はなるかと思えますが、それらが自然に割れてここに流れ着いたとは思えませんよね。

しかも、ここだけではなく、クルミが数本生えている場所毎に大量に溜まっているのです。

個人でこれだけの数をこの場所で割るのは大変ですし、幾ら何でもその行為は目立ちすぎませんか・・・。

毎日地道に拾っては持ち帰り、家で割って中身を取りだし、殻は邪魔なので捨てに来たのでしょうか? それとも業者なのか? ゴミとして出せば大量廃棄物ですが、落ちていたクルミの中身をだして殻だけ元の場所に戻すのなら罪にはならなそう。

この季節、銀杏でも同様(ギンナンだけ出し、周りの柔らかい実の部分を捨てていく)の廃棄を見ることがあります。一方、タヌキさんはその柔らかい実の部分だけを食べて種子のギンナンは糞と一緒に排出します。

しかし、クルミの殻はギンナンとは比べものにならない大量の山。一体誰が何の為にやっているのか、気になるなぁ・・・。 

そんなことを考えていたら「捨てる者あれば、拾う者あり」。
同行のKさんが、クラフトに使おうと拾い出しました。そうそう、欲しい人もいますよね〜役立てば何より✨

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2025年11月08日

ヤノネボンテンカ / タカサゴフヨウ

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2025.10.07 江戸川畔 国府台駅から歩いた川沿い

ヤノネボンテンカ 矢の根梵天花 別名 高砂芙蓉
アオイ科(南アメリカ原産)
PA074433 ヤノネボンテンカml .JPG

初めて目にした南アメリカ原産の外来種。名前は、葉が矢尻(=矢の根)形で、ボンテンカに似ているから。

ご覧のようにムクゲやフヨウに似た美しい花で園芸種としても扱われており「高砂芙蓉」の名前でお茶席でも愛されているとか。

茶の湯から遠ざかっていて知りませんでしたが、なるほど小さめ(花径5cmほど)でほんのりした色合いの花は品がありお茶花向きです。

既に西日本を中心に逸出しているとのことですから、こぼれ種で増えるのでしょうか。残念乍ら未だ結実していなくて採種は出来ませんでしたが、美しくとも得体が知れないので庭に持ち込む気持にはなっていません。

ボンテンカの方は熱帯アメリカ原産で、古くから沖縄などに帰化しており、花びらが少し細めでピンク色の花、葉はカエデ型。もっと野生的な雰囲気です。

うちなー通信より「ボンテンカ」
こちらには「倒卵形の棘でくっつく果実」の記載あり、ヤノネボンテンカの果実もそうなのか見てみたくなりました。

ヤノネボンテンカ、ボンテンカ共に、「帰化&外来植物 見分けマニュアル950種」秀和システムには「落葉低木」と記載されていましたが、うちなー通信では常緑多年草となっていました。沖縄のような暖地では常緑、関東地方では落葉するのでしょうか。木本なのか草本なのか・・・次に沖縄に行ったら探して確認したいです。

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2025年11月03日

クルマアザミ

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森林インストラクター長野会の斑尾研修で、見慣れないアザミをみつけました。

2025.11.02 斑尾 希望(のぞみ)湖畔

PB024949 クルマアザミ ノハラアザミm.JPG
花の下を襟巻きトカゲのマントのようにクルリと総苞の下の細い葉が丸く囲んでいます。
花時にも根生葉があり、総苞が丸く膨らみ、総苞片は反らず粘らない、葉脈が紫色を帯びる(この写真では分かりませんが、他の同様個体で確認しました)・・・これらの点はノハラアザミなのですが・・・。

「これ、何アザミですか!?」
との私の問いに、東京会から同行の先輩は即座に返答してくださいました。

「あ、これはノハラアザミの品種で、時々出るんだよね。
 高尾山にもあるよ。
 花を丸く囲んだ様子から、クルマアザミと呼ばれているよ」
とのこと! もう、何でも直ぐに解決してくださる大尊敬の得がたい先輩です。いつもありがとうございます。

クルマアザミ 車薊 (ノハラアザミの品種)キク科アザミ属
PB024949 クルマアザミ ノハラアザミm1.JPG

総苞の下を丸く囲んでいるのは、葉状総苞と言うようです。

アザミ属もごく身近なものしか同定できない手強い相手です。日本には150種以上あり、その内の145種が日本特産。勉強しがいがありますね・・・(遠い目)

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2025年10月31日

センブリ 復活!

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2022年に初めて近くの公園内で咲いているのを見つけたものの、2023,2024年は姿を消していたセンブリが、また今年、花を咲かせてくれました〜嬉しい!

2025.10.31

センブリ 千振 リンドウ科センブリ属
251031102727427 センブリml.JPG
3年前より小さな株でしたが、株数は2株→5株に増えていました。
命名は、薬効が強く、煎じるというより湯の中で振るだけで良く、それも千回振り出してもまだ成分が出るということから。生薬を用いている有名な胃薬には必ず名前が載っています。

251031102741482 センブリm.JPG
こちらの株は、ちょっと踏まれていましたが、健気に咲いています。どうか種子が熟して飛ぶまで刈られないでいてね。

管理事務所に寄る時間は無かったので、踏まれないように枝を刺しておきました。この小さな花に気づくような花好きの人は盗掘などしないと信じています。このまま、沢山増えていってセンブリの楽園になりますように・・・。

この土手には、嘗てはフデリンドウも咲いていました。一律に草刈りをする為なのか盗掘なのか、一度姿を消してしまうと復活は難しいものです。

2022年の開花の様子

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2025年10月30日

ガマの穂と因幡の白兎

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2025.10.31 狭山丘陵

先日ご覧頂いた綿状のもの
251031101200582 ガマm.JPG
何だかご想像がつきましたでしょうか?
良く目にされている方には簡単だったでしょう。

ガマ 蒲 ガマ科 2024.08.05
DSC_1857 (002) ガマml.jpg

2021.11.29
mDSC_1860 (002) ガマの穂m.jpg
茶色いソーセージのような穂になっている部分が雌花の集まり、その上で少し崩れかけているもやっとした部分が雄花の集まりでした。雄花は黄色い花粉を出し終えて枯れ落ちてゆきます。

この黄色い花粉は「蒲黄」という止血の薬効がある漢方薬で、あの因幡の白兎の赤裸をも癒やしたということです。

私は寧ろ赤裸になった「因幡の白兎」が白くてふわふわの蒲の冠毛に包まれたイメージだったのですが、ちゃんと薬効もある花粉で手当をしたというのが本来なのですから、おとぎ話のような神話の中にも真実が隠れているという良い一例ですね。

PB294732 ガマm.JPG
熟した果実は風や衝撃で崩れてると、

ガマPB294739.JPG
小さな果実には綿のような冠毛があり、

PB294735 ガマm.JPG
ほぐれると、

PB294733 ガマm.JPG

PB294740 ガマm.JPG

PB294739 ガマm.JPG
風に乗って飛んで行きます。

PB294743 ガマml.JPG
水辺に落ちれば果実の中から種子が排出され水底に沈んで発芽します。

冒頭の写真は、穂が残ったまま刈り倒され、雨に打たれて果実部分が落ち、冠毛も縮れて固まった状態。雨に洗われた冠毛は艶が出て、まるで絹のようでした。

しかし、これが風に乗って洗濯物に纏わり付くので宅地では嫌われ者とのこと。それで飛び出す前に刈られたのでしょう。

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2025年10月29日

これ、何か分かりますか?

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2025.10 狭山丘陵

元は田んぼだった所です。稲作を止められてから数年経ち何やら色々生えて来て、私にはとても面白い場所です。

稲の代わりに一面に生えていた植物が刈り取られた後の様子ですが、この綿の塊のような物が何か分かりますか?

251031101144900 ガマml.JPG

251031101200582 ガマm.JPG

こんな風になった様子は私も初めて見たので、最初にこれを見ていたら分からなかったかもしれません。

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ラベル:イネ科
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2025年10月18日

ゴキヅル に会えた!

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ずっとずっと
「実物を見てみたい!」
と思っていた ゴキヅル に、遂に出会えました。
それもなんと、思いがけず2箇所で! 
ご縁がある時には続くのですよね〜♪

お化け提灯がパカッと割れたような姿の実を図鑑や図絵で見て、この奇妙で神秘的な植物に子供の頃から憧れていたのです。

ゴキヅル 御器蔓/合器蔓 ウリ科
2025.10.02 石神井公園
PA024407 ゴキヅルm.JPG
写真の様に湿地に生えるアシ(ヨシ)、オギ、マコモなどに絡まって生育することが多いので、葦原が一斉に刈られると姿を消してしまいます。

手の届かない柵の中、他の植物が茂る中、小さな植物にピントを合せるのは難しい・・・あ、左下の方に未だ花が残った小さな実がぶら下がっていますね。

PA024408 ゴキヅルm.JPG
細長目で基部が左右に張り出した変形ハート型の葉、蔓と巻きひげ、細い花弁の白い花、中央やや下に若い実が見えます。

果実の部拡大拡大
PA024408 ゴキヅルs.JPG

いつかもっと近くで見たいなぁ・・・と思っていたら、なんと6日後にチャンスはやって来ました。

ゴキヅル 2025.10.08 渡良瀬遊水池
PA084583 ゴキヅルml.JPG
蔓性の茎には稜が有り、下向きの毛で絡み、
葉腋から巻きひげを伸ばしてしっかり依り代を掴む。
カラスウリの花を小さくしてレースを無くしたような
白い西洋星型に似た花。
花序の上部に雄花、下部に雌花が着く。
花裂片と萼片の色・長さが同じなので花弁が10枚に見える。
縦2cm程の楕円球の蓋果(がいか)の
上半分(基部・下部)にはボツボツの突起があり
下半分(先部・上部)はスベスベで先が尖る。
これがパカッと上下に割れ、
中には種子が向かい合わせに2つ並ぶ。

この果実が、やんごとなき方々が使われる蓋付きの御器に似ているので「御器蔓」の名を貰っています。

図鑑に依っては「合器蔓」とも書かれていますが、「合器」という言葉は見慣れないし何か品がないというか見たままの漢字で味気なく感じます。

そして、皆さんも薄々感じておられるように、あのGの語源も「御器」に通じています。但しこちらの「御器」は、中世以降の用例で修行僧が携帯している食事用の器の意味と思われます。 

修行僧の旅枕、食後は湯で漱ぎ香の物などで拭っただけの御器(多少残臭が・・・?)にかぶりつくことから「ごきかぶり」→「ゴキブリ」となったのでしょう。

あの子も家の中にさえ入ってこなければ、これほど嫌われないものを・・・古代より生き長らえてきた知恵の賜物でしょうけれど。

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2025年07月28日

誰袖草 タガソデソウ

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昨日のNHK大河ドラマ「べらぼう」、誰袖花魁と田沼意次の嫡男 田沼意知(花雲助)の悲恋が描かれました。

 西行の和歌

  願わくば花の下にて春死なん その如月の望月の頃 

 それを踏まえて雲助が扇子にしたため花魁に贈った歌は、

  西行は花の下にて死なんとか 雲助袖の下にて死にたし

技巧もなく実に直球勝負、それだけに花魁の心を射貫いたことでしょう。それまで手を触れずに居た花魁の膝枕を借り、そこから仰いだ誰袖の顔が「満月のようだ」と言っていた意知。その時が、正に人生の頂点(望月)だったのかのようで・・・合掌

 田沼家追い落としの謀略に巻き込まれ、友情をも感じていた意知に裏切られたと思い込み「覚えがあろう」と三度も悲痛な声で問いただし斬りかかった政事も哀れでした。切腹、お家は改易となりながらも世直し大明神と祀り上げられる時勢の不思議さ。栃木の佐野も田沼も、私にとっては縁のある所ですので、複雑な気持です。

 さて、そんな切ない話を観ていて、今年初めて出会ったこの花を思い出しました。

タガソデソウ 誰袖草 ナデシコ科ミミナグサ属
2025.05.29 清里
P5292144 タガソデソウm.JPG

 この名前の由来を、牧野富太郎先生は、古今和歌集の

 色よりも香こそあはれと思ほゆれ 誰が袖ふれし宿の梅ぞも
                     (詠人知らず)

に因んだものと書かれています。和歌の心を読み解くとすれば、

 梅の花は、その色・形よりも香りこそが心に沁み趣がある。
 宿に咲く梅に触れた誰かの袖に移って香るのであろうか・・・

 このタガソデソウも、白く小さな目立たない花よりも香りに惹かれると言う所なのかもしれませんが、残念ながら、またしても香りを確かめていませんでした。次はいつ会えることやら。花は虫たちの気持になって、香りも要確認!

 また、私には、白い花が振り袖にも、また、匂い袋の別名「誰袖」にも似ているように思えます。

 この白い花こそが私の目に留まってみつけることが出来、香りには気づかなかったのですから、香りの方が勝るとは言えないのではないかなぁ?

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2025年06月14日

北山公園 ハナショウブ(5)

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(編集中・・・)

2025.06.08 北山公園

乙女
P6082424 北山公園 ハナショウブ 乙女?m.JPG
三英 伊勢古花 冴えたピンクの花の元となった品種
P6082423 北山公園 ハナショウブ 乙女m.JPG

桜狩
P6082420 北山公園 ハナショウブ 桜狩?m.JPG
三英 伊勢古花 ピンクに白絞り、白覆輪

美吉野(みよしの)
P6082421 北山公園 ハナショウ ブ美吉野m.JPG
三英 伊勢古花 上品な花形の桜色 花期が長い人気品種
P6082422 北山公園 ハナショウ ブ美吉野m.JPG

伊勢舞子
P6082418北山公園 ハナショウ ブ 伊勢舞子m.JPG

P6082419北山公園 ハナショウ ブ 伊勢舞子m.JPG

朝日空
P6082425 北山公園 ハナショウブ 朝日空ml.JPG


繁殖力が強く駆除対象にもなっている外来種の黄ハナショウブですが、園芸種の親となり沢山の品種が生まれています。黄色は紫系の補色となり、好き嫌いは別として景観としては鮮やかになりますね。

月夜野
P6082426 北山公園 ハナショウ ブ 月夜野m.JPG

堺の黄金(さかいのおうごん)
P6082427 堺の黄金m.JPG
大河ドラマ「黄金の日々」を思い出しました。

みちのく黄金(みちのくこがね)
P6082428 みちのく黄金m.JPG
こちらは見た目も名前も控えめでオウゴンではなくコガネ

この日、最後に目に留まったハナショウブは・・・

恋浅葱
P6082455 北山公園 ハナショウブ 恋浅葱m.JPG
藍染をされたことがある方はご存じの通り、最初、緑色に染まった布が空気に触れる(酸化する)と藍色に変化します。また、濃い藍色に染めるには、何度も染めを繰り返さねばなりません。最初の頃のやや緑を帯びた薄水色が浅葱色ですので、この花は濃浅葱ではなく恋浅葱な訳ですね。

(おわり)

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2025年06月13日

北山公園 ハナショウブ(4)

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(編集中・・・)

2025.06.08 北山公園

赤とんぼ
P6082399北山公園 ハナショウブ 赤とんぼm.JPG

麗人
P6082400北山公園 ハナショウブ 麗人m.JPG

長井蛇目傘
P6082402北山公園 ハナショウブ 長井蛇目傘m.JPG
長井系

トントン花
P6056720 花菖蒲 トントン花m.JPG
長井系

雪衣
P6082404北山公園 ハナショウブ 雪衣m.JPG

三渕の流れ
P6082405北山公園 ハナショウブ 三河の流れm.JPG

野川の鷺
P6082406北山公園 ハナショウブ 野川の鷺m.JPG

鷹の爪
P6082407北山公園 ハナショウブ タカノツメm.JPG

?の辺
P6082408北山公園 ハナショウブ 野川の辺?m.JPG

北山乙女
P6082409北山公園 ハナショウブ 北山乙女m.JPG
ここ北山公園で作出された品種です。

仙女の洞
P6082410北山公園 ハナショウブ 仙女の洞m.JPG

出羽の里
P6082411北山公園 ハナショウブ 出羽の里m.JPG

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2025年06月12日

北山公園 ハナショウブ(3)

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花菖蒲、去年目覚めて勉強中です。写真とメモを照らし合わせて掲載していますが、誤りがあるかもしれません。お詳しい方のお目にとまりましたら、ご教示頂けると大変助かります。

2025.06.08 北山公園

清少納言
P6082384 北山公園 ハナショウブ 清少納言m.JPG
昨年の大河ドラマを思い出します。原種が紫色の花菖蒲なのに紫式部がいないのが不思議。紫式部の紫は、藤式部の名の通り藤色なのでしょうね。

かぐや姫
P6082385北山公園 ハナショウブ かぐや姫m.JPG

P6082386北山公園 ハナショウブ かぐや姫m .JPG

遠雷
P6082387北山公園 ハナショウブ 遠雷m.JPG

P6082388北山公園 ハナショウブ 遠雷m.JPG

夢の羽衣
P6082389北山公園 ハナショウブ 夢の羽衣m.JPG

銀沙灘
P6082390北山公園 ハナショウブ 銀沙灘ml.JPG

桜獅子
P6082391北山公園 ハナショウブ 桜獅子m.JPG

夜明前
P6082394北山公園 ハナショウブ 夜明前m.JPG

P6082395北山公園 ハナショウブ 夜明前m.JPG

目覚
P6082392北山公園 ハナショウブ めざめm.JPG

P6082393北山公園 ハナショウブ めざめm.JPG

追風
P6082396北山公園 ハナショウブ 追風ml.JPG

P6082397北山公園 ハナショウブ 追い風m.JPG

旭道? (メモの文字読めず)
P6082398北山公園 ハナショウブ 旭道?m.JPG

ここまで撮影順にメモって来ましたが段々と手許が怪しくなって、自分で書いた文字が読めないものが・・・

(つづく)

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2025年06月11日

北山公園 ハナショウブ(2)

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2025.06.08 北山公園

花菖蒲、去年目覚めて勉強中です。写真とメモを照らし合わせて掲載していますが、誤りがあるかもしれません。お詳しい方のお目にとまりましたら、ご教示頂けると大変助かります。

冨士川
P6082372 北山公園 ハナショウブ 冨士川m.JPG

青水
P6082374 北山公園 ハナショウブ 青水m.JPG

P6082375 北山公園 ハナショウブ 青水?m.JPG

翠映
P6082376 北山公園 ハナショウブ 翠映m.JPG

P6082377 北山公園 ハナショウブ 翠映m.JPG

雪嵐
P6082378 北山公園 ハナショウブ 雪嵐m.JPG
去年ガイドの方に教わり名前と共に印象的だった品種。
雌しべ片の先が切れ込んだ「蜘蛛手」が特徴。

爪紅の桜
P6082379 北山公園 ハナショウブ 爪紅の桜m.JPG

P6082380 北山公園 ハナショウブ 爪紅の桜m.JPG

宿の桜
P6082381 北山公園 ハナショウブ 宿の桜m.JPG

昇仙峡
P6082382 北山公園 ハナショウブ 昇仙峡m.JPG

P6082383 北山公園 ハナショウブ 昇仙峡m.JPG

品種名不明
P6082373 北山公園 ハナショウブ ?m.JPG

(つづく)

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2025年06月10日

北山公園 ハナショウブ(1)

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2025.06.08 北山公園

 東御苑で花菖蒲を観察してきた勢いで、今年も「北山公園 菖蒲まつり」に行って来ました。昨年から勉強し始めたハナショウブ、野生のノハナショウブの多様性から生み出されてきた交配種の歴史に思いを馳せ、未だ未だ道は遠いですが、少しずつ味わい楽しんでいきたいです。

 花菖蒲、去年目覚めて勉強中です。写真とメモを照らし合わせて掲載していますが、誤りがあるかもしれません。お詳しい方のお目にとまりましたら、ご教示頂けると大変助かります。

深窓佳人
P6082368 北山公園 深窓佳人m.JPG
三英 江戸古花 藤水色の鉾 ごく薄藤水色花弁垂れ咲き
花木くらぶメンバー全員一致で、正に深窓佳人のIさんのイメージと、うっとりする花

千姫
P6082366 北山公園 千姫m.JPG
三英 肥後系 濃い桃赤色、大芯整形
艶やかな花色・姿、私の思う花菖蒲とは異次元の世界に変化

一迫(いちはざま)
P6082367 北山公園 一迫m.JPG
三英 長井古種 白色
宮城県「一迫」という地で栽培されていた長井古種の中から発見された原種に近い品種 千姫さまと比べると素朴な美しさ

越後獅子
P6082358 北山公園 越後獅子m.JPG
六英 肥後系

谷間の光
P6082369 北山公園 谷間の光m.JPG

蘇峰
P6082370 北山公園 ハナショウブ 蘇峰m.JPG

品種名不明
P6082371 北山公園 ハナショウブ ピンクm.JPG

P6082357 北山公園 ?m.JPG

P6082359 北山公園 ?m.JPG

P6082360 北山公園 ?m.JPG

(つづく)

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2025年06月05日

皇居 東御苑 ハナショウブ(2)

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(編集中・・・)

2025.06.04 皇居 東御苑 花木くらぶ

日の出鶴
P6042266 東御苑 ハナショウブ 日の出鶴m.JPG

十二単
P6042267 東御苑 ハナショウブ 十二単m.JPG

猿踊
P6042268 東御苑 ハナショウブ 猿踊m.JPG

P6042269 東御苑 ハナショウブ ?m.JPG

藤娘
P6042270 東御苑 ハナショウブ 藤娘m.JPG

沖津白波
P6042271  東御苑 ハナショウブ 沖津白波m.JPG

古希の色
P6042273  東御苑 ハナショウブ 古希の色m.JPG

大江戸
P6042272  東御苑 ハナショウブ 大江戸m.JPG

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2025年06月04日

皇居 東御苑 ハナショウブ(1)

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2025.06.04 皇居 東御苑 花木くらぶ

6月の花木くらぶ観察会で、皇居東御苑に行って参りました。先ずは盛りのハナショウブ! こちらは二の丸庭園の中、風景の一部として植栽されているのが、他のハナショウブ園とは趣が異なる点です。また、全ての下部に名札がつけられているおり、株はが少なめですが細部まで手入れが行き届いています。

P6042263  東御苑 ハナショウブ と庭m.JPG

五節の舞(ごせちのまい) 浪乗舟(なみのりぶね)
P6042255 東御苑 ハナショウブ 五節の舞 浪乗舟m.JPG
五節の舞:江戸古花 六英 薄青紫地に紫の脈 芯紫 平咲 中輪
波乗舟:江戸古花 山英 薄藤水色に白い線 中輪

五月晴(さつきばれ)
P6042257 東御苑 ハナショウブ 五月晴m.JPG
江戸古花 六英 白地に底薄紅ぼかし 紅の極細脈 中輪

鏡台山(きょうだいさん) 下2枚とも
P6042262 東御苑 ハナショウブ 鏡台山m.JPG
江戸古花 六英 薄青藤紫の砂子地に白筋 中輪
P6042258 東御苑 ハナショウブ 鏡台山m.JPG
鏡台山とは歌川広重が「更科田毎月鏡台山(さらしな たごとのつき きょうだいさん)」で描いた山で、月を鏡、山を鏡を載せる台と見立てた命名とのこと。なるほど、月が灯ったような花に見えて来ます。見たまま「田毎の月」と言わずに「鏡台山」としたところがなかなか・・・。現代人には難しいですが、当時の人々には常識だったのでしょうか。

湖水の色(こすいのいろ)
P6042260  東御苑 ハナショウブ 湖水野色m.JPG
江戸古花 六英 白地に極薄水色ぼかし 段々白く褪色

熊奮迅(くまふんじん)
P6042264東御苑 ハナショウブ 熊奮迅m.JPG
江戸古花 六英〜半八重 濃ビロード紫 時に半八重化
随分荒々しい名前ですが、由来は不明。熊の毛並みのような色合いと、乱れがちな花型からでしょうか。 花菖蒲の名前の由来が気になって仕方ない。

錦の褥(にしきのしとね)
P6042265東御苑 ハナショウブ 錦の褥m.JPG
江戸古花 三英 薄い藤色地に白色の筋( 吹っ掛け絞り)
これまた何だか艶っぽい名前・・・と思う私が考えすぎ?「褥」という言葉も使わなくなりましたね。

(つづく)

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2025年06月03日

笹の実を食べたことありますか?

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 先日、「ハチク、120年に一度の開花」について書きましたところ、ブログ友の瓜亀仙人さんより、開高健著「パニック」の紹介を頂きました。

 120年ぶりに実った笹の実を食べて異常繁殖したネズミが村を襲い農作物から人的被害まで広がりパニック状態に・・・以前よりそのことを危惧していた若手職員の言葉は無視され、行政の対応は後手後手となり・・・という実話に基づいた小説とのこと。

 このお話を伺って調べてみると、竹は竹原一帯殆ど同根なので自家不和合(自分の花粉では結実しずらい)により結実率が極めて低いのですが、笹は救荒植物として利用されたほど生り年には沢山実り、利用されてきた歴史があるようです。

 読んだ範囲では、笹の実は「栄養価が高い」という記述は共通していましたが、味は「アクが強くて不味い」「食べられないことはない」「何とも言えず美味しい」などと評価はまちまちでした。

 飢饉の時には、お腹が空いていて美味しく感じたのか、まずくても味より栄養でその恵みを頂いていたのでしょうか。

 もし、笹の実を本当に味わったことがある方、その話を聞いたことがある方がいらしたら、是非、ご教示頂けると幸いです。

 自分でも経験がありそうな古老に伺ってみますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

 検索した中で一番詳しかった記事は、
 笹の実を味わう!笹の実の歴史や食べ紹介紹介
 *本サイトは、一般財団法人 蓼科笹類植物園からご提供いただいた情報をもとにコンテンツを制作しています。

 蓼科笹類植物園HPには、その辺りの情報は掲載されていませんでしたが、また見学に行ってみたい場所が増えました。

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ラベル: ササ タケ
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2025年05月11日

秋ヶ瀬公園 ふわり「柳絮」舞う(更新)

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2025.05.11「子ども自然観察会」埼玉県の秋ヶ瀬公園

中国(華北)では春の風物詩と言われるヤナギの綿毛つき種子「柳絮(りゅうじょ)」。上高地でケショウヤナギ?の柳絮が飛ぶのは見たことがありますが、これほど多くの柳絮がまさに雪のように後から後から舞い降り積る様子は初めて見ました。

<追記>
 秋ヶ瀬公園には、シダレヤナギとマルバヤナギが見られるそうですが、この日に飛んでいた柳絮がどの柳のものだったかは、確認できませんでした。ただ、池の傍には大きなシダレヤナギがありました。

日本に植えられているシダレヤナギ(中国、揚子江流域原産、日本へ奈良時代には渡来)は殆ど雄株なので町中で柳絮は、まず見られないそうです。確かにこれが町中で降り積もったら相当厄介ですよね。イチョウの街路樹に雌株が混じっていると銀杏が踏み潰されて・・・と同じ理由でしょう。

ふわふわと舞い池の水面に積もった柳絮
P5111929 秋ヶ瀬公園 柳絮m.JPG

道も淡雪のように覆われて
P5111937 秋ヶ瀬公園 柳絮m.JPG

近づいて見ると、これが正体
P5111954 秋ヶ瀬公園 柳絮m.JPG

沢山の綿毛つき種子が絡み合っています
P5111938 秋ヶ瀬公園 柳絮m.JPG

P5111951 秋ヶ瀬公園 柳絮m.JPG

P5111955 秋ヶ瀬公園 柳絮m.JPG

聳えるヤナギの梢から、ひたすら静かに舞い降り積もっていきます・・・
P5111946 柳絮の浮いた池.JPG

これほど大量の種子が飛んでいる割りには、ヤナギの幼樹を見かけませんでした。気づかなかっただけなのか、種子がシイナなのか? 次に訪れる時には、その辺りもよく観察してみたいです。

<追記>
因みに「絮」の幹事「糸の如し」と書くように、「綿毛」の意味があるそうです。

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